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RAYTHEONのVT25(10A/7312)という真空管を紹介します。RAYTHEONが英国向けに作ったもののようです。以前紹介したVT94(10E/108, CV1094)という真空管などもそうですね。物凄く頑丈な造りです。フィラメントが1点吊り(Λ型)なのがわかります。古典的な設計ですよね。とにかくバルブが大きく、RAYTHEONの10と比較すると全然違います。放熱を大きく表面積の広いバルブに頼っているのかもしれません。プリントにはこう記されています。RAYTHEONV.T.258-6010A/73128-60がどういう意味かわかりません。この形状から1960年8週ということは無いと思いますが...反対側のプリント。10A/7312のデータがありません。The Valve Museumにある「CV1025」規格表と同等と考えて良いのでしょうか...。随分前に、VT25(10E/7312, CV1025, DET25)という真空管を紹介したので、これを手がかりに測定しようと思います。因みにこちらのフィラメントはオキサイド系で薄暗いです。今回紹介するものはトリタンで結構明るいですし電力も食います。プレート損失は大きさとグラファイト系の分厚い素材から25W程度でしょうか。CV1025規格表では36Wと書いてありますが送信管なので常に電流が流れているA級増幅ですと7割くらい低目で考えたほうが良いかもしれません。etracerで特性を測定しましょう。フィラメント電圧は7.5Vと7.0Vで測ります。600Vで30mAほど流してみます。【1本目】Ef=7.5V, If=2.20AEp=500VEg=-13.7VIp=40.26mArp=4843Ωgm=2503μSμ=12.1V/V因みに500V40mAの14kΩ負荷でグリッドをプラスまで振ると5.5W程度が出ます。グリッドがマイナス領域のみの動作だと1W少々です。これは厳しい。Ef=7.0V, If=2.16AEp=500VEg=-13.7VIp=40.59mArp=4813Ωgm=2477μSμ=11.9V/V【2本目】Ef=7.5V, If=2.15AEp=500VEg=-15.7VIp=40.10mArp=4644Ωgm=2391μSμ=11.1V/VEf=7.0V, If=2.07AEp=500VEg=-15.7VIp=40.22mArp=4640Ωgm=2373μSμ=11.0V/Vフィラメント電圧7.0Vでも動作に殆ど変化がないとがわかりました。エミッションに余裕のあるフィラメントという印象です。
Jul 30, 2026
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熱海に旅行してきました。地元の大船駅から熱海ですと、普通に東海道線の熱海行きで行けます。【7月24日(金)】始発5時10分の東海道線に乗り、6時16分、熱海駅に到着。4番乗り場へ。この時間帯では人が1~2人しか並んでいませんでした。6時30分頃のバスで伊豆山神社に向かいました。バスを降りると、地元町内会の方々がラジオ体操をしていて、「参加しますか?」と声を掛けられ、「参加します!」ということで、ラジオ体操をしてから神社へお参りすることに。これこそ一人旅の醍醐味です。ラジオ体操を終えて、神社にお参り。祖霊社。足立権現。結明神社。早朝の神社は厳かな雰囲気が良いです。お参りしましょう。手水舎は紅白の龍。火と水を表しているのだとか。立派な神社ですね。よく手入れされています。美しいですね。雷電社。ニニギノミコトを祀っているのだそう。神社の脇に池がありました。早朝の参拝客は1~2人くらいでした。早朝の神社は良いです。この雰囲気が好きです。お参りもおわり、階段を降りてゆきます。伊豆山神社のバス停を利用せず更に参道を降ります。昔はこんな感じだったらしい。参道を降り切ってすぐの逢初地蔵堂へお参り。少し歩いたところにある足川からサンビーチまでバス。おお、めっちゃ湯気が出ている!熱海は温泉の街だなぁと改めて感じました。朝食はHimono Dining かまなりで。わかる、これは絶対美味しいやつだ。とてもおしゃれなお店内。スープもスッキリした味で美味しい。こんな朝食を楽しめる幸せ...。やっぱ独身っていいよね。ハーブで仕上げる鯖も美味しいですね!新発見です。熱海銀座通りから來宮神社に向かいます。佐藤油店(椿油や地ビール等を扱っている店舗)を覗くと....え、ちょっと待って、シルバー王女じゃん!!思わず買ってしまいました。「夢のクレヨン王国」原作者の福永令三氏は1946年から熱海に移住して執筆活動をしていました。私が生まれた1964年に「クレヨン王国の12か月」で第五回講談社児童文学新人賞を受賞しています。この頃から児童文学としてのクレヨン王国のシリーズが始まっているようです。