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November 27, 2005
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カテゴリ: 赤ちゃんの国
うちのパパは只今2回目の育児休暇中である。


さて、パパが育休とってくれると聞いて、奥さん、あなたは何を期待しますか?もちろん、「育休」ですから、まずは子育て全般ですよね。それから昼間うちにいるんだからある程度の家事も。ところが長男の育休に入る前、うちの旦那は私の期待を大きく裏切る発言をした。

  「やったー!!会社休める~!!」

…なんか嫌な予感がした。そもそも子供が生まれてすぐこんなことをいった奴だった。

  「泣いてばっかり。全然遊べないじゃない。」

…あのなー。新生児と一緒にサッカーでもしようと思ってたんかい。新生児はおっぱい飲んでウンチして、抱っこして泣いてちょっと寝る、という生き物なんだよ。わかってなかったんだね。そして、私の失望感に畳み掛けるようにこんなことを。

  「僕、おむつ変えたくない。うんちなんか絶対やだ!」

産後ホルモン急降下で、感情めちゃめちゃ大波嵐の私はここで、プッツン切れた。


  「…(あ、そうか。しまった、と気づいた様子)。OK,じゃ、育休始まるまではママがやって。僕は育休入ってから変えるから。」
  「いきなり、できるわけ無いでしょ。今から練習しないと。じゃなきゃ、育休とってもらわなくてもいいよ。」
  「…わかった、がんばる。」

そのあと、家に帰っても毎日夜泣いて起きるたび、大きなため息をついて「んもーーー!!眠れん!うるさい!」といって、毎夜できるだけそうっと授乳している私の横で耳栓をぐりぐり耳に突っ込んで、不満たらたら。眠れないのは私なんだよ!!なんちゅう父親じゃ!と、この他にもたくさん信じられない発言や行動と色々なことが続き、正直私は怒りに怒っていた。思い切って離婚しようかとまで考えた。アメリカ人ならきっと奥さんと赤ちゃんに協力的でやさしくて、幸せな家族生活が待っているんだ、と勝手な想像をしていた私も悪かったかもしれない。期待が大きすぎたかも。

とにかく、彼の育休とは、「会社休める = 大好きなテニスが一日にいつでも何回でもできる & たくさん昼寝もできる & 本も読める & 趣味のロボット作りもできる」
というもので、まことにアホな奴としか言いようがない。そこでまた私はお灸を据えた。

  「あのね、育休するんだったら、子育てだけやってもらえばいいってもんじゃないんだよ。ウンチがもれたら、それが洋服に染み付かないように即座に洗濯、もちろん他の家事だってやってもらうよ。掃除も料理も!私はお皿洗いくらいはやってあげるから。週末に洗濯がぶつかったらもちろんやるし。」
  「ええー!!?そんなにたくさん?それじゃテニスしたり自分のことする時間ないじゃない」
  「あ、それからね、テニスなんてできるわけないからね。」
  「どうして?」
  「赤ちゃんが泣いてそれどころじゃないもん」

ま、そのうちきっと思い知ることでしょう、とそれ以上は雰囲気悪くなるので、言わなかった。

結果、彼は本当に赤ちゃんって手のかかるもので、全く自分の時間はとれないと、よーくわかってくれた。でも、すぐにわかったわけじゃない。だんだんと色々試して学んでいったようだ。一回はテニスにも連れて行った(←あほ!!)。でも、すぐに泣き始めて中止。それ以来、私のお休みになる週末の朝だけするようになった。以前は週に3回テニス三昧していた彼。それでも、少ないと不平もらしていたほどなのに、週一になって、しかも、私だってせっかくの週末自分の時間(といったって、私がスーパーにいったりするの時間)がほしいから、その間赤ちゃんを見ててもらうとぶーぶーと不満たらたら。本当に赤ちゃんが生まれてから、彼の成長しきれていない面がクローズアップされて、すごーく、すごーくがっくりして、悲しかった。

どうして?これって彼だから?男の人だから?それとも、アメリカ人だから?

いつもこの壁にぶつかる。せっかく赤ちゃんとの楽しい生活が始まると思ってたのに…。しかし、育休3ヶ月めに入ったころには彼もだいぶ落ち着き、オムツ換えも慣れて手際よくなったし、泣いても色々対処でき、家事もちゃんとこなせるようになった。赤ちゃんとお出かけのときは何をかばんにいれていけばいいかもサッと考えることができるし、昼間ベイビービヨルンに赤ちゃんを入れて父子で森にハイキングに行ったりもして、余裕が出てきた。私たちもお互いそんなに怒らなくなったし、やっと育児も楽しくなってきた。

でも、その域に達するまでお互いたくさんの山や谷を越えてきた。私も彼もとても学んで成長したと思う。今じゃ、あまり少々のことではけんかもしなくなったし(する時間もない?)、週末の予定もいつも子供一番に考えるようになった。



  「子供は、自分がいかに忍耐のない人間だったか気づかせてくれるものだ。」

誠にその通り。

というわけで、パパの育休 第一弾は、大人の成長が主だった。でも、非常に有意義なものだった。父子にとっても夫婦にとってもかけがえの無い、本当に貴重な経験でした、ハイ。

パパの育休2(掲載日未定。気長にお待ちください。)に続く!





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最終更新日  November 27, 2005 01:11:09 PM
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