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2019.12.29
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カテゴリ: 飯島多紀哉
今回は新堂誠役の​ 松風雅也 ​さんのお話です。

今回のドラマCDのキャストの方々はその誰もがとても収録を楽しみにしていたのですが、一番ドキドキしたのは松風さんです!!
何といってもゲーム制作を基本の生業としていた僕にとって、『シェンムー』はさすがに遊びましたからねえ。
さらにアニメ版『地獄少女』は見ていましたから。
そして息子ちゃんが子供のころメガレンジャー見ていましたし。
色々な意味でドキドキなのでした。

さて、新堂誠の声を松風雅也さんが担当するという情報を発表した途端、本当に反響がありました。
やはりゲームとして生まれた『学校であった怖い話』。
同世代の『シェンムー』に対する思い入れのある方も多かったようです。
なので、僕のもとにも知人からいくつもの連絡がありました。
その中に「新堂誠の声はもっと野太くて怖い感じかと思った」というものがありました。
皆さんは、どう思いますか?
新堂誠の声は松風雅也さんのイメージでぴったりでしたか?

僕は、まさに思い描いていたイメージどおりでした。
新堂誠は、実はとっても可愛いのです。
お茶目なのです。
ボクシング部だとかヤンチャだとかガラが悪いとかヤンキーだとか言われている一面もありますが、パフェとたこ焼きが大好きな愛すべき人物なのです。
辛いのが苦手な新堂誠は、甘党なのです。
そして、すぐに人を裏切る。
仲間を大事にするような義理と人情に篤い一面があるにも関わらず、簡単に友達を差し出す。
まあ、親分肌を持ちながらチンピラの一面も見え隠れする。
そんな人間性豊かな愛すべき人物なのです。
だから、人懐っこくて善悪の両面を表現できる声の雰囲気は、僕にとって野太くてどすの利いた声ではないんです。
まさに松風雅也さんの声がイメージにぴったりでした。

そんな松風さんのドラマ収録前に、周りから『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』だけは観ておいた方がいいと言われました。
正直言いますがガンダムはファーストしか見ていません。
ガンプラも大好きですが、やはりファースト命。
個人的にはズゴックとアッガイ推し。
ズゴックカッコイイ。アッガイ可愛い。
ズゴックとアッガイだけで何十体完成させたかわからないほどです。
以前Gガンダムとかガンダム系列の作品をパンドラボックス時代に製作していましたが、部分的にしか観たことないんです。
でね『鉄血のオルフェンズ』がどんな感じか概要を見ると、全部で50話ありました。
収録前の殺人的なスケジュールでとてもアニメ50話を見るなんて無理。
とりあえず一話だけでも見てみようと思ったら、これがもう面白くて止まらなくなりました。
「やくざ映画じゃん、これ!!」
そうです。
僕の大好物、やくざ映画なのです。
ガンダムの皮を被ったやくざ映画なので時間の許す限り視聴しました。
それでも、新堂誠のドラマ収録までには12話程度しか見ること出来なかったのですが。
しかし、あまりの面白さにドラマCDの収録がすべて終わり、空いた時間を使って少しずつ見ていき、やっとこの前全話鑑賞し終わりました。
最後の最後までやくざ映画でした。
やくざ映画だからこそのあの終わり方。
良かったです。

松風さんとお会いした時、収録の話そっちのけでガンダムの話ばかりで盛り上がってしまい、本当にすみませんでした。
そんな僕に、ガンダム裏話をたっぷり聞かせてくださり、感涙ものでした。
そんな松風さんは、「新堂誠って役者さんとか有名人に例えたら誰でしょう?」と聞かれました。
そんなこと一度も考えたことのなかった僕は、突然の質問にパニック状態に。

「菅原文太ですかね」

などと訳の分からないことを言ってしまいました。
いや、実際僕の中ではそういうイメージがあるんです。
声じゃないですよ。
雰囲気です。
文太アニィのカッコよいけれど、どこかお茶目でチンピラっぽくて憎めない役どころが新堂誠と通じているものがあるんです。
例えば『トラック野郎』とか『まむしの兄弟』とか。
あんな文太アニィが大好きなものですから。
それを聞いて松風さんの表情が一瞬固まったかのように見えた僕は、さらに墓穴を掘ります。

「あ、高倉健じゃないんです。健さんじゃなくて文太です。文太アニィ。新堂誠は高倉健じゃないんですよ」

僕自身、何を言っているのかわかりませんでした。
たぶん、僕の思いは微塵も伝わらなかったと思いますが、松風さんは笑顔で受け止めてくれました。
せめて哀川翔と言った方がよかったかもしれない。
竹内力じゃなくて哀川翔。
…いや、やっぱり言わなくて正解だったかも。

松風さんは、相当シナリオを読みこんでくれたようで、新堂誠の役作りに付いて次々と質問を浴びせてくれました。
「ここは、こんな感じで話した方がいい」とか「全体的にはこんな感じで語りたい」とか「ここはひょっとしてこういう意図があるのか?」とか、もう思ったことをズバズバ聞いてきます。
そのどれもが的確で、本当に嬉しくなりました。
「このシナリオってすごく奥が深い。それを読み取るとゾッとする。終わりそうで終わらない、読み返すとちゃんと伏線が貼られている。面白いシナリオです。今度飲みに行きましょう」
いや、もう、その言葉だけでお腹いっぱいですから。

松風雅也さんのセリフの一言一言が心に染み入りました。
新堂誠よ、お前は松風さんに声を担当していただき幸せ者だな。
正直、完成したドラマCDを何度聞き返したことか。
そんな松風雅也さんの登場シナリオは全キャラクターの中で最も多い10シナリオ。
メインとなる語り部の話だけでなく、他のシナリオでも重要な役どころで登場しますので是非お見逃しなく。
そしてセットの予約特典で聴けるシチュエーションシナリオでは、そんな松風アニィにシゴいていただけます。
いや、もう最高ですから。

今後の新堂誠役でもよろしくと言ってくださった松風雅也さん。
今後ともよろしくお願いいたします松風アニィ!!





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最終更新日  2019.12.29 16:27:45


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