DELTA　Strange　Zone

< 新しい記事

新着記事一覧(全1568件)

過去の記事 >

2003.07.16

オールスター第２戦　五十嵐亮太　最速１５７㎞

テーマ：プロ野球オールスターゲーム(19)

カテゴリ：カテゴリ機能開始以前

　【オールスター戦、全パ３－５全セ、第２戦、全セ１勝１分、１６日、千葉】千葉マリンのスタンドが、どよめきとため息で揺れた。八回一死無走者。カウント１－１からの３球目。渾身の直球を西武・カブレラに弾き返され、打球は股間を抜けてセンターへ。それでも電光掲示板に記された『１５７』の数字に、ヤクルト・五十嵐亮はすがすがしい笑顔を浮かべた。

　「１５７キロ？　過去１回しか投げてないし、こんな舞台で投げられて自分でも驚きでした」

　晴れ舞台で歴史に名を刻んだ。９日巨人戦（神宮）でもマークし自己最速タイとなった１５７キロは球宴史上最速記録。しかも八回からリリーフして対戦したローズ、カブレラ、三輪、和田一ら全パのクリーンアップ相手に全球１５０キロ超えのストレートで敢然と勝負。１１球で全パ打線を無得点に仕留めた。

　「レベルが相当高くて真っすぐに強いバッターが多い中、直球で抑えられてよかったです」

　心身ともに充実の球宴となった。この日の全セの先発マウンドの阪神・伊良部。あこがれの男の投球を堪能した。五十嵐は昨季から右の軸足のキックで体を推進させるヤンキースのロジャー・クレメンスのフォームを習得中だが、このフォームの先駆者が何を隠そう伊良部だったからだ。

　「伊良部サンに話を聞きたかったけど怖くて、エヘヘ。見てるだけで勉強になりました。スピードだけじゃなく制球もいいしフォークも落ちてた。キレイなフォームで参考になりました」

　球宴という大舞台で手応えをつかんだ。夢の１６０キロ－。五十嵐亮が日本では前人未到の領域に踏み込む。

＞さすが五十嵐投手。みていてスゴク気持ちのいいピッチングでした。
　これからも160キロ目指して投げてください。五十嵐投手ならやれる気がする。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう