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RCAの53という真空管を紹介します。真空管ショップで安価に入手できました。ベースはラージUTです。ソケット探しが大変です。Westinghouse向けに製造されたものです。(箱はWestinghouseになります)グリッドには放熱器が付いています。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 53」規格表が参考になります。こちらに書いてあるとおり、6N7(6.3Vでオクタル)や6A6(6.3VでUX7=ラージUT)と同等らしいです。因みに6N7は空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 6N7」規格表が参考になります。B級プッシュプル動作のための三極管で、カソード共通です。しかもグリッドをポジティブ側に振る設計なので、簡単なバイアス調整回路を許してくれません。マイナス側にも動作領域があるので、ゼロバイアスでAB2級動作のようになるのかな。etracerで特性を測定します。etracerはグリッドを-から+までそのまま振ることができず、+側は普段スクリーングリッド用に使う端子(1V単位で可変)を利用します。とりあえず200Vで17mA流れるところを探ります。(250Vあたりでも良かったのですが、とりあえず)【1本目】Unit1Ep=200VEg=+4VIp=19.68mAIg=1.62mArp=11131Ωgm=2485μSμ=27.7V/VUnit2Ep=200VEg=+4VIp=19.23mAIg=1.50mArp=12020Ωgm=2511μSμ=30.2V/V【2本目】Unit1Ep=200VEg=+4VIp=20.18mAIg=1.36mArp=12041Ωgm=2435μSμ=29.3V/VUnit2Ep=200VEg=+4VIp=19.26mAIg=1.30mArp=12622Ωgm=2170μSμ=27.4V/V多少のアンバランスを許してくれるプッシュプル用トランスであれば十分実用になりそうです。(そもそも、それほどプレート電流が流れない小さな真空管です)250V10mAくらいで5kΩ負荷のプッシュプルなら、そこそこ音が出そうですね。実はTUNG-SOLとRAYTHEONの53も入手しておりますので、次回以降に紹介しようと思います。どちらもRCAと電極構造が全く違います。だから真空管集めは止まらないです。
Oct 1, 2026
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TUNG-SOLの53という真空管を紹介します。前回紹介したRCAの53からの続きです。電極の間にシールド板が入っていて、一寸本格的ですね。シールド板はカソードに接続されています。マイカ板で上側を押さえていて、しっかりした造りです。さっそくetracerで特性を測定してみましょう。【1本目】Unit1Ep=200VEg=+1VIp=20.06mAIg=0.26mArp=9054Ωgm=2821μSμ=25.5V/VUnit2Ep=200VEg=+1VIp=20.24mAIg=0.26mArp=7896Ωgm=2689μSμ=21.2V/VIp、高く出てませんか?引き続き2本目も測ります。【2本目】Unit1Ep=200VEg=+1VIp=18.95mAIg=0.23mArp=8065Ωgm=2661μSμ=21.5V/VUnit2Ep=200VEg=+1VIp=21.03mAIg=0.28mArp=7845Ωgm=2610μSμ=20.5V/VこれはEgに対するIpが結構流れますね。RCAの53に対してかなりIpが高いです。RCA53規格表に対してもIpカーブが高く出ているように感じます。(ですよね?)たとえば250Vの10mAを流したいときには、カソードに抵抗を履かせてあげる必要があります。このままゼロバイアスですと、プレート損失をオーバーする動作になってしまいます。差し換えて使うには一寸工夫が要りそうです...。ここまでメーカーでバラつくとは思いませんでした。全く予想外です。だから真空管集めは楽しいです。(結局それか!)
Oct 2, 2026
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HYTRONのHY65という真空管を紹介します。規格表は見つからず、RadiomuseumのHY65資料ページくらいです。少なくともフィラメント6V0.9Aの送信管であることはわかりました。あとは手探りです。プレート損失は12W~15Wと思われますので、とりあえず12Wということで。自作アダプターを使ってetracerで三結の特性を測定します。etracerで特性を測るに際し、EpはTU-8200R(魔改造品)に合わせた280Vで測定します。因みに280Vで30mAが流れるところを測定します。フィラメントは1点吊りのΛ型。1本目Ep=280VでEg1=-30.9Vのとき、Ip=29.86mAIg2=0.92mArp=2275Ωgm=2373μSμ=5.4V/V2本目Ep=280VでEg1=-26.6Vのとき、Ip=29.82mAIg2=1.06mArp=2498Ωgm=2357μSμ=5.9V/V良い感じです。ご注意:私のTU-8200R(魔改造品)は、ヒーター回路を左右独立したスイッチング電源(6.3V管と6.0V管を共用するので6.0Vに設定)に変更してあり、マイナス側は8番ピンに接続しています。あと、電流検出抵抗の数値を変更し40mA程度が流れる様にしてあります。(もう少し流してやってもいいのですが、他の球も挿すので...)
Feb 11, 2023
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2E22は、何となく見た目が307Aですが、ひとまわり大きいです。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースのなかの2E22の資料を参照ください。6.3Vの1.5Aです。プレート損失30Wスクリーン損失10Wですが、そこまで大きくない気がします。どことなく送信管っぽさがありますね。807のように上下にシールドを被せてあるので、フィラメントが隙間から少し見える程度です。そこはちょっと残念。ではetracerで測定してみましょう。オレンジの点線(最大プレート損失)は30Wではなく低目の20Wのラインを描いています。三結特性は、綺麗なカーブだと思います。Ep=300VでEg1=17.5Vのとき、Ip(+Ig2)=52.45mAIg2=5.38mArp=1758Ωgm=4502μSμ=7.9V/V2E22の三結特性からEp280VのときEg1が-15~20Vあたりが丁度良い動作点そうです。ですので、私のTU-8200R魔改造品(カソード電流検出抵抗変更、ヒーターを左右独立したスイッチング電源にして、マイナス側はカソードに接続してある)に挿すことが出来ます。当たり前ですが、普通のTU-8200Rは左右のヒーターは共通ですし交流ですので、このようなことは出来ません。絶対挿さないで下さいね。試しにG3をG2と繋げて...Ep=300VでEg1=18.0V(Ipをあわせるため0.5V深くした)のとき、Ip(+Ig2+Ig3)=53.43mAIg2=5.4mArp=1752Ωgm=4318μSμ=7.6V/Vうーん、あまり変わりませんね。前回紹介した307Aは100Ω以上低くなりましたが...。サプレッサーグリッドの繋げる先で大きく変わるものとそうでないものがあるようです。電気的な理屈はわかりませんが、etracerの測定結果からそんなものが見えてきます。因みに五結ではこんな感じでした。2E22は、・6.3V点火・三結でEp300V前後のときグリッド電圧が-15~20Vで動作・負荷は5kΩ程度で良さそう。という、それほど使いにくい真空管ではないと思います。高価ではありませんが、日本ではあまり出回ってないように思えます。ebayを見ますと結構ありますね。因みに中国製はFD422という名前のようです。
Oct 11, 2022
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去年、オークションで落札した真空管です。あのときは何でもかんでも面白そうな(駄球っぽそうな)真空管を買ってました。今はちょっと後悔しています。そしてこの2C26。駄の匂いがムンムンする球です。etracerにかけてみました。だいたいこんな感じ。400Vの20mAくらいでrpが7kΩ前後でμが16前後。どうしよう....買っちゃった真空管だから使わないと申し訳ないですし。東栄のOPT-3S(端子むき出し)かOPT-3SR(リード線タイプ)というのが安い。20k:8Ωのトランスとして使える。
Aug 4, 2022
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東北へクルマで旅行してきました。目的は2026年3月で一般見学が終了する尾去沢鉱山の見学です。ついでに東北の鍾乳洞などを見学して回ろうかと思い、旅行を計画しました。私は眼筋型重症筋無力症(片目の眼筋が常時疲れている)に掛かっていて、いつ全身性になるかわからない身ですので、歩けるうちに歩きたいなと。【10月9日(金)】会社から帰ってきて入浴後に出発。守谷SAで食事。担々麺、まぁまぁ美味しいです。途中のサービスエリアで車中泊しました。【10月10日(金)】9時半頃、尾去沢鉱山に到着。2026年4月から完全予約制の社会見学のみになるそう。見納めです。当時の車両が展示してあります。独特です。ワクワクします。ご安全に!では鉱山跡に入ります。「ザ・鉱山」という感じですね。坑道は幾つにも分かれていたようですが、今は見学用の短いコースになっています。かなり奥の方まで見学できます。岩は所々が光っていて金属が含まれていることがわかります。人がギリギリ入れるような掘りかた。これら複雑な坑道を掘ったわけですから凄いです。このように穴を開け爆薬で破砕させ、鉱石を運んだそう。地酒を寝かせています。神様が祀られています。作業の様子。昔は手作業。観光用に明るくした坑道ですが、この時代はろうそくの火だけが頼りだったでしょう。敷地内に資料館がありました。鉱石の展示、歴史年表の展示などがあります。鉱山の全容。坑道の合計は700km。そのうち観光坑道は1.7kmです。かつての巨大な施設。この鉱山の歴史は古く、奈良時代に発見されたとか。1950年には従業員3000名近く居たそうで、1970年頃には500名位に減り、1978年に閉山。1982年に観光坑道としてマインランド尾去沢をオープン、2008年に史跡尾去沢鉱山という名称になったそう。しかし私が行ったときに観に来ている観光客はまばらでした。観光が盛んな時代が終わり娯楽の多様化が進んだ今、「二度目の閉山」のときが近づいているのかもしれません。久慈琥珀博物館へ行きました。琥珀の産地として有名だったそうです。白亜紀の久慈地方。僅かな距離ですが、坑道跡を航海しています。当時の雰囲気があります。琥珀神社道の駅くじの食堂で昼食。ずっぱり丼、めっちゃ美味しい!! 「ずっぱり」とは沢山という意味だそう。久慈のパン屋さんで買い物。なかなか圧が強い。(笑)途中でダムを発見。管理事務所があったので、担当の方に声を掛けてダムカードを貰いました。安家(あっか)洞に到着。割と地味です。(笑)アクセスが悪い場所なので、訪れる人が少ないのかもしれません。狭いところもありますが、静かです。総延長23.7kmあるそうですが、観光できる距離は500m程度です。写真では伝えきれませんが、荘厳な光景です。龍泉洞。有名ですよね。到着したときは16時頃だったので客は少なかったです。竜の住処のようですね。証明も神秘的な感じ。写真ではわかりませんが、かなりの水深です。凄い透明度ですね。道路を挟んで向こう側にある龍泉新洞科学館へ。洞窟を利用した資料館です。宮古駅すぐ前にある蛇の目本店で夕食。お刺身の定食、めっちゃ美味しかったです。宮古駅すぐ近くのBIG WAVEに宿泊。快適でした。HOTEL BIG WAVE【10月11日(土)】朝起きたら、向こうに大きな煙突が見えました。ラサの大煙突という名所だそうです。精錬所の煙突で今は稼働していないようです。朝食バイキング、美味しい!!浄土ヶ浜の青の洞窟を観光。救命胴衣を着ます。サッパ舟(乗客7人乗り)で出発。浄土ヶ浜海浜。写真では伝わりませんが、綺麗な青緑色をしています。楽しい観光でした。オススメです。滝観(ろうかん)洞を観光。駐車場はガラガラでした。結構狭いです。天井が低いです。貸し出されたヘルメットがなければ間違いなく頭をぶつけますね。川が流れています。洞窟はずっと水の音がしています。苔は灯りがある場所に生えています。植物の化石なのでしょうか。不思議です。まんまるの水たまり。コンクリートの橋が掛かっているので水に濡れずに奥へ行けます。不思議な模様。これも植物の化石でしょうか...。観音様。1970年に建立されたそう。凄い絶景です。ここは行くべきです。みはらしカフェtentへ。予約しないとなかなか入れない有名なカフェです。ということで、外で少し待ちます。静かな場所です。待つ時間もまた楽しい。来て良かったです。店内も素敵。落ち着く空間です。パッチワークのように作られたテーブルが良いです。ハンバーグを注文。美味しそう。かぼちゃのスープ。ハンバーグ、美味しい!!幽玄洞に到着。では入っていきましょう。案内図。なかなか狭いです。上り下りが結構大変。観音像が置いてあり、手前の狛犬は鍾乳石。鍾乳石が観音様のよう。ウミユリの萼の化石。目的のコーヒー豆店、栗駒の「ムヨカ珈琲ロースタリー」に到着。コーヒー豆を買いました。神奈川県は犬も歩けば豆屋に当たるくらいですが、東北のコーヒー豆店は貴重です。店内の様子。元々はお菓子屋さんだったそう。斜前にあるカフェへ。元々は薬局だそう。入ってみます。良い感じの店内。落ち着く空間です。コーヒーとケーキを注文。ホッと出来ます。個性的な文具店。個性的すぎるお菓子屋さん。パチンコ店は営業していない。ジーンズショップ発見!!合うサイズが無くて買えませんでした。残念。(マジで買おうとしていました)栗原のビジネスホテル築館で宿泊。ビジネスホテル築館外観がビジネスホテル的ではないですが、中はビジネスホテルです。なかなか良い部屋です。夕食は中華料理店へ。担々麺と炒飯のセット、安くて美味しいです。【10月12日(月)】朝食はパンとコーヒーが無料で提供されます。簡単ですが、こういうのもビジネスホテルらしいところ。入水鍾乳洞。まずは入水不動尊にお参り。探検開始です。常に足元が湿っていて滑りやすいです。なかなか探検っぽいです。防水のトレッキングシューズだと安心です。観光客が少なく静かなところです。やはり交通の問題でしょうか。なかなか立派です。一般コースはここまで。ここからは中~上級コースです。あぶくま洞へ。中は涼しいですが湿度は高いので、結構汗を掻きます。中は比較的広く、ヘルメットはほぼ不要です。宮殿あるいは教会の中のような荘厳さ。言葉を失うほど。圧巻です。ワインが貯蔵されていました。焼き椎茸。良い香りでしたので買いました。阿武隈神社にお参り。小さなお社。観音様が居られたので手を合わせてゆきます。殉職者碑。石灰岩採掘場で亡くなられた人の慰霊碑だそう。コーヒー豆屋さん「ブラウンチップ」で買い物。ちょっと困った昼食問題。神奈川県などは「ちょっと外食を」と思いついて出かけて、余程の人気店でないかぎりは大体普通に店に入れます。ところが...どこも満員、満車です。市街から離れているところも駄目です。いや本当に絶望的な光景です。東北をナメてました。「そんなこともあろうかと」家から持ってきた非常食が役立ちました。コーヒー豆屋さん「ヤナイコーヒー」で買い物。今回の旅のシメは「アクアマリンふくしま」で。ゲンゴロウの展示。昆虫の図鑑とかで見るやつだ!淡水魚の展示。この展示は素晴らしいと思いました。歩いて見る生き物図鑑だ。他の水族館とはチョット毛色が違います。クラゲの展示。面白い展示のしかたですね。美味しそう??めっちゃ可愛い。鯨の骨格が展示されていました。これは他の水族館とは違う!こういう展示は面白いです。不思議な花。水族館なんて何十年ぶりだろうか。わくわくしますね。めっちゃデカい。ホルベインのインクで描いたような美しい色の魚。。なんと水族館の中に寿司店が!!不思議な形です。速い魚は撮影困難です。宝くじが当たったらEOS-R6Mark3を買います。(まず当たらない)職員の研究なども展示されています。アスレチック広場。子供を飽きさせない良い工夫ですね。ハヤブサが居ました。展望台からの風景。イラストの展示。楽しいですね。舟の展示。楽しい展示でした。めっちゃ良かったです。コーヒー豆屋さん「ウェルハース」で買い物。いわき駅すぐ近くの子鍬倉神社へお参り。コーヒー豆屋さん「豆工房」で買い物。いわき市はコーヒー豆屋さんが豊富で良いです!!夕食はいわき駅近くのお店で。唐揚げが美味しかったです。いわきプリンスホテルで宿泊。閑静&便利の好立地 いわきプリンスホテル部屋はとても綺麗です。しかも安く泊まれます。【10月13日(火)】朝食が6時30分からというのが嬉しい。食事が終わった7時過ぎに帰路につきました。母にお土産のお菓子を渡してから自宅に到着。長い旅行になりましたが、それほど疲れないし楽しかったですね。やはり「車が良い」からでしょう。
