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4月24日発売予定の『学恋4 ~P(パーティ)しようよ』は、本日23日の20:00頃にbooth及び公式ストアで発売させていただきます。夏コミ中止、今後当分の間同人即売会のイベントなどが自粛と思われるため、ダウンロード専用版として発売させていただきます。パッケージ版の発売は、現在考えておりません。興味のある方は、ぜひ聴いてみてください。声優さんが、頑張っております。ホラーではありません。安心してお聴きになれます。ちなみに18禁でもありませんしBLでもありません。未成年でも男性でも誰もが楽しめる……と思いますので、よろしくお願いいたします。本編収録時間は約75分。特典のフリートークが約15分。価格は、3300円(消費税込)となっております。
2020.04.23
皆さん、お元気ですか?ほとんど一か月ぶりのブログ更新です。僕は、おとなしく家に閉じこもっています。食料の買い出しに行ことも奥さんに止められ、ただただぼーっと家で過ごす日々。月に一度の定期検診も病院が怖くて行けないまま、はや二ヶ月が過ぎ去ろうとしております。今月も行けそうにないなあ。病院に行きたいのに病気が怖くて病院に行けないって言うのはなんだかおかしな話ですね。ほとんどこの三週間は家から出ていません。ずーっと家にいるのだからさぞかし仕事がはかどっているだろうと思われそうですが、これが全くはかどっておりません。というのも人様との干渉がほとんどなくなり、自分のしたい行動が著しく制限されるとストレスが生じるものなのですね。映画を観ても中身が全く頭に入ってこない。普段なら一日中観ていられる映画も、一本観ただけでとても疲れてしまう。なんか自分が自分でなくなってしまった感じ。普段、映画を観るときはかなり集中してみているので、やはり集中力が持続しないということなのでしょうか。不思議だなあ。というわけでここぞとばかりにひたすらswitchでゲームを始めてみたものの、なぜかこちらも集中力が続かずゲーム画面つけっぱなしにしたままぼんやり数時間を過ごしてしまったり、頭ではほかのことを考えてしまいます。こんなこと、初めて。適度に外出し、自分のやりたいことを自由にやれる環境がいかに大事かということを学ばせていただきました。今年から本格的にコンシューマーに復活参戦しようと企画していたものの、このコロナの影響で出ばなをくじかれてしまい、あらゆることが予期せぬ状態に。亀の歩みながらも準備を進めていた携帯アプリの基礎固めも振出しに戻ってしまうし、水面下で影響くらいまくっています。このゲーム業界でも会社をたたむ方々では少なくはないのです。実際、顔では笑っていてもとても笑えない状態ではないことを関わっている僕たちは誰もが認知していますから。さぞかしコロナの影響でゲーム業界は調子が良いだろうという声も聞こえてくるのですが、実際のところはその逆です。新作の準備に入ろうにも入れないですし、制作中の作品に関わるスタッフが軒並み作業に後れを生じるといった現実。色々と噛み合わないのです。とにかく関係者の方々への入金だけは何とか遅らせてはなるまいと金策に奔走しまくっており、現在金銭関係ではご迷惑はおかけしていないと思います。こんな世の中だからこそ、お金はとても大事ですから。せめて身内に方々へのギャランティだけは遅らせまいと肝に銘じております。金の切れ目が縁の切れ目というのだけは嫌ですからね。ナナコロは娘の海凪ちゃんと親子二人で運営しながらスポット的にベニコヤちゃんにお手伝いしていただき、あとはご縁のある方々にその都度お仕事をお願いするというスタンスを取っているわけですが、海凪ちゃんとベニコヤちゃんがうまい具合に効率よく回してくれるのでなんとかしのいでいる感じです。なので、かなりの予定変更が起こっているものの絶え間なく新しいことに挑戦できております。これも、スタッフが少ないがゆえに小回りが利くことの利点かもしれないですね。ただ、コロナの影響もあるので会社自体は閉めている感じですが。早いもので来週の4月24日にはボイスドラマ第二弾となる『学恋4 ~P(パーティ)しようよ』がダウンロードのみとなりますが頒布されます。価格は3,000円となります。boothとナナコロショップのみでの販売となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。本編が75分程度、オマケのフリートークが15分程度となります。面白いですよ。まったくホラー要素のない、完全なスラップスティックコメディとなりますので、怖いのが苦手な方もこの機会に是非どうぞ。ちなみにBLではありません。出演陣は全員男性ですが、健全な男子高校生のごく当たり前の日常を切り取った一遍ですのであしからず。本来はコミケ合わせでディスク2枚組のパッケージ版を発売する予定だったのですが、即売会がないとパッケージ版を捌くのはとても厳しいのです。売り上げは大幅に落ち込むだろうなあと思いつつも、楽しみにしている方々を待たせるのも申し訳ないという思いと、歩み続ければきっといいことがあると信じてダウンロード版のみとなってしまいますが発売させていただきます。現時点でパッケージ版は未定です。ごめんなさい。コロナが収まれば、前向きに検討したいと思います。そして、早くもボイスドラマ第三弾も鋭意制作中であります。しかし現在、スタジオ収録もままならないということと東京がいろいろと自粛要請が出ているため、動くに動けない状況です。それでも出来ることは少しずつ進めて、何とか六月頃には形にしたいと思っています。こっちも、ダウンロード専用になってしまうかなあ。PCでの新作ゲームは、やはりお願いしている作家さんやイラストレーターさんに多大な遅れが生じているため遅々として進まず、もはや停滞状態。いつどうなるのか、まったく目途が立っていません。制作し始めたコンシューマーもそうですが同人はそれ以上に厳しいかな。うちみたいな商業同人とは違い、本業の片手間で作業をしている方々は同人どころではないというのが現実でしょうね。こちらはひたすら待つしかありません。なので僕と海凪ちゃんとベニコヤちゃんとで出来ることをやっていきます。三人でも同人ゲームを作ることは十分可能ですし、海凪ちゃんもすっかり経験値を貯めてきたおかげでかなり柔軟な対応もできるのですが、次回やろうとしていたことはちょっと規模も大きくシステムも新たな試みを考えていたため、色々と難しいです。で、その新作ゲームのオマケとして挿入しようとしていた動画四本をナナコロの公式YouTubeで無料配信させていただきます。何が配信されるかは、ナナコロの公式配信をご覧ください。そこで詳細が語られています。動画四本合わせると、たっぷり一時間以上ありますのでぜひ楽しんでくださいね。こんな時期だからこそ、有料とは言わず無料で配信させていただければと思います。この規模の動画をオマケで付けようとしていたという時点で、次回作へ掛けるナナコロの意気込みを感じていただければ幸いです。こちらも現在作業を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいね。みんなへ届け~。そしてYouTubeでの公式配信はこれだけにとどまらず他にも新しいことへチャレンジしていこうと思っています。ただ、外出自粛中ですのでやりたいことがなかなかできないのですよね、ああ、歯がゆい。それでも頑張る。皆さん、チャンネル登録していただけると心から喜びます。実はそれ以外にも水面下で新たなチャレンジが鋭意進行中。コロナの影響でスケジュールは変更しまくりになってしまったけれど、ナナコロは負けないよ。出来ることをやっていく。…ということを書いていたら主要都市七都道府県の緊急事態宣言が全国に拡大されるらしいと発表。茨城はパチンコ屋も飲み屋も普通に営業していましたから、他県から流れてくる方がいっぱいおりました。しかしこれで茨城もおとなしくなってもらえると、ちょっと嬉しいです。プロゴルファーになった息子ちゃんはずーっと家にいるのでイライラしていますが、それでも言うことを聞いてくれているので助かります。プロゴルファーは、本当に食べていけないですね。中学生の末娘ちゃんもスポーツは控えめで勉強していますが、今は耐えてもらうしかないですね。毎日家族でご飯を食べられるから、今はそれが一番の幸せですね。
2020.04.16
両日ともに大盛況のうちに幕を閉じました。本当にありがとう!!コロナウィルスの影響を受けて無観客有料配信というイベントに変更し、出演者の辞退も相次ぐ中、急なことにも関わらず手をあげて出演をしてくださったキャストの方々、そしてリアルイベントを楽しみにしていながらも今回の事情を察してご理解ある対応をしてくださったチケット購入者の皆様、そして新たに無観客配信でありながらも好意的にチケットを購入してくださった皆様、皆様の力が集結してこそ大成功したイベントでした。残念ながら出演できなかったキャストの方々、視聴することのできなかったファンの皆様、また次回のイベントでお会い出来たら幸いです。両日のイベントで発表された内容ですが、まだまだこちらもコミケが本当に開催されるのか、このイベント自粛期間がいつまで続くのかわからないと動くに動けないものも多いです。なので、発表できるような状況が見えてきましたら、順を追って告知していこうと思います。いくつもの新作や今後の新たな動向を発表しましたが、実はまだ告知できなかった新作情報もいくつもあるので、それらもおって告知させていただきます。どうぞ、お楽しみに。ちなみに皆さんからいただいたメールなどの評判をあげますと14日は…「怪談会をやってほしい」「四八はゲームよりも裏話の方が怖いということが、よくわかりました」「ゲーム制作の裏が一番恐ろしかった」「学校であった怖い話も、あのレベルの怖い話を入れてほしいです」「飯島さん、怪談師になりそうで心配。ゲーム制作も忘れないでください」「北海道のピクちゃんはゲームにするんですよね?」「み~こさんのつっこみ、面白すぎる」「野水伊織さんとの怖い話チャンネル化、待ってます」「原田さんのこと、実は可愛がってますよね、飯島さん」「廃校お泊りイベント、いくらでも行かせていただきます!」「今日の続きはいつやるんですか?」「学校であった怖い話がどうやって出来ていくのかわかった気がします」15日は…「僕は細田大好きですから」「あのボイスドラマはマジでヤバすぎます。いい声優さんに恵まれましたね、学怖」「まさか、あの新作が来るなんて!!」「あれの新作は真剣に嬉しいです。今後の声優さんの発表も楽しみです!!」「細田の出番を待ってます」「カエルがいて驚いた」「風間さんの公開お見合い、待ってます」「風間さんの奥さんに立候補してもいいんですか?」「熊谷さんは本当にみんなに愛されていますね」「飯島さんて相変わらず無茶ぶり」「あれはもう完全に新作と呼べるのでお金取ってください。無料なんてサービスしすぎです」「この先、生きていく希望が出来ました。楽しみすぎます」「今日も会談してほしかったです。飯島さんの怖い話、くせになりそうです」皆さんからの温かな声、本当にありがとうございました。というわけで、本日より『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCDシナリオ集』の販売がboothにて始まりました。声優陣さえ知らなかった、シチュエーション・シナリオの驚くべき相手とは…?そのすべてはこの一冊に記されております。先着50名様程度には、コラボカフェで使用している風間望と綾小路行人の各特製コースターやランチョンマット(申し訳ございませんが折りたたんでおります)等を同梱させていただければと思います。なお、オマケは発送をもってかえさせていただきますので、同梱されていなかった、折れや汚れの返品交換などには対応できませんことをご理解くださいませ。皆様、どうぞよろしくお願いいたします!!
2020.03.16
14日のイベントだが、資料が多すぎてまとまらない。久しぶりにヨンパチの資料引っ張り出してみたら、その膨大さにクラクラした。約100日に及ぶ全国心霊スポット&廃墟&都市伝説の取材旅行、全行程。一体、取材費用はいくらかかったのか。取材旅行で、最も恐ろしかったことは何か?各県シナリオに隠された今だからこそ言える話。休みなしで毎日心霊スポットを回り続けることで起きる数々の恐怖体験。まず誰もやったことのない前人未到の体験の真実が、ここに暴かれる。ゲーム好きはおろか、実話怪談フリークも聞き逃せない恐るべき実話のつるべ打ち。一部&二部合わせて五時間、語りつくします!!そして、14日のイベントは24時間限定でのアーカイブ配信が決定!!これは、イベント開始から24時間以内であれば、いつでも閲覧することが出来るというもの。時間を気にせず、まったりと夜中に見ることも可能になりましたっ!!ちなみに14日のイベントなのですが、実は本来行われる予定だったイベントに来てくださった方々に抽選でコラボカフェ店内で飾られているサイン色紙をプレゼントする予定でした。無観客有料配信となってしまったイベントですが、せっかくこのコンテンツを見てくださった方々のためにサイン色紙を差し上げたいっ!!というわけで、抽選でサイン色紙を差し上げちゃいますっ!!皆様の購入者リストはこちらの手元にありますので、これを基に抽選会を行います。第一部、第二部のチケットはそれぞれ一枚、一日通し券は二枚として計算させていただきます。また、それぞれ複数ご購入されている方は、その分も加算させていただきます。例えば、二名分の一日通し券を一度に予約された方は、四枚分の抽選権を持っているというわけです。なお、本来行う予定だったイベントのチケットを購入されて代替品と交換希望されている方は、このサイン色紙プレゼントの抽選対象にはなりませんのでご了承くださいませ。さて抽選方法ですが、公平を期すために四月に行われる予定の鳴神学園放送部の公式実況生放送で抽選会を行いたいと思います。皆さんのチケット枚数を全部箱の中にぶち込んで、抽選を行います。なお、当選はお一人様一枚のみとさせていただきます。もし複数人数分チケットを購入されている方は、その人数分までサイン色紙が当選する権利があります。当選者の発表はチケットのオーダー番号となりますので、チケットのオーダー番号はなくさずに控えておいてください。さて、プレゼントされるサイン色紙は以下のものとなります。風間望(画:夏彦)綾小路行人(画:夏彦)財部美穂(画:御前伶咲)荒井昭二(画:篠田ヨシロ)中村晃久(画:篠田ヨシロ)岩下明美(画:北条晶)八尾姉妹(画:両角潤香)原口瑞希(画:みずなともみ)福沢玲子(画:紅古夜)風間望(画:紅古夜)※プレゼント用描き下ろし綾小路行人(画:紅古夜)※プレゼント用描き下ろしお習字11枚セット現在コロボカフェで飾られております鳴神学園のメンバーたちが書いた習字も全員分1セットにしてプレゼントいたします。なお当選された方には、コラボカフェ終了後に発送させていただきますのでお時間を頂ければと思います。コロナウィルスの影響で無観客有料配信となってしまいましたが、少しでも皆様に楽しんでいただければ幸いですっ!!どうぞ、よろしくお願いいたします!!
