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2003.07.22

ジャガー、ドイツＧＰよりウィルソン起用。ミナルディはキエーサ

テーマ： 2003年のＦ１グランプリについて(167)

カテゴリ：カテゴリ機能開始以前

　ジャガー・レーシングは２１日、アントニオ・ピッツォニアに代え、ジャスティン・ウイルソンを起用することを発表した。ドライバー交代は、シーズン終了を待たずして、次戦ドイツＧＰより行われる。

　ジャガーによるリリースは以下のとおり。
「ジャガー・レーシングとしては大変遺憾であるが、アントニオ・ピッツォニアは、チームに加入して１１レースがたつものの、自分の力を発揮することができなかった。従って、ジャガー・レーシングは、アントニオが現段階でフルタイム・レースドライバーとしてレースを続けることは、彼にとってもチームにとっても得策ではないという結論に達した」
「しかし、アントニオの進歩に手を貸すため、ジャガー・レーシングは彼に対しリザーブ＆テストドライバーとしてチームにとどまるようオファーした」
「ミナルディＦ１とは、ジャスティン・ウイルソンが２００３シーズンの残りをジャガー・レーシングで過ごすことで合意に達している。契約は２００３シーズンいっぱいについてのものであり、その後の複数年のオプションも含まれている」
　ジャガーのマネージング・ディレクター、デイビッド・ピッチフォースは、次のようにコメントした。「２００３シーズンの残り、ジャスティンをチームに迎え入れることができたことは喜ばしい。チャンスが多く訪れることになるだろう。我々はジャガーＲ４というコンペティティブなマシンを手にしており、このマシンでマーク・ウエーバーはここまでで１２ポイントを獲得し、チームはコンストラクターズ選手権で６位に位置している。あと５戦残っているが、２台のマシンで我々の力を最大限に発揮していかなければならない」
　シーズン序盤に低迷したピッツォニアは、解雇の噂が出ていたものの、一度は信任を得て残留安泰となったかに見えた。ところが、英サン紙が報道するところでは、弁護士らは再びピッツォニアの契約書を洗い直し、チームが彼を放出できる抜け穴がないか調べており、もし抜け穴を見つけられなければ、ジャガー・レーシングは、大枚をはたいてピッツォニアを解雇しウイルソンを迎える決断を下す可能性もあると言われていた。
　長身のウイルソンは開幕前は多くのチームのリストには載らない存在だったが、ミナルディでの活躍がライバルチームの目を引き、中でもジャガーは最も熱心だった。
「彼は確かにジャガーに移れるし、マーク・ウエーバーの完ぺきなパートナーになれるだろう」と、才能発掘の名手であるミナルディ監督のポール・ストッダートは、契約前から語っていた。「ジャスティンはルーキー・オブ・ザ・イヤーだし、彼の出世は私も嬉しい」

　キエーサはデン・ブラ・アビスよりＦ３０００シリーズに参戦していたが、チームがシリーズから撤退したために、シルバーストンのレースではスーパー・ノバから出場していたものの、今後の見通しが不透明な状態だった。
　ヨーロピアン・ミナルディ・チームは、ウイルソンが次戦からジャガー・レーシングに移籍し、代わりにキエーサを起用すると発表した。
　キエーサはデンマーク・コペンハーゲン出身の２５歳。カートのデンマーク選手権、ヨーロッパ選手権、世界選手権に出場後、フォーミュラ・フォード、そしてイギリスＦ３、ドイツＦ３へとステップアップ、ＦＩＡ　Ｆ３０００に参戦していた。今年はモナコで優勝も挙げており、ランキング５位だった。
　ミナルディのボス、ポール・ストッダートは次のようにコメントしている。「ニコラスをチームに迎えることができてうれしい。彼はレースにおいて、信頼に足る立派な成績を残しているし、ヨーロピアン・ミナルディ・コスワースの全員が、彼と共に働くのを楽しみにしている」
　ストッダートの若い才能の発掘には定評があり、これまでにフェルナンド・アロンソ、マーク・ウエーバー、そして現在のウイルソンらを見出している。
　デンマーク人Ｆ１ドライバーが誕生するのは、ヤン・マグヌッセン以来初めてのこと。マグヌッセンはスチュワートで大した成績を残せずに終わり、その後スポーツカーに移って成功を収めた。

＞あーあ、やっぱり「アマゾンへ帰れ」とか実況されてたのが現実になってしまったのね。確かに成績残せてなかったけど。テストドライバー降格か。
それよりキエーサって誰？何者？デンマーク人か。確かにマグネッセンってパッとしなかったよね。途中でフェルスタッペンに換えられてたし。確かＣＡＲＴでもあんまりだった気がする。ル・マンでは良かったのかな？
まー、ミナルディのやることなんでmoneyが絡んでることは確かでしょう。

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