Oct 13, 2025
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Western ElectricのVT52という真空管を紹介します。VT52も持ちすぎるくらい入手してしまいましたが、これを最後にしたいと思います。因みに過去のVT52の紹介記事はこちらです。VT52という真空管VT52という真空管ふたたび...RAYTHEONの4ピラーとNATIONAL UNION(とUNITED ELECTRON)VT52という真空管、みたび...NATIONAL ELECTRONICSのVT52さて、今回のVT52のフィラメントは3点吊りです。マイカ板も三箇所に押さえ板が付いたWE独特の物です。電極の足元もシンプルでしっかりした構造です。ここの部分はNational Unionが似ていますね。3点吊りですし。etracerで特性を測定しましょう。Efは7.0Vと6.3Vで測ります。【1本目】Ef=7.0V、If=1.09AEp=270VEg=-48.8VIp=32.83mArp=1765Ωgm=2006μSμ=3.5V/VEf=6.3V、If=1.00AEp=270VEg=-47.7VIp=32.90mArp=1855Ωgm=1931μSμ=3.6V/V【2本目】Ef=7.0V、If=1.10AEp=270VEg=-48.0VIp=33.00mArp=1710Ωgm=2163μSμ=3.7V/VEf=6.3V、If=1.00AEp=270VEg=-47.0VIp=32.99mArp=1770Ωgm=2095μSμ=3.7V/V十分なエミッションがあり、大変良いコンディションです。そういえば、ある方が、50に特性が似ていると仰っていましたが...確かに似ています。フィラメント電圧とB電圧を切替えられれば共有が出来るかもしれませんね。
Aug 12, 2024
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GU-50という真空管を紹介します。これはもう、安価に出回りすぎていて今更語ることのない真空管なのですが、私の手元にもあるので実測してみようと思います。題して、 GU-50を完全解明する。(by創〇の館)この球はビーム管ではなく五極菅です。かつてのソビエトがTelefunkenのLS-50をコピーして製造されたと言われています。ロシアの型番ГУ-50、中国はFU-50のようです。規格はThe Valve Museumの「GU-50」規格表が参考になります。ピン配置は真空管を下から見てガイドから 1:カソード 2:コントロールグリッド(G1) 3:スクリーングリッド(G2) 4:ヒーター 5:サプレッサーグリッド(G3) 6:プレート 7:シールド 8:ヒーターとなっています。この球はG3(サプレッサーグリッド)のピンが独立していますので、G3をG2に繋げた三極管接続が可能です。これは、スタジオアートワークス「新しい接続方」でも言及されています。かなり低rpの動作になるそう。G2~G3全てをG1(コントロールグリッド)に接続したハイμモードも可能です。今回は「GU-50完全解明する。(by創〇の館)」と題しておりますので、すべてのモードを試験しています。(「創〇の館」とは、実在しない「創〇の館先生という概念」です。(笑))etracerで様々な接続の特性を測定しましょう。【1本目】Eh=12.6V, Ih=0.68A三極管接続Ep=350VEg1=-51.2VIp+Ig2=70.42mAIg2=2.07mArp=1091Ωgm=4451μSμ=4.9V/V三極管接続(G2+G3)Ep=350VEg1=-60.1VIp+Ig2+Ig3=70.09mAIg2+Ig3=14.41mArp=1001Ωgm=4451μSμ=4.9V/V三極管接続ハイμモード(G2とG3をG1に接続)Ep=350VEg1=+12VIp=68.78mAIg1+Ig2+Ig3=17.30mArp=32908Ωgm=7689μSμ=253.0V/V五極菅接続Ep=350VEg1=-17.7VIp=70.20mAIg2=1.67mArp=36328Ωgm=5703μSμ=207.2V/V【2本目】Eh=12.6V, Ih=0.68A三極管接続Ep=350VEg1=-50.9VIp+Ig2=70.21mAIg2=2.05mArp=1075Ωgm=4565μSμ=4.9V/V三極管接続(G2+G3)Ep=350VEg1=-59.9VIp+Ig2+Ig3=70.06mAIg2+Ig3=14.99mArp=988Ωgm=4286μSμ=4.2V/V三極管接続ハイμモード(G2とG3をG1に接続)Ep=350VEg1=+12VIp=67.78mAIg1+Ig2+Ig3=16.49mArp=39292Ωgm=7452μSμ=292.8V/V五極菅接続Ep=350VEg1=-17.6VIp=70.26mAIg2=1.61mArp=37406Ωgm=5846μSμ=218.7V/V5kΩの負荷で4Wは出ます。余裕でですね。G3をG2に接続した三極管接続では100Ωくらいrpが低くなります。その代わりG3+G2電流は結構流れます。ただし合計5Wは超えませんのでギリギリセーフかな。ハイμモードはコントロールグリッドをプラス領域で使うため、オーディオでは実用的ではないと考えます。
Mar 25, 2025
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ARCTURUS....アークトゥルスと読むのかな?ここがクロスレー社向けに製造した42なのですが....ARCTURUSといえば青いバルブで有名なのですが、これは灰色です。中身も見えにくい。余談:「超入門:真空管ラジオこれ」の主さんも、このCROSLEY by ARCTURUSの42を所有のようで、片方はクリアバルブです。そして特徴的なのはプレートの形状で、普通の42では上から見ると楕円のようなのですが、この42は、47をそのまま傍熱管にしたような扁平な四角形なのです。42ではない雰囲気をかもしています。ちょうど、直熱管のフィラメントが通るところにヒーターの入ったカソードスリーブを立てたというか。効率を考えてかヒーターは2本。プレートの向けてまんべんなく電子を飛ばせるようになっているようです。カソードの先端がキュッと潰されているので、ヒーターが灯っているのが殆ど見えません。丁寧な造りですね。私はこの42を結構な価格で落札していますが、当時の価格と物価を考えると安いのかもしれません。そして、この細いダブルヒーターの細いカソード、譲って頂いた主の話によると絶縁不良のものもあるそうな。今後のことも考えて、カソード電位が高くなる直結アンプは避けたいところです。楕円形状と扁平な形状では全く同じ特性には出来ないはず。ラジオやアンプに挿して使ったときは42のように振る舞うけど、何かしら違いはあるはず。譲って頂いた主の話でも「チューブチェッカーの良否判定では良すぎる数値が出てしまい、元々gmが高い構造なのでは」とのこと。Ipは、手持ちの42三結アンプに挿したところ、他の42とほぼ同じ電流値でした。確かに普通に繋げれば42なのです。(そりゃ42として製造販売されたものですから)三結と五結の特性を測ってみました。三結(Ep240V、Esg240V、Ecg=-16V)では、Ip(+Ig2)=33.21mArp=2748Ωgm=3667μSμ=8.6V/V五結(Ep240V、Esg240V、Ecg=-16V)では、Ip=33.18mArp=38408Ωgm=3656μSμ=140.4V/V参考までにTENの42(一般的な造りの42)の五結と三結。三結(Ep240V、Esg240V、Ecg=-16V)では、Ip(+Ig2)=30.78mArp=2739Ωgm=2593μSμ=7.1V/V五結(Ep240V、Esg240V、Ecg=-16V)では、Ip=30.74mArp=74560Ωgm=2635μSμ=196.5V/V今回の測定から、ARCTRUSの42(扁平プレート)は、・Ipは42の特性に合わせてある。(そりゃそうですよね、42ですから)・gmとμが高い。・三結でのrpは変わらない。(五結では倍近い差異がある)ということがわかりました。もしかしたら「ラジオや電蓄の音声感度を良くしたい」という意図で設計されたものなのかもしれませんね。では音質はどうなんでしょうか....。私は一寸聴いたくらいでは殆ど判別できませんでした。僅かに違うかなぁという程度のです。今回は三結のアンプでの試聴でしたが、五結ですとまた違った結果になるかもしれませんね。こういう違いは、使用するアンプ(回路の構成、前段に使う真空管の特性や出力トランスの性格)で異なってくるので、なんとも言えません。実は私は、僅かな音質の差に鈍感でして、しかもあまりそれに興味や執着が無いんです。そこそこ良い音楽を奏でてくれれば合格みたいな感じで。私の球ころがしは、オーディオ的な難しい話は抜きにして「色んな真空管が奏でてくれる音楽を純粋に楽しむ」「真空管そのものを楽しむ」ことなのかもしれませんね...。
Aug 30, 2022
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スクリーングリッドの耐圧が低い球、よく見かけますよね。私は、「三結でかつプレート電圧≧スクリーングリッド電圧かつスクリーングリッド損失以内であれば大丈夫」と考えています。これについて言及したサイトがあります。Friends of Valves 自作真空管アンプの「3極管接続でスクリーン許容電圧を超えていいのかどうか」大久保システムズのビーム管のスクリーングリッドにまつわる謎真空管のコアな世界の三極管接続の第2グリッド抵抗はどこまで大きくてよいのかどれも参考になる記事です。プレート電圧が300V程度なら、スクリーングリッドとコントロールグリッド間で放電はしないかなと。勿論、メーカー推奨の方法ではないので、あくまで自己責任です。ただ、1つ気をつけなければいけない点があると私は考えています。それは、スクリーングリッド電流が多く流れるタイプの球です。例えば865やQE08/200(4B20)です。こういう球はもう電圧を抑えてゆくしかないですね。どちらにせよ865は4本組みを安く入手できたけど「失敗したなぁ」という感じ。何かうまい料理方法を考えなければ....。
Jul 28, 2023
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59という真空管を紹介します。手持ちはRCAとRAYTHEONです。RCAはオーソドックスな造り。そしてダブルヒーター。ヒーター点灯。ダブルヒーターの球はついつい買っちゃいますね。RAYTHEONは4ピラーで、楕円プレートでRCAより細長い造りです。こちらもダブルヒーター。コントロールグリッド(G1)に放熱板が付いています。ヒーター点灯。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースの「RCA 59」規格表を参照ください。Ef=2.5V, If=2.0Aというものですから期待出来ますね。この球は、ラージUTのソケットが必要です。6WC5などのソケットよりひとまわり大きいサイズです。etracerで三結特性を測定しましょう。今回の三結でのサプレッサーグリッドはカソードではなくスクリーングリッドと接続します。(この接続で200~300Ωほど内部抵抗が下がります)Ip+Ig2+Ig3が30mAガッツリとなるところで測定します。【RCA 59】1本目Ef=2.5V, If=1.90AEp=250VEg1=23.8Vのとき、Ip+Ig2+Ig3=30.06mAIg2+Ig3=6.56mArp=2406Ωgm=2628μSμ=6.3V/V【RCA 59】2本目Ef=2.5V, If=1.92AEp=250VEg1=27.2Vのとき、Ip+Ig2+Ig3=30.30mAIg2+Ig3=7.09mArp=2189Ωgm=2644μSμ=5.8V/V【RAYTHEN 59】1本目Ef=2.5V, If=2.07AEp=250VEg1=22.3Vのとき、Ip+Ig2+Ig3=29.92mAIg2+Ig3=5.64mArp=2672Ωgm=2432μSμ=6.3V/V【RAYTHEN 59】2本目Ef=2.5V, If=1.96AEp=250VEg1=24.9Vのとき、Ip+Ig2+Ig3=30.00mAIg2+Ig3=5.49mArp=2246Ωgm=2770μSμ=6.2V/Vとても綺麗なIpカーブを描いていますね。rpが2.2kΩでgmが2300μSくらいなので、どことなく47という真空管の三結に似ている気もします。なかなか興味深い真空管だと思います。
Oct 13, 2023
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先日導入した新しいパソコンを音楽PCとしても使えるようにDACを導入しました。最近のマザーボードのパソコン出力は音質も良くなっています。それとどう違うのか???こんな筐体です。大きさがわかるように日立の6CB6Aを横に置いてみました。そこそこコンパクトです。S.M.S.L専用のドライバーを入れて電源ON。音が澄んで聞こえるのはDO100PROです。そりゃ専用機ですので..。ただし、比べて初めてわかる差であって、パソコンの音声出力が大きく劣っているわけではないです。今やパソコンも映像再生やゲームなど音質を重視していますので昔のようにオマケ機能ではありません。それなりに良いです。DO100PROによって専用機の安心感は得られると思います。あと、パソコン作業の音声はデスクトップのスピーカーを使って、Spotifyの音声はDACを使ってオーディオ装置で流すということも出来るので、そういう使い方でのUSB-DAC導入はメリットがとても大きいと思います。それほど高価なものではありませんので、試しに導入してみると良いかと思います。
May 5, 2025