2020.03.09
コロナウィルスによって中止になってしまった『アパシー 学校であった怖い話 ホワイトデー怪談ラブバトル』。しかし、無観客有料配信として新たなイベントが立ち上がりました!!その名もなんと「声優さんたちと行く『四八』全国ロケ地ツアー都市伝説の旅」!!十年以上前に飯島多紀哉がゲーム制作のために敢行した全国の都市伝説&廃墟&心霊スポット巡り。その数なんと数百カ所。三か月以上に渡る廃墟や曰く付きの場所を旅することで起きた怪奇現象の数々。普通、三か月も毎日曰く付きの場所なんて行かないからね!!しかもそのほとんどが全くゲームに活かされていないというのも恐るべき事実。果たして、取材旅行中に何があったのか?今だからこそ明かされていく衝撃の事実の数々…。本邦初公開となる秘蔵の資料を見ながら、『アパシー 学校であった怖い話ドラマCD』ゆかりの声優さんたちと全国の廃墟や都市伝説について楽しく語ろうと思います。お酒を楽しみながら、のんびりと語る恐怖のトークイベントです。皆さんがこれなくなった分、僕たちキャストがたくさん食べて飲んで、会場を提供してくださった高円寺カフェ、プロセニアムさんに還元させていただきますぞっ!!皆さんも一杯飲みながら、まったりライブ配信を楽しみませんか?そして僕たちの配信を応援してくださいっ!!コロナなんてぶっ飛ばせっ!!なお、この配信は一回限りの無観客有料配信となります。アーカイブなどはありませんのでご了承ください。第一部:13:00~15;30第二部:16:00~18:30キャスト:野水伊織(岩下明美役)、み~こ(桃瀬毬絵役)、原田友貴(綾小路行人役)MC:飯島多紀哉第一部、第二部チケット 各3,000円第一部&第二部通しチケット 5,000円第一部と第二部の内容は異なります。チケット購入者には、限定配信のURLが送られます。なお、このURLをTwitterなどSNSで公開しないでください。また配信内容を録画し再配信する行為は絶対にお止めください。チケットの購入はこちらよりお願いいたします。なおコロナウィルスなどの影響により、出演予定の方々が急遽変更になる可能性も十分に考えられますので、ご了承くださいませ。
2020.03.08
現在、3月14日に高円寺のカフェプロセニアムで行われる『ホワイトデー怪談会』コラボイベントと3月15日に新宿ロフトプラスワンで行われる『鳴神学園生徒総会』イベントですが、コロナウイルスの影響によりイベント内容やキャストの見直しを行い、調整中です。二日間とも会場が異なることやキャスト及びイベント内容に差異がありますため、調整に時間がかかっております。コロナウィルスの及ぼす影響を十分に考慮しながら、御客様やスタッフ、キャストの皆様の健康状態や安全を第一に考えた上でどのような形で結論付けるか判断したいと思います。会場側との打ち合わせやスタッフ、キャストの方々との連絡など、予想以上に時間がかかってしまい現状でもまだ最終的な結果を出せないこと、中途半端な状態でのご報告は逆に皆様の不安を煽りかねないことなどを踏まえ、本日6日金曜日の夜20時より行います公式実況生放送でご報告させていただきたいと思います。なお実況生放送となりますので開始ギリギリまで時間をかけて情報をまとめ少しでも皆様に納得していただけるような報告をしたいと思っております。ただ、あくまでも想定外の緊急事態下での判断となりますゆえ、すべての方にご満足いただける対処を取ることは難しいかと思いますが、どうか放送をお聞きくださいますと幸いです。なお放送終了後、詳細は後日ホームページであげさせていただきますのでご確認くださいませ。また生放送では、今までの実況に関しての質問やゲームでの疑問点などにもできる限り答えていければと思っております。イベントや各種大会が軒並み中止になっている中、少しでも皆さんに楽しんでいただけるような配信を心掛けることが出来れば幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020.03.06
なんと本日から『送り犬』の100円セールが始まりましたぁ。お汁粉ドリンクより安いよ。興味があったら、とりあえず遊んでみてくださいね。なのでちょっと宣伝。もともと『送り犬』は同人PCゲーム『アパシー ミッドナイト・コレクションvol.1』の中の一タイトルとして発売されました。殺人クラブにターゲットにされた倉田恵美がケロケロッと修羅場を乗り切っていくコメディホラー『恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記』。日丸谷秀和さんがキャラクターデザインやスチルなどを担当した一本道ノベルゲーム『柱の傷』。そして新たな世界を構築する意味で制作した分岐ゲームの小品『送り犬』。この三本を同梱して当時1500円で発売、1万本以上のセールスを記録し同人界で大ヒットを記録しました。本来は『恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記』をswitchにしたいという話だったのですが、その規模はシナリオ量だけでも『送り犬』の三倍以上。しかも、コンシューマでは絶対に発売できないような表現満載のため、実現は厳しいものでした。当時『送り犬』のキャラクターデザインやスチルを担当してくれた怪聞堂(御前伶咲)さんが、『送り犬』の小説をkindleで発売するという話を受けて表紙を書きおろしてくれることになり、その縁もありswitchで『送り犬』を移植することになりました。僕がシナリオを書いているのは根幹シナリオとなるエンディング『送り犬』のルートです。いくつかルートのお手伝いもしていましたが、当時は一本道の『柱の傷』と膨大な分岐量を誇る『恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記』の調整が忙しく、演出には拘れたものの分岐はスタッフが仕上げたものが多いです。この『送り犬』は地味に評価をあげていき、のちに真相解明ルートなるものを加えてアプリゲームとしても発売されました。しかし、僕はこの真相解明ルートは書いていません。僕にとって『送り犬』は根幹ルートのみで解決しているため、その真相は皆さんに想像していただければよかったわけで、あえて描くつもりはありませんでした。しかしアプリゲームの発売元の依頼で、お婆さんは送り犬とどんな約束をしたのか、『送り犬』の真相は何だったのかを描いた真相解明ルートを加えることになりました。なので、このルートのみ文筆家の方にお願いしております。テイストの異なるルートなので、同人版しか遊んだことのない方には新鮮に映ると思います。知る人ぞ知るメンバーたちも登場してくれますし。そして、この真相解明ルートを加えただけではswitchに移植するに当たって少し物足りないということで、新たに僕がシナリオを2本書き下ろすことにしました。これもswitch版の発売元であるメビウスさんから依頼されたものでした。白井さんと山崎君が主役となるシナリオで『ぎぃぎぃさん』と『シーガール』です。僕が書いたこの2本の新作シナリオはswitch版『送り犬』でしか遊べませんから、100円セールの機会にぜひ遊んでいただけると嬉しいです。キャラクターデザインは一部を除きオリジナル版の怪聞堂さんが担当されています。ただ、スチルはメビウスさんの社内の方々が描かれたものだと聞いています。理由はオリジナル版『送り犬』のスチルは過激なものが多く使用できないもの多数ということと、怪聞堂さんの絵柄がかなり変わっているため、昔のスチルを使用するのが難しいということでした。まあ、確かにオリジナル版から10年以上経っていますからね。100時間遊べるほどの超大作というわけではありません。全分岐あわせても10時間かからずに遊べるお手軽さだと思います。一話一話も、長くても一時間かからないものばかりです。僕がいろいろな場所で話している「分岐ゲームは長編シナリオばかりではなく、ショートショートの集まりだからこそ面白いという作品があってもいいんじゃないか」を体現している作品だと思います。実は『送り犬』も過激な表現が多く、修正を余儀なくされることは覚悟していたのですがなぜかCERO審査Dランクで通ってしまうという奇跡が起きました。現在ではまた審査が厳しいなっているため、このレベルのものをCEROを通すのは難しいというお話。確かに、そうかもしれません。文章的にはかなり過激だったり辛辣だったりする表現もあります。『送り犬』は本当に地味ながらもアプリで展開されたりswitchでまで発売される運の良い子です。CEROの審査をDランクで通過したのも『送り犬』だからこそかもしれません。今回100円でセールをするということは、すでにたくさんの方々に遊んでいただき、制作費も無事回収できたようなので、これからはより多くの皆さんの手に取ってもらいたいというメビウスさんの御意向により実現いたしました。売れたからこそできるセールって本当にゲーム好きの皆さんの力の結集なのですから、素晴らしいことだと思います。同人版、アプリ版、switch版に関わらず、今まで『送り犬』を遊んでくださった方々、ありがとうございました。そしてまだ遊ばれていない方、この100円セールの機を逃さずに是非。ノベルゲー好きなら、一度遊んでみる価値はあると思いますよ。
2020.02.27
『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』絶賛発売中でございます~。さて、今回のドラマCDは僕が新規に書き下ろした新シナリオがテンコ盛りで、どう考えてもこれって分岐が入ってこその最終形だよねという声がどしどし押し寄せ届いておりまーす。で、ドラマCDで聴くのもすごく楽しいけれど、活字で読みたい!!という声もいただいております。というわけで、シナリオ集を発売することにいたしました。ドンドンパフパフ~。ドラマCDに収録されているシナリオは『高木ババア』や『偽りの愛』『あなたは幸せですか?』など、すでに『アパシー 学校であった怖い話1995』としてboothや即売会などで文庫が発売されております。なので、それらを省いたシナリオを一冊にまとめようかと思います。収録されるシナリオは『オープニング』『カエルですか? ネズミですか?』(倉田恵美)『七不思議の集会』(桃瀬毬絵)『ボクシング部のしごき』(新堂誠)『ひとり七不思議』(風間望)『僕は霊能力者』(風間望)『赤い傘、青い傘』(岩下明美)『時田君の自主製作映画』(荒井昭二)『十三階段』(福沢玲子)『飴玉ばあさん』(元木早苗)『座敷童の家』(元木早苗)『うしろの正面』(坂上修一)『ピクちゃん』(剣持京華)『ワタシ、リカちゃん』(筒井里佳)『鬼ごっこ』(日野貞夫)『フクさん』(不知火美鶴)『シミケン』(細田友晴)『占い同好会にて』(綾小路行人)の18本となります。中には懐かしのSFC版の根幹シナリオをもとに大幅な加筆修正を加えたものもありますので、あの頃の思い出が蘇ったり。もちろん、ドラマCDを聞いていない方も新鮮な気持ちで楽しめること間違いなし。さらに!!特典CDとして全巻セットについてくる全16名のキャラクターのシチュエーションシナリオを完全文章化しました。そしてドラマCDでは収録されなかった、彼らと会話しているプレイヤーのセリフを全て収録していますよ~。もちろん、あなたが自由にセリフを想像してシナリオを考えるのも楽しいですが、飯島がこんな設定を想定していたのか確認するのも楽しいですよ~。そしてよければ、そのキャラクターになりきって、今一度シチュエーションシナリオを楽しんでくださいっ!!結構なボリュームになりそうなので、ちょっとまだ価格は未定です。なお、『ドラマCDシナリオ集』は3月14日の『ホワイトデーラブバトル怪談会』(昼の部から販売させていただきますが、すでに昼の部のチケットは完売しております)及び翌日3月15日に開催される『第三回鳴神学園生徒総会』で頒布させていただく予定です。数に限りがあることと、製本版は本当に再販することが難しいので売り切れ御免とさせていただきます。残部が出ましたら、boothや即売会イベントで販売させていただきます。こちらのお品はAmazonでは販売できませんのでご了承くださいませ。よろしくです~。
2020.02.20
えー、壮絶な二日酔いが収まらず、すでに三日酔いに突入している平穏のどかな昼下がり。皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は、ダメです。いつになったら社会復帰できるのやら。2月17日シシララTV実況に生放送で出演するということが急遽決まり、東京へ行ったはいいものの夜九時からの記憶が一切ありません。久しぶりというか10年ぶりくらいで泥酔しました。いや、言い訳させてくださいよ。シシララのスタジオに食べ物ありますよって言われて、お昼にラーメン食べただけでスタジオ入りしたわけですよ。そしたら、冷蔵庫の中は全部酒。あるという食べ物は酒のおつまみ。いやいやいや、すきっ腹にガソリンぶっこめぱ、そんなものは大炎上するに決まっているじゃないですか。8時前にスタジオ入りして、缶ビール一本飲んだころから記憶が薄れ始めていました。生放送が始まった午後9時にはすでにべろんべろん状態。ナナコロが今月から始めた実況『鳴神学園生徒総会』の第一回生放送とシシララTVを見比べればテンションの雲泥の差に皆様も一瞬で気付くはず。だから、本当に記憶がないんですってば。昨日は昼過ぎまで意識を失い、夕方になってやっと起っき出来ました。ちなみに娘の海凪ちゃんの怒りは沸点に達していたようで完全絶縁状態。口もきいてくれません。当然、挨拶もしてくれません。一日経って、やっと挨拶してくれる始末。本当にお恥ずかしい。家族離散の危機でした。正直、パソコンをチェックするのも恐ろしく、祈るようにメールやらツイッターを確認しました。すると、サイコーでしたとかシシララ面白かったですとか、そんな連絡がちらほら。いやいやいやいや、ないから。本人、何も記憶がないんだから。勇気を出して、やっとシシララTVをチェックしてみたのですが…。これは、何の拷問?うちの奥さんは観た瞬間僕が酔っ払っているのを察知し、楽しく観ていた末娘ちゃんをベッドに連れて行ったと言いましたから、それも頷けます。なんかとんでもないことを言ってますね、自分。ありえない約束してるし。でも、海凪はチャンネル登録者数1,000人はいかないから心配することないよと笑っていました。確かに。でも、怖いからシシララのリンクは貼りません。ええ。あんな失態を見られたくないので、誘導なんてしませんとも。ちなみにシシララでの話は真実が30%くらいで70%は妄想だと思います。後半になればなるほど呂律も回らなくなり、同じことを何度も何度も繰り返していますよ。大根役者には出来ない迫真の演技。夢かと思っていましたが、放映中、なんか宇宙人みたいなのと微かに話をした記憶があるなあと思っていたのは、僕が大好きなブロガーのラー油ちゃんでした。しかも、初対面の宇宙人に随分と失礼な言動をしているし。とんでもない勇者ですね。良い子のみんなは真似しないように。そっか。ラー油ちゃんてパンドラMAXシリーズよりも前に『学校であった怖い話』とか遊んでいてくれたのかあ。シシララTVを見て、初めて知ったよ。ありがたいね。よし、ラー油ちゃんと今度ゆっくり飲みに行くかっ!!奥さんと海凪ちゃんには、二度とお酒を飲まないように土下座させられたけれど。なんかまたシシララTVに出るような話を放映中はたくさんしていましたが、放映後もいろいろと暴れたらしいのでもはや二度と僕がシシララTVに呼ばれることはないでしょう。合掌。短い人生だった…。お酒飲んじゃダメ。お酒が人をダメにする。いけませんね。もう、飲まない。…あっ、今日の夜6時から水戸で大事な打ち合わせがあるんだった。凄く酒好きの人と朝まで飲む約束していた。…困ったなあ。…あっ、来週は大好きな声優さんたちと飲もうぜぇっ!!と約束していたんだった。あ~イキタクナイナア。ホントウニイキタクナイナア。うふふ。毎日、楽しい。
2020.02.19
いやあ、大物シナリオを3本書いていたわけでして、やっと終わったのでちょっと息抜き。さてさて、一部の方からどんな映画観ているのか知りたいと言われていたので、今年の1月に観た映画とか書いてみようかな、と。昔は10年分くらい観た映画を全部スケジュール帳に書き留めていたんですけれど、最近は全然やってなかったです。今年から心機一転チェックしてまた書き始めたので、どんな映画観たか紹介してみようかな。今年1月に見た映画とかテレビ番組とかはこんな感じです。[洋画]見えない目撃者(韓国版)トマホーク ガンマンVS食人族アサシネーション・ネーションコロニー5アクション・ポイントアンクル・ドリューギャングバスターズG.I.ジョーG.I.ジョー バック2リベンジその怪物マイケル・ムーアの世界侵略のススメバンブルビー鑑定士と顔のない依頼人監視者たちザ・リディーマーヘイトフル・エイト狼の死刑宣告クライムダウンレデイ・アサシン 美人計タイム・トゥ・ラン日本で有名女は冷たい嘘をつく午後8時の訪問者イミテーション・ゲーム相撲取りブルーノジョン・ウィックジョン・ウィック チャプター2リロード Relordナインイレブン 運命を分けた日ウィンストン・チャーチルパシフィック・リム アップライジングラブ・アゲインアメイジング・スパイダーマン2トラジディ・ガールズロスト・イン・ラ・マンチャグリーン・ランタンマッドネス 闇に潜む者デンジャラス・ゲーム 危険な復讐アンガー 閉鎖区域ハロウィン(2019)トランス・ワールド哭声/コクソングラビティ 繰り返される宇宙ディープ・サンクタム[邦画]イニシエーションラブグレイトフルデッド鍵泥棒のメソッドレデイ・ビアード・ジャスティス・ファイト百円の恋WOOD JOB!(ウッジョブ) クリーピー 偽りの隣人探偵はBARにいる探偵はBARにいる2探偵はBARにいる3ハングマンズ・ノット天空の蜂海月姫(映画)超高速!参勤交代リターンズ陽はまた昇る極道兵器(不)完全人間トリガール!ヒトコワ -ほんとに怖いのは人間-福福荘の福ちゃん賃走談 1号車全員死刑[アニメ]ソウル・ステーション/パンデミック夜は短し歩けよ乙女はだしのゲン(アニメ)はだしのゲン2(アニメ)預言者(アニメ)グリンチ[TVシリーズ]刑務所一日体験ティック 運命のスーパーヒーロープリズン・ブレイク シーズン5フルーツ宅配便バイプレイヤーズ シーズン1ハラスメントゲーム極道めし[短編映画]とっくんでカンペキ(短編)リペイント(短編)くさいけど愛してる(短編)Code Elektro's "Shinobi"(短編)one step(短編)さかな(短編)家族ごっこ(短編)Bond(ボンド) このまちしか君を知らない(短編)こんぷれっくす×コンプレックス(短編)The Seat(短編)とまあ、こんな感じなのですが、これまとめるのにエラく時間かかったので結構大変な作業かも。1月はお正月にひたすら見続けていたというのもあり、かなり本数は観ています。ちなみに、TVシリーズは全話観終わった時期が1月だったというだけで前月から跨いで観ているものも多数あります。短編映画は、個人的に短編だと感じたものをあげています。短編アニメもここに含まれます。全作品、オウチ映画ですね。劇場行っている時間ありませんでした。水戸、あんまり映画館ないですし。また、ほぼほぼAmazonプライムの観放題作品です。基本料金だけで追加料金はかかっていません。年会費に換算すると、1タイトル数円で観られているので驚くべきことです。自分の場合、現在はAmazonプライムだけで観たい映画はほとんどまかなえてしまいますので、これで済んでしまいます。あと家族がdアニメストアに入っているので時々観させていただいておりますが。アニメは子供たちが観ているようなので、自分はほとんど使用しておりません。ちなみに今月観た作品で個人的に面白かったものを3点あげておきます。タイム・トゥ・ランラブ・アゲイン百円の恋でしょうか。奇しくもあまり観ることのない恋愛映画が2本ランクインしていますが、面白かったのですから仕方ありません。ちなみにこれらの作品に共通しているのは、鑑賞後に得られるであろう予想外の感覚だと思います。おそらくこんな映画だろうなという予測を覆してくれるものをこの作品たちは内包しています。良い意味で裏切ることって大事だなと改めて痛感しました。それから『学校であった怖い話』が好きな方にはグレイトフルデッドが、わりとオススメです。ちなみに、早送りで観たものは一本もありません。また、食事中に観たものはありましたが作業中には一切見ておりません。メシ系ドラマとかテレビ番組は大体食事中に見ます。僕はシナリオを執筆しているときなどは映画観たら書けなくなりますので、一切観ません。音楽も聴かないことが多いです。あしからず。
2020.02.16
けろけろわほーん。初回生放送、視聴回数1,000回突破しましたー!!皆様のおかげでございます~。ありがとうございます。感謝、感謝。しかし実況を簡単に考えていたのが、まずかったです。編集作業は、とにかく時間がかかるんですね。あれもやりたい、これもやりたいとか考えていると、いくらでもやれるもんです。ゲーム制作も実況の編集作業も楽しさは同じですなあ。もっともっとスキル上げていかないといけません。とりあえず、実況を聞いていただくのは無料ですから、誰にでも楽しんでいただけます。というわけで、一人でも多くの皆様に楽しんでいただこうと思い、実況を一つのコンテンツととらえてナナコロは頑張っていこうと思います。応援の言葉もたくさんいただいておりますし、SFC版『学校であった怖い話』の実況を一周分終えたら、次に何をするか考えていきたいですね。少しブログの更新はのんびりになると思いますが、面白いこと色々とやっていければなあと思います。毎週最低一回の動画更新。そして3月6日の金曜日、夜8時ごろから第二回目の生放送を考えております。皆様、お楽しみにー!!チャンネル登録はこちらからー!!
2020.02.14
なんか苦情がたくさん来たらどうしようとおっかなびっくりで始めた実況ですけれど、ありがたいことに評判いいみたいです。初回はイベント情報に始まり、どうして『学校であった怖い話』というゲームが生まれたのか、そしてタイトル画面に隠された秘密やテーマソング誕生秘話などに終始した生放送でした。というわけで第二弾は投稿実況になりますが、語り部六人の順番に隠された秘密や『学校であった怖い話』にまつわる最大の誤算、そして消されたシナリオ『学校であった怖い話』真エンディングのラストはこうなる予定だったなど、皆様の予想の斜め上を行く内容で攻めて攻めて攻めまくっていきたいと思います!!さらにさらに、他の実況生放送にゲスト出演が決定!!なんと2月15日ごろに行われる某実況生放送番組に飯島多紀哉&海凪が親子出演いたします。はやっ!!いつ、何の番組に生出演するかは次回の投稿実況で発表予定。あっと驚くタイトルを引っ提げてのゲスト出演となりますので、お楽しみにっ!!飯島親子、働きすぎ!!べにこやちゃん、ノリ良すぎっ!!頑張るぞっ!!ケロケロワホーーーーン!!チャンネル登録はこちら
2020.02.09
いやいやいやいや、昨日はナナコロの実況生放送、初めての試みたくさんの方々がお聞きくださいまして、誠にありがとうございました。べにこや&海凪のフレッシュコンビがMCを務めた前半は時間通り進んでいきましたね。後半、私がしゃべりまくるパートは全く予定通り進みませんでしたね。結局予定の半分も終わらなかったという体たらく。反省させていただきます。初めての試みで失敗だらけではありましたが、今後の放送温かく見守ってくだされば幸いです。とりあえず、ぶつぶつ音声が途切れてしまうこととか、音量問題とか機材の問題に関しましては何とか早急に調整したいですね。それから、コメントはできる限り見ないようにしていたのですが、優しいコメントが多かったので、次回からの生放送はもっとコメントに絡んでいけるといいですね。せっかくの生放送ですし。生放送は月一回、実況投稿は週最低でも一回は投稿していきたいと思います。おそらく実況はBANされない程度限界ギリギリまで話していければと思います。これ以上の危ない話はリアルイベントで話していければ嬉しいですね。3/14の高円寺で開かれる怪談会イベント、夜の部のチケットがまだ一枚お席残っておりますので、よろしければぜひ!!風間勇刀さんと原田友貴さんが怪談師として怖い怪談をたっぷり語ってくれます。さらに、私も怪談師として皆さんに初めて語る話をたっぷり用意しております。内緒のトークコーナーも用意してある3時間たっぷり楽しんでいただける怪談会ですので、遊びに来てくださいね!!そして一夜明けて3/15は新宿ロフトプラスワンで『第三回鳴神学園生徒総会』が行われます!!こちらもぜひ遊びに来てくださいね!!さてさて突然ですが、とある実況生放送で私と海凪がゲスト出演するかもしれません。そちらの情報も近々公開できるかもしれません。『鳴神学園放送部』、これからも頑張っていこうと思いますので期待して待っていてください!!チャンネル登録はこちらから。我々の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!!
