DELTA Strange Zone

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2002.11.01
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ジャガー・レーシングが、アントニオ・ピッツォニアとマーク・ウエーバーを来季のドライバーとして発表した。

 来季のジャガーは、36歳のエディー・アーバインと31歳のペドロ・デ・ラ・ロサに代わり、22歳のピッツォニアと26歳のウエーバーがステアリングを握ることになった。これでジャガーは、スチュワート・レーシングを引き継いで以来、一貫してとってきたベテランドライバー採用の方針を方向転換することになった。
 ジャガーCEO兼チーム代表のニキ・ラウダは次のように語った。「アントニオとマークという2人のドライバーと新たにF1でエキサイティングなパートナーシップを結ぶことができ、とても喜んでいる」
「“ジャングルボーイ”ことアントニオは、将来F1の救世主ともなるはずの、才能あふれる若きレーサーだ。私たちは、彼のスピードとレース本能に魅了された。今のF1界の秩序を大きく揺さぶる力を持っていることは疑いない。一方、マークはこれまでF1で十分な経験を積んできた。ジャガーへの加入は、彼が才能をきっちりと示すことができるチャンスだ。私たちは、まったく異なる才能を持つ2人のドライバーを迎え入れることになった。彼らの才能をフルに引き出すよう全力で努めたい」
「ジャガーではチームオーダーを発令することはない。たとえあったとしても、彼らならレーストラックに飛び出していって、他のドライバーとはもちろん、お互いにバトルを繰り広げるだろう。2人はとても威勢のいいドライバーだ。アントニオとマークを見る限り、来季はとてもコンペティティブな戦いが展開できるものと自信を持っている」
 ラウダは、ジャガーの発展と成長に大きく貢献したアーバインに対しても、労をねぎらうコメントを述べた。「ここ3シーズンの間、エディーが取り組んでくれたハードワークとチームへの貢献には感謝してもしきれない。エディーはチーム創立の日から私たちといっしょに戦ってきた。耐えなければならない苦しい時期もあったが、彼はそれにもめげずに集中してよく頑張ってくれた。彼の経験、スピード、レース技術は、他のお手本となるものだ。今回、彼を放出することになったが、これをもって彼がコンペティティブなレーサーではないということを言っているわけでは決してない」
 一方、2001年4月に開催されたスペインGPからジャガーのステアリングを握り続けてきたデ・ラ・ロサは、契約を1年残してチームから去ることになった。
「ペドロは、不幸にしてプログラム面の一部で上手くかみ合わなかったことがあった。彼にとってもチームにとっても上手くいかない1年だった」とラウダ。「確かに、不運なことではあった。しかし、それがF1というものだ。私たちは、来季から心機一転、新たなアプローチを採用したいと考えていた。これであらゆるビジネスレベルに渡って、私たちの戦略に前進ギアがしっかりと入った」
 ジャガーは今年、来季ドライバーの発掘を兼ねてテストを行ってきたが、ウエーバーとピッツォニアもこのテストに参加した。当時、ウエーバーはKLミナルディ・アジアティックチームのドライバーとしてF1に参戦中で、一方のピッツォニアは国際F3000で戦っていた。ウエーバーの移籍によって、今も彼のオプション権を握っているミナルディが来季、コスワースのパワープラントを比較的簡単に入手できることになったかどうかについては、今のところ判然としない。



 いよいよ動き出したストーブリーグ!どうなる佐藤琢磨、どうなるアーバイン?デ・ラ・ロサは引退?





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Last updated  2002.11.04 03:31:05
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