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RAYTHEONのCV4097(5A6)という真空管を紹介します。CV4097は5A6の高信頼管らしいのですが、どこがどう違うのかわかりません。構造的にビーム管であることがわかります。フィラメントはM型でしょうか。規格はFrankさんの資料室「TUN-SOL 5A6」規格表やThe Valve Museum「CV4097」規格表が参考になります。見ての通り、プレート損失が5Wしかありません。これは厳しいですね。ところでフィラメントが5.0Vということは、フィラメントの端と端の電位が5.0Vの開きがあるということで、バイアス電圧に効いてきます。バイアスの浅い真空管ほど影響が大きいのではと考えていますが、どうなのでしょうか...。幸いなことに9番ピンがフィラメントのセンターになっているので、9番と4番5番で2.5V点火ができます。電位差が少ないほうが澄んだ音がしそうなのですが、そう思うだけかもしれません。etracerで特性を測定しましょう。因みにフィラメント中間を使った2.5V点火です。三極管接続(グリッドをプラスまで振って攻めてみます)Ep=150VEg1=-10.6VIp+Ig2=28.19mAIg2=3.43mArp=1533Ωgm=4506μSμ=6.9V/V青線は150V28mAで5kΩのロードラインです。出力0.95W、3.8%これのグリッドに電流を流して良いのかわかりませんが、限られたプレート電圧でパワーを稼ぐならこの方法が良さそうです。プラスまで振らないと、かなり小出力です。能率の良いスピーカーでないと厳しいかもしれません。パラレルシングルで使うなら2.5kΩ負荷でトランスも選択肢がありそうですね。三極管接続では71Aに似ていると云われていますが...多分ですが、5A6三極管接続のほうがrpが低いと思います。五極管接続Ep=150VEg2=150VEg1=-9.7VIp+Ig2=28.19mAIg2=3.93mArp=25783Ωgm=4119μSμ=106.2V/V青線は150V28mAで5kΩのロードラインです。出力1.1W、歪率3.9%高感度で使いやすそうであることはわかりました。あまり難しいことは考えずパラレルシングルで使うのが無難かもしれませんね。もちろんプッシュプルのほうが理想的ではあるのですが。
Sep 29, 2026
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先日ご紹介したVT25Aに続いてVT52も紹介致します。このVT52についてもVT25A同様に航空機用の無線機に用いられ、7Vが正規電圧で6.3Vでも動作可能になっています。このVT52も詳細なIp特性が公表されておらず、諸先輩方の回路図だけが頼りでした。プレート損失も謎で、15W程度のようです。無線で使うのとオーディオで使うのでは条件が違うので何とも言えませんが、よほど無茶しなければ大丈夫かと思います。これは76年19週の製造でしょうか...。UNITEDに関しては、この掲示板の内容のように、1934年創立で1958年にLing Electronicsの傘下に入ったと書かれています。VT52の魅力は、このオレンジ色に灯る太いフィラメントです。太いフィラメントの50とかが好きな人は、PX4とかPX25などは暗くて何となく心もとないのではないでしょうか。(笑)では、etracerで測定します。プレートに270Vをかけ大体33mA流れる設定で、Ef=7.0Vと6.3Vを測定します。【1本目】Ef=7.0V、If=1.05AEp=270VでEg=-47.2Vのとき、Ip=32.93mArp=1726Ωgm=2167μSμ=3.7V/VEf=6.3V、If=0.95AEp=270VでEg=-46.2Vのとき、Ip=33.04mArp=1798Ωgm=2122μSμ=3.8V/V【2本目】Ef=7.0V、If=1.06AEp=270VでEg=-48.1Vのとき、Ip=33.17mArp=1694Ωgm=2212μSμ=3.6V/Vこの子は高圧側が少し上が持ち上がってますね。Ef=6.3V、If=0.98AEp=270VでEg=-47.11Vのとき、Ip=32.94mArp=1791Ωgm=2091μSμ=3.7V/VEfが下がって高圧のIpカーブの浮きが少し落ち着いたでしょうか。(こういうのは真空管試験機では見えないところです)今回のetracerでの測定でわかったことは、7.0Vより低い6.3Vでも能力としては十分であるということです。rpは1.7~1.8kΩなので5kΩ負荷といったところでしょうか。以前紹介したSPEEDのS-82-Bと電気的特性は似ています。昔はVT52を45スペシャルなんて呼んでいたような気がしますが、そう呼びたくなる気持ちもわかります。VT52もVT25A同様、私なら6.3Vに近い電圧で使うと思います。電気特性も然程悪くなるわけでもないですし。いや、音の張りだとかそういうのは違うかもしれませんが、私はVT52の太いフィラメントの灯火(ともしび)を楽しみたいだけなので...。
Dec 26, 2022
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以前、AT20という真空管という記事を書きましたが、その続編です。実はまたAT20を買ってしまいました。(随分前に買ったのですが...)COSSORのAT20(細管)とSTCのAT20(フィラメント3点吊り)です。COSSOR細管はF410のようにプレート両側を押さえるような形の支柱になっています。AT20ではオーソドックスな2点吊り。STCのフィラメント3点吊りは太い針金の支柱でプレートを支えています。フィラメントの折り返しは1つ多く、3点吊りです。etracerで特性をみましょう。今回もEf=6.0Vと5.7V、Ep=480VでIp35mA流れるところで測定します。【細管1本目】Ef=6.0V, If=1.12AEp=480VでEg=-28.8Vのとき、Ip=35.34mArp=3339Ωgm=2977μSμ=9.9V/VEf=5.7V, If=1.10AEp=480VでEg=-27.2Vのとき、Ip=35.43mArp=3679Ωgm=2572μSμ=9.5V/V【細管2本目】Ef=6.0V, If=1.15AEp=480VでEg=-25.5Vのとき、Ip=35.12mArp=3899Ωgm=2599μSμ=10.1V/VEf=5.7V, If=1.11AEp=480VでEg=-23.8Vのとき、Ip=35.25mArp=4013Ωgm=2300μSμ=9.7V/V【三点吊り1本目】Ef=6.0V, If=0.99AEp=480VでEg=-30.1Vのとき、Ip=35.20mArp=2565Ωgm=4160μSμ=10.6V/VEf=5.7V, If=0.96AEp=480VでEg=-30.0Vのとき、Ip=35.00mArp=2574Ωgm=4121μSμ=10.6V/Vエミッションが高すぎる(強すぎる)印象です。たまにこういう高圧側でIpカーブの持ち上がる球を見かけます。構造上の問題でしょうか...?念のためEf=4.8VでのIpカーブを載せておきます。【三点吊り2本目】Ef=6.0V, If=0.99AEp=480VでEg=-28.3Vのとき、Ip=35.00mArp=2731Ωgm=3957μSμ=10.9V/VEf=5.7V, If=0.96AEp=480VでEg=-28.3Vのとき、Ip=35.09mArp=2739Ωgm=3994μSμ=10.9V/VこちらもEf=4.8Vと4.0VのIpカーブをとってみます。今回はAT20という真空管という記事の続編として2種類のAT20を紹介しましたが、古い真空管はどれだけ使われているかわかりませんし、使われていなくても多かれ少なかれ劣化もあります。正確なデータどりは不可能ですが、なんとなく傾向はつかめると思います。STCの3点吊は、5Vのほうが都合が良さそうな印象を受けました。あまりフィラメント電圧を低くしてエミッションを抑えすぎても良くないのですが、Ipカーブが弛まない程度であれば良いのでは?とも思います。(さすがに4Vは低すぎる印象です)
Jun 19, 2023
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ある方から「ELROG製300Bは一般的な300Bとは異なるIpカーブらしい」との情報がありました。今まで「300Bという名前なのだから300Bなのでしょう」と思って普通に使ってきましたが、はたしてどうなのでしょうか....手持ちの300Bは、JJ製とELROG製の2種類ですので、これを比較してゆきましょう。JJ製の特長は、・分厚いガラス・個性的な白のソケット・5V1.3Aの少し増えたフィラメント電力・上部に大きな放熱板ELROG製の特長は、・トリタンフィラメントの煌々とした灯り・上部はグラファイトのようなものを内壁に吹いてある・全体的に電極は下のほうに配置とても魅力的な真空管で、私は好きです。etracerを用いて、愛用しているサウンドパーツ製300Bプッシュプルアンプの動作に近いところで計測してみました。JJ製300Bは、Ep=340V、Eg=-70Vのとき、・Ip=50mA・rp=860Ω・gm=4500μS・μ=3.9V/VIpカーブは....こんな感じです。では、ELROG製の300Bはどうでしょうか。Ep=340V、Eg=-70Vのとき、・Ip=46mA・rp=1310Ω・gm=2670μS・μ=3.5V/VJJと同じ50mAになるよう、Egを少し浅くしてみましょう。Ep=340V、Eg=-69Vのとき、・Ip=49mA・rp=1280Ω・gm=2800μS・μ=3.6V/Vおやおや?? これ....全然違うではないですか!!これは300Bであって300Bではない!rpが860Ωと1280Ωじゃ全然違うよね。たぶん、ELROGは5kΩのトランスのほうが相性がいいかもしれません。でもまぁスピーカーは純抵抗負荷ではなく複雑な音を出せばコーン紙の振り返しでインピーダンスは相当動くので、どこまで気にするかは個人の好みかな。(私は「大体でOK派」です)そしてIpカーブは....明らかにrpが高い傾向の線を描いていますね。そして、グラフを見る限りでは、大電流域でフィラメントの電子放出が追いついていない感があります。それは何というか、カソード温度を下げてくとIp特性の大電流領域がフニャっと倒れてくるアレですよ。以前ブログに書いた「6AU6は半分のヒーター電圧でも動くのか」の記事もあわせて見てください。効率の良い酸化膜フィラメントで5V1.2A(JJは1.3A)でまかなっている動作を、やや効率の悪いトリタンでやろうとしたら....それを考えると大電流域でフニャっとなる現象の説明がつきます。トリタンフィラメントの5V1.2Aで出せる目一杯のエミッションであるということです。もちろん通常の動作領域では倒れ込んではいませんので、全く問題はありません。素人の私が何となく想像するに、「ELROGはトリタンフィラメントとしはギリギリのエミッションで300Bの5V1.2Aの規格に収めているのではないか。」ということです。そしてこのエミッション的にチョット厳しい状態で300Bの特性に似せるのは無理だったのかもしれません。規格を無視してもっとフィラメント電力を上げた設計にすれば、そっくりに出来たかもしれません。(たとえば5V2.5Aとかなら余裕だと思います)しかし、よくこの条件で340V70mA付近で使う300Bアンプに問題なく挿せる真空管を開発したなぁと関心しました。今回の測定結果を見た私の結論としては、「ELROG製300Bの他との音質差は、フィラメント素材の要因よりも、電気的特性の違いであるといえる」のかもしれませんね。なんか「〇造の館」っぽい結論となってしまいましたが。(笑)
Sep 19, 2022
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Aaという真空管を紹介します。VALVO(左2本)とメーカー不明(右2本)です。メーカ不明のほうも多分VALVOかなと。(電極が似通っているので)こちらも以前紹介したBa、Ca、、Bo、Daなどと同様に郵便電話関連で使用されていたようです。フィラメントは3点吊り。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RFT Aa」規格表が参考になります。前回紹介したBaはフィラメント電圧3.5Vですが、Aaは3.8Vです。ドイツの郵便電話通信向け真空管はフィラメント電圧が様々で悩ましいですね。etracerで特性を測定しましょう。220Vで2mA流れるところで測ります。【1本目】VALVOIf=3.8V, If=0.44AEp=220VEg=-2.4VIp=2.02mArp=43457Ωgm=580μSμ=25.2V/V【2本目】VALVOIf=3.8V, If=0.46AEp=220VEg=-2.7VIp=2.05mArp=34447Ωgm=908μSμ=31.3V/V【3本目】不明品If=3.8V, If=0.47AEp=220VEg=-2.4VIp=2.06mArp=37086Ωgm=881μSμ=32.7V/V【4本目】不明品If=3.8V, If=0.47AEp=220VEg=-2.8VIp=2.06mArp=35203Ωgm=904μSμ=31.8V/V1本目は若干感度が低め。少々くたびれている感じでしょうか。古い真空管なのでバラツキは結構ある印象です。設計が古い時代の真空管なので感度は低めですが、「これはそういうもの」と割り切れば楽しめると思います。
Aug 24, 2024
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以前、46という真空管を買ってそれがエミ減でも私は泣きません(ラノベ風な長い題名)で大ダメージをくらった私ですが、幸運にも状態の良いRCA/Cunninghamの246を入手することができました。RCA Radiotronの刻印。裏にはCunninghamの刻印があります。RCA/Cunninghamに関してはEU Valveの「Cunningham」がわかりやすいと思います。規格はFrankさんの真空管資料室「RCA 46」規格表が参考になります。上から見たところ。etracerで三結特性を測定しましょう。Ep=250VでIp+Ig2が30mAのところで測ります。【1本目】製造番号E1Ep=250VEf=2.5V, If=1.65AEg1=27.5Vのとき、Ip+Ig2=30.07mAIg2=5.25mArp=2113Ωgm=2640μSμ=5.6V/V【1本目】製造番号E4Ep=250VEf=2.5V, If=1.66AEg1=29.8Vのとき、Ip+Ig2=29.83mAIg2=5.33mArp=2053Ωgm=2578μSμ=5.3V/Vこれはどちらも状態が良い感じです。前オーナーが実際に使っていたとのことですが、使用時間は大変短いと思います。アンプを作るとしたらUXとUYの両方のソケットを付けておいて、45と46三結を使い分けるのも良さそうですね。
Jul 25, 2023
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6V6という真空管(その1:手持ちの日本製)につづき、今回は6V6の海外製ということで手持ちのものを紹介したいと思います。右から、Vissaux(と思われる細管)、Vissaux(太管)、RT、Westinghouse(カナダMarconi)、PHILCO(Ford傘下)、SYLVANIA(コインベース)、HYTRON、HYTRON(CBS傘下)、RCA(メタル) です。すみません、今回は右から紹介します。Vissaux細管は印字が無いですが、買うときにVissauxと書かれていたので取り敢えずそうしておきます。規格については、真空管(Electron tube) 規格表データベース「GE 6V6」規格表は三結データも書かれており、参考になります。では、前回と同様にetracerで三結特性を測定しましょう。【Vissaux(?)細管】プレートは黒色の円状です。内壁はグラファイト系の塗装がされていて殆ど見えません。Eh=6.3V, Ih=0.49AEp=250VEg1=15.0VIp+Ig2=35.00mAIg2=3.87mArp=2372Ωgm=3876μSμ=9.2V/V【Vissaux太管】プレートは灰色の楕円状です。(少し緑がかっている?)Eh=6.3V, Ih=0.46AEp=250VEg1=16.2VIp+Ig2=34.9m4AIg2=3.68mArp=2161Ωgm=4071μSμ=8.8V/V【RT】プレートは灰色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=16.7VIp+Ig2=35.25mAIg2=2.25mArp=2153Ωgm=4095μSμ=8.8V/V【MAZDA】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.6VIp+Ig2=35.14mAIg2=3.79mArp=2427Ωgm=4175μSμ=10.1V/V【Westinghouse】(カナダMarconi)プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=16.2VIp+Ig2=35.16mAIg2=1.86mArp=2210Ωgm=4147μSμ=9.2V/V【PHILCO】(Ford傘下時代)この箱が好き。プレートは黒色の楕円+長方形です。Eh=6.3V, Ih=0.44AEp=250VEg1=14.5VIp+Ig2=34.99mAIg2=1.80mArp=2241Ωgm=4290μSμ=9.6V/V【SYLVANIA】コインベースプレートは黒色の楕円+長方形です。Eh=6.3V, Ih=0.44AEp=250VEg1=17.3VIp+Ig2=34.94mAIg2=1.40mArp=2147Ωgm=3976μSμ=8.5V/V【HYTRON】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.9VIp+Ig2=35.06mAIg2=5.06mArp=2419Ωgm=4026μSμ=9.7V/V【HYTRON】CBS傘下時代プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.43AEp=250VEg1=13.9VIp+Ig2=35.08mAIg2=1.88mArp=2357Ωgm=4348μSμ=10.2V/V【RCA】メタル管です。中身はどうなんってるんでしょうね..。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.7VIp+Ig2=35.29mAIg2=2.05mArp=2252Ωgm=4288μSμ=9.7V/V製品はバラツキもありますし中古のものもあるので今回の測定結果が全てではありませんが、それぞれの個性や良さ(魅力)があると思います。結局のところみんな違ってみんないいのです。
Feb 20, 2024
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テレフンケンのRS289という真空管を所有しています。以前、ヤフオクで落札しました。なんで欲しくなったかというと、ネット上にあまりデータが無くて何となく扱いにくい駄球なんじゃないかなと思えたからです。しかしアンプの記事もちらほらあって、プッシュプルではなかなか高印象とのことです。この真空管、ヒータースリーブがセラミックのような厚みがあり、本調子まで1分かかります。4V2Aも食うヒーターです。カソードが太いからカッコイイですね。etracerで三結特性を測ってみました。さて、どんな感じでしょうか。Ep250VでIp45mAくらい流し5kΩのトランスで使う感じでしょうか....。そんなふうに言うと標準的な球に感じますが、・4V2A(6.3V換算だと6.3V1.26A)もヒーター食う。・プレート損失は12W程度。・三結ではバイアスが-50V前後。・直線性はお世辞にも良いとは言えない。という、2A3並にバイアスが深くてヒーター電力がKT66並でプレート損失が6V6と同じ12Wの真空管です。扱いづらそうな印象ですが、もしかしたら、物凄い良い音かもしれませんからね。無駄にデカいヒーター電力も、急な音量変化にもへこたれない熱電子の供給をしてくれそうです。こういう球、好きですよ!期待しています。ロット違いのRS289を入手しましたので写真を掲載します。右が新しく入手した物です。上の電極の押さえがなくなって簡略化されているようにも見えますね。
Aug 3, 2022
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「そういえば最近ラジオ聴いてないな....」ふと、そんなことを思いまして。ヤフオクでチューナーを落札しました。送料込みでも3000円以下。AurexのST-420という機種です。結構汚れていたので、中性洗剤などで拭いたら、そこそこ綺麗になりました。一部ランプがつかないなど不具合はあるものの、チューナーとしては普通に使えています。因みにこのチュナーは1976年当時47800円だったようです。オーディオの足跡「Aurex ST-420」AM2連、FM4連バリコン搭載しています。ああ、FMラジオの音ですね。懐かしいです。このナローレンジで圧縮された感じの音。たまたま50~60年代の音楽が流れてましたが、こういうのは良いですね。ただ、普段CDやSACDなどを聴いていると、メインで聴きたいものではないです。なので、私にとっては数千円の出費で丁度よい感じです。AMは筐体後部のアンテナでは能力不足で受信できませんでした。
Dec 10, 2022
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HY69という真空管を紹介します。CBS-HYTRONの箱に入っています。規格は、Frankさんの資料室のHY69規格表を参照ください。気をつければならないのは、HY69は6.3Vではなく6.0Vです。Plate dissipationがプレート損失にあたるのでしょうか?そうすると30W?不思議なのはTube collectors associationの書類では6.3Vです。Plate dissipationが40Wになっています。謎です。因みに、アンプの7番8番ピンが接続されたDC点火であれば、807→6L6のアダプターがそのまま使えます。私は2番プラス7番マイナスで6Vを供給しています。(6V管と6.3V管を共有するには電源電圧を低い方に合わせます)etracerで特性を測定しましょう。とりあえず私は6.0V1.5A、プレート損失は30Wと仮定して測定を進めます。スクリーン損失は5W程度で仮定しましょう。測定は三結特性のみです。外からはよく見えませんがプレートの内側にキャビトラップ(Cavi-trap)という小さな板のようなものがあります。(プレート両側にコの字状の金具を3箇所ずつ6箇所とりつけ、片側6枚(両側合わせて12枚)の板を立てた形になっています。)二次電子を抑制する役目らしいです。(動作原理はよくわかりませんが)【1本目】Ep=280VでEg=-15.2Vのとき、Ip=59.59mAIsg=3.99mArp=1952Ωgm=3326μSμ=6.6V/V【2本目】Ep=280VでEg=-15.2Vのとき、Ip=59.75mAIsg=3.97mArp=1964Ωgm=3327μSμ=6.4V/Vなかなか綺麗なIp特性だと思います。TU-8200R(魔改造品)に取り付けました。トリタンの輝きが美しいです。ご注意:私のTU-8200R(魔改造品)は、ヒーター回路を左右独立したスイッチング電源に変更してあり、マイナス側は8番ピンに接続しています。あと、電流検出抵抗の数値を変更し40mA程度が流れる様にしてあります。(もう少しながしてやってもいいのですが、他の球も挿すので...)くれぐれも、TU-8200Rそのままでは直熱管を挿すことは出来ませんから気をつけてください。
Jan 28, 2023
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MARCONIのDET10という真空管を紹介します。DET10とプリント。黒いコーティングがされたプレート。フィラメントは1点吊り。トリタン6V1Aの輝き。etracerで特性を測定しましょう。550Vで15mA流れるところで見ます。【1本目】Ep=550VEg=-10.3VIp=15.02mArp=13533Ωgm=1415μSμ=19.1V/V【2本目】Ep=550VEg=-13.9VIp=15.01mArp=11746Ωgm=1590μSμ=18.7V/V2本の特性はバラついています。古典管なので、まともに通電動作するだけで奇跡です。1本目はエミッションが低目ですが、Ipカーブはタレていませんので合格。特性は...rpが猛烈に高いです。Epが低いと出力が全く取れません。Ep=550V、Eg=-10.3V、Ip=15mAで20kΩ(ロードラインは立て気味)のトランスを使って0.5~0.6Wです。規格ギリギリの高圧でないと出力がとれないので、これは「気難しい真空管」のカテゴリに入るかな...。宰府の梅田より「DET10シングルアンプ検討(1)」で紹介されるようにパラシングル動作にするのは実用重視で良いですね。
Nov 15, 2023
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6AK6という真空管を紹介します。手持ちはTENのオレンジプリント。6AU6程度の小さい真空管ですが、これでも出力管です。6AK6の前身となる真空管は、前回紹介した6G6Gです。6G6G同様に僅か6.3V0.15Aのヒーター電力で動作します。規格については真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 6AK6」が参考になります。ではetracerで測定してゆきます。条件は6G6Gと同じにします。【1本目】三結Ep=180VEg1=-9.2VIp+Ig2=11.96mAIg2=1.70mArp=4974Ωgm=2190μSμ=10.9V/V五結Ep=180VEg2=150VEg1=-6.1VIp=11.03mAIg2=1.90mArp=285804Ωgm=1988μSμ=568.3V/V【2本目】三結Ep=180VEg1=-10.4VIp+Ig2=11.90mAIg2=1.64mArp=4745Ωgm=2222μSμ=10.5V/V五結Ep=180VEg2=150VEg1=-7.2VIp=11.11mAIg2=1.75mArp=222500Ωgm=1996μSμ=444.0V/V6G6Gより6AK6のほうが若干ながら直線性が良いようにも見えます。「小さいながら高い実力を持っている」と私は思っています。三結のμは10程度ですから...例えばTUBE-P01J初段6AK5の代用として挿してしまうとバイアスが合っていたとしても後ろをドライブしきれない状況になります。しかし小出力の範囲であれば使えそうです。(玉ころがし万歳!!)μ=10弱でrp=5kΩ弱という特性は、ドライバー管としても良い役割を果たせそう。初段6AK5三結でドライバー6AK6など、そういう使い方も面白そうでds。アンプ製作記事は、真空管アンプの世界「超省エネ真空管ミニアンプの製作第2回」が参考になります。
Jun 23, 2024
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自分の定年退職祝いに中古のイタリア製万年筆を買いました。仕事はそのまま嘱託として続けております。初めてのイタリア製万年筆。バイア・ディ・ナポリ、「ナポリ湾」と命名されたこの万年筆。イル・ヴィアッジョ・セグレート・イン・イタリアシリーズのひとつで限定888本生産品だそう。これはその中の1本。遺跡が沈むナポリの海をイメージしたカラーリングとのこと。ナポリ湾の北西岸に没しているバイア遺跡は、かつてローマの富豪たちが休暇を過ごすために訪れるリゾート地だったそう。そう、我々庶民の居る場所ではないのです。もう、それだけでワクワクしませんか?話を聞いただけで貴族になった気分になりませんか?ゴッチアニブ(雫ニブ)というぎのような特殊な研ぎ出しだそう。ペン先はEF(極細)だそうですが、実際に書いてみると結構太いです。上がアウロラのゴッチアEF、下が永生のハートビートFニブ。細かな漢字を書く日本・中国・台湾などはペン先の細さの基準が少し異なります。ネットではアウロラは「サリサリ感のある書き味」と言われていましたが、のゴッチアニブの特性なのか、スラスラ滑らかです。もしこれがゴッチアニブの特性であるならば、その名の通り雫のような研ぎ出しで滑らかな書き味にチューニングされていると解釈してよいかもしれません。因みにインクはセーラーのルリカケスを入れました。美しい群青色です。鮮やかで深みのある群青色はこのペンにピッタリだと思っています。私はお金をギュウギュウと絞るように出して中古を買いましたが、これをお持ちの「本物の方々」は格が違うと思います。アウロラのバイア・ディ・ナポリに手を添え、心静かに今日の出来事を綴り、あるいは遠くの友人に手紙を書き、ふと手を止めて、鮮やかなるも深いペン軸の群青色を見つめ、ナポリに沈んだ都市に想いを馳せるのでしょう...。では私も彼らの仲間入りを....いや、鉛筆でいいだろ。
May 9, 2025
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12A6という真空管を紹介します。規格はFrankさんの資料室の「12A6」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=12.6V, Ih=0.15A三極管接続Ep=230VEg1=12.3VIp+Ig2=25.15mAIg2=3.52mArp=3125Ωgm=3140μSμ=9.8V/V五極菅接続Ep=230VEg2=230VEg1=11.2VIp=25.11mAIg2=3.97mArp=82622Ωgm=2941μSμ=243.0V/V【2本目】Eh=12.6V, Ih=0.15A三極管接続Ep=230VEg1=13.0VIp+Ig2=25.16mAIg2=2.01mArp=3161Ωgm=3025μSμ=9.6V/V五極菅接続Ep=230VEg2=230VEg1=12.2VIp=25.29mAIg2=2.41mArp=104746Ωgm=2621μSμ=274.6V/V三極管接続の直線性は大変良好です。五極菅接続は十分に電流を流す領域ではとても綺麗な特性だと思います。230V程度に7kΩの負荷で三極管接続0.6W、五極菅接続1.3Wが出せます。十分ですね。地味な真空管ですが、割と実力派だと思います。
Nov 15, 2025
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巷でうわさのフラ印ポップコーン三種類を購入しました。愛用のスティールギターと記念撮影! (特に意味はないんだけどね)「どれもおいしそー 迷っちゃうな...」左手前がロックソルト、右手前がブラックペッパー、奥がマスタードオニオンです。ロックソルトはオーソドックスな塩味です。とてもアッサリして飽きの来ない味に仕上げています。香りも油っこい感じではないので好感が持てます。ブラックペッパーはその名の通り、ピリリと黒コショウがきいていて美味しい! ついつい食べ過ぎてしまいます。 でも沢山食べるとのどが渇くかも??コショウの香りって食欲をそそりますよね。マスタードオニオンはまさに「味が付いている」ポップコーンで、スナック菓子好きな僕にはピッタリの味です。マスタードと書いてありますが、決して辛くはないです。辛いのが苦手な人でも全然大丈夫ですよ。オイルにエクストラバージンオリーブオイルを使っているのも大きな特徴です。