2020.02.08
想像以上に準備に手間がかかっているので、ユーチューバーっていうのは大変なんだなあと少し遠い目。最初はわからないことばかりで手探り状態なので、温かい目で見守ってください。慣れてきたらゲスト呼んだり、色々と手を広げていこうかなと思っています。で、実況始めるよって言ったところ、某実況番組様からゲストに来てよとお声がかかりましたよ。なるほどー、そういうこともあるわけですね。いろいろ勉強のためにも、御呼ばれされちゃおうかな。しかし生放送ですよ。危ないこと発言して、いきなりVANされたらいやだなあ。でも、何事も勉強ですよね。とにかく、実況ではおそらく本邦初公開となる話が多すぎるので、まとまりがつくのかどうかが心配。まあ、なるようにしかならないですよね。というわけで、皆さん聞いてくださいねー。チャンネル登録はこちらから。ケロケロワホーン!!
2020.02.06
最近、新作に取り掛かる意味合いもあり、法律に詳しい専門家の方と話す機会も多いです。そこで、面白い話を聞きました。ネットのSNSなどでは、以前から洗脳されるネット住民というのが話題に上っています。簡単に言ってしまえば、ネットで噂される情報を鵜呑みにしてしまうことで洗脳されていくわけです。恐ろしいのは、洗脳されると簡単に解くことは難しいという点です。洗脳された方に、あなたの考えていることは間違っているといっても、その言葉は信用されません。なぜなら、そういうことを言う人間もまた敵だと洗脳時に刷り込まれているからです。例えば、こんなことがあります。貴方は一人のアイドル有藤由香(仮名)が好きだったとします。そんな時、SNSであなたに近寄ってくる人がいました。「はじめまして。私はプリン天丼ちゃん(仮名)といいます。ツイッターであなたが有藤由香が好きだということを知りました。私も大好きなんです。仲良くしませんか?」とてもフレンドリーに感じたので、あなたはすぐに仲良くなりました。プリン天丼ちゃんは優しくて、あなたをとても褒めてくれるし、あなたの言うことにはいつも「いいね」をしてくれます。そんな時、ふとプリン天丼ちゃんはこんなことを言います。「有藤由香って、一度子供おろしているのにスタイルいいよね」あなたは、びっくりです。そんな時、プリン天丼ちゃんは5チャンネルの情報を教えてくれます。「ここのサイト見るといいよ。有藤由香の本当の姿が載っているから」そこには、有藤由香が昔ヤンキーだったとか、高校時代は校長先生の愛人だったとか、いろいろな噂が書き込まれていました。もちろん、それが事実かどうかは分かりません。それに5チャンネルは嘘ばかり書かれているという話を聞いたことがあります。だから最初はそんな噂を信じなかったとしても、そんなあなたにプリン天丼ちゃんは優しく話しかけてきます。「さすがに信じられないよね。でもね、ソースがあるんだよ。ここ見て」それは、芸能人のスキャンダルを面白おかしく載せる情報サイトでした。そのサイトに載っている情報が本当かどうかなんて、誰にも分かりません。でも、5チャンネルではない正規のサイトで言われているのだから、それは本当の話なんだとあなたは信じ始めます。たとえそれが根も葉もない噂話ばかりを集めたサイトだとしても。そしてプリン天丼ちゃんはさらに言ってきます。「私も最初は信じられなかった。有藤由香のこと信じていたし、大好きだったからさ。でも、実際は凄く酷い人間だったんだよ。もちろん彼女が歌っている歌に罪はないし大好き。でも、人間はクズだよね。私たち、騙されていたんだよ、あのクズに」あなたにとても優しくしてくれるプリン天丼ちゃん。あなたにとって、プリン天丼ちゃんはとってもいい人。とっても大事な人になっています。一度も会ったことないのに。顔も知らないのに。どこの誰かも知らないのに。まして、年齢や性別すら知らないのに。でも、あなたはプリン天丼ちゃんが嘘を言うなんて思っていません。その日からあなたは、有藤由香が大嫌いになりました。そして有藤由香が如何にクズな人間かをSNSで叫ぶようになったのです。プリン天丼ちゃんは、あなたの変貌を見て陰でクスクス笑っていました。そして、裏垢でつながっている仲間にその話を教えます。「みんなー、有藤由香の信者一人ゲットー。もうあいつ、アンチにしちゃったから。今回も大成功ー」その連絡を受けた仲間たちは、天丼ちゃんのことを褒め称えます。「凄いなー。さすがプリン天丼ちゃん」「プリン天丼ちゃん、さすがです。天才です」「あのファンうざかったんだよね。プリン天丼ちゃんのおかげで幸せ気分満開です」それを聞いて、プリン天丼ちゃんは上機嫌です。そして次のターゲットに狙いを絞ります。みんなに褒めてもらうために、そして自分の行為で人を操作する喜びに浸るために。プリン天丼ちゃんもまた、褒めてもらえる自分に酔っている被害者なのかもしれません。さて、これはもう『学校であった怖い話』のシナリオとして十分に使える怖い話です。でも、これは現実に起きている話です。そして、その被害者にあなたがならない可能性はないといえるでしょうか?また、加害者にならないといえるでしょうか?昨年、堀ちえみさんがネットで誹謗中傷され警察に被害届が提出され話題になりました。この相手は、50代の主婦で堀ちえみさんに「死ね」とか「消えろ」と書き込んでいました。恐ろしいのは、この主婦の方が、5チャンネルで書かれていた堀ちえみに対する酷い書き込みを信じてしまい、そのため堀ちえみの発言を信じられなくなり、うそつきだと批判するようになったのです。さらにこの方は、警察から注意を受けても自分が悪いことをしているとは思いませんでした。なぜ自分だけが捕まらなければならないのか、世の中にはもっと悪口を言っているのにどうして自分だけ?そう感じてしまうのです。まったく反省はしていません。自分だけがこんな目に合って可哀そう、自分こそが被害者だと勝手に思い込んでしまうのです。恐ろしいことですが、これが現実の世の中で起きている事柄です。さすがに物心ついた時からネットに触れている方々は、簡単にネットの情報は信じない、ネットの情報には左右されないという心構えがついている方も多いでしょう。自分はそんなことはないから大丈夫と笑っているあなた、先に述べたプリン天丼ちゃんがあなたに近寄ってきたらどうですか?あなたのツイッターに、優しく近寄ってきた人間のことを疑いますか? それとも信じますか?そんなネット洗脳はネットの世界に溢れています。ネット洗脳で検索すれば、色々な記事が出てきます。『学校であった怖い話』のネタになりそうな話は、簡単に手に入ってしまう世の中でもあるのです。さて、そんなネット洗脳から身を守る方法。法律の専門家の方が教えてくれました。簡単なのは、ネットの情報を鵜呑みにしないこと。そしてそこで得た情報を信じて行動しないこと。特に危険なのは、「いいね」を得られる快感に酔いしれることだと言われました。あなたの発言一つに、見ず知らずの人たちが「いいね」を押してくれる。あなたの発言がバズられる。それは、あなたが世界を変えてしまった、何気ない一言で一躍有名人になってしまった、そんな思いが生まれてしまうのです。そして、その高揚感を得たいがために、より注目されるような発言を探し始める。自分が言いたいことを発言するのではなく、他人に注目されたいがために発言する。これはネット麻薬であり、ネット中毒の弊害だとも言っていました。こうならないためにも、自分がネットに対して割り切った感情を持つことを心掛けるのが大事だと言っていました。次に、ネット洗脳を誘いかけてくる方に対しての対処方法です。例えばツイッターなどで、そういう人種を避ける方法。よく自分の自己紹介欄に、「18歳未満禁止」とか「ブロ解はご自由に」等と書き込まれているのを見かけることがあります。これと同様に「ネットテロリストは通報します」や「ネット洗脳者には警告あり」等と一言書き込んでおけば、まず近寄ってこないそうです。ネット洗脳の仕掛人も、馬鹿ではありません。法律で訴えられないギリギリの線上で自分たちの遊びを楽しんでいるのですから。そもそもそういう自己紹介を見て、あなたのフォロワーになりたくないという人間は、最初からあなたに縁がないということです。それでも近寄ってきて、ファンを名乗りながら「あれ?おかしいな」と感じた場合、念のためスクショを撮ってしておくことをお勧めします。そして、それを警察なり、関係者に送ればよいのです。一つの書き込みでは訴えることが出来なくても、チリも積もれば山となる、です。こんな書き込み一つでは誹謗中傷にならないと思っていても、その対象者がどんな書き込みに対して「いいね」をしているか、またどんな人たちをフォローしているか、そんな些細なことの積み重ねを集めていき、あらゆる方面から攻めていくことで、事実が立証されていくのが法の世界なのです。ネットのいたずらは麻薬と一緒です。いえ、麻薬よりも厄介なことかもしれません。麻薬よりも簡単に手を出せて、そして簡単にはまれてしまう。現実ではできなかったことが、ネットではできる。リアルでは引きこもりでもネットではみんなに注目される英雄になれる。たとえそれが犯罪だったとしても。まだ大丈夫、まだ大丈夫、自分はバレない、捕まらない、そう思って麻薬に手を出して抜け出せなくなってしまう。だからネット麻薬と言われるのかもしれません。最後に言っておきます。僕のブログも信じる必要はありません。あくまでもこれは僕の視点から見た考えであり、これを読んでいるあなたを洗脳しようという気持ちは全くありません。飯島多紀哉という人間はこんなことを考えているんだとか、『学校であった怖い話』とかこうやって作られていくのかな?程度に思ってもらえれば良いだけの話です。あなたの人生は、あなたが作っていくものです。何があなたにとって楽しいことなのか、考えるのはあなたですから。こんな記事があります。見るも見ないもあなたの自由です。http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20180814_05.ht
2020.02.03
いよいよ今月、殺人クラブ会員のための限定サイトがオープンしまーす。昨年のクラウドファンディングで支援してくださった皆様のための限定サイトなので、正直『アパシー』シリーズを知らない方にとっては全く意味のないサイトですが。本当にお待たせしてしまって申し訳ないのですが、少しずつですが形になりつつあります。海凪ちゃんが、ひたすら頑張っております。とにかく亀の歩みですが、一歩ずつ一歩ずつ進んでおるわけです。やはり目玉は、限定サイトで毎月公開していく予定の特別ミニシナリオでしょうか。本当にあの世界が好きな方のためだけに作られたシナリオなので、殺人クラブ会員の方こそ必見だと思いますよ。例えば、荒井君が岩下さんにふとしたことで殺されたり殺されたり殺されたり殺されたり殺されたり殺されたり殺されたり殺されたりするものだったり、新聞部の面々が日野パイセンが如何にモーホーなのかを大真面目に喧々諤々と検証していったり、荒井規子ちゃんがパパのことをいかに好きで好きで好きで好きで好きでたまらないかを独白していったり、本当にそんな他愛もない何とな~く過ぎていく生温~い日常を描いているのであります。さらに、シナリオによってはフルボイスも目指していたりするので、殺人クラブ会員の方はぜひ楽しんでもらいたいですね。とりあえず、3本シナリオを仕上げたので、次の作業に入らせていただきます。そして次の作業は、昨日発表したボイスドラマ第二弾をどうするか、でございます。これからシナリオの概要を考えて、どのような形にするのが妥当か悩み抜き、登場人物を決めて、そしてキャスティングに入るわけです。個人的には新聞部の部長である朝比奈さんにスポットを当てたら面白いかなあと思っているのですが、反響が少ないと次につながらないのが困りもの。『学校であった怖い話2008』をボイスドラマで完結させるというのはどうでしょうか?『男子校であった怖い話』の新作はPCゲームじゃなくてボイスドラマとして制作するというのもアリなのでは?いっそのこと、すべて新たな登場人物で新作を作り新キャストで攻めるというのも手かもしれませんね。実際のところ、『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』の予約販売が好調だったことに始まり、そして聞いてくださったユーザーからの評判も上々だったおかげもあり、早くも第二弾を制作できることになったわけです。この調子で今後も皆さんがドラマCDを手に取ってくだされば、その分制作費も増えますし、皆さんが推すキャストの方々を一人でも多く再度オファーさせていただくことが出来る仕組みです。自分としても、今回本当に陰日向なく協力してくださった全キャストの方々と末永いお付き合いが出来ればと感謝の気持ちでいっぱいであります。そんなキャストの方々に加え、新たな息吹を吹き込むことが出来れば、より一層素晴らしいとは思いませんか、皆さん!!!!さらに次の作業も山のように控えているので、そんなに長くは頭を捻ってもいられないし。頑張れ自分。頑張れ自分。頑張れ自分!!!!
2020.02.01
情報公開五連発、最後の情報はこちらでございます。昨年末に発売した『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』が好評で本当に嬉しい限りでございます。それを受け、『アパシー』シリーズ・ボイスドラマ第二弾、制作決定でございます。気になるタイトルやキャストの方々ですが、現在どうすればよいか水面下でひたすら潜って右往左往しております。というわけで、こちらのタイトルやキャストの方々などは3月15日の『第三回鳴神学園生徒総会』で発表させていただきます。上手くいけば、ゲームの最新情報やSFC版をお好きな方々が泣いて喜ぶであろう爆弾発表などなど、盛りだくさんでお送り出来ればよいなあと思っております。今週月曜日からお送りした五連続情報公開、いかがでしたか?そして来週、いよいよ誰も見たことのない『学校であった怖い話』まずは元祖ともいえるSFC版の実況プレイを生中継でお届けしたいと思います。実況は毎週少しずつゲームのプレイ動画やそれ以外の情報などを配信していきますのでお楽しみに~。
2020.01.31
それでは四日目の情報、行ってみましょう。すでに定番となりつつある鳴神学園生徒総会。毎回満員御礼で大好評のうちに幕を閉じております、ご来場いただいた皆様に感謝です。第一回は去年の夏、怪談師の方々をお迎えしての一風変わった舞台を行いました。第二回は去年の秋、ドラマCDに出演される声優さん方をお迎えしてのトークショーでした。さて、この春、いよいよ第三回目を迎える今回は…ゲーム製作スタッフ大集合となりました!!やはり25周年。『学校であった怖い話』といえば、やっぱりゲーム。怪談師やドラマCDもいいけれど、ゲームを語らずして『学校であった怖い話』は始まらない。というわけで、第三回は『アパシー』シリーズにご縁のあるクリエイターの方々をお出迎えすることにいたしました。正直、現在も出演していただけそうな方々を口説いているんですけれど、スタッフは内気な方々が多く、人前でしゃべるのが怖いという方もいるのです。25年前の元祖SFC版『学校であった怖い話』のあの人やこの人とかにも連絡しているんですけれど、とりあえずイベントは置いておいてご飯食べに行きましょうとか、イベント抜きで飲みに行きたいですとか、私としても二十数年ぶりに会う久しいスタッフもいるわけで、イベント抜きで会うのも楽しいけれど、それはそれで本末転倒。ということで、現時点で出演していただける方々に感謝!!まずグラフィック関係ではswitch版『送り犬』でもその力をいかんなく発揮してくれた御前伶咲(怪聞堂)さん、『殺人クラブリベンジ』の漫画でおなじみ両角潤香さん、そして『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』で素晴らしいイラストを仕上げてくださった夏彦さんがそろい踏み。イラストレーターとして大事なこと、学校であった怖い話のキャラクターを描くにあたって注意していることなど、ズバズバ聞いちゃいますよっ!!執筆陣は『アパシー 学校であった怖い話 特別編』で彗星のごとく現れ、『アパシー 学校であった怖い話 極』で新たな『学校であった怖い話』の世界観を見せてくれた海原望(井上阿希)さんにシナリオを書く上で大事なこと、創作で一番必要なものとは?など思う存分聞いちゃいます。彼女のシナリオは大変人気も高いので、色々と突っ込んでいこうと思っていますよ~。また、声優の原田友貴さんも、この日は脚本家として登壇されますのでお楽しみに。そして数々のゲームをプロデュースしてきたゲーム業界の裏の裏を知り尽くす喜多村明夫さんがいよいよ皆様の前に登場。この人、語らせると本当にとんでもない話がポンポン飛び出すので、当日はどこまでヤバい話を引き出せるか楽しみです。正直、コンシューマ関係で発売されたゲームはすべて遊びつくすと言っていいほどのゲーマーなので、その凄さには僕も一目置いております。というわけで現在も交渉中のスタッフが多々おりますが、すでに濃い面々が集まっておりますのでお楽しみに。ゲームを作るうえでもかなり突っ込んだ内容の濃いイベントになりますので、ゲーム制作や黎明期のゲーム業界裏話などに興味のある方もぜひ遊びにいらしてくださいね。お待ちしておりまーす。チケットの発売は1/31(金)12:00より開始となります。※ただ、突然の事情によりキャストが変更になる場合もありますのでご了承ください。お願いいたします。
2020.01.30
というわけで連日怒涛の情報公開、三日目はイベント情報でございます。昨日お知らせした『アパシー 学校であった怖い話』コラボカフェを行わせていただきます高円寺のTheaterCafe&Dining Proscenium様におきまして、3月14日のホワイトデー、風間望役ですっかりおなじみになってしまいました風間勇刀さんとそのライバルともいえる綾小路行人役原田友貴さんの怪談会が行われます。お二方とも声優として活躍されておりますが、実は怪談師としての顔も持たれているのです。さすが、幅広い活躍をされておりますね。風間勇刀さんが怪談師として活躍している様は、『第一回鳴神学園生徒総会』で風間望として本格的な怖い怪談をしているとファンの間でも大変話題になっていたのは有名な話。とにかく、怖い話大好きな皆様に相応しい方なのです。そして対する原田友貴さんは『怪異伝播放送局』での語り部としても活躍され、『アパシー』シリーズでは脚本家としても作品を提供してくださっている才人。特に女性人気も高いこのお二人が、ホワイトデーという一年で一番この二人の同行が気になる日に、何と怪談対決をしてしまうのです。声優だからこその美声で語られる怖い話に、ぜひとも身も心も振るわせてくださいませ。しかも、二人が対象となったコラボドリンクを頼まれた方には、何とそれに対応したスペシャルチョコがプレゼントされるという特別仕様でお出迎え。そして、どちらのコラボドリンクがより多く注文されるかで、ホワイトデーを制する者が決定いたします。もちろん、ホワイトデーを制した方からは皆さんに対して特別な愛の囁きがあるかもしれません。お楽しみに~♪なお、ホワイトデー・ラブバトル怪談ライブは昼の部と夜の部がございます。昼の部 13:00~16:00(予定)夜の部 17:30~20:30(予定)どちらも3時間みっちり怪談&スペシャルトークで盛り上げていきたいと思います。各部ともにチケット代は3,000円+1ドリンクとなっております。また、昼の部、夜の部どちらも参加される方を対象に通し券も発売されます。こちらはチケット代5,000円+各部において1ドリンクとなります。ちなみに、昼の部、夜の部ともに語られる内容は全く異なりますので、両方参加されても大変楽しい時間を過ごすことができると思います。チケットは、こちらで販売いたしております。お席ですが、全席自由席となりますので入場順にお好きな席にお座りくださいませ。お席には限りがありますので、ぜひとも早めの御予約をお願いいたします。なお、この怪談会、誠に僭越ながら飯島多紀哉が怪談師として初めて皆様の前で怪談を披露させていただきます。飯島多紀哉と言えば『学校であった怖い話』でもわかるように創作の作家でありますが、実は『四八』というゲームを制作するにあたり、全国47県に散在する廃墟、心霊スポット、曰くある場所、不思議な場所、珍名所、パワースポット等々数百ヶ所を約半年かけて周ったという恐ろしい事実があるのです。その取材中に起きた恐ろしい実体験は数知れず。本人は、つい最近までそれがどんなに恐ろしいことだったか、よくわかっていなかったのです。さらにその取材が全くと言っていいほどゲームに反映されていないという事実を踏まえ、全国各地を巡るうちに起きた悍ましい実話、半年間心霊スポットを旅させられるうちに病んでいく精神状況の中で垣間見えた現実と虚像の狭間の世界、等々あまりに危なすぎてライブでしか話すことのできない怪談をここに解禁いたします。プロの怪談師の方々とはまた違った視点で視ている闇の世界、ご堪能していただければ幸いです。ただし、他では話すことのできない色々な意味で危険な話ですので、ここで聴いた内容はぜひとも他言無用でお願いいたします。それではみなさん、3月14日、奇跡と恐怖の一日を一緒に楽しみましょう。お会いできるのを楽しみにお待ちしております。
2020.01.29
昨日は実況始めるよのお知らせ、大変な反響をいただきましてありがとうございました。本日の情報公開は、コラボカフェはじめるよーでございます。まだまだ小さなマイナージャンルではございますが、ふてぶてしくもコラボカフェを何と一か月間もやらせていただきます。期間は3月1日から3月31日まで。卒業という季節に学怖のコラボが相応しいのかどうかは分かりませんが、やらせていただきます。場所は高円寺。カフェ・プロセニアムという、それはそれはもう大変オシャレで上品なカフェなのでございます。こんな上品なところを学怖色に染めてしまっていいものかどうか。オーナー様、大変、申し訳ございません。コラボドリンクだってあります。コラボドリンクをご注文いただいたお客様には、特製コースターが付いてきます。さらに、遊んで楽しい特製ランチョンマットも御用意する予定でございます。また、コラボ期間中の一か月間、『アパシー』シリーズにご縁のあるイラストレーター様方に、このコラボのために描いていただいた直筆サイン色紙を飾らせていただきます。そして、BGMは何と『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』なのです。いや、もう色んな意味で凄いですよ。オシャレなお店で、素敵なイラストレーター様の描きおろし色紙に囲まれ、コラボドリンクを啜りながら、学校であった怖い話のドラマCDを聞く。おそらく、こんな奇跡は二度と訪れないでしょう。それほど、すごいことなのです。コラボドリンクの情報などは後程アップさせていただきます。楽しみにお待ちくださいませ。
2020.01.28
いよいよ、ナナコロがお送りする実況『鳴神学園放送部』が2月より始まります!!これは、『アパシー』シリーズを中心に飯島多紀哉がその誕生秘話や裏話を当時のゲーム業界事情なども含めながらお送りするゲーム実況コーナーをはじめ、スタッフの女子たちのガールズトークを交えながらの最新情報の紹介を中心に、霊が出ると噂の廃墟に赴いたり、怪談を語ったりいろんなことをやってしまう実況です。初回は生放送で、2月7日の金曜日20:00~の予定で行います。この日は、飯島多紀哉が当時のゲーム業界やどうして『学校であった怖い話』が生まれたのか、初めて語られる誕生秘話など盛りだくさんの内容でお送りさせていただきます。お楽しみに!!