May 31, 2005
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手持ちにRAYTHEONとHYTRONの837という真空管があります。RK-25をひとまわり大きくしたようなプレートに12Vのダブルヒーターです。プレート損失は12Wと、RK-25より2W程度アップしています。規格はこれです→真空管(Electron tube) 規格表データベース「837 」アンプの制作記事もあります。送信管837シングルアンプ(M.Iの趣味の部屋)etracerで三結特性を見てみましょう。rpは1.8~2kΩくらいです。5~7KΩくらいのトランスで良さそうですね。ヒーター12.6Vは、6.3Vの巻線を直列にすれば大丈夫そうです。
Aug 10, 2022
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時代はラジオ球ですよ、ラジオ球!! \(^o^)/そんなわけで、今回は42と6Z-P1の三結特性を調べてみました。写真で大きさを見比べてみましょう。42に比べると6Z-P1はプレート損失も小さい小音量のコンパクトなラジオ用という感じ。ちょうどバルブの大きさは6ZDH3Aと同じ感じかな。では42の三結特性から見ましょう。おっ、なかなか綺麗ですね。7~8kΩくらいの負荷がちょうど良さそう。では6Z-P1はどうでしょうか。だいたい14kΩの負荷が丁度よさそう。出力は1W前後が精一杯でしょうか....。93dB以上の能率のスピーカーなら十分ですが、それにしても一寸物足りない感があります。それに14kΩのトランスは特性もあまりよくないです。そういえば棚に6Z-P1が10本と12Z-P1が6本ほどあったような...。あ、これって...3パラシングルにすれば済む話ではなかろうか。そうすると5kΩ負荷で、そこそこのパワーが絞り出せる。低出力時はそれほど直線性も悪くない領域で動かせそうですね。まさに三本の矢です。矢は1本では弱いが、3本まとめれば頑強になる。実は1626(VT-137)という真空管で3パラシングルを組んだことがあります。ebayで1626(VT-137)の6本セットを購入し、使い道に困っていたからです。邪道ですが、「球はあるだけ使う」「お金はあるだけ使う(笑)」のが私の主義です。6Z-P1の3パラシングルを計画してみようと思います。こんな例えに毛利さんの話を持ち出すとは、毛利さん本人も驚きでしょう。
Aug 13, 2022
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今回はPHILIPSのAD1という真空管について紹介したいと思います。上に明るい銀色のゲッター(マグネシウム?)、下側は薄暗い色のゲッター(バリウム?)が飛んでいて、いかにもPHILIPSという印象です。PHILIPSのF704も複数のゲッターを使用しているのがわかります。この理由はわかりませんが、製造時と長期間使用での異なるタイミングでのガス吸着、或いは異なる種類のガス吸着を考慮しての事でしょうか....。PHILIPS独自のノウハウがあるようです。そして管内面にグラファイト系の塗装がされています。そして良く見ると4極菅の三極管接続をしていることがわかります。これが人気の無い理由のひとつですが、とあるショップでは「音質的にはPHILIPSが一番良い」とのこと。見た目で選ぶか音で選ぶか...。同じAD1でもメーカによって管の形が異なります。左がVALVO、右がPHILIPSです。VALVOのAD1とは随分異なる佇まいですね。よくこの細いバルブにAD1の電極ユニットを差し込んだなと感心します。etracerで特性を測定しましょう。230Vで50mAあたりを見ます。【1本目】Ef=4.0V, If=0.87AEp=230VEg=-37.3VIp=50.05mArp=820Ωgm=5243μSμ=4.3V/VEf=3.8V, If=0.83AEp=230VEg=-37.3VIp=49.77mArp=843Ωgm=5177μSμ=4.4V/V【2本目】Ef=4.0V, If=0.84AEp=230VEg=-38.3VIp=49.91mArp=757Ωgm=5751μSμ=4.4V/VEf=3.8V, If=0.81AEp=230VEg=-37.3VIp=49.84mArp=768Ωgm=5714μSμ=4.4V/VMintコンディションであるのにフィラメント電流が低目です。電気特性をみるからに使い込んでフィラメントが痩せたとは思えませんので、製造時から低電力で十分なエミッションを得られる製造となっているのかもしれません。そしてバイアスも浅めです。同じAD1でもVALVOのAD1と結構異なる印象です。こういう微妙な違いに気付いてしまうと、様々なメーカの球が欲しくなってしまうわけですよ。
Feb 13, 2024
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6AK5という真空管を紹介します。6AK5は同等管や類似管が多くあるようですね。私の調べたところですと、以下のようですが、まだ他に型番があるかもしれません。写真は手持ちのものから幾つか選びました。6AK5の規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 6AK5規格表」が参考になります。★6AK5一番一般的なものです。写真は手持ちの中から東芝を選びました。★171A/VT-2696AK5の前身といわれています。私は6AK5用変換アダプタを買って使っています。電極が横に倒されているのは、ベースのピンまで多分最短距離で配線する為でしょうね。★5654/6AK5W6AK5の高信頼管だとか..。手持ちの一部ですが、左からNEC、日立、TEN、SYLVANIA、GE、RTCです。NECは上にシールドのようなものが見えます。RTCはプレートの窓が円ですね。★6J1-T中国製です。手持ちは1971年です。★6J1P(6Ж1П)一番オーソドックスなやつですね。★6J1P-V(6Ж1П-B)★6J1P-EV(6Ж1П-EB)6J1Pの高信頼管として販売されているものです。写真右側は金メッキ足です。(絶対怪しい)★403Aや403B手持ちはNEとWEの403B、L.M.Ericsssonの5591/403Bです。★M8100妙に印字が綺麗なので何とも怪しいです。(私はMullardが特に好きではないので、割とどうでもいいですが)★EF95EF95のプリントされたものは持っていません。(私はコレクターではないので...)★CV4010CV型番もあるようですね。6AK5あるいは同等管は、気付かぬうちに使っているものです。よくある中国製プリアンプには6J1Pが三結で使われていますし、私が愛用しているTUBE-01Jも初段が6AK5同等管の6J1Pの三結です。代表として東芝6AK5の三結特性を測定します。Ep=120VEg1=-2.8VIp+Ig2=5.11mAIg2=1.23mArp=5690Ωgm=4434μSμ=25.2120Vの5mAでのμは26程度です。実働で20倍くらいでしょうか。2段構成のアンプだと割とギリギリかな。もう少し電流を流しても28あるかないか。巷ではμ=40説もありましたが、実測ではそれを確認することは出来ませんでした。6AK5の前身と云われる171A/VT-269の三結特性も測ります。Ep=120VEg1=-2.4V(6AK5より0.4V浅い)Ip+Ig2=5.04mAIg2=1.23mArp=6976Ωgm=4047μSμ=28.2コンディションの問題かわかりませんが、手持ちのものに限って云えば、171A/VT-269は6AK5に比べてgmが低くrpとμが高い傾向にあるようです。ただ負荷抵抗を入れた実際の動作で、それほど変わらないかもしれません。真空管は好みや用途で色々なものが選べますし、音や性能にこだわらず自由に選んでも全く問題ないです。「みんなちがって、みんないい」と私は思っています。
Jun 15, 2024
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RCAの50という真空管を紹介します。CATTLEA(カトレア)の50シングルアンプに付いていた真空管です。造りはしっかりしていますね。さすがです。昔は300Bに次ぐ人気の三極管でしたが、今はどうなのでしょうか。フィラメントは渋いオレンジ色。欧州管に比べると明るい色味ですね。etracerで特性を測定しましょう。高目の400Vを掛けて50mAが流れるところを測ります。フィラメント電圧は7.5Vと7.0Vの2点を見ます。【1本目】Ef=7.5V, If=1.21AEp=400VEg=-66.9VIp=50.08mArp=1708Ωgm=2234μSμ=3.8V/VEf=7.0V, If=1.14AEp=400VEg=-66.8VIp=49.98mArp=1736Ωgm=2207μSμ=3.8V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.24AEp=400VEg=-66.9VIp=50.05mArp=1718Ωgm=2235μSμ=3.8V/VEf=7.0V, If=1.16AEp=400VEg=-66.7VIp=49.87mArp=1758Ωgm=2175μSμ=3.8V/Vこの特性を見る限りは、前オーナーは殆ど使っていない印象です。そこそこ数台のアンプをお持ちの方ということは知っているので、たぶん年間で取り替えながらローテーションしていたものと思われます。ちょうど私のような感じですね。バルブも大きく、魅力的な真空管です。
Aug 29, 2024
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89Yという真空管を紹介します。先日紹介した89Yシングルアンプで使用している真空管です。電極は真円ではなく楕円です。横から見るとこんな感じです。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 89」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。Ep230Vで25mA流れるところを測ります。【1本目】三極管接続Ep=230VEg1=28.6VIp+Ig2=25.04mAIg2=4.01mArp=2806Ωgm=1687μSμ=4.7V/V7kΩ負荷で0.6Wです。五極管接続Ep=230VEg2=180VEg1=16.1VIp+Ig2=24.94mAIg2=4.44mArp=104254Ωgm=1789μSμ=184.5V/V7kΩ負荷で1.4Wですね。(歪率9.4%)【2本目】三極管接続Ep=230VEg1=28.3VIp+Ig2=25.02mAIg2=3.62mArp=2814Ωgm=1699μSμ=4.8V/V五極管接続Ep=230VEg2=180VEg1=16.1VIp+Ig2=24.96mAIg2=4.02mArp=88070Ωgm=1744μSμ=153.6V/Vとても良好な特性が取得できました。2本のバラツキもないですね。以前紹介した89ではなかった謎の真空管とは全く異なる特性でした。結局のところ、あの偽物の89は何者なのでしょうか...(笑)本物の89に触れることができました。
Sep 18, 2026
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アリエクで怪しげなディスクリートオペアンプを見つけたので購入してみました。SA200の縦型と横型、それぞれ2個ずつ買ってみました。SA200縦型SA200横型基板両面にギッシリ部品が載ってます。真面目に造り込んであり、インチキ商品ではなさそう。最大出力120mAが出せるらしい。大型のディスクリートオペアンプなので、ファイナルは大電流が流せる素子を使って欲しかったかな...。取り付けられてるアース線を使うことを推奨しているみたい。よりローノイズになるってことかな。仕様は下記の通り。ブロック図はこちら。なんだよ「HDAM update」って。(笑)適当なオペアンプの回路を使ってHDAMと入れれば格好いいと思ってるだけだと思います。でも中国メーカーのそういう所が好きですよ。初段はLSK389と思われます。(2SK389の互換品?)基板に取り付けるとこんな感じ。特性は計ってませんが、聴感上では大変ローノイズです。ただし、7千円の価値があるかどうかは....ノーコメントです。でも造りは良いですよ。中華製品としては真面目な設計・製造だと思います。アリエクには怪しげなリマーク品や中に小型面実装オペアンプを仕込んで金属缶に詰めていると思われる猛烈に怪しげなオペアンプが溢れていて、見ていて面白いです。アリエクで見つけた怪しげな中華オペアンプの写真をを幾つか紹介します。(あまりにも怪しすぎて私は絶対買いません)UKにこんなブランドはありません。畳の上に乗った写真が良い味を出してますね。さすが中国。HDAMにフィリップスって..何でもアリだな(笑)とりあえずクラウンマークを入れれば凄いと思っているところが本当に笑えます。変なコンデンサが載ってるだけで1万円近い。誰が買うんだろう。オリジナルネームだけど、何かのリネームだよね。スルーレート35v/us、BW13MHzだから標準的かな。300円なら買うけど3000円は出せない。しかもこの性能だって嘘かもしれない。だって中国製品だから。MUSES+HDAM+USAで最強だと(そう客を騙せると)信じる中国メーカー、私は好きですよ。金ピカな中華っぽいパッケージが楽しそう。見た目は格好いいけど....中は安物オペアンプだよね。中華オペアンプが偽物だという顕微鏡写真を公開しているサイトを発見しました。「Fake audiophile opamps: OPA627 (AD744?!)」中華オーディオパーツメーカーの紛(まが)い物を造りだすバイタリティーには本当に恐れ入ります。そして、こういう紛い物に手を出すチャレンジャーにも拍手を送りたいです。
Aug 15, 2021
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ヤフオクで6327シングルアンプを落札しました。6327...今まで聞いたことがない真空管でしたので、謎球好きとしてはウズきますよね。当然。そんなわけでガツンと入札し、落札しました。今回落札したアンプの製作者は12A5のアンプと同じ方で、ちょっと珍しい球でアンプを作って音楽を楽しむことをライフワークにしておられる方だそう。さてこの6327という真空管、何者なのでしょう...規格に関してはFrankさんの資料室の6327規格表を参照くだ...これヒーター電流が誤記じゃない?0.8Aではなく1.8Aです。規格表が書き間違えているとは。でも、他の真空管でも規格表のミスプリントは結構あります。この真空管は、規格表に書いて有るとおり、6AR6をパラレルにしたくらいの実力を持っています。6AR6のヒーター電流は1.2Aですので2.4Aになりそうですが1.8Aに収められています。Friends of Valves 自作真空管アンプのTung-Sol 6327も是非参考にしてください。三極管接続とビーム管接続で測定します。このアンプでは約360Vのプレート電圧と125Vのスクリーングリッド電圧の設定なので、その設定値で測定します。三極管接続では50mA、ビーム管接続では45mA【1本目】Lch 6.3V1.76A三極管接続Ep=360VでEg1=-61.4Vのとき、Ip(+Ig2)=49.46mAIg2=3.69mArp=1155Ωgm=4021μSμ=4.6V/V ビーム管接続Ep=360VのEg2=125VでEg1=-15.1Vのとき、Ip=45.23mAIg2=0.89mArp=26949Ωgm=5509μSμ=148.5V/V【2本目】Lch 6.3V1.87A三極管接続Ep=360VでEg1=-54.2Vのとき、Ip(+Ig2)=50.24mAIg2=2.45mArp=1279Ωgm=3940μSμ=5.0V/V ビーム管接続Ep=360VのEg2=125VでEg1=-12.3Vのとき、Ip=44.89AIg2=0.63mArp=37245Ωgm=5809μSμ=216.4V/V感度の高い球なので、多少バラツキがあると思います。直線性もそれほど良いとは言えないかな。前段の6AQ8が直線性が悪い球なので、これで打ち消そうという意図かもしれません。2日ほど連続運転で聴いていましたが、とても良い音です。