2020.01.27
ゲーム発売から約一か月。やっとフローチャートを公開することが出来ました。分岐シナリオ3本収録していますから、それぞれ確認することができます。『藤丸地獄変』はほぼ一本道ですから簡単です。『正義のゴネシエーター』は少しひっかけがあるものの、チャートを見なくてもなんとかいけると思います。『赤い靴下』が、やっぱり今作では圧巻かと思います。『赤い靴下』だけでも総メッセージ数200,000文字超えですから、フローチャートもかなり複雑なものになっています。もちろん、ゲームを遊ぶときに役立てていただくのも正しい使い方ですが、今分岐ゲーム制作に悩んでいるとか、これから分岐ゲームを作ろうという方も是非参考にしていただければ嬉しいです。実際にゲームを遊ばなくても、このフローチャートを見るだけで分岐の作り方の参考に出来ると思いますよ。ナナコロが過去に発売していたゲームの攻略本は、同人はもとより商業作品を制作するプロの方々も参考にしているというお声を頂いたこともあります。複雑な分岐は、管理するだけでなく隠しルートの発生のさせ方や新たな分岐を出現させる方法など、掘り下げれば掘り下げるほど新たな発見があるものです。フローチャートの見方ですが、悩んでいる部分を参考にするだけでなく、このシナリオをフローチャートにするとこんなものになるんだと思っていただくのも楽しみ方の一つだと思います。簡単に思っていたら、実は複雑だったり。複雑だと思っていたら、逆に実は簡単だったり。今回『赤い靴下』の目玉は同時14分岐発生ルートですが、これは分岐した14ルートが一つに収束することなく、すべて別エンディングに進んでいくというシナリオライター殺しと言えるシナリオです。そのため、長い分岐でも一話数十分で終わるシナリオにも関わらず、文庫一冊ほどの総メッセージ数を誇っているのです。実は、この分岐を埋めるのがまさに地獄の作業でした。とても一気に書くことが出来ず、数名のシナリオライターが手分けして作業し、最後に僕が残りを埋めていくという手法で何とか完成させたものです。実に大変な作業でしたが、すべてを埋めた時はやり終えた感が半端なく充実度MAXでした。だからこそ、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。ゲームを遊んでいない方々、誰にでも触れていただけるようにフローチャートを無料公開にいたしました。是非参考にしていただけると嬉しいです。そして、もっと良い分岐ゲームを皆さんが作ってください。自分ならこう作る、こんなことはしないという見方でも、このチャートが役立ってくれれば良いのです。分岐型ゲームの発展を目指し、みんなで盛り上げていきましょう!!最近、質の良いホラー系分岐ゲームが消えつつあるという声も耳にします。読ませるホラーゲームが、もっと増えてくれたら嬉しいなあ!!ケロケロワホーーーーン!!
2020.01.26
『アパシー 学校であった怖い話 新生2』のフローチャートを無料公開いたします。スマホでもダウンロードできるので、これでスマホ片手にチャート見ながら快適プレイというのも可能ですね。七転び八転がり公式ショップbooth七転び八転がりショップどうぞ、よろしくお願いいたします。
2020.01.25
『アパシー 学校であった怖い話 新生』以降に発売されております、七転び八転がりのゲーム作品ですが、本日未明よりboothで販売している全MAC専用商品をいったん取り下げさせていただきます。またbooth、Amazonでの販売ともにパッケージ版におきましては、MAC対応の表記を消させていただきます。現状、ゲーム内で使用させていただいている制作ツールがMAC-OSの最新版に対応していないため、このような手段を取らせていただきました。なお、制作ツールは現状のバージョンでは対応しているようですが、以前制作したゲームを対応させるため必要な技術力を我々が持ち合わせていないため、我々の力ではどうにもできない状態です。楽しみにしていた方々には大変申し訳ございませんが、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。なお、こちらの技術力が追い付いたり、強力なサポートの申し出があるなど、何かしらの解決方法が見いだされた場合には、MAC対応が復活する可能性もございます。また、お買い求めいただいた方は大変お手数ですが、boothやAmazonなどお買い求めいただいたショップの規約に基づいた対応を誠意をもってさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。対応作品は以下の通りでございます。『アパシー 学校であった怖い話 新生』『アパシー 学校であった怖い話1995 月下美人の章 第一巻』『アパシー 学校であった怖い話1995 月下美人の章 第二巻』『アパシー 学校であった怖い話 極』今後、現状においてはPCゲームはWindows版のみの対応とさせていただきますことをご了承くださいませ。
2020.01.25
実は、去年の暮れからずーっと悩んでいたことがあります。それは、第二回声優オーディションをするべきかということです。『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』のオーディションを去年の7月に開催し、何とか12月に発売することができました。多くの方々のご協力と励ましによって温かい声で迎えられました。評判も上々、なかなか良い感じの手ごたえを実感しております。実は、昨年のオーディションを行ったとき、実現できなかった場合の責任はとれるのか?とか期待しているファンの思いを裏切るのであれば止めた方がいい、という意見もいただきました。もっとも、そういう不安からオーディションに参加するかどうか悩まれた方もいらっしゃったかもしれません。そういう思いもあるのか、今回のドラマCDに続いて第二弾をやる際はぜひお願いしますという触れ込みが、今年になってちらほら寄せられております。出来ればボイスドラマは続けていきたいですし、今後コンシューマを視野に入れるのであれば、当然ボイスも考えて当たり前です。出来るだけ多くの方に活躍の場を広げたい、チャンスを提供したいという思いから第二回オーデイションを開催しようか、悩んでいたのであります。言い訳になりますが何分こちらもオーディションを運営するのは初めてのことでしたので、不手際も多かったです。なので、もし第二回オーデイションを行うのであれば、こちらもよりキャストの方々の立場に立ったオーデイションをやれるのではないかと思いました。やはり、皆様に参加していただくわけですから、参加される側の立場に立ち、その方々がよりオーディションを受けて良かったと思えるような仕組みを考えていかなければなりません。これは、会社が新卒の社員を採用するために行う会社説明会や面接に対しても言えるわけで、参加者に満足してもらうことを考えるのは主催側の義務として当り前です。私は、今回のドラマCDを制作していく過程で本当にその思いを強く感じ、ドラマCDをお手に取ってくださった方々はもとより、参加されたキャストやスタッフの方々に対する接し方やこちらの在り方など、とても多くのことを勉強させていただきました。それは、決してこちらが下出に出るとか遠慮するとかではなく、自分の確固たる意志をきちんと伝えることの重要性であったり、時には厳しくノーと言うのも大事だということです。下手な遠慮や気遣いは優しさではなく、適当な対応に取られるというのも感じました。その上で、学んだことを活かし次回のオーディションを開催するべきか悩んでいたのですが、結果オーディションは行わないことにしました。ドラマCDで演じてくださったキャストの方々には今後スケジュールや事務所などの問題がない限り引き続き演じていただきたいのが切なる願いです。そこで新たなキャストなのですが、これはもう私といいますか株式会社シャノンが直接声を掛けるようにしていこうと思います。実は、イラストレーターさんやシナリオライターさんも、現在募集は行っておりません。何かの際には募集を掛けることもあるとは思いますが、現状において必要なことがあれば個別に連絡させていただいております。待つのではなく、こちらから声を掛けさせていただいているわけです。正直、募集をかけていなくても絵を描きたいですとかシナリオやりたいですという問い合わせは、ありがたいことにちらほらといただきます。それ以外に、僕の目に留まった方々にはこちらからアプローチさせていただいております。それはネットに限らず、異業種交流会や展覧会に足を運んだり、アニメや映画を見て事務所や当人に直接コンタクトを取ってみたり、最近は手当たり次第に行動を起こしております。もっとも、そんなにお願いする仕事があるわけではないので、声を掛けさせていただくことも稀なのですが。なので、ボイスを付ける場合も絵やシナリオと同様にオーディションなどの募集は行わずに、こちらからお声を掛けさせていただければと思います。もし、うちの作品で声を出してみたいという方は、募集などに関係なく公式や私のツイッターを追ったり、サイトに連絡をいただけると嬉しいです。私がアニメを見たり展覧会に足を運んで触れるのと同じように、あなたが私の作品に触れてピンと来たらチェックしてもらえるとハッピーです。つながることで、それが何か次のステップに移行することもあるのです。まだまだ小さなサークルであり至らぬ点も多いのですが、一緒に羽ばたきましょう。というわけで、次のステージが始まるのですよ。そしてさらにもう一つ…、風間望と綾小路行人のバトル、ついに勃発なのであります。ゆるやか~にお待ちください。
2020.01.23
インターネットが世に出てからというもの、法律の在り方は大きく変わってきている。一昔前はSNSなどでの発言は好き勝手言い放題やり放題の状態だったが、ここ最近に来て大きな意識改革がなされているように思う。僕自身も創作活動をする手前、話のネタになりそうなことは興味を持つし納得のいくまで調べる。そして、それに精通した方々や被害者、加害者ともに機会があれば取材させていただく。ここで面白いのは、被害者と加害者の言い分が大きく食い違う点だ。これが実に興味深い。例えば、被害者が「こんな被害を受けた」というと、加害者は「それはそちらの勝手」という。ネット社会になり、被害者も加害者もネットで得られる情報に対しては強い。とにかく、お金を掛けないで調べられるものに対しては実に嗅覚が鋭い。だが、実はここに落とし穴がある。マスコミやネットでの情報が本当に正しいのかということも、現在問題提起されている。かのウィキペディアでさえ、真実を記載しているとは限らないのだ。特に面白いのは、ネットで書かれていることなんて信用できないよと宣う輩こそが、ネットでの情報を信じていたりする。特に自分にとって都合のいい部分だけを。取材をして面白いのは、自分がネット犯罪で訴えられても怖くないという理由の一つに、「ネットで、その点に関しては罪にならないと書かれていた」という発言がある。なぜか、そういう自分に都合のいい部分はネットで得た情報を信じるのだ。そして、そこにすがり自分の活動を頑張るのだ。さらに「自分は金がないから訴えられても大丈夫。負けたって金なんて払わないから相手の訴え損ですよ。金持ちに無駄な金を使わせて気分いいです。ははははは」と言って、得意げに笑う。そして彼らは、時効に対して慎重だ。「あのね、ネットでの発言の時効って知っています? 調べればすぐにわかりますよ。自分は時効を計算して行動していますから何も心配はいらないんです」と言って、自慢げに鼻の穴を膨らませる。或る被害者の方に、「もしあなたが加害者にこんなことを言われたらどう思います?」と投げかけてみた。その方は、顔色一つ答えずにこう答えた。「そうですね。自分の場合は相手にそんなことは言われませんでした。弁護士さんがすべて対応されたのでもともと加害者の方にはお会いしていませんし。ただ、もしそんなことを言われても、理解できません。私は相手から賠償金や慰謝料をもらうのが目的ではありませんから」そして、その方は実に面白い持論を展開させてくれた。それは…相手を精神的に追い詰める? 訴えることで自分のストレスを解消する?いやいや、とんでもない。そんな単純な理由ではない。とてもここでは書けない驚愕の理由があった。その驚愕の理由は書けるわけがない。なぜなら、それは大事なネタになるのだから。いずれ発表される僕の新作を待っていただけると嬉しい。何も裁判は慰謝料を払わせるためだけに行われるものではないというのは、調べてみると実に多くの判例でわかる。例えば、世界の名店を紹介するミシュランガイドだが、そのミシュランは数多の料理店から訴えられている。「三ツ星から二つ星に降格された」とか「載せてもらえなかった」果ては「勝手に載せられた」などだ。果たしてあなたは、それを聞いてくだらないと笑うだろうか。しかも面白いのは、ここでの慰謝料が数億円を提示するものもあれば、わずか数円でしかないものもあるのだ。現実、裁判を起こすということはお金がかかる。だから、例えばネットなどでほとんど軽い気持ちで相手を貶める側も、大金をかけて裁判なんて起こすはずがないとたかをくくっているのだろう。例えば、「事実を書いても罪にならない」とどこかで聞きかじった輩が正義を振りかざすのも、わざわざお金を掛けて訴えられたりするわけがないという安心感がどこかにあるのだろうが、現実に起きる事実に触れた時、初めて夢から覚めたりする。しかし、ネット社会になってそういう輩が増えたのは事実であるが、実はネットが生まれる遥か昔から、このミシュラン問題のような裁判は現実に行われている。それも、わずか数円の慰謝料をかけて数百万、数千万の裁判費用をかけるという現実が、だ。なぜ、そこまでしてお金を掛ける必要があるのか?その理由は人様々だ。プライド、話題性、宣伝目的、業界戦略の一環、等々。だから、調べれば調べるほど衝撃を受ける事実が出てくる、出てくる。人が人と関わることによって、良いこともあれば悪いこともある。そして互いの考え方の食い違いにより、争いが起きることもある。作家はネタに困らない世の中だと思う。特にネット社会のおかげで、ネタは自分の足で稼ぐ時代に育った僕は本当に感謝している。ネットで調べるだけでなく足で稼いだ情報は、実に面白いネタの宝庫なのだから。
2020.01.22
いよいよ、バレンタインが近づいてまいりました。そこで、Amazonにおきまして『アパシー 学恋』シリーズを中心に『新生セット』や『まぜこい フルーツサンド』などのセールを開始させていただきました。あまり在庫もないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。なお、このセールは、2月14日まで開催いたします。
2020.01.19
『アパシー 学校であった怖い話 極』のレビュー発売してから一年近く経つゲームのことを今さら語るのもなんだが、先日とある方のレビューを見て甚く感銘を受けたのでブログを書くことにした。もともと『極』は『四八』で出来なかったことをやろうとした作品だが、このレビューで書かれている通り、僕が望んだ世界観は七不思議の集会を森に隠すということだ。七不思議の集会で始まり七不思議の集会で終わる、七不思議の集会にしか特化していないあの世界観は『学校であった怖い話』の基本形でありその真骨頂でもある。そのため『アパシー 学校であった怖い話 特別編』は原点となるSFC版『学校であった怖い話』で創られた世界観に、新たな七不思議を大量にぶち込むことで成り立つ一種のリメイク作品になっている。だからこそ新鮮さはないものの、コンシューマーではできないグロテスクや残虐なシーンが増えているし、安心感はある。だが僕が新しくやりたかったことは、七不思議の集会から一歩離れて『学校であった怖い話』を描くことだった。描かれるシナリオはともかく、『四八』で描けなかったシステムは、『極』で本質を描くことができた。おそらく、僕が今後『学校であった怖い話』の世界を描くとしたらこれが基盤になると思う。如何に七不思議の集会から離れて、『学校であった怖い話』らしさを出していくか、だ。そういう点において、『極』は個人的にとても満足のいく完成度だったと思う。開発期間はわずか三か月程度。ベースとなる約20万文字のシナリオがあったと言っても、そこから新たに数十万文字のシナリオを書くということはかなりの労力を要した。しかし、もともと『学校であった怖い話』も半年間程度で仕上げた作品だったし、制作するスタッフがうまく効率的に仕事をしてくれれば仕上げられる仕事なのだ。逆に、『四八』は数年かかっても一向に仕上がらなかったわけだが。船頭の多い船は何とやら、というわけだ。三か月しか開発期間が取れないということを前提にして、立ち絵はすべてシルエットにしたわけだし、排除するべきところは悩まず切り捨てていった。だから、本来描きたかったいくつかのシナリオは挿入されなかった。その最たるシナリオが『アパシー 学校であった怖い話 新生2』で納められている『赤い靴下』と『藤丸地獄変』だ。どちらも、七不思議の集会が始まる前を描いたシナリオだ。特に『藤丸地獄変』は『人肉食堂』からさらに派生するサブシナリオだ。これこそが『四八』の神髄として描かれるはずだったのだが、主導権がないとなかなか意見も通らないし難しい。SFC版『学校であった怖い話』や『アパシー 学校であった怖い話 極』が短期間で完成させられるのは、スタッフがどううまく動いてくれるかを把握し、また彼らがその力を発揮してくれるからだ。実はこの『アパシー 学校であった怖い話 極』は、価格が高いということでかなりの批判も浴びたのだが、新生ナナコロにおいて一番稼いでくれたのはこの作品だ。そして、今なお一番プレイヤーが求めてくれているのは、この『アパシー 学校であった怖い話 極』なのである。即売会などでは「極って面白いの?」と質問してもらったり、「これください」と最初から『極』一転狙いで来てくれたりする。それがとても嬉しい。少なからず、口コミで広がっていることに手応えを感じる瞬間だ。SFC版『学校であった怖い話』を好きなユーザーが、最近得られなかった面白さを探すとしたら、ここを漁るとあるかもしれない。世の中には、最近は無料で遊べるものが多い中、ホラーノベルゲームというのはなかなか発表されなくなった。しかも、数十時間はゆうに遊べる分岐ゲームというのは皆無に等しい。だからこそ、ナナコロが作る世界の灯を消さずに頑張りたいと思う。SFC版『学校であった怖い話』と『アパシー 学校であった怖い話 極』のもっとも大きな相違点はシナリオだと思っている。SFC版はとにかくシナリオの分量を増やすために当時の事務の方にもシナリオを執筆してもらった。そして僕はそれにチェックを入れず発売した。根幹シナリオはすべて僕が執筆しているが、おそらく僕がチェックすると大幅な修正が起きてしまうため、あえて無視した。本当にこんなシナリオを載せていいのか?という疑問もスタッフ内で上がったが、あえていじらなかった。だから逆さ女やポヘは、僕が書いた根幹ルートには登場しない。事務の子や当時初めてシナリオを書いたスタッフによる賜物だ。『学校であった怖い話』のシナリオは「玉石金剛」とよく言われるが、まさに僕はその通りだと思っている。それは子供のオモチャ箱であり、宝物とガラクタが一緒くたにまとめられているからこその魔法の箱なのだ。『アパシー 学校であった怖い話 極』は、初めてシナリオを執筆した人間も参加しているが、『アパシー 学校であった怖い話 特別編』で読者から募集したシナリオ時にずば抜けた文才を見せてくれた井上阿希(現:海原望)さんの再参加が大きく光っている。さらに、加わってくれた新規のシナリオライターの作品には、出来る限りの修正を加えてテコ入れした。物によっては、ほぼ全直し、さらには全カットまでしたものもある。そうすることで石を除き、宝石を選ぶことを行った。さらに石も磨きに磨いた。実際はSFC版で使われたシナリオにもかなりの手を加えて修正を施している。それはSFC版と『極』を遊び比べてくれたらわかると思う。だから、言い切ってしまうがシナリオの完成度は他作品と比べても群を抜いていると思う。もっとも、好き嫌いは別の話だが。感覚的な問題もあるだろうが、レベルの底上げはかなり行われているはずだ。さらに今回の『新生2』では僕以外に怪異伝播放送局のシナリオを執筆しているプロの怪談作家である原田友貴さんや同じくプロのシナリオ作家さん春井環二さんにご協力いただいている。どちらも、大変実力のある作家さんだ。逆に『学校であった怖い話』の世界観を知らなかったため、慣れるまではニュアンスの異なるキャラクター性も垣間見られるが、それは本来のSFC版自体が全編にわたり統一性が見られていないのだから原点回帰に近いのかもしれない。次回の新作ゲームはタイトル未定だが新たに三本のシナリオを同梱した作品になると思う。本当はここで『都市伝説 黒バラの城』を描こうとしたのだがあまりの規模の大きさに三か月で制作するのは困難になった。他に三本の作品を同時に進めなければならなくなってしまい、かなりスケジュールは大変なのだ。というわけで次回の作品は僕が新たに一本新作タイトルを書き下ろすのだが、残りの二本も自信作を出すつもりだ。次回の新作では今回大変心強いサポートをしてくれた原田友貴さんや春井環二さんはお休み(ちょっと別にお願いしたいことがあるので)していただき、新たに三名の怪談作家さんが協力してくれる予定だ。どの方も怪談本を執筆されていたり、ラジオドラマやアプリゲームのシナリオで活躍されている実力派だ。そして僕が最も信頼しているシナリオライター井上阿希(現:海原望)さんの本格参戦も決定している。僕が現在やろうと思っていたシステムは『極』『新生2』『次回の新作ゲーム』を持って、一つの終点を迎えると思う。『極』を己の中での最高傑作で終わらせず、さらに進化を見せていくナナコロのノベルゲーム、ぜひ楽しんでいただければ幸いである。最後に今回の『アパシー 学校であった怖い話 極』のレビューを書いてくれた方に心から感謝の意を表したい。ありがとう。
2020.01.18
皆様、大変お待たせしております。『アパシー 学校であった怖い話 新生2』のフローチャートですが、全フローチャートを早ければ来週中に公式サイトで無料公開させていただきます。スマホでもご覧いただけますし、ダウンロードも可能です。スマホでチャートをチェックしながらPCでゲームプレイも出来ちゃうわけです。現在、1/19に開催される関西コミティア57のため大阪行きの準備をしておりますので、帰ってきたら作業始めますね。『アパシー 学校であった怖い話 新生2』をお持ちでない方も見ていただくことは可能ですので、ナナコロの分岐ゲームはどんな感じなのかな?と興味をお持ちの方は是非ご覧くださいませ。よろしくケロケロ。
2020.01.15
弱冠一名の方が、僕の発言や行動が法律に違反しているのではないかと何度も会社や取引先企業に対して連絡をしてきます。皆さんが、大変迷惑し困っております。これは法律に関する問題ですので、こちらとしましても弁護士さんを通して正式に返答をさせていただきたいと思います。もし正式な回答を求めたいのであれば、そちらの連絡先を教えていただけた場合に限り、こちらから弁護士さんを通してご返答させていただきます。こちらも弁護士さんのご都合がありますので、そちらの都合に合わせることができません。あくまでもそちらからの質問ですので、こちらの事情を理解したうえで対応していただきたく思います。そのように何度もご連絡差し上げているのですが、理解していただけませんでしょうか。連絡先を教えたくないのであれば、そちらで弁護士さんを通した上でご連絡していただいても構いません。これ以上、ツイッターやメールなどで何度も繰り返し質問される場合は、こちらとしても対処いたしかねますのでしかるべき処置を取らせていただきますことをご理解ください。今後、このような質問には一切お答えいたしかねます。また同様の質問がある方も、同じく弁護士を通すかそちらの連絡先をお伝えください。こちらの準備が整い次第、順次ご返答させていただきます。
2020.01.15
1月19日に大阪インテックスで行われる関西コミティア57に参加させていただきます。大阪、久しぶりですね。海凪と、ナナコロのスタッフの女の子、お二人様で行かせていただきます。ちなみに、予算の関係で私は行きません。女の子二人に男が一人加わるだけで予算が大幅に跳ねあがってしまうんですよ。日帰り、厳しいですから。今年は何かとあれやこれやとお金がかかってしまうので、抑えるところはぐっと抑えないと。大阪は食べ物もおいしいし、あんまりイベントとか出来ないので出来れば行きたいんですけれどねえ。残念。ホントーに残念。というわけで、当日『鳴神学園生徒総会臨時出張所』を設けさせていただきます。『鳴神学園生徒総会』でしかまだ販売したことのない「学校であった怖い話Tシャツ」とか、「生徒総会イベント脚本」とか大阪発出しとなるグッズも盛りだくさん!!クラウドファンディング限定グッズも、この日ならではの特別頒布です。また『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』予約限定版も10個ほど持っていければと思います。こちらのお品も現在、このイベントでしか販売いたしておりません。なお、取り置きしておきたいやお品書き以外にご希望のお品がございましたら、お名前と連絡先を添えて公式サイトまでご連絡くださいませ。出来る限り、ご要望に添えますよう努力させていただきます。それでは、どうぞよろしくお願いいたしまーす!!
2020.01.14
ウチの海凪ちゃんが成人式を迎えます。スクリプトから演出からムービーから何から何まで頑張ってゲームを作り、それ以外にもホームページ作ったりメール対応したりほとんどすべてのことをもくもくと頑張っている海凪ちゃんです。いつも人手が足りないので、ずーっと一人で頑張っています。そんな海凪ちゃんもいよいよ成人式を迎えます。と言うことで、年末年始もほとんど休みなく働いていた海凪ちゃんは明日からお友達と一緒に成人式を楽しんだ後お泊りに行くみたいです。なので、明日と明後日は久しぶりのお休みです。僕は三本同時にシナリオ書かないとならないスケジュールになったので、明日も明後日も引きこもって執筆です。海凪ちゃん、どうぞ羽を伸ばして楽しんできてください。
2020.01.11
『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』予約限定版を予約してくださった皆様への発送ですが、ほとんど本日終わらせることが出来ました。届くのを楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。発売後の反響もよく、多くのご好評の声を頂き大変嬉しく思っております。CD10枚を一気に発売するという暴挙、さらに予約限定版は特典CD2枚を付けた12枚組での発売という史上類を見ないボリュームでの完成を夢で終わらせることなく実現することが出来ました。これもひとえに多大なるご協力をいただいた音響制作会社の方々、数々の無理難題を笑顔でこなしてくださったキャストの方々、そしてそれを支えてくださったファンの方々のおかげだと思っています。おかげさまでこちらの予測を超える予約注文を頂けたおかげで、何とか笑顔で新年を迎えることが出来ました。世の中、赤字になると次の展開は望めないので、そうなると何も語らず沈黙を守り静かに沈んでいくしかないのです。いよいよAmazonやboothでの販売も始まり、ここからの売り上げが次回作へと続く資金となると思います。本当に作品、そしてキャラクターを愛してくださったキャストの方々の頑張りに報いるためにもスタッフ一同力を合わせて売っていきたいと思っています。おなじみのキャラクター達を熱演してくださった皆さんをはじめ都築里佳さんや堀越せなさんなど、彼女たちがいたからこそ生まれたキャラクターに今後も『アパシー』の世界で活躍していただくためにも、頑張らないとなりませんね。というわけで、『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』の制作裏話は今後も定期的に続けていく予定です。そして『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』Amazonでの発売を記念して『アパシー 学校であった怖い話 極 攻略本PDFカード付・通常版』定価6,800円を本日1月9日~1月13日までの5日間、50%オフの半額セール税込3,400円で販売させていただきます。ドラマCDだけでなく、ぜひこの機会にゲームも遊んで見てくださいませ。なお、公式サイトで公開されている修正パッチを当てていただくことで、追加グラフィック、追加ボイスなども楽しめますよ。エンディング数140以上を誇る大ボリュームのノベルゲームとなりますので、この機会をお見逃し無く。そして、今年様々な試みで展開を広げていく『アパシー』シリーズを応援してください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020.01.09
最近、ずっと考えている。昨年、ツイッターを使って新しいゲームの可能性が見えないか挑戦してみた。それが『殺人クラブジャック』だった。年末、OKOSとコラボして『アパシー 学校であった怖い話 黒バラの城』をアプリで展開してみた。試験的な試みだったので、電話を受けるだけでなく公式サイトとかTwitterとかいろいろと連動して最終的にはコミケに結びつくような展開をやってみた。すでにお気づきの方はいると思うが、『黒バラの城』はあれで終わりではない。が、あれがどのような形でその全貌を皆さんの前に現すかは、今はまだ秘密だ。あれこれ画策するうちに、企画自体も二転三転している。それが自分でも楽しい。昨年の夏に行った『第一回鳴神学園生徒総会』も新しい試みだった。あれはクラウドファンディングの企画なので、今後もクラウドファンディング連動企画として『鳴神学園生徒総会』は続けていきたい。ちなみに、11月に行った『第二回鳴神学園生徒総会』も満員御礼の大好評だったし、冬コミでドラマCDの声優さん方が大挙してナナコロブースを盛り上げてくれた即売会も、実は『鳴神学園生徒総会』の番外編的な位置づけとして考えていたりする。こういう趣向のイベントは今後も意欲的にやっていきたい。とにかく声を当ててくれたキャストの方々とは、収録が終わってもとても仲が良い。僕が水戸にいるためなかなか会うことはできないが、電話やメールでのやり取りは欠かさず、新年会も計画している。僕もまた、彼らと一緒に何か企画したいと考えている。自分にとって、これらの試みは企画を立てるのもとても楽しいものだった。ユーザーに受け入れられようと受け入れられまいと、自分が考えた新しい試みをチャレンジし続けることが自分の役目だと思う。「飯島はコンピュータゲームだけ作ってりゃいいんだよ」という声を耳にすると、なぜそんなことを言う人間が存在する時代になってしまったのかなと考える。僕に限らず、クリエイターというものはファンが望む世界を見せるのではなく、ファンに新しい世界を魅せる存在だと思っている。少なくとも僕が何かを創造する限り、挑戦は大前提だ。だから、もっと面白いことを今年も考えていきたい。そう思うからこそ、ゲームって何だろう?と、ふと考える。僕にとって、ゲームとは相手が楽しむことだと思っている。ただし、そこに成長というものを常にプラスして考えている。ただ楽しいだけではダメだ。例えば、リアルで人を傷つけるのが楽しいんだよと言う人間を楽しませても、そこには排他的なものしか残らないし、失敗以外の何物でもない。楽しんでもらうだけでなく、驚いてもらったり、感動してもらったり、感嘆してもらえたら嬉しい。僕の挑戦はまだまだ足りないと思う。もっともっと改良し、もっともっとたくさん考えて、常により上を目指さなければならないだろう。僕にしかできないことを考えなければダメなんだ。今年もみんなを驚かせる作品を作りたい。それが僕の今年の抱負だ。
2020.01.08
クラウドファンディング限定商品を購入することはできませんか?というお問い合わせをいただきます。クラウドファンディング限定商品とは、同人サークル七転び八転がりがクラウドファンディングを行ったときに支援者様に送られた一部のグッズのことを指します。これはクラウドファンディングにおける限定商品となりますので、通常での販売は行っておりません。ただしクラウドファンディングのイベントである『鳴神学園生徒総会』では、販売が可能となっております。『鳴神学園生徒総会』は、サークル七転び八転がりが主催しているイベントであり、クラウドファンディングの目標の一つとして企画されたものであり第一回目は8月12日に行われ、そこでの物販としてクラウドファンディング限定商品が頒布され大好評のうちに幕を閉じました。また第二回目も限定商品は物販で販売され、好評を得ました。クラウドファンディングイベントである『鳴神学園生徒総会』は不定期に行われるイベントですので、いつどのような形で行われるかは定かではありません。またトークショーやパネルディスカッション、即売会、演劇、コンサート、怪談会など様々な形で今後も行っていく予定です。特に即売会では、キャストの方々が売り子をしたり、突然速攻演劇が始まったり、『鳴神学園生徒総会出張所』として臨時開催することもございます。なお、今後は地方での即売会やイベント、インターネット上での特別イベントなども開催していく予定で、そこでは限定商品の物販も行われる場合がございます。さらには、その場で初出しとなるクラウドファンディング限定グッズもあるかもしれません。あくまでも開催は不定期となりますので、Twitterや公式サイト、ブログなどでの情報をご確認くださいませ。近いうちにも開催予定がございますので、楽しみにお待ちくださいませ。
2020.01.08
皆様、大変お待たせしております。『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』予約限定版の発送ですが、昨年末より進めていましたクロネコヤマト様との業務提携が明日完了する予定です。完了後、順次発送させていただければと思います。お待たせしてしまい、大変申し訳ございませんでした。今週中には、予約していただいた皆様、全員分の発送が完了する予定でございます。今しばらくお待ちくださいませ。また、これに伴いboothでの購入者様への発送も開始予定です。昨年まではbooth倉庫からの発送でしたが、今年より自社発送へと切り替えになりました。まだ新作と一部の商品のみの取り扱いとなりますが、少しずつ全商品を自社発送へと切り替えてまいります。booth倉庫にある商品は、今月末を待たずに全品引き上げる予定です。また、これに伴い今までは通販していなかったグッズ等も通販を開始する予定です。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。今年も『アパシー』シリーズをはじめ、株式会社シャノン及びサークル七転び八転がりは様々な展開をしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
2020.01.07
結論から言うと「Yes」です。Amazonのレビューで裁判を起こす場合、皆さんはどんなことを想像しますか?低い評価を付けられたことに対して、その関係者が立腹しているイメージでしょうか?現状、様々な立場からAmazonのカスタマーレビューに対して訴えが起こされています。まず、Amazonという世界最大の通信販売サイトは、それぞれの商品に対してカスタマーレビューというものが非常に効果が高いと言われています。カスタマーレビューとは、その商品を実際に使用したユーザーが評価したレビューのことをさします。レビュー評価が高ければ、それを見たユーザーは安心します。その商品は安全であり、購入するに値するという安心感を得られるからです。逆に、低い評価はその商品に対して不信感を煽り、購入意欲を削いでいきます。ということは、安直に考えれば低い評価に対してクレームをつけることで裁判を起こすと結び付けられます。しかし、裁判はそのような理由で簡単に起こせるものではありません。なぜなら、これだけでは具体的なデータが欠落しているからです。が、見方を変えれば裁判は実に簡単に起こせるのです。ただし、裁判に至るまでに多大な労力と時間がかかります。そのため、対象者は自分の犯した罪など忘れたことに、訴状が届くのです。なので裁判を起こしてから可決するまでに何年もかかることはざらです。その上で、今回のお話をさせていただければと思います。上記した通り、レビュー評価が低ければ裁判になるというものでもありません。事実、レビュー評価が高いものに対しての裁判も行われています。Amazonのレビューに関して言うならば、レビューを書くことに対し、現在のシステムでは個人は特定されます。というのも、日本ではAmazonにおいて5,000円以上購入した実績のアカウントがないとレビューを書けないからです。これは、個人情報がすでにAmazonに把握されているということの証明です。これを念頭に入れてレビューをしないと取り返しのつかないことになります。評価が高いにしろ低いにしろ、訴えられればそのレビュアーの個人情報の開示請求を要求することが出来るからです。たいして悪気もなく好き勝手レビューをすると、それが大変な問題になってしまうことは現実にあります。それでは、高評価のレビューを取り上げて検証していきましよう。実は、Amazon自体がレビュアーを訴訟している案件が実在しています。これは、やらせレビューと言われているものに対しての訴訟です。やらせレビューとは実際にその商品を使用してもいないのに、礼金と引き換えにその商品に対して高評価のレビューを書くというものです。俗にいうサクラという奴ですね。サクラが多ければ多いほど、その商品のレビューは高評価になります。しかし、その評価は実際の商品を使用してのものではありません。あくまでも対価と引き換えに捏造されたレビューです。では、そんなサクラのやらせレビューで高評価になった商品を実際に購入したユーザーはどう思うでしょう?高評価を信用して購入したにもかかわらず、それがあまりにも評価の内容とかけ離れていたとしたら、購入者はその怒りや不満をどこにぶつければいいのでしょう?それに対するクレームが相次ぎ、Amazonとしても対処しきれない現実があります。商品は、決して売れればいいというものではないのです。売れた後のことも考えなければ、世の中は回りません。それがリアルな現実です。Amazonは、やらせレビューを書いて報酬をもらった人間、およびやらせレビューを書かせた販売者、さらにはその中間に入りやらせレビューを書く人間を集めたサイトの運営者も訴訟しています。このようなやらせレビューはアマゾンだけの問題ではありません。インターネットでのショッピングが一般的になった現在、レビューの在り方が問われています。低い評価だけでなく、高い評価だからこそ問題になるというのも現実なのです。これらの評価レビューは、すべてが捏造です。作られた捏造が拡散されていくことで起きる影響は、想像を絶しています。しかし、インターネットが一般化するにつれ、このようなネット問題に対しても改善や解決策は講じられています。ほんのイタズラ半分で行った行為は、イタズラでは済まされない現実がやってきました。このブログは続きます。
2020.01.05
新年明けましておめでとうございます。 今年は『学校であった怖い話』や『藤丸地獄変』の生誕二十五周年となります。それに伴い、弊社でもお祝いができればと思っております。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。 なお、昨年末に冬コミで発売した『アパシー 学校であった怖い話 新生2』や『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』の単品及び全巻セットをboothで販売開始いたしました。ダウンロード版とパッケージ版がございます。パッケージ版は、今まではブースの倉庫からの発送でしたが時間がかかるため、弊社からの発送に代えさせていただきました。ご注文後、1週間以内に発送させていただきます。 また、『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』予約限定版をご予約され、配送をご希望されました方々への発送は、一月七日ごろより順次発送させていただきますので、今しばらくお待ちください。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020.01.04
明日は午前中10時から12時まで岩下明美嬢がナナコロブースに登場します。その時OKOSで聴ける合言葉を伝えれば、ここでしかもらえない素敵なプレゼントをいただけます。もしOKOSを聞き逃しても、ナナコロの公式ツイッターに注目していればいいことあるかも。それも出来ないときは、岩下明美さんに直接当たって砕けてみてください。優しい岩下さんのことです。きっと何とかしてくださるのではないでしょうか。そして午後は、坂上修一君と倉田恵美ちゃんがナナコロブースに遊びに来てくれます。めったにないチャンスなので色々と話しかけてあげてくださいね。さらに、お待ちかねのあの人がサプライズで登場するかもしれません。これらの情報は随時ナナコロ公式ツイッターで情報を発信いたします。お見逃しなく!キャストの方々への差し入れも絶賛受付中ですので、スタッフ一同お待ちしております。
2019.12.30
ドラマCDにおける声優さんたちとの思い出もいよいよ大詰め。大トリを務めていただくのはこの方、岩下明美役の野水伊織さんのお話です。もう、本当にお世話になりました、野水伊織さん。ドラマCDのオーディションに突然申し込まれてきた野水伊織さん。ただでさえお忙しいのに、こんな同人作品のドラマCDになぜ?理由はSFC版『学校であった怖い話』の親子そろってのファンだからということ。オーディション当日は他の仕事も入っているものの何とか時間を都合していくというご連絡をいただいたのですが、わざわざうちのためにご迷惑をおかけするわけにもいかず、別途日時を調整しお会いしてきました。正直、どんな役でもこなせてしまう野水伊織さん。でも、コミュ障で人と話すのが苦手という野水伊織さん。確かにお会いした時、震えていました。まるで小鹿のように全身を震わせ緊張しておられるのが、はっきりとわかりました。サンプルボイスを聞き、それから野水伊織さんが出演されているアニメを拝見し、歌を聴いたり、いろんなものに触れて僕は岩下明美役をお願いしようと決めておりました。そんなことを伝える前に野水さんが切り出したのが「私、『赤い傘、青い傘』の話が大好きなんです。あの話で、傘で人が殺せることを学んだんです」と物凄く物騒なことを目をキラキラと輝かせて熱弁されました。ああ、もうこの人しか岩下明美を演じられる人はいないなと確信し、すぐにお願いしました。野水さんはたいそう喜ばれ、その後何度も打ち合わせをしました。が、『学校であった怖い話』の話が全く出ません。野水さんと話をするとホラー映画の話に尽きてしまうのです。僕も毎日映画を三本以上観るという誓いを10年間続けた人間ですから、相当数観ています。それこそ、あらゆる分野で様々な作品を鑑賞していますが、趣味のホラー映画はそれこそ映画評論家以上に見ていた時期があります。なので、隠れた傑作とかどうしようもないゴミ映画なんかもそれなりに知っているわけで、そんな話をすると物凄い勢いで食いついてくるのです。どこがコミュ障なのか?ホラー関係の話になるととにかく話が止まらない。時間を忘れて午前様になっても話し込んだこともありました。最近はホラー映画の話でこんなにキャッチボールできる方は男女通じていませんでした。なので、野水さんと知り合えたことは、本当にありがたかったのです。最近はほとんど映画を観ることを怠けてしまい、平均すると一日一本程度になってしまいましたし、どうしても昔の映画に触手が動いてしまいます。そんな僕にとって、最新のホラー映画を誰よりも知っている野水さんの情報はまさに砂漠で見つけたオアシス。毎日でも話していたいと思わせるほどの情報量を投げてくれるのです。よほど好きじゃないと、しかも貪欲に活動されないと手に入らない情報の数々。野水さんは本当に行動力旺盛な方です。自分の好きなことにはどんどん自ら向かって飛び込んでいく。そして、言いたいことははっきりと言う。決して控えめではなく、自我をきちんと相手に伝えられる方でした。道がなければ自分で道を拓く開拓者なのです。そして何事にも敏感な触角を持ち、常にそれをせわしなく動かしている。喜怒哀楽の表現も豊かで、しっかりとしたポリシーを持ったクリエイターなのだなあと思いました。見習わなければならない箇所がたくさんあり、まだまだ底が見えません。はっきり言って、今回のドラマCDは野水伊織さんの力なくしては完成しなかったと思います。それほど力強いパワーを持っている方であり、その力を惜しげもなく周りにばら撒いているのです。野水さんのパワーに触れたことで、僕もいつも以上の力を出せたのかもしれません。そんな野水さんは、『赤い傘、青い傘』と『偽りの愛』を演じたいと逆指名されてきました。『偽りの愛』はSFC版で絶対にやってはいけないとボツにされながらも小説版では絶大な評価を得た作品です。音響制作会社の方からも、このシナリオは事務所にダメ出しされますよと言われたほどです。しかし、危ないシーンはそのまま残し、全体の流れはほとんど変えずに提出しました。で、「子宮食べたい」と嬉しそうに微笑む野水さんのために、比較的安全なシナリオ『赤い傘、青い傘』を大幅にリテイク、ほぼ新作シナリオと言っていいほど書き直しました。それを読んだ野水さん、「ふふふ、さらにゲスくてクズな奴になりましたね塚原君、うふふふふ」ととっても嬉しそう。こんなシナリオ絶対にオーケー出ませんよと周りが言う中、すんなり通りました。野水さん、マネージャーさん、事務所の皆さん、本当にありがとうございました。岩下明美を演じるにあたり、その方向性をどうするべきか色々と悩んでいた野水さん。しかし最終的に僕に一度も相談することなくすべて自己解決させ、ドラマCDの収録に臨まれました。その美しさに、みんながどれだけ惚れ惚れしたことか。最も危険なキャラクター岩下明美が語る最も危険なシナリオを、本当に妖しく艶っぽく演じてくださったのですよ。岩下明美は、新堂誠と同様で最多10本のシナリオに登場します。堀越せなさん演じる不知火美鶴との静かなるバトルをはじめ、様々な箇所でその存在感を聞かせてくれます。そしてシチュエーションシナリオでは岩下明美様に殺していただけるので、自分なりのセリフを考えてお楽しみください。「第二回鳴神学園生徒総会」でも抜群の存在感を見せつけてくれた野水さん、岩下明美のアクキーを購入し、嬉しそうに愛でておりました。トレーディング缶バッジは岩下明美が当たらず、何度も引いていた可愛らしい野水さん。もうすっかりも心も岩下明美になっております。こちらのアクキーや缶バッジも冬コミで頒布しますのでお楽しみに。ただ、こちらのグッズは午後からの頒布となりますのでご注意ください。そんな野水伊織さんが12月31日の冬コミでナナコロブースに売り子として登場いたします。10時から12時までの二時間。現在OKOSで展開されている『アパシー 学校であった怖い話 黒バラの城』の中で告知される合言葉を聞いて、ぜひ当日会場限定のスペシャルなプレゼントを手に入れてください。正直、リアル岩下明美さんと生で会話できる機会なんて一生に一度のチャンスだと思います。何をプレゼントしていただけるかは当日会場でのお楽しみ。スタッフ一同、お待ちしております。ぜひ、いらしてくださいね。そして僕は、そんな野水伊織さんが最も引き立つであろう岩下明美の新作シナリオを構想中。来年25周年を迎えるにあたって、『アパシー 学校であった怖い話』の世界観はさらなる広がりを見せます。そこで野水伊織さんがどのような活躍を魅せてくださるのか、僕は今からとても楽しみなのです。野水伊織さん、本当にありがとうございました。そしてこれからも今まで以上によろしくお願いいたします!!
2019.12.29
今回は新堂誠役の松風雅也さんのお話です。今回のドラマCDのキャストの方々はその誰もがとても収録を楽しみにしていたのですが、一番ドキドキしたのは松風さんです!!何といってもゲーム制作を基本の生業としていた僕にとって、『シェンムー』はさすがに遊びましたからねえ。さらにアニメ版『地獄少女』は見ていましたから。そして息子ちゃんが子供のころメガレンジャー見ていましたし。色々な意味でドキドキなのでした。さて、新堂誠の声を松風雅也さんが担当するという情報を発表した途端、本当に反響がありました。やはりゲームとして生まれた『学校であった怖い話』。同世代の『シェンムー』に対する思い入れのある方も多かったようです。なので、僕のもとにも知人からいくつもの連絡がありました。その中に「新堂誠の声はもっと野太くて怖い感じかと思った」というものがありました。皆さんは、どう思いますか?新堂誠の声は松風雅也さんのイメージでぴったりでしたか?僕は、まさに思い描いていたイメージどおりでした。新堂誠は、実はとっても可愛いのです。お茶目なのです。ボクシング部だとかヤンチャだとかガラが悪いとかヤンキーだとか言われている一面もありますが、パフェとたこ焼きが大好きな愛すべき人物なのです。辛いのが苦手な新堂誠は、甘党なのです。そして、すぐに人を裏切る。仲間を大事にするような義理と人情に篤い一面があるにも関わらず、簡単に友達を差し出す。まあ、親分肌を持ちながらチンピラの一面も見え隠れする。そんな人間性豊かな愛すべき人物なのです。だから、人懐っこくて善悪の両面を表現できる声の雰囲気は、僕にとって野太くてどすの利いた声ではないんです。まさに松風雅也さんの声がイメージにぴったりでした。そんな松風さんのドラマ収録前に、周りから『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』だけは観ておいた方がいいと言われました。正直言いますがガンダムはファーストしか見ていません。ガンプラも大好きですが、やはりファースト命。個人的にはズゴックとアッガイ推し。ズゴックカッコイイ。アッガイ可愛い。ズゴックとアッガイだけで何十体完成させたかわからないほどです。以前Gガンダムとかガンダム系列の作品をパンドラボックス時代に製作していましたが、部分的にしか観たことないんです。でね『鉄血のオルフェンズ』がどんな感じか概要を見ると、全部で50話ありました。収録前の殺人的なスケジュールでとてもアニメ50話を見るなんて無理。とりあえず一話だけでも見てみようと思ったら、これがもう面白くて止まらなくなりました。「やくざ映画じゃん、これ!!」そうです。僕の大好物、やくざ映画なのです。ガンダムの皮を被ったやくざ映画なので時間の許す限り視聴しました。それでも、新堂誠のドラマ収録までには12話程度しか見ること出来なかったのですが。しかし、あまりの面白さにドラマCDの収録がすべて終わり、空いた時間を使って少しずつ見ていき、やっとこの前全話鑑賞し終わりました。最後の最後までやくざ映画でした。やくざ映画だからこそのあの終わり方。良かったです。松風さんとお会いした時、収録の話そっちのけでガンダムの話ばかりで盛り上がってしまい、本当にすみませんでした。そんな僕に、ガンダム裏話をたっぷり聞かせてくださり、感涙ものでした。そんな松風さんは、「新堂誠って役者さんとか有名人に例えたら誰でしょう?」と聞かれました。そんなこと一度も考えたことのなかった僕は、突然の質問にパニック状態に。「菅原文太ですかね」などと訳の分からないことを言ってしまいました。いや、実際僕の中ではそういうイメージがあるんです。声じゃないですよ。雰囲気です。文太アニィのカッコよいけれど、どこかお茶目でチンピラっぽくて憎めない役どころが新堂誠と通じているものがあるんです。例えば『トラック野郎』とか『まむしの兄弟』とか。あんな文太アニィが大好きなものですから。それを聞いて松風さんの表情が一瞬固まったかのように見えた僕は、さらに墓穴を掘ります。「あ、高倉健じゃないんです。健さんじゃなくて文太です。文太アニィ。新堂誠は高倉健じゃないんですよ」僕自身、何を言っているのかわかりませんでした。たぶん、僕の思いは微塵も伝わらなかったと思いますが、松風さんは笑顔で受け止めてくれました。せめて哀川翔と言った方がよかったかもしれない。竹内力じゃなくて哀川翔。…いや、やっぱり言わなくて正解だったかも。松風さんは、相当シナリオを読みこんでくれたようで、新堂誠の役作りに付いて次々と質問を浴びせてくれました。「ここは、こんな感じで話した方がいい」とか「全体的にはこんな感じで語りたい」とか「ここはひょっとしてこういう意図があるのか?」とか、もう思ったことをズバズバ聞いてきます。そのどれもが的確で、本当に嬉しくなりました。「このシナリオってすごく奥が深い。それを読み取るとゾッとする。終わりそうで終わらない、読み返すとちゃんと伏線が貼られている。面白いシナリオです。今度飲みに行きましょう」いや、もう、その言葉だけでお腹いっぱいですから。松風雅也さんのセリフの一言一言が心に染み入りました。新堂誠よ、お前は松風さんに声を担当していただき幸せ者だな。正直、完成したドラマCDを何度聞き返したことか。そんな松風雅也さんの登場シナリオは全キャラクターの中で最も多い10シナリオ。メインとなる語り部の話だけでなく、他のシナリオでも重要な役どころで登場しますので是非お見逃しなく。そしてセットの予約特典で聴けるシチュエーションシナリオでは、そんな松風アニィにシゴいていただけます。いや、もう最高ですから。今後の新堂誠役でもよろしくと言ってくださった松風雅也さん。今後ともよろしくお願いいたします松風アニィ!!