Dec 31, 2022
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東芝の3P50という真空管を紹介します。写真左が東芝3P50(新品)、右は同等管のJRC3P41(使用出来ないジャンク)です。ピン配置ですが、UVソケット+センターピン+トップ2個+ベース側面となっています。真空管を下から見て、ガイドピンから時計回りに... 3番ピン :スクリーングリッド(G2) 4番ピン :ヒーター 1番ピン :コントロールグリッド(G1) 2番ピン :ヒーター センターピン:カソード トップG3 :サプレッサーグリッド(G3) トップP :プレート ベース側面 :サプレッサーグリッド(G3)G3をG2に接続するなどの高い電位にするときはベース側面の金属部は高圧になりますので要注意です。因みにヒーターは12.0V1.25Aです。(12.6Vではないのでご注意を!)etracerで特性を測定します。プレート損失のラインは60Wより控えめの40Wとしました。【3P50】三結(G3はカソード電位)Ep=280VでEg1=-32.0Vのとき、Ip=69.81mAIg2=25.37mArp=1108Ωgm=4731μSμ=5.2V/V三結(G3をG2を接続)Ep280VでEg1=-36.2Vのとき、Ip3=70.83mAIg2+Ig3=20.18mArp=1002Ωgm=4998μSμ=5.0V/V五結Ep=350V、Eg2=200Vで、Eg1=-18.0Vのとき、Ip=68.83mAIg2=4.76mArp=60843Ωgm=5019μSμ=305.3V/V70mA以上流してあげると調子が良い感じです。トランスは3.5kΩあたりが良さそう。電流少なめなら5kΩくらいかな。因みに3P41は完全ジャンクで使い物になりませんでした。3P41はソケット付きで出品されていて、ソケット目当てで購入したので、仕方ないかな。でもチョット悔しいので程度の良いモノを入手しようと思います。
Feb 12, 2023
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ご縁があってHYTRONのHY-1269という真空管を入手したので紹介します。今回のHY1269はどちらもロット番号「7-48」です。1948年7週のロットという意味でしょうか...。以前、HY69という真空管を紹介しましたが、似たような名前ではありますが、単にHY69の12V管とは云えないようです。しかし、特性的には同一で無いものの、どことなく類似はしています。それについては、測定によって明らかになります。まず見た目を比較して見ましょう。左はHY69、右はHY1269です。プレートの造りは微妙に異なりますが、大きさは同じです。どちらもプレート損失30Wです。HY69という真空管同様にキャビトラップ(Cavi-trap)が設けられています。規格に関してはFrankさんの資料室のHY1269規格表が参考になります。因みにHY69は、Frankさんの資料室のHY69規格表を参照ください。規格表を見てまず気がつくのはフィラメントのピン配置です。4番がサプレッサ以外にフィラメントの中点に接続されています。この点に関しては、1番5番をショートしてあげると6V点火になるということです。(電流は倍になります)ということで、専用アダプタを自作しました。オクタル2番・・・UY1番(フィラメント)5番(フィラメント)オクタル3番・・・キャップ(プレート)オクタル4番・・・UY2番(スクリーングリッド)オクタル5番・・・UY3番(コントロールグリッド)オクタル7番・・・UY4番(フィラメント中心とビーム電極)オクタル8番・・・接続無し(※)このように12Vのフィラメントを折り返し並列にすることで6V点火にしています。折り返し側(12Vフィラメントの中心とサプレッサーグリッド)をオクタルの7番に接続。※TU-8200R(魔改造品)は左右独立した6Vスイッチング電源を内蔵し、7番8番はショートしています。(因みに、HY69は807用のアダプタがそのまま使えます)そして、HY1269ではフィラメントの電力が倍増しています。(HY69の6V1.6Aに対してHY1269は6V3.2A)これはパワフルなサウンドが期待出来ますね!!フィラメント電力が高い方が力強い音がするという幻想をよくいだきがちですが、何の根拠もありません。と、私の心の中の「創〇の館」が申しております。では、三結特性etracerで特性を測定しましょう。Ep=280Vで60mA流れるところで測定します。【1本目】Ef=6.0V, If=3.07AEp=280VEg1=-21.3VIp+Ig2=59.76mAIg2=3.82mArp=1457Ωgm=4244μSμ=6.2V/V【2本目】Ef=6.0V, If=3.15AEp=280VEg1=-21.0VIp+Ig2=59.36mAIg2=3.39mArp=1449Ωgm=4642μSμ=6.7V/V綺麗なカーブです。因みにフィラメントですが、6V3.2Aの規格ですが、実測は3.1A前後という感じです。(中古だから少し痩せたのでしょうか??)HY69と同条件(三結Ep=280V,Ip+Ig=60mA)比べたとき、・バイアスは6Vほど深い・rpは500Ωほど低い・gmは900μSほど高い・μは0.2V/Vほど低い以上のことから「まぁ類似はしているけど若干異なるね」という印象です。特にバイアスに関しては気をつけたいと思いますし、なによりフィラメント電圧/電流とピン配置は異なりますので注意したいところです。早速TU-8200R(魔改造品)に挿してみました。前述のとおり、左右独立した6Vスイッチング電源を内蔵し、7番8番はショートしています。普通のTU-8200Rでは、直熱管を使用できません。フィラメントを灯すと、明るいし熱いです。消費電力18Wを超えるフィラメントの逞しさと美しさ...。スイッチング電源が4Aの容量なので、かなり厳しい動作。かといってTU-8200Rのケースに収まる大きさは限られています。もう少しだけですが電流が流せるスイッチング電源を購入したので、近々改造予定です。どうかケースにおさまりますように...。因みにTU-8200Rのグリッドリーク抵抗は100kΩなので、直熱管にとっては高すぎる値です。割と際どい動作ですが、TU-8200Rはポリスイッチ(リセッタブルヒューズ)がプレート回路に入っているので、過大電流に対しては切断する動作になりますので、それを頼ろうかと。最終的にはグリッドリーク抵抗ではなく、数百ヘンリーあるグリッドチョークを使うべきかなと思いますが、今のところ壊れていないからヨシとしましょう。なぜ人類は危険を承知で挑もうとするのか?ということをふと思う今日この頃です。
Aug 30, 2023
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VT52という真空管(UNITED)とVT52という真空管ふたたび(NATIONAL UNIONとRAYTHEON)で、ようやく完結したと思ったVT52ですが....また買ってしまいました。87年21週の製造でしょうか。どういう番号付けかは私にはわかりません。もし本当に87年21週の製造であれば、明らかに保守用ですね。NATIONAL ELECTRONICSという米国イリノイ州ジェニーヴァにあるRicharson Electronics系列の商社です。創立は1947年ですが、現在は存在しません。Richarson Electronicsのほうは健在です。Radiomuseumの情報によると「一部の真空管の名称は、「National Labs」を意味するNLプレフィックスで始まる」とのこと。確かにNL-XXという型番に見覚えがありますね。さて、このVT52、どこかで見たことが....手持ちのUNITEDのVT52とそっくりです。下からの写真。左がNATIONAL、右がUNITED。上からの写真。左がNATIONAL、右がUNITED。印字を消したらどちらなのかわかりませんね。etracerで特性を測定してみましょう。270Vで33mA流れる数値をとります。電圧は7.0Vと6.3Vで測定します。【1本目】Ef=7.0V、If=1.08AEp=270VEg=-48.7VIp=33.04mArp=1624Ωgm=2358μSμ=3.8V/VEf=6.3V、If=0.99AEp=270VEg=-48.2VIp=33.05mArp=1660Ωgm=2305μSμ=3.8V/V【2本目】Ef=7.0V、If=1.10AEp=270VEg=-50.1VIp=33.06mArp=1677Ωgm=2216μSμ=3.7V/VEf=6.3V、If=1.00AEp=270VEg=-49.7VIp=33.07mArp=1709Ωgm=2180μSμ=3.7V/Vどちらも大変良好な結果でした。測定結果の数値がUNITEDのVT52に大変似通っております。構造といい測定結果といい、製造は同じと考えてよさそうです。そしてこの球はmintコンディションと言ってもよさそうです。
Nov 19, 2023
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以前紹介しましたWestern Electricの271Aを無謀にもTU-8200Rに挿してみようと思います。オークションを通じて比較的安価に譲っていただいたもので、コンディションは大変良いです。刻印ではない1960年頃の製造で、この頃は保守用で製造されていたのでしょうね。まずはアダプタを作りから...。完成するとこんな感じです。準備としてはUY5ピンソケット、オクタルのピンプラグ、降圧DC/DCコンバータ、あとスペーサや線材等です。前回紹介したPEN46のアダプタ同様の作り方をします。UY5ピンソケットはアンフェノールにしました。中国製はソケットの向きと取り付け穴位置が45度ずれているので、271Aを挿したときに見栄えがよくありません。また、グリッドの3番ピンを後ろに向けてしまうとWestern Electricの印字が見えないため、前後向きを逆にします。配線がクロスしてしまうことになりますが我慢です。見た目優先です。DC/DCコンバータの電圧調整VRを回して5Vに設定します。とりあえずetracerに挿してみましょう。良い感じですね。ヒーター電圧も安定しています。では、TU-8200R(魔改造品)に挿してみましょう。(以前も書きましたが、私のTU-8200Rは左右独立6.0V4Aのスイッチング電源を内臓していますのでDC点火です。)(アダプタのDC/DCコンバータでDC5Vに落としているわけです)271Aはrpが高いので、TU-8200R裏のスピーカーインピーダンス切り替えを4Ωにして出力トランスを見かけ上7kΩ程度にします。それでも整合が完全に取れているわけではなく、以前紹介した4624シングルアンプのようにインピーダンスが合っていないトランスを見かけ上合わせる方法は特に低域がスカスカになります。(インダクタンスが全然足りてないので)しかし、ここでは、音質や最適動作が重要ではなく、「動くかどうか」が重要です。(笑)リュートなどの低音成分があまり入っていないものであれば遜色なく聴くことができます。プレート電圧280Vで電流は40mA程度ですので、この球の動作の場合は0.3Wも出ればよいほうだと思います。私のスピーカーは励磁式の30cmフルレンジで能率93~95dB程あるので、0.3Wもあれば十分です。聴く音楽もリュート音楽やルネサンス時代の宗教曲で静かにかけているので..。ただ、注意点として、古典管は基本的にグリッドリーク抵抗の値は高くするとグリッド電流によってIpが増える方にバイアスが変動するので危険度が高いです。TU-8200Rは100kΩです。271Aの規格表には特に指定は無いですが100kΩは結構高い数値であると思います。今回はテスト運用ですし-30Vまではオートバイアスが効きますし、あくまで自己責任でやるお遊びとお考え頂ければと思います。専用のアンプを作ろうとすると時間と労力とお金が掛かります。人間の寿命は限られていますので、「とりあえず」「手っ取り早い」使い方も真空管の楽しみ方のひとつかなと思います。真空管の正しい使い方に拘って真空管を使わずに人生を終えてしまうのは少々勿体ない気もしますよね..。銘球を玩具のように扱うのが良いか悪いかは何ともいえませんが、使う権利は所有者にあると私は考えています。
Jan 6, 2024
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802という真空管を紹介します。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA802規格表」が参考になります。手持ちのRAYTHEONのRK-25(RK25)と同じです。シールドに覆われています。下もしっかりシールドされています。ヒーターを点灯すると、ダブルヒーター(ダブルカソード)であることがわかります。暗くするとヒーターの灯りがシールドの隙間から見えます。魅力的ですね。etracerで三結特性を測定してみます。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.87AEp=250VEg1=20.5VIp+Ig2=29.99mAIg2=6.74mArp=2505Ωgm=2867μSμ=7.2V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.88AEp=250VEg1=20.0VIp+Ig2=30.02mAIg2=6.11mArp=2541Ωgm=2795μSμ=7.1V/V7~10kΩの負荷すから、バイアスを調整すれば6F6用の回路には使えそうな印象です。
May 21, 2024
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841(VT-51)という真空管を紹介します。昔、よくわからずに勢いで買ってしまった真空管です。箱です。米陸軍がRCA VICTORに発注してHytronが製造した感じでしょうか....。801に似た形状です。良い造りです。アメリカの工業力(量産パワー)は凄いです。真空管(Electron tube) 規格表データベースの「RCA 841」規格表が参考になります。興味深いのは、高周波帯だけでなくB級プッシュプルの音声帯域アンプの使用も前提に書かれていることです。確かにシングルで使うよりAB2で目一杯大きく振って使うようなイメージでしょうか。能率の高いスピーカーを相手でしたら、こぢんまりとシングルでの小出力も良さそうです。etracerで特性を測定しましょう。370V掛けて28mAほど流れるところを見ます。【1本目】Ef=7.5V, If=1.24AEp=370VEg=10VIp=28.28mArp=14296Ωgm=1855μSμ=26.5V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.25AEp=370VEg=10VIp=28.48mArp=16758Ωgm=1900μSμ=31.8V/Vマイナス側もありますが、シングルで使うならプラス側にバイアスをかける必要がありそうですね。もしかしてS6に近いかと思いましたが、バイアスは更にプラス寄りの特性です。シングルですと10kΩ負荷で3W以上出そうです。十分ですね。