2019.12.29
今回は日野貞夫役の山口キヨヒロさんのお話です。今年の夏、8月12に行われた『第一回鳴神学園生徒総会』。その演劇パートで日野貞夫?役を演じるにあたって役者さんを募集した時にすでに決まっていた倉田恵美役の日野まりさんにご紹介いただいたのが山口キヨヒロさんでした。日野まりさんとは仲良しで何度も共演されているキヨヒロさん。見た目がどことなく日野貞夫に似ている…そう感じた僕は是非とお願いしました。そんなキヨヒロさんは声優もやられており、ドラマCDにも興味があるということ。そして、オーディションにも応募されてきました。話を聞けば聞くほど演技の幅が広そうでしたので、「細田友晴に興味あります?」と尋ねてみたところ、少し沈黙した後「やれと言われれば何でもやりますけれど」とかなり不満があるような様子。決して口には出さないものの「日野だよ。俺は日野貞夫をやりたいんだよ」オーラが全身を包み込んでいました。というわけで『第一回鳴神学園生徒総会』のイベントに引き続いての日野一族、日野貞夫を演じてもらうことに。しかし、これは大正解でした。イベントが始まる前に何度もお話したりリハーサルをしたのですが、キヨヒロさんてちょっと気難しくて真面目な方だと思っていました。どちらかと言うとストイックな印象を持っていました。なのに、舞台が終わると豹変。第二部のフリートークや第三部のファン交流会では八面六臂の大活躍。日野はこんなにサービス旺盛じゃないでしょうというくらいのサービス過剰っぷり。一緒に出演をお願いした本田一誓さんとの相性は抜群で、二人放っておくと延々とコントをやり続けます。わずか一夜にして、山口キヨヒロさんは日野貞夫としてファンの心を鷲掴みにしたのです。僕は、キヨヒロさんのすごさを身近で触れることができ、プロ根性というものを勉強させていただきました。僕自身、お客様に対しては最大限に喜んでいただこうということを一番のモットーにしています。だからこそ、これでもかというサービスと演出を常に考えていますし、クリエイターはそのために何かを犠牲にするのは当たり前の精神でいつも挑んでいます。そのために周りのスタッフと意見が食い違い気まずくなることも多々ありますが、僕はそれを曲げるつもりはありません。その気持ちを僕同様に持ち合わせ、そして僕よりもはるかにソフトにうまく表現していくキヨヒロさんを見て、僕はとても感動しました。そんなこともあり、何度もキヨヒロさんと話をさせていただくうちに、この人はより自分を表現するために物凄く苦労して無理をしているんだなあと思うようになりました。思った以上に繊細でナイーブな人なんだなあ、と。何も考えていない楽天家で陽気な人かなあと思っていたら大間違い。物凄く考えて考えて考えすぎて、ドツボにもはまってしまうるたぶん小さなことにも悩んでいるのでしょう。そんな一面を表現した役を演じると、きっとものすごく良い演技をするのだろうなあとも思いました。それを踏まえたうえで、日野貞夫が語る「鬼ごっこ」のシナリオを執筆いたしました。キヨヒロさんは常に悩みを抱えながらそれと戦い、仕事に対してドラスティックなのだろう、と。いやいや、仕事に限らず生きることを生業としているのではないだろうか。そんなことを思わせる表情を時折見せてしまうのですよ、キヨヒロさんは。そんなところが、僕はとても大好きなんですけれどね。というわけで書き上げたシナリオ「鬼ごっこ」。「鬼ごっこ」は今回のドラマCDで一番時間のかかったシナリオです。本来、この五倍以上はボリュームがありました。感じたことを描こうと思って一気に書いたら、とんでもない量になってしまったのです。それは、日野貞夫の心の動きや周りの人間に対する真意を表現した部分であり、本来はその思いがシナリオを動かしていきます。同時に大内光という新キャラにも光を当てたため、とんでもないボリュームに。試しに自分で読んでみたら、二時間近くありました。というわけで、ほとんどカット。大内光に関しては相当細かく人物像を描いていただけに、泣く泣く削りました。ただ、カットしてもその人物像はおそらく伝わると思います。結構、思い入れの強いキャラクターになったので。おそらく、僕のシナリオ世界に触れたことのある人は、「鬼ごっこ」のシナリオを聴いたらニヤリとするでしょう。特に「ONI」や「BURAI」そして「ラストハルマゲドン」などのRPGを知る人は、このシナリオはカットしちゃダメでしょと言うはずです。それぐらい、あれっ?と思うはずです。もし分岐を付けるとしたら、どこでどんな選択肢を配置するかも、執筆中に考えていました。正直、ドラマCD以外でもぜひ展開したいと思える一作です。そんな作品を生むことができたのは、山口キヨヒロさんと出会えたおかげだと思います。これからも『アパシー』世界では様々な日野貞夫が登場します。どの日野貞夫を描くにしても、きっと僕の中ではキヨヒロさんの存在がチラチラと見え隠れするでしょう。なので、これからもキヨヒロさんに日野貞夫を可愛がっていただければと思います。今回はありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.27
今回は不知火美鶴役の堀越せなさんのお話です。堀越せなさんと言えば、『アイカツスターズ!』の主人公虹野ゆめの歌唱担当をされていることで有名です。最近では、様々な舞台で活躍されていますよね。そんな堀越さんも、オーディション応募組でした。本当にたくさんのアイドルの方々が応募されてきて驚いたのですが、声優としてはほとんどお仕事をされていない彼女の武器は何といってもその歌唱力でした。そこで一次通過のご連絡を差し上げたところ、堀越せなさんもお一人でオーディションを受けに来られました。とにかく笑顔を絶やさない。そして控えめ。同じ笑顔でいながらも、元気を前面に押し出してはつらつな都築里佳さんと比べ、逆の印象を受けました。しかし、屈託のない笑顔とやる気はひしひしと感じられ、大変好印象でした。そして最終的な合格者を決めるにあたり、やはりアイドルの方に声優を務めていただくためにはその方の特性を活かした役柄を用意しなければアイドルのファンも、ナナコロのファンも納得しないだろうというのは必然。なので、生歌こそ聞いたことないもののネットで動画を拝見するにあたり、その歌唱力を活かしてこその堀越せなさんだろうと判断し、それを想定したシナリオのプロットを描き、合格の連絡をさせていただきました。それは鳴神学園にまつわる呪い歌を主軸にしたシナリオでした。そのすべてを聞くと恐ろしい呪いを受けるという鳴神学園呪い歌を様々なキャラクター達がパートに分けて歌っていくというシナリオを考えていました。み~こさん、野水伊織さん、都築里佳さん、そして堀越せなさん等々、他にも歌の上手い方が大勢いらっしゃる。だからこそのシナリオでした。今回、歌手としても活動している(というよりそちらの方が主軸)方がこんなにいるのに、それにドラマCDなのにそれを活かさないのは実にもったいないというのが本音でした。実を言いますと堀越せなさんと都築里佳さんをキャスティングした時点で、堀越せなさんは合唱部のエース、そして都築里佳さんはダンス部のエースという立ち位置で互いがライバル視しているという設定を考えていました。がしかし、プロットを作り終えた後、関係者の方に歌手の方々に歌ってもらう場合、別途歌唱料が発生する、作曲料とか音楽用収録スタジオ代とか、歌を歌うだけでさらに莫大な費用がかかると言われ、あえなく撃沈。しかし、堀越せなさんの合唱部設定だけは外したくない。都築里佳さんとは打ち合わせを重ねることで、彼女らしい特有のキャラクター像が出来上がったため問題はありませんでした。そこで、堀越せなさんにはどんな役をやりたいのか打診してみると返ってきた返事は「どんな役でも頑張ります!!」というもの。実際お会いして話を聞いても、彼女は本当に胸元で小さなガッツポーズを作って「頑張ります」という答えるばかり。それは、どんな役でも絶対にこなして見せますという気持ちの表れでしょう。そんな彼女は、み~こさんが出演されることを一入喜んでおりました。「お知り合いですか?」と聞くと「お会いしたことはありません。でも、歌い手として先輩として憧れています」と言って胸元で小さくガッツポーズ。というわけで、彼女だからこそのキャラクターをこちらで作ってみました。控えめだけれど一生懸命な姿勢を持つ、可愛らしい堀越さんだからこそのキャラクター。それを活かした設定で合唱部のエースという立ち位置を崩さないキャラクターを考えるのは、とても楽しい作業でした。と言っても、舞台は鳴神学園です。登場人物は一癖も二癖もある連中ばかり。不知火美里が持っている陰、裏設定をきっちりとレポート用紙にまとめ、堀越せなさんにお渡ししました。「うわあ、私のキャラクターを作っていただけたんですか。嬉しいです。頑張ります!」と言って、その髪を握りしめてガッツポーズを作る彼女の眼は潤んでおりました。「おそらく、その設定は使われないと思います。でも、不知火美鶴というキャラクターはそういう過去を引きずっています。それを前提で演じてください」僕はキャラクターを設定するとき、本来シナリオでは描かれない設定を色々と肉付けしていきます。人間には、必ず秘密がある。その秘密を持っているからそこ、光り輝いているという持論を持っています。それを最大限活かしたのが今回の新キャラクター不知火美鶴なのです。そして、この裏設定のほんの障りの部分が今回のオープニングに登場しますので、ファンの方はぜひ聞き逃さないようにお願いいたします。というわけで、様々な事情により二転三転していったドラマCDのシナリオですが、結局歌を歌えなくなったものの合唱部のエースという設定は活かし、不知火美鶴のシナリオ「フクさん」が完成します。控えめながらも元気に明るく振舞う合唱部のエースは、演劇部の部長である岩下明美と静かなバトルを繰り広げます。クールで物静かな岩下明美に対し内面と外見のギャップに大きな隔たりを持つ不知火美鶴だからこそのシナリオ展開。「フクさん」のシナリオを聴けばわかりますが、岩下明美と不知火美鶴が対比されるからこそのシナリオです。そして「フクさん」は、この『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』において、一二を争うほど薄気味悪いシナリオだと自負しています。とにかく、このドラマCDにおいて七話目は笑えない話の目白押し。怖い話という大きな設定の中で、実に様々なタイプの怖い話が語られます。その中でもひときわ気味悪い「フクさん」。堀越せなさんは十分以上に渡り一人語りを頑張ってくれました。今までの芸能生活において、ダントツに長いセリフ回しのはずです。十分以上、まさに切れ目なく語り続けてくれたのですから。しかも、ものすごいセリフの連続。今まで見たことのない堀越せなさんの一面を聴けると思います。ぜひお楽しみに!!とにかくそのキャラクター性が難しいため収録日はほぼ丸一日、予定していた時間をオーバーするほど使ってしまいましたが、それでも最後まで力いっぱい頑張ってくれました。不知火美鶴というキャラクターをとっても気に行ってくれた堀越せなさん。11月に行われた『第二回鳴神学園生徒総会』でも、元気いっぱいで登場してくださいました。今回のドラマCDでは歌を歌うことは叶いませんでしたが、それでもセット特典のシチュエーションシナリオでは、合唱部の一員としてあなたに発声練習の手ほどきをしてくれるという大サービスぶり。聞き逃したら一生の後悔ものです。「不知火美鶴を育てていきたいです」と嬉しそうに語ってくれた堀越せなさん。今回のドラマCDが売れて、そして評判が良ければ次はいよいよ呪い歌シナリオを実現できるかもしれません。最近はアイドルとしてだけでなく舞台でも大活躍中の堀越せなさん。呪い歌のはシナリオは生で歌ってこその面白さもあると思うので、舞台もいいですよねっ!でも、ゲームの中で輝く不知火美鶴をぜひ書きたいというのが僕の本音でしょうか。『アパシー』シリーズの新しい仲間として登場する堀越せなさん、不知火美鶴を一緒に育てていきましょう。今後とも、ぜひよろしくお願いいたします!!
2019.12.25
今回『アパシー 学校であった怖い話 新生2』に収録されているシナリオは本来クラウドファンディングで700万円の追加目標として設定していたものです。それが単独作品として発売されるので今後どうなるの?とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、追加シナリオパックは様々な理由で今後発売することはないと思います。シルエットからすべてのキャラクターに立ち絵を用意すること、そしてシナリオの規模が当初の予定からはるかに膨れ上がってしまったこと、音声を要所要所に付け加えたいこと、などなどの理由が挙げられます。ただ、一番の理由は今年の10月に公開されたMacのOSの最新版が現在ナナコロが使用させていただいているティラノスクリプトに非対応と言いますか、色々と問題が起きそうな状態になっておりまして。スクリプトや演出を担当している海凪が限界ギリギリまであの手この手を使って対応しようと頑張ったのですが、新たに制作するならまだしも既存の作品の追加仕様となると色々と難儀なものがあります。正直、プレイヤーがMacのアップデートをしなければ問題なく動くのですが、こちらの都合でそうしていただくわけにもいかないですし、ティラノ側の対応を待っていても、やはり既存の作品に対しては何が起きるかわからないものです。というわけで、システム上の問題を含めて追加シナリオパックとして予定していたものは別作品として展開しなければならなくなってしまいました。もちろん、我々の腕がずば抜けて優秀であれば何かしらの対応はできるのかもしれませんが、少ないスタッフで何とか回しているのが現状なので安全策を取らせていただくことになりました。申し訳ございません。今後の同人作品はいったんティラノスクリプトとMacの関係が明確になるまでWindowsのみの対応とさせていただこうと思います。boothや公式通販で展開しているMacのダウンロード版も様子を見ながら削除する形になると思います。もしお買い求めになる場合は、最新版のOSでは起動しないことをご了承の上お願いいたします。最新版のOSに対応していないとご質問などいただきましても、こちらとしましては対応できかねますのでどうかご理解くださいませ。なお、今後Macへの対応は未定ですが、とても楽しみにしてくださっているファンの方もいらっしゃいますので、もしできるものなら何とかしていきたいとは思っております。というわけで、色々と対応が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。なお、当初予定していた追加シナリオパックの攻略フローチャートはどうなるのか?という点ですが、『アパシー 学校であった怖い話 新生2』の攻略フローチャートに関しましては、後日公式サイトより改めて発表させていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2019.12.25
今回は綾小路行人役の原田友貴さんのお話です。いよいよ語り部として登場する綾小路行人。まぁ、『アパシー 学校であった怖い話 新生』でも元木早苗からの流れで語るわけですが、いよいよ単独の語り部として満を持しての登場です。匂いに関して敏感という特異体質を持ち、厄介な悪魔に付きまとわれるという薄幸の人生を歩む彼は、24年前に発表された『学校であった怖い話』の小説版でデビューしました。小説版は当時あまり評判が芳しくなかったのですが、年数が経つにつれ再評価され、その中でも綾小路行人の人気はうなぎのぼりで上がっていきました。そして荒井昭二や新堂誠と並び、アクリルスタンドまで制作されたのです。福沢玲子や細田友晴が制作されていないというのに。そんな綾小路行人を演じてくれたのは原田友貴さん。実は僕が彼と出会ったのはオーディションではありませんでした。今後の『アパシー』シリーズを展開していくにあたって、怪談師さんが主宰する怪談会に足蹴く通うようになっていた僕は、とある怪談会で原田さんと出会うことになります。怪異伝播放送局というホラードラマをYouTubeで展開している彼は、そのシナリオや声、制作まで担当されているマルチなお方です。なので、僕は声優としてではなくシナリオライターとしての彼にとても興味を持ちました。怪異伝播放送局や怪談師と語る彼の怪談は実にオーソドックスでどこか懐かしさを感じさせる怪談です。最近は怪談師の数があふれかえり、どこか気をてらったりよほどの個性や特徴を表現していかないと埋もれてしまう方向にあります。どうしても話す内容だけでなく、話し方を含めた話術が優れていないと見向きもされなくなってきました。そんな中、昔ながらの怪談を淡々と語る彼は基本に忠実であり、聞いていて心地よいものでした。それで『アパシー』シリーズでシナリオを書いてみないか?と声を掛けたのがきっかけでした。実話怪談をメインとしてやられている方は創作怪談に抵抗を感じたり嫌悪感を示す方もいらっしゃいます。しかし、実話怪談もまたただ実際の出来事を話すだけでは無く、その物語の構成力がしっかりしていないと面白くないのも事実です。『アパシー』の世界はキャラクター性が前面に出ている部分もあり、最初はその登場人物たちをつかむのに戸惑っている部分もあったものの、丁寧に取り組むその姿勢に僕はとても好感を持ちました。SFC版『学校であった怖い話』は、僕が書いたメインシナリオに当時のスタッフが分岐を書いていくという手法を用いていたため、キャラクター性が統一されていません。このキャラクターはこんな話し方しないよな、こんな行動取らないよなということを当たり前のようにしますし、またそれらも含めての人間性ということで僕は修正しませんでした。だから、「何でもあり」、が『学校であった怖い話』の本質であり、根源だと思っています。そういう意味では、同人版の『アパシー』シリーズはその世界観を知りすぎているシナリオライターが書いたものばかりが多くなってしまい、逆に予想外のキャラクター性は影を潜めていました。しかし、今後の『アパシー』シリーズは原点回帰ということも含め、世界観は知らないがプロの作家として活躍されている方々に多く協力していただくことになります。その初めての試みが『アパシー 学校であった怖い話 新生2』でもあるのです。そういった意味で、怪談作家としての原田友貴さんは実に素晴らしい仕事をしてくださいました。なので僕が個人的にこのキャラクターはこんなことしないよなと思うことも、あえて修正せずに使わせていただきました。実際に怪異伝播放送局で使われたシナリオを流用したり、新たにこの作品のために書き下ろしたシナリオを提供してくださったり、本当に世界観の幅を広げてくださいました。それで作品の打ち合わせ中に、ふと今回のドラマCDの話が出て声優のオーディションをやることを伝えた時に、自分もオーディションを受けたいと言われました。もちろん、声優という顔も持たれている原田さんがその話に飛びつくのも頷けました。そして、本当に応募されてきたのです。もちろん、今回は本当にたくさんのプロの方が応募されてきているし、合格する保証はないとお伝えしたのですが、とてもやる気でした。実際、彼の落ち着いた話し方は聞く者の気持ちを安らかにさせる心地よいものでした。まるで大人向けラジオ放送のパーソナリティを聞いているような安心感。そこで、綾小路行人をお願いすることにしたのです。声優としての参加が決まるや否や、原田さんの執筆するシナリオに異変が起きました。綾小路行人の出番が格段に増えたのです。それは綾小路をより理解するために執筆するという意図もあったのでしょう。そして、綾小路と絡めることによりほかのキャラクターの出番も増えていき、原田さんは『アパシー』の世界を自分のものにしていきました。わずか数か月間の間で、複雑な関係を持つ個性的な鳴神学園の登場人物たちをつかんでくれました。個人的には控えめで真面目な方と思っているのですが、まだまだ奥が深そうな原田友貴さん。どこか、その雰囲気はリアルな綾小路行人を感じさせてくれます。そんな綾小路行人は七人目として登場し、「占い同好会にて」という新シナリオを語ってくれます。こちらも、途中のとある語り部のあるシナリオとリンクしているので、気づかれる方がいたら嬉しいです。実は綾小路行人も元木早苗同様に、ドラマCD用に二本シナリオを書いていました。「悪魔は誰だ」というのがそれです。どちらも六人の語り部の一人として登場した場合のシナリオとして執筆し、いかにも綾小路らしいものに仕上がったと喜んでいたのですが…。六人目を元木早苗にするか綾小路行人にするか最後の最後まで悩んだ結果、最終的に今回は元木早苗を選んだため、「占い同好会」を選出し、七話目として語られるようにリテイクし直したものが今回のドラマCDにおける最終版となります。シナリオ、声優としてだけでなく多岐に渡りサポートしてくれる原田さん、頼もしくて、とても心強いお方です。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします!!
2019.12.24
皆様、株式会社シャノン及びサークル七転び八転がりが関わる作品において、原作者や制作会社、サークル、およびこれらの作品に関わるスタッフや関係者、キャストの方々に対しての誹謗中傷、および捏造と思しき書き込み、またその拡散行為を発見した場合、弊社の公式サイトや公式ツイッターまでスクショを撮ってご一報くださいませ。Twitterの鍵垢なども関わらずお願いいたします。各自ではそれらの書き込みに一切反応しないでください。すべて、株式会社シャノンで対応させていただきます。くれぐれも、個人で相手にしないようご注意ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2019.12.24
今回は元木早苗役の空賀花さんのお話です。前回お話したように細田友晴をメインの語り部から外したドラマCD。これに対して顔をしかめる方もいると思いますが、自分的にはこれからの『学校であった怖い話』の世界観を守る部分と責める部分でいろいろと考えています。それが語り部という存在をどう考えていくかというものでした。それを試験的に試すのにドラマCDが非常に向いていると判断したのですが、では細田の代わりに誰を持ってくるのか?個人的には、第一候補は綾小路行人でした。彼は本来SFC版でもメインを貼れるキャラクターとして登場予定だったにもかかわらず、同性愛ネタが強烈すぎるということでお蔵入りになったため、デビューは小説版となりました。事実、語られ役として登場したキャラクターの中では絶大な人気を誇っています。なので、順当にいけば彼は十分に務まるでしょう。第二候補として考えていたのが、新キャラ。今回は都築里佳さんが演じた筒井里佳、堀越せなさんが演じた不知火美鶴という二人のキャラクターがいますし、この二人は半端ない個性を持って登場してきます。一度触れたら、忘れられない存在でしょう。しかも都築里佳さん、堀越せなさんともに多数の固定ファンが付いており、そんなファンの方々にアピールすることを考えれば十分にメインの語り部として登場していただくことは考えられました。事実、それほどキャラクターは作り込みましたし、彼女たちはそれに応えてくれる熱演も披露してくれました。そんな中、細田友晴の椅子に座ったのは元木早苗でした。元木早苗も語られキャラとしては大変人気があり、SFC版ではその特異的な性質から知名度は抜群です。ナナコロ復活の狼煙を上げた『アパシー 学校であった怖い話 新生』では七人の語り部の一人を務めましたし、その評判も上々でした。『アパシー』シリーズでも元木早苗自身が準レギュラーとして登場回数は多いですし、元木一族はシリーズ通してかなり重要な立ち位置にいます。だからこそ、候補の筆頭として挙がってもおかしくない存在でした。しかし、自分の中で決め手には欠けていました。果たして語り部の中にいて、きちんと務まるのだろうか。そんな不安を消し去り、一気に六人の語り部として収まったのは、元木早苗役を務める空賀花さんの登場でした。『学校であった怖い話』のファンであることを前面に押してきた彼女は、日野まりさんが自ら立候補して倉田恵美役を勝ち取ったことに触発され、例え力不足でもこのチャンスを活かしたいとオーディションに応募してくれました。男性、女性用にそれぞれ応募用のセリフを用意していたのですが、そのどちらも演じて応募してきました。実は、女性でも男性でも出来ますと言って応募してきた方は結構いました。女性だけですけれど。僕、女性もできますからと言って送ってきた男性は一人もいませんでしたが。ですが空賀花さん、男性、女性を演じ分けるだけでなく『学校であった怖い話』に登場する様々なキャラクターの声を想定して演じ分けたサンプルボイスを送ってきてくれたのです。しかも、それが実にうまい。その時点で、空賀花さんは要注目人物の一人になったわけです。問題は、誰を演じるか。正直、どんな役でもこなせてしまいそうな演技力は、とても新人とは思えないセンスの良さで、本当に僕を悩ませました。そんな彼女の演技力を活かしたいという思いも手伝い、彼女を元木早苗役に抜擢し、さらに六人の語り部の一人をやってみないかとお願いしたのです。しかし、『アパシー 学校であった怖い話 新生』で初めて語り部を担当した元木早苗。しかもそこではかなり変則的な登場の仕方で、リレー形式のシナリオになっています。なので、彼女がきちんと語って完結させるシナリオというものは存在しません。そのため、六人の語り部の一人として登場するからには最低でもシナリオを二つ用意しなければなりません。色々と悩んだ結果、一つはSFC版でも大変人気が高く、今では『学校であった怖い話』の世界を飛び出して独り歩きしている都市伝説にまでなってしまった『飴玉ばあさん』のお話。本来は新堂誠が語っていますが、そのあと岩下明美や富樫黎雄が語るようになった人気シナリオです。これを、ドラマCDだからこそ元木早苗に語ってもらいました。もちろん、SFC版のシナリオの持ち味を活かしたまま元木早苗版にアレンジしました。そしてもう一本が新規シナリオとなる『座敷童の家』です。実を言うと、元木早苗のシナリオは、『放課後の交霊会』というシナリオも書いていました。どちらも、御先祖様が何かあると出てくるという彼女の特異体質を活かしたシナリオなのですが、完成した二つのシナリオを見比べて今回のドラマCDに相応しいのは『座敷童の家』であると判断しこちらを選びました。おそらくは彼女らしいほんわかしたシナリオだろうというファンの想定をどのように裏切って落とし込んでいくかを考えたシナリオに仕上がっています。空賀花さんは、どちらのシナリオも大変楽しそうに演じてくださいました。もちろんうまくて当然なのですが、僕をはじめスタジオにいた全員が驚愕したことがあります。それは、この二本のシナリオはとにかくセリフごとにお爺さんやお婆さんなど様々なキャラクターが目まぐるしく変化していくですが、それを一気に演じたことです。数十分あるシナリオをいくつもの役柄を演じ分けながら一気にしゃべろうとする彼女の気迫というかやり込み具合に、一同開いた口がふさがらなかったというか、もう唖然とするしかありませんでした。しかも、おばあさん役というだけでも数種類あるに関わらずそれさえも演じ分けるという拘りよう。彼女の演技が終わると、僕は大きな拍手を彼女に送りました。まさに、出来の良い一人芝居を特等席で観させていただいたのです。まだまだ新人の空賀花さん、間違いなく今後頭角を現してくる声優さんだと思います。実は彼女、イラストもとってもうまいんです。まさにプロ並み。『アパシー』版の元木早苗はとても絵がうまくて倉田恵美に唆されて漫画家を目指すことになるんですが、それを地で行くようなキャラクターでした。ちなみに、複数の御先祖様をその体内に住まわせているある意味誰よりも恐ろしい元木早苗。彼女の語り部パートは全部で65分ほどあったのですが、なぜか完成したCDを聞いてみると55分しかありません。これは、御先祖様のいたずら? それとも怪奇現象? いやいや、ただの勘違い?実際、最後の最後までいろいろと問題が多発して完成しなかったのが彼女のパートなのです。それが、一人だけ遅れてやっと完成したのですが…。なんだか、完成版を聞いて一人でぞっとしていました。『アパシー』版では倉田恵美と仲良しの元木早苗ちゃん。今回の『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』版では、SFC版同様、福沢玲子の仲良しで同じクラスとして登場します。なので、福沢玲子役の大地葉さんとの掛け合いが様々なシナリオで登場するのですが、その掛け合いが実に絶妙で面白いんです。いやいや、なんでこんなに息があってるの?と思うほど。必聴の価値あり!!デス。というわけで、すさまじいポテンシャルで元木早苗を演じきってくれた空賀花さん。イベントでもあの素晴らしい一人芝居を生で皆さんに見せてあげてほしいです。本当に素晴らしい演技をありがとうございました。ぜひ、これからもよろしくお願いいたします!!