Dec 31, 2024
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SYLVANIAのVT52という真空管を紹介します。カッコいいですよね。箱はU.S.ARMY PHILCOですが、製造はSYLVANIAです。電極の上下にセラミックの支えがあります。頑強な造りですね。フィラメントは2点吊りです。手持ちにこの形のVT52が無かったので入手出来て良かったです。そういえば、SYLVANIAのVT25Aに似ているような。右の茶ベースがVT25Aです。プレートの幅は異なりますが構造は同じですね。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.0V If=1.15AEp=270VEg=-51.3VIp=33.07mArp=1658Ωgm=2101μSμ=3.5V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-51.2VIp=32.84mArp=1691Ωgm=2069μSμ=3.5V/V【2本目】Ef=7.0V If=1.15AEp=270VEg=-53.0VIp=33.08mArp=1613Ωgm=2099μSμ=3.4V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-52.9VIp=32.95mArp=1650Ωgm=2048μSμ=3.4V/VVT52はプレート損失が12W程度なので300Bや2A3等に比べると弱いイメージですが、直線性は十分に良いのが魅力です。
Nov 28, 2025
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HYTRONのVT-52(JAN-38142)という真空管を紹介します。VT-52は何本か持っていますがJAN-38142のプリントのものは持っていませんでした。バルブ下部のシェイプが他のVT52と異なっています。くびれていますよね。しかし、ネットで画像検索してみると、くびれていないものも存在するようです。箱はこんな感じ。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.6VIp=32.93mArp=1655Ωgm=2157μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-51.2VIp=32.74mArp=1686Ωgm=2129μSμ=3.6V/V【2本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.3VIp=32.88mArp=1582Ωgm=2291μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-50.8VIp=32.90mArp=1612Ωgm=2270μSμ=3.7V/V言うまでも無く大変良好な特性です。美しいカーブですね。特性的には使いやすそうではありますが、フィラメント電圧7Vはどうなのでしょう。これは少々使いづらさを感じるかもしれませんね。
Dec 21, 2025
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2E26と2E24という小型の送信管があります。2E26プレートの大きさからして、オーディオ用途では6V6くらいの出力はありそうです。くわしくは真空管(Electron tube) 規格表データベースの2E26資料にあります。2R24は2E26の直熱版だそう。くわしくは真空管(Electron tube) 規格表データベースの2E26資料にあります。手持ちの2E26と2E24はこちら。1本ずつしか出していませんが、手持ちは全て2本ずつあります。(オーディオ用に買い揃えたので)左からRCA/Victor年2E26TENの2E26(1959年の印字あり)東芝の2E26(ベースにシールは比較的新しいものです)NECの2E26(昭和35年)JRCの2E26日立の2E26(1961年?)因みにNECの2E26は鈴木さんと中村さんのお墨付きなので安心です!!って誰?誰だか知りませんが、いいんです!私は鈴木さんと中村さんを信じています!!2E26の三結特性はどんな感じでしょうか...さほど直線性はよくありませんが、程々に良い回路と十分に高品質な出力トランスがあれば音楽を楽しむには十分でしょう。2E24は2E26の直熱管といわれていますが、全く同じでも無さそう。ややrpが高い印象ですがほぼ似ています。Ep高圧でEgが深いところでIpカーブが浮き気味です。2E24について面白い記事を見つけました。小型直熱ビーム管2E24活用術(真空管のコアな世界)これによると、フィラメント4V点火にすることで、深いバイアスでの特性が改善されるという話です。では、少しずつフィラメント電圧を下げて(フィラメントのエミッションを落としていって)特性を見ましょう。フィラメント電圧5Vフィラメント電圧4.5Vフィラメント電圧4.0V落ち着いて直線性は良くなった気がしますが、高電流域は電子の供給が間に合わないとみえ、ダラりとしています。高圧低電流付近は落ち着いて直線性は良くなります、エミッション的にどうなんでしょう?活性化を渋るフィラメントの運用がどの程度影響があるかは不明です。2E26も、きっと少しrpが上がる程度かなと。オーディオのように常に電流が流れていてピーク電流もそれほどでない条件であれば、それほど影響は無いようにも思えます。少なくとも5V程度まで落としても十分な性能が出ていると云えましょう。
Oct 8, 2022
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803という真空管です。813より少し背の高い真空管で、五極菅です。随分前にヤフオクで落札。確か、クラシックコンサートの帰りに「真空管 残り時間の短い順」で検索して残り数分だったので、訳もわからず入札した記憶があります。あの頃は何でもかんでも真空管が欲しい時期で...。今思うと、なんでこんな真空管を買ってしまったのだろうかと....。以前、ブログで813(4B13、GU13、FU13)という真空管を紹介しましたが、形は何となく似ているものの、ソケットはジャンボUVではなく送信管用の5ピンです。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースの803規格表のとおり、プラスバイアスまで使い切らないと十分な出力が得られないです。まずい...ソケットも電気的特性も813と似ても似つかない。今思うと、なんでこんな真空管を買ってしまったのだろうかと....。気を取り直してetracerで三結特性を調べてみましょう。1本目Ep=700VでEg=-12Vのとき、Ip(+Ig2)=98.88mAIg2=21.11mArp=3064Ωgm=5315μSμ=16.3V/V2本目Ep=700VでEg=-12Vのとき、Ip(+Ig2)=97.81mAIg2=20.19mArp=3101Ωgm=5154μSμ=16.0V/VG3をG2に接続して測ってみましょう。1本目Ep=700VでEg=-15Vのとき、Ip(+Ig2+Ig3)=101.33mAIg2+Ig3=33.49mArp=2817Ωgm=5542μSμ=15.6V/V2本目Ep=700VでEg=-15Vのとき、Ip(+Ig2+Ig3)=99.77mAIg2+Ig3=29.78mArp=2859Ωgm=5294μSμ=15.1V/V何となくですが、211に似ていませんか?しかし、どんなに頑張っても211くらいのrpにしかなりませんね。プラスまで振るA2級動作が良さそうです。これら測定結果から803という真空管のオーディオ用途としての姿が見えてきました。・G2-G3接続の三結にすると211に近いぞ!絶対いい音がする!・でも10V5Aも食う!・ソケットはUVではないので簡単に球ころがしのような事が出来ない!・専用のアンプを作るしかない。というトホホな結論に。しかし、聴いたら凄くいいかもしれませんし。(そう信じたいです...)
Dec 30, 2022
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HYTRONのHY75という真空管を紹介します。小ぶりな2本ツノの送信管です。The Valve MuseumのHY75規格表フィラメントは6.3Vの2.75Aです。プレートはグラファイト系の、いかにも送信管な構造。専用アダプタを作成し、etracerで特性を測定します。手持ちは3本ありますので3本とも測ってみましょう。280Vで30mA流れる点で測定。1本目Ep=280VでEg1=-9.1Vのとき、Ip=29.95mArp=4122Ωgm=2153μSμ=8.9V/V2本目Ep=280VでEg1=-9.5Vのとき、Ip=29.87mArp=4131Ωgm=2014μSμ=8.3V/V3本目Ep=280VでEg1=-7.7Vのとき、Ip=29.86mArp=4267Ωgm=2198μSμ=9.4V/VTU-8200R(魔改造品)に挿すとこんな感じです。rpがとても高い球なので、TU-8200Rのトランスを相手にすると、かなり立った(負荷の重い)ロードラインになり、歪みは多くなる傾向ですが、音が出ればOKです。ご注意:私のTU-8200R(魔改造品)は、ヒーター回路を左右独立したスイッチング電源に変更してあり、マイナス側は8番ピンに接続しています。あと、電流検出抵抗の数値を変更し40mA程度が流れる様にしてあります。(もう少しながしてやってもいいのですが、他の球も挿すので...)くれぐれも、TU-8200Rそのままでは直熱管を挿すことは出来ませんから気をつけてください。
Jan 29, 2023
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205D/n、205D-Lという真空管を紹介します。私の手持ちは、Wester Electricの205Dではなく、Full MUSICの205D/nや、PSVANE 205D-LなどのUXベースのもので、ソフトン製のアンプに挿しています。過去の記事は「205Dシングルアンプを購入」とPSVANEの205D-Lを挿してみるを参照ください。規格ではプレート損失は音声運用では最大14Wになっていますが、PSVANE 205D-Lの電極を見ると14Wもあるのか疑問です。(せいぜい10~12Wかと)Full MUSICの205D/n板レートですが、両隅に放熱板という構造で、プレート損失は高そうです。そしてなぜか、フィラメントが見える方向にゲッターを飛ばしています。なぜそういうセンスのないことをするのかわかりません。フィラメント点灯時。PSVANE 205D-Lは、WEのものを模倣した造りで、見た目はとても良いです。数十万円の超古典管をおっかなびっくり使うより安心ですね。(笑)フィラメント点灯時。205Dの規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベースの「205D規格」が参考になります。205Dは耐圧400Vとなっていますが、実はPSVANE 205D-Lは390V程度の常用運用では放電する個体が多いといわれています。WEそっくりの耕造は素晴らしいですが、どうも工場のエージングもそこそこで耐圧試験などもごく短時間の緩いものではないかと推測されます。手持ちのPSVANE205D-Lも1本放電で商社から交換品を送って貰いました。それでも最初の使い始めは、たまに放電気味だったりして苦労しました。今は通電時間も十分で中の真空度も安定したのか放電は全く起きません。etracerで特性で測定しましょう。手持ちのアンプ同様にEp=386Vを掛けたときIp=30mAになるところに合わせます。Efは規格通りの4.5Vと手持ちのアンプ同様の4.0Vで測定しました。【Full Music 205D/N 1本目】Ef=4.5V, If=1.12A, Ep=386VEg1=25.3VIp=29.93mArp=4583Ωgm=1515μSμ=7.0V/VEf=4.0V, If=1.04A, Ep=386VEg1=24.3VIp=30.03mArp=4695Ωgm=1486μSμ=7.0V/V【Full Music 205D/N 2本目】Ef=4.5V, If=1.12A, Ep=386VEg1=24.1VIp=30.18mArp=4437Ωgm=1678μSμ=7.4V/VEf=4.0V, If=1.03AEg1=23.5Ip=29.97mArp=4581Ωgm=1643μSμ=7.5V/V【PSVANE 205D-L 1本目】Ef=4.5V, If=1.60A, Ep=386VEg1=28.0VIp=29.84mArp=4209Ωgm=1657μSμ=7.0V/VEf=4.0V, If=1.44A, Ep=386VEg1=27.8VIp=29.97mArp=4227Ωgm=1630μSμ=6.9V/V【PSVANE 205D-L 2本目】Ef=4.5V, If=1.00A, Ep=386VEg1=24.0VIp=30.27mArp=4443Ωgm=1636μSμ=7.3V/VEf=4.0V, If=0.89A, Ep=386VEg1=23.8VIp=30.06mArp=4540Ωgm=1603μSμ=7.3V/VPSVANEはバラツキが大きいですね。まずフィラメント電流からしてバラついています。PSVANEよりFull MsicやLinlaiを好む人が多いのは、電気特性のバラツキ少なさを評価しているのかもしれません。海外のレビュー記事でもPSAVANよりLinlaiのほうがバラツキが少ないという記事がありました。ソフトンのアンプ技術解説を見るとわかるのですが、初段のECC82の上にガチガチの半導体回路が組まれて終段に直結している回路です。プレート電流は常に制御されていますが、壊れたときのことを考えると....古典管にとっては際どい回路です。念のためプレート寸前の所にポリスイッチ(リセッタブルヒューズ)を入れたい気分にもなります。フィラメント点火は徐々に電圧が上がる回路で、4.5Vではなく少し低目の4.0Vになります。(中国製の真空管はフィラメント切れが早い時期にくると言われるので低目の設定なのだと思います)因みにこのアンプは、プレート電圧386Vプレート電流30mA前後(プレート損失11.7W動作)の設定で、割とプレート損失ギリギリです。しかし、私の経験的に音が良く感じるのは電流を十分に流したほうが歪みが少ない印象で、勿体ながってチビチビ使うやりかたは音が痩ていたり変に歪みっぽいことがあります。ただ、使用されているトランスが5kΩ:6Ωなので、8Ωの純抵抗相手にした場合でも、相当ロードラインは立てた状態です。本来なら14k:8Ωくらいにしたいところですが強いNFBで解決しているのかもしれません。205Dはrpが実測で4.5kΩ程度あるので801A並に結構高いんですよね...。しかし聴感は悪くはないので、これでよしとしましょう。ソフトンの300Bシングルアンプは大変小型で安価なので、オススメです。(ソフトン製で一番出ているモデルじゃないかな...)
Jul 9, 2023
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フィラメント電圧と電流のことを色々調べてみましたが、「うーん、奥が深い」という結論に達しました。(結構難しいです)【フィラメントの定電流点火のこと】フィラメントの点火について興味深い記事があります。オーディオ空間 幸せ日記の「最終アンプ」(7の1)定電流点火、寿命と音質 [原器を目指した「最終アンプ」]です。突入電流の話と、使い込んでフィラメントが痩せてきたらどうなるのかという話です。電源オン時の突入電流が気になる場合は、直列に抵抗を入れ遅延リレーで短絡させる方法も良さそうですね。別のとあるブログでは、あるメーカが「ヒーターが暖まってくると抵抗値が増して電圧が規定より上がりすぎるから定電流回路は良くない」と書いたことに対する考察がありました。フィラメント(ヒーター)の定格とは当然暖まって安定した状態でのことなので、確かにそのメーカの考え方は意味不明に感じました。オーディオ界隈では著名な方らしいのですが、とても気難しそうな方のブログだったので、リンクは貼りません。【フィラメントの規格と実測値のこと】etracerで特性を測るとき、フィラメント電圧と同時に電流も表示されます。手持ちに有るフランスMAZDAのDW601という真空管を例にします。規格では4V1Aらしいのですが、実測は4.0V0.9Aとなります。ここで1Aを信用してしまうと、単純計算で、点火時4.44Ωのフィラメントに1Aを流すと4.44Vが掛かってしまいます。(実際にはフィラメント温度上昇によりフィラメントの抵抗値は上昇するので、そこまで上がらないですが)それからDA100規格表ですと6.0V2.7Aですが、私の手持ちですと6.0V2.12Aです。もしかしたら、途中で仕様が変わっているのかも?と私は思っています。(もういちど測りなおしてみようかなあ...)皆さんのお手持ちのDA100のヒーター電流は如何でしょうか?もちろん直流点火と交流点火では条件も異なりますが、少なくとも直流点火ではそういう事がありました。定電流点火で定格運用させるのに重要な事項は、フィラメントを点灯させ電圧値が規格どおりになるよう定電流ユニットを調整するということでしょう。つまり、球の挿し換えや、その球を随分使い込だなぁという時に、必ずフィラメント電圧を確認してあげる必要があるのかなぁと思っています。余談ですが、古い時代の真空管で、何V~何Vの何Aという指定のものがあったと記憶しています。これは電流を守る方が良いか低い側の電圧で使うのが良いか、迷いますね。【規定電圧の5%説について】とあるプリメインアンプのフォノ段のヒーター電圧を極端に下げカソード温度を下げた設計のものがあるらしいです。そういうアンプは初段のエミッションが結構落ちてしまい、ヒーター電圧を既定値に戻すと復活するとか。電子があまり飛ばない状態で12AU6を6AU6の回路に挿しても動きますが、そこまで下げてしまうと宜しくないと思われます。それについては「6AU6は半分のヒーター電圧でも動くのか」で紹介しています。また、情熱の真空管のヒーター電圧と真空管特性の関係でも研究結果が書かれています。オークションで購入した球が物凄いエミ減でIpカーブがだらりと垂れてしまっているものは寿命を待つばかりです。そのままでは使い物になりません。フィラメントを徐々に規定より高めにして10~20秒ほどく焼いてみたりして、gmが変わらなければ本当にフィラメントのエミッション能力の限界です。その場合は捨てるしかないのですが、ここで重要なのは「自分の真空管だ」ということです。もう、何をやっても誰からも批判されることはありません。球の寿命と引き換えになりますが、フィラメント電圧を上げると垂れ下がったIpカーブが立ってきます。実用になるカーブのフィラメント電圧でこの真空管をアンプに挿して短命で最後まで使い切ってしまったほうが、私は良いと思っています。そうやって使っているのが私の「RES964シングルアンプ」です。いいんです。「自分の真空管で自分のアンプ」ですから。カソード劣化に関して記載のある記事を見かけました。HRLの真空管の仕組みと寿命・劣化フィラメント電圧に関する追記:大変興味深い記事を見つけました。「トリエーテッドタングステンフィラメントの実態」811Aのフィラメント電圧を20%下げてIpを50mAの稼働状態で3000時間以上のデータを取得したレポートです。予測値より劣化をしていなかったそうです。残念ながら他に追試されている方を見ていません。もう少しデータが集まると面白いかもしれません。【PX4は切れやすいの?】とあるブログの記事で、「そこの店主にPX4の在庫を聞いた時に、『よく切れる真空管だから止めておいた方がいい』とアドバイスされた。」と書かれています。ネットで調べてもPX4が切れやすいという記事を見たことがありません。この店主がどういう理由で切れやすいと言っているのかは謎です。これは、絶対ありえない話ですが、あまりコアボリュームや巻線に余裕がないけどPX25(4V2A)を灯せるトランスがあったとして、そこに電流が半分のPX4を挿すと当然のことながら4V以上になります。これをお店の常連さんが「PX4は切れやすい」話を店主に言っていたのなら、一寸怖いです。しかし店主もプロですから、さすがにそういう話で言っているとは思えません。今年中にPX4のアンプを作ろうと思っていますので、そのあたりの真相は知りたいです。というわけで、フィラメントの電圧と電流は「奥が深いなぁ」と感じましたが、私は電気に詳しくないので完全には理解出来ていません。
Jul 31, 2023
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MullardのDO24という真空管を紹介します。意地でもPX25は買わないです。(笑)以前DO25という真空管(片方はエミ減)を紹介しました。DO25とDO24では番号が1番違いですがrpなど諸々の性格は異なります。今回のDO24はフィラメント電圧が4Vなので使いやすいと思います。フィラメントは4点吊り。点灯しても写真に写らないほど暗いです。逆に言うと、それくらいの温度で十分に電子が放射できるということです。DO24の規格はThe Valve Museum「DO25」規格が参考になります。DO24の情報ですが、結構あります。持って居られる方が多いです。EU Valve「PX25の各種同等管」ひま人の館「欧州の真空管(PX25とDA30属)」球球コレクション「DO24の悲劇」こころの畔「MULLARD DO24 規格」が参考になると思います。最終型(私のやつ)はフィラメント電流が少なめに設定され、高効率型になっているようですね。etracerで特性を測定しましょう。320V48mAくらいになるよう測ります。Efは4.0Vと3.8Vの2点です。【1本目】黒色プレートEf=4.0V, If=1.75AEp=350VEg=-27.9VIp=47.93mArp=1315Ωgm=6696μSμ=8.8V/VEf=3.8V, If=1.66AEp=350VEg=-27.7VIp=48.33mArp=1336Ωgm=6688μSμ=8.9V/V【2本目】灰色プレートEf=4.0V, If=1.77AEp=350VEg=-31.7VIp=48.08mArp=1206Ωgm=6685μSμ=8.1V/VEf=3.8V, If=1.70AEp=350VEg=-27.7VIp=47.93mArp=1222Ωgm=6683μSμ=8.2V/V2本目(灰色プレート)は高圧側が不安定なので500Vまでの測定としました。このあたりからおかしいということはEp320Vくらいで動作させ最大出力2Wそこそこで済ませるのが無難かもしれません。アイドリング時の特性(一般的な元気度)だけ見れば問題ない真空管も、スイングしたとき(アンプ動作時)の具合の良し悪しはカーブトレーサーでないとわかりません。古典管は常にこういう問題がつきまといますが、「そういうもの」と割り切る覚悟が必要かもしれません。この球はフィラメント電流から、間違いなく後期型ということがわかります。エミッションはEfを0.2V下げてもgmが殆ど落ちませんので大変良好です。ただ、2本のバラつきはあるようで、特に2本目(灰色プレート)は高電圧低電流域でガタつき(放電の予兆のような不穏な動き)という問題がありましたので、320V50mAを中心として5kΩ~7kΩの負荷で振って最大2Wというのが無難そうです。2Wという出力は高能率スピーカー相手なら十分すぎる数値です。
Oct 7, 2023
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TELEFUNKENのEL152という真空管を紹介します。4本は手持ち、2本は知人から譲ってもらいました。規格に関しては、Frankさんの資料室の「EL152」規格表が参考になります。しっかりした構造です。わくわくしますね!ただ、見ての通りの特殊なピン配置です。そこで、これに使えるソケットとオクタルピンの袴を買ってきて、アダプタを自作することにしました。因みにソケットはシャーシネジ止めの耳が付いていますので、グラインダーにセラミック用の刃を取り付けてカットしました。白いセラミック(?)の袴は直径が大きいのでピッタリです。あとで「失敗した!」と思ったのはシールドのピンをカソードに接続しなかったことです。まぁいいか、今回は測定で発振しなければ。ダメなら作り直せば良いし...。さっそくソケットアダプタに真空管を挿してみました。ヒーターを点灯するとこのような感じ。真空管の向きからすると横から見る感じ。では、etracerで三結特性を測定してみましょう。280Vで70mAたっぷり流れるところを見ます。【1本目】0093Eh=6.3V, Ih=1.47AEp=280VEg1=-42.1VIp+Ig2=70.24mAIg2=1.86mArp=941Ωgm=4875μSμ=4.6V/V【2本目】0446Eh=6.3V, Ih=1.47AEp=280VEg1=-41.9VIp+Ig2=70.46mAIg2=1.77mArp=929Ωgm=4909μSμ=4.6V/V【3本目】0449Eh=6.3V, Ih=1.49AEp=280VEg1=-42.5VIp+Ig2=70.14mAIg2=1.78mArp=939Ωgm=4847μSμ=4.6V/V【4本目】0451Eh=6.3V, Ih=1.49AEp=280VEg1=-41.9VIp+Ig2=70.25mAIg2=1.92mArp=952Ωgm=4804μSμ=4.6V/V【5本目】0454Eh=6.3V, Ih=1.49AEp=280VEg1=-38.7VIp+Ig2=70.35mAIg2=1.88mArp=982Ωgm=5017μSμ=4.9V/V【6本目】2825Eh=6.3V, Ih=1.42AEp=280VEg1=-38.3VIp+Ig2=70.05mAIg2=1.77mArp=999Ωgm=4798μSμ=4.8V/Vハイgm管であることがわかります。バラツキはありますが、3ペア揃う感じです。そして三結ではrpが低くなります。きっと力強い音が...。直線性もそれほど悪いと感じません。これはいい音がしそうですね!三結では-40V以上のバイアス電圧を必要としますので、TU-8200Rでは厳しいですね。プレート損失は30Wで6L6クラスですが、6L6互換のような動作はしません。ここは何か工夫が要りそうです。
Dec 15, 2023
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