2019.12.23
今回は細田友晴役の熊谷貴弘さんのお話です。さて、集会に集まるメインの語り部として知名度は絶大ながらも人気はいま一つな細田友晴。トイレの貴公子と呼ばれ、トイレにまつわる話しかしないという絶妙な役どころを任されている彼は、その容姿や性格が相まってか、色物的な扱いを受けながらなかなか人気が伸びません。しかし、一部では絶大な人気を得ているとか、彼がいてこそ残りのメンバーが引き立つなどともっともらしいことを言われているのですが、さてどうなのでしょう?今回、ドラマCDというメディアを考慮して細田友晴を語り部として登場させるかどうかは非常に悩みました。僕の考えている細田友晴は本当に糸を引くようなねちっこさを兼ね備えており、聞いていて不快感を呼び寄せるどころか、その場にいるだけで寒気のする存在なのです。決して愛らしくて、どこか可愛らしい愛嬌のある人物ではありません。本当に話しているだけでイライラして、存在しているだけで吐き気がするような人物が細田友晴の本質だと思っています。個人的な細田のイメージは、電撃コミックスで発売されていた『殺人クラブリベンジ』の細田が一番近いです。でも、実際に漫画で展開されている細田はまだ皮をかぶっており、あの後細田がどんどん本来の持ち味である黒さを発揮していく予定だったんですけれどね。そこまで描けなかったのが残念。だから、実を言いますと『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』では細田を語り部として登場させる予定はありませんでした。正直、わざわざ細田の語りを聴くのはどうなのだろうと思っていたからです。耳障りの良い細田をわざわざ聴くのも世界観が違うなと感じていましたから。なので、とりあえず語り部のリストに細田友晴という名前は入れていたものの、正直オーディションには期待していませんでした。そんな中、一人「僕は細田友晴をやりたいです」という猛者が現れました。それが熊谷貴弘さんです。彼、とても良い声をしているんです。僕は当初、綾小路行人役がいいんじゃないかと思うほどでした。ところが、どうしても細田友晴をやりたいというんです。自分こそが彼の役柄に相応しい、と。正直言ってしまいますが、僕が抱いている細田友晴のイメージとはかなり異なりました。先にも述べたように、僕の中での細田友晴はその場にいるだけで不快感を感じさせるんです。ところが、彼はとても良い。これでは細田友晴は良い人になってしまう。そうです。可愛らしくて、どこか憎めない細田なんです。どうも最近の細田は可愛い部分が突出しているのではないか?そんな疑問を感じていたのですが、演じるのが熊谷さんならそれもありなのかなあと思い直しました。で、細田友晴をもう一度練り直し、陰湿ながらも爽快感を出せるシナリオを作りました。今回彼が語る『シミケン』は、とある人気シナリオを大幅に改変したものになっています。改変することで、熊谷さんの声に相応しい細田友晴が誕生しました。そんな新生細田友晴を熊谷さんは嬉々として演じてくれました。正直、こちらの予想をはるかに超えたうまさでした。細田の語りに聞き入ってしまう。嫌悪するどころか、引き込まれてしまう。それは熊谷さんの力の賜物でしょう。今回、僕は『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』を作るにあたり、いくつか注意していた点があります。その中の一つが、多彩な語りをうまく配分することでした。演者の方々は、静かに淡々と語る方、あくまでも語り部が語ることを尊重させる方、話の中に登場するキャラクター達になりきって様々な声を演じ分けてくれる方、わかりやすく聞き手を怖がらせることに集中される方、それらを複合的に絡ませて盛り上げる方、本当に様々でした。実は、これが最も大事なことだと思っています。七人の語り部が一堂に会してしゃべるという基本の流れは、全員が同じしゃべり方をしたり、同じベクトルのストーリーを話したのではやはり『学校であった怖い話』の世界観は成り立ちません。キャラクター性やストーリーの方向性に変化を付けることはもちろんですが、やはりドラマCDだからこその声の演出には最も拘りたかった部分です。数名の怪談師さんが集まって会談会を開くとき、それぞれの持ち味が如実に表れてこその面白さがあります。それをどこまで表現できるかを勉強するがために、実は今年様々な怪談会に足を運ばせていただいたり、ネットで拝聴させていただきました。自分なりにリスト化し、どんな語り口があるのかもまとめてみました。単に『学校であった怖い話』の世界を声で表現するのではなく、各演者さんの声質や演じ方をうまく配置することも大事だと感じていました。怪談師の語りを勉強するだけではなく、個性的なキャラクターが集まることによって生じる化学反応、これこそが『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』の肝になるのではないか。だからこそ、六名の語り部には特に気を付けましたし、誰がどんな話し方をされるかは事前に調べておくだけではなく、それぞれの収録時には「こんな感じで語ってほしい」とお願いしたこともありました。もし、演者の方で収録日に謎の注文を付けられて首を傾げられた方がいたとしたら、実はそういう理由なのです。一人語りとして成立する面白さだけではなく、七人通して聴くからこその面白さを何とか表現したいという思いが切実にあったのです。そして、最後に登場する七人目はオオトリになるわけですから、その場を引き締めるだけの語りを聞かせなくてはなりません。そこで、熊谷さんにお願いしたのは「とにかくメリハリをつけてここまでやるかというほどにわざとらしい話し方をしてほしい」ということでした。本来、怪談やホラー映画において、突然大声を出したり大きな音で驚かすのは邪道だと言われています。いかにも来るぞという演出を仕掛けたり、驚かせることを前提に組んだシナリオもあることにはありますが、通の方々には笑われてしまいます。しかし、だからこそあえてそれをやるキャラクターが一人必要だと感じていました。それが今回の細田であり、それを活かしてこそ映える立ち位置だと思います。問題はバランスでした。怖くない怪談を語るキャラクターとしては絶大な人気を誇る風間望がいます。そんな彼を抜群の演技力で演じてくれた風間勇刀さんがいますから、同じ路線を細田に求めても仕方ない。あえて風間望を食ってしまうほどのキャラクター性としてどんな語り方をさせるかは僕にとっての課題でありましたし、熊谷さんの腕の見せ所でもあったと思います。話術で聴かせる怪談、目を閉じ、自分をその場に同化させたとき、今回の細田の真の恐ろしさを感じることができるでしょう。聞いてください。ドラマCDだからこそ映える細田友晴。熊谷貴弘さんの懇親の演技だと思います。それぞれの声優さんの世界をCD一枚丸々聴くのも楽しみ方の一つですが、もし全巻揃えることがあれば、自分なりの七不思議を作ってみてください。オープニングに仕掛けられた伏線を回収していく七話目もありますから、どの語り部のどの話を何話目に配置するか考えるのもまた『学校であった怖い話』の楽しみ方だと思います。そして、細田友晴を七話目に配置するための六話をどうするか考えてもらえたら作者冥利に尽きたりします。自分で作った七不思議を改めて聞く。あの時、あの新聞部でどのように時間が使われていったのか、聞き役の一人としてその場に存在できるはずですから。
2019.12.22
今回は桃瀬毬絵役のみ~こしゃんのお話です。み~こさんは、み~こしゃんと呼びたくなるほど可愛らしい。電波ソングの先駆者として名を馳せるMOSAIC.WAVのボーカルとして有名ですが、実は声優さんなのであります。どうしてもその知名度から音楽活動のほうが前面に出てしまいますが、昔から声優さんとしても活動されているのです。そんなみ~こさんとの出会いは十年以上も前に遡ります。『アパシー』のファンだという彼女とお会いする機会に恵まれました。実を言うと彼女、DSで発売された『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』からのファンなのです。『アパシー』シリーズを追いかけてくれているファンの多くは、SFC版の『学校であった怖い話』からのファンや同人版として展開している『アパシー 学校であった怖い話』のファンです。『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』からのファンというのは実に貴重です。イベントなどではいまだに続編を作ってほしいという熱心なファンの声が聞こえてくるのですが、み~こさんもその一人なのです。そんなみ~こさんとお友達になり、『アパシー 学校であった怖い話 特別編』のテーマソングや『学恋2』でスンバラリア星人のテーマソングを提供していただきました。実は生で聴いたことのなかった僕は『アパシー 学校であった怖い話 特別編』のテーマソングである「花一匁」を目の前で聴きたいなあなどと呟いたのがきっかけで、『第一回鳴神学園生徒総会』のオープニングではなんとみ~こさんが生歌を歌ってくださいました!!これはイベント開催直前に急遽決まったことで、会場に集まったファンの方々もサプライズな演出に涙ぐんで歓喜しておりました。というわけで、み~こさんとは十年以上仲の良いお友達としてお付き合いさせていただいております。十年前にナナコロが活動していたころはいつも応援してくださっていたみ~こさん。僕がいったん同人活動を引退してからも労いの言葉をかけてくださり、そして昨年夏『アパシー 学校であった怖い話 新生』を発表した時、誰よりも早くその噂を聞きつけて喜んでくれたみ~こしゃん。僕は、そんなあなたがずっと大好きでした。み~こさんが声優として活動されているということを以前から知っていたので、いつか声優さんとしても一度お仕事をしたいなあと考えていたため、『第一回鳴神学園生徒総会』では数多の怪談師さんに交じって岩下明美役を演じていただきました。本来は怪談師さんにお願いする予定だったのですが、ここは僕が無理を言ってみ~こさんにお願いしたのです。皆さんが怪談を語る中、ただ一人朗読劇というパートを演じるにあたり、どんな役柄にすべきかどういう話をするべきか悩んでおりました。『アパシー』シリーズのファンだからこそ、岩下明美という役柄の重大性とその難しさを痛感され、なんども役柄について相談され打ち合わせを重ねました。それほど、み~こしゃんは一生懸命だったのです。そんな彼女のために用意したシナリオは「正義のゴネシエーター」というタイトルの新作シナリオ。これは『アパシー 学校であった怖い話 極』のクラウドファンディング版で書き下ろした特典用のシナリオで、朗読には向いていると思いました。しかし、岩下さんの語りは難易度が高く、その雰囲気を醸し出すために幾度となく練習し、あのイベント用にリライトしたシナリオを頑張って演じてくださいました。本当に大役ご苦労様でした。そんな「正義のゴネシエーター」は多数の選択肢を盛り込んだ分岐バージョンとして『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』と同日発売予定の『アパシー 学校であった怖い話 新生2』のシナリオとして収録されていますので、ぜひお楽しみに!エグい分岐の連続は、昔からの『学校であった怖い話』ファンには舌なめずりペロペロものですから。で、『第一回鳴神学園生徒総会』の当日には『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』のキャスティングが発表されるわけで、み~こさんは自分も関われるのかドキドキされていたようです。僕はみ~こさんの一生懸命さは昔から本当に実感していましたので、おそらくはどんな役をお願いしても期待以上の結果を残してくれるだろうと思っていました。そこで、お願いしたかったのが『学校であった怖い話』と『小学校であった怖い話』の世界をつなぐキャラクターであり、今後重要な役どころを担うことになる桃瀬毬絵先生でした。可愛らしさと妖艶さを秘めて善にも悪にもブレる、ふり幅の大きいキャラクター性は岩下明美に負けず劣らず難しいキャラクターなのですが、み~こさんは即答で引き受けてくださいました。そして、オープニングでは新シナリオ「七不思議の集会」を語り部として語り、さらにその流れで七話目のいくつかにも重要な役割で登場されます。さらに、予約限定版特典では十年来のファンだからこそのフリートークを炸裂してくれますし、セット特典のシチュエーションでは可愛らしい毬絵先生を披露してくださいます。これ、必聴ですのでお聞き逃しなく!!来年度は『学校であった怖い話』25周年ということもあり様々な展開を考えていますが、色々なところでみ~こしゃんの力を借りることになると思います。長きに渡り陰日向に応援してくださったみ~こしゃん、今後も一緒に活動していけたら本当に嬉しいです。感謝してもしきれません。今後ともどうぞ、よろしく!!
2019.12.21
今回は朝比奈慎也役の本田一誓さんのお話です。『アパシー 学校であった怖い話 ドラマCD』の配役で一番最後に決まったのが本田一誓さん。最初は、「第一回鳴神学園生徒総会」の演劇パートで役者さんを探しているときに、イイ人がいますよと言われて日野まりさんに紹介されたのが日野貞夫役の山口キヨヒロさんと、本田一誓さん。「多分あの役は坂上修一だよね」と思わせたいがために、見た目の雰囲気を重視して選んだ役者さんでした。そのため、本当はドラマCDでも坂上修一でいいんじゃないの?と言われそうですが、本田一誓さんは舞台の役者さんで声優を経験したことがないのです。それで、話を投げてみると「僕は声優出来ないからなあ」と照れ臭そうにお話されていたので、残念ながら除外させていただきました。ところが「第一回生徒総会」でアドリブの利いたノリのいいところを見せて、そのあとの食事会でも最高にテンション高かったのです。すっかり、集まったファンの方々の心を鷲掴みにしていました。あっという間にみんなの人気者になり、そのままその場の雰囲気で「僕もドラマCDに出たいです。役をお願いします!!」と本人から直々にラブコールがあり、僕もその場の勢いで「OK、OK。それじゃあ役を考えるよ!!」と返事をしてしまいました。しかし、どこまで本気かわからず、本当に出てもらえるのか、それにそもそも配役をどうするのか、考えることは山積みでした。本人も経験したことがないという声優をお願いしてもいいものかどうか。今回は、それぞれの声優さんが語り部でもあるため、かなり長いセリフをしゃべります。それに、すでに予定していた配役は全員分決定しているし、これからさらにシナリオを増やすのはとても無理。ということで、確認のために打診したところ、「やったことはないけれど、ぜひやりたいです!!」というお話。そうです。何事も初めてという壁はあるのです。それを乗り越えなければ、向こう側の世界を見ることは出来ません。なので、急遽配役を考えました。そのために、あるシナリオを設定から見直してストーリーを大幅に変更し、配役を増やしました。それが、新聞部の部長である朝比奈慎也です。『アパシー 学校であった怖い話』の世界観では新聞部の部長は行方不明になっており、はっきりとした出番はありません。部長の弟である朝比奈卓也は続編である『学校であった怖い話2008』で活躍するのですが、お兄ちゃんは影が薄い。本当に出番ありませんでした。が、本田さんの一声で突如、出番が出てきました。さらに日野貞夫を唯一言いくるめられる部長であり、しかも変人奇人が多い鳴神学園で大変珍しい常識人。ある意味、とっても美味しい役どころです。しかし声優を経験したこともなく、自分自身でもとっても不安だと話されていたため、かなり出番はセーブしておきました。さらに最後の最後で決まったため、キャラクターデザインもありません。が、本田さん頑張ってくださいました。舞台役者として長く活躍されているだけあり、最初に感じていた不安はすぐに解決。実に周りに溶け込んだそん色のない演技を披露してくださいました。これならば、次回からもぜひお願いしたいですし、バッチリと出番も増やせます。ドラマCDでは短い出番なのですが、彼はイベントでは大活躍なのですよ。『第一回鳴神学園生徒総会』でもそうでしたが、この前行われた『第二回鳴神学園生徒総会』でも丁々発止の大活躍でした。とにかく、彼のアドリブ力は半端ないんです。だから、特典CDに収録されるフリートークではノリノリでした。いやあ、新聞部四人の息がぴったり合っていて、まるで昔からチームを組んでいる方々のコントを聞いているようですから。まさに、役者さんだなあと感じました。朝比奈慎也は、おそらく今後日野貞夫を抑える役割としてシナリオでも出番が増えそうな気がします。とにかく明るくていつもニコニコ笑っていながらも、ちょっとシャイでハニカミ笑いが似合う本田一誓さん。ドラマCDだけではなく、おそらくは今後も定期的に行われるであろうイベントでもこれからもぜひよろしくお願いいたします。今回はありがとうございました!!
2019.12.20
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