夢クレをシルバー王女というキャラクターが可愛いのでついついCGDCT(Cute girl doing cute things)すなわち可愛い女の子が可愛いことをする日常系アニメのジャンルに思われてしまいますがこれは児童文学のアニメ化です。でもシルバー王女は可愛いですし「脳みそくすぐっちゃうよ」で能汁が吹き出たお兄さん達は多かったかと....。クレヨン王国ワールドを広める会がありますが、活動は地味かなぁと。福永氏の執筆している写真とかが載っていたら嬉しいのですが...緩やかな坂をのってゆくと大湯間歇泉。結構な勢いでお湯が噴き出しています。途中、神社がありました。湯前神社というそうです。パリー風呂つるや....豪華なお風呂のあるホテルでしたがバブルに翻弄され、現在は熱海パールスターホテルという高級リゾートホテルになっています。お参り。立派なクスノキ。來宮神社に向かいます。かつて電器店だったところ。ストリートビューでは東芝特約店であったことが確認できます。かき氷の店は平日お休みです。残念。アニメに出てくるクリーニング店(キンメクリーニング)の場所です。來宮神社に到着。記念撮影する台があって、良くも悪くも観光客に優しい。朝の時間帯は気持が良いです。参道の脇にお稲荷さん?小さなお社が並んでいます。お稲荷さんにお参り。三峯社。手を清めて。暑い日が続くのでミストを出しています。有難いですね。立派ですね。立派なクスノキ。弁財天にお参り。神社を後にして熱海港方面へ。途中、誓欣院のお地蔵様に手を合わせてゆきます。ぽっかりと大きな空き地。マンションになるのでしょうか。それともパチンコ屋と偽家系ラーメンと麻辣湯とフィットネスとガチャガチャコーナーの不景気フルコンボになるのでしょうか。(苦笑)実は予定を何も考えておらず、暑くて熱海を徘徊するのがつらすぎて初島に行くことにしました。10時40分の便に乗れました。熱海港を離れます。え?凄く脚が速い船...。ビックリです。エンジンをゴンゴン唸らせ熱海港が一気に遠くなって行きます。あっという間に初島に...。金波銀波は、就航日が2025年7月の若い船です。見た目からして速そうですね。で....初島に着いていきなりこれです。デジカメの故障でレンズが出てきません。無理矢理引き抜けば使えますが、テンションはだだ下がり。「暑いし、もういいや」となりました。(笑)とりあえずかき氷でも食べようかとお店へ。美味しそう。ここのかき氷は昭和っぽいザクザクの粗めに削った氷でした。(溶けてくるとジャクジャクという感触があるやつ)美味しかったです。船賃使ってかき氷を食べただけでしたが、割と満足です。船に乗るって楽しいですよね。しかも30分くらいなので飽きません。温泉むすめはどこにでも居ますね。(笑)人気なのでしょうか?めっちゃ可愛い。古代の住居。写真店であったであろう場所。熱海に行ったら是非訪れたいのが起雲閣です。立派なお屋敷で、別荘だったものを一時期は宿泊施設として使っていた頃もあったとか。落ち着いた空間。古いガラス独特の歪みによるユラユラ感が良いです。美しい。部屋それぞれに個性があります。趣があります。2階からの風景。天井も綺麗。凝った造りです。モダンですね。オリエンタルな感じの彫刻が素敵。一時期はホテルになっていたそうです。良いですね。幾何学模様をどうやって考えたのでしょうか。タイルが綺麗。風格があります。4枚あるガラスの1枚だけ上下をひっくり返しているそうです。これは完全型を敢えて崩した技法とのこと。梁は僅かに山のように盛り上がっていて、梁が下がって見えないようにしているのだとか。螺鈿細工が美しいです。ローマ風呂。このからんはホテルの頃に取り付けられたものだそう。タイルが美しいです。風呂場のステンドグラスにこれだけの細工がしてあります。何もかもが素晴らしいです。今回の熱海旅行で最高の体験でした。ホテルに向かいます。ちょうど15時頃の到着予定です。ホテルの近くにお社が。泊まったホテルは、料理が美味しいことで有名な「秀花園湯の花膳」です。ちょっといいホテルを予約して良かったです。お部屋は広々。家族3~4人で泊まれそう。大浴場は丁度良い湯加減で長く浸かっていられます。オーシャンビューですし、露天風呂もあります。食事はお部屋で。こういう昔ながらのスタイルが良いです。(大食堂でのブッフェも楽しいけど...)とにかく見た目から素晴らしいです。そして見た目だけで鳴くとても美味しい。熱海は相模湾や駿河湾の食材がいち早く届く場所です。金目鯛も美味しい!窓からの夜景。花火が上がっていました。温泉街なので指圧師(按摩さん)を呼べます。8時半頃に来て頂き、もみほぐしてもらいました。気持ちいい!! 60分6000円でした。有名な温泉街はだいたい按摩さんを頼めると思います。子供の頃(昭和40年代)は家族旅行でお父さんがフロントに電話して按摩さんを呼ぶって定番だったと思いますが、皆さんのご家庭では如何でした?オススメのホテルです!熱海温泉 秀花園湯の花膳【7月25日(土)】早く寝たので早く起きました。朝食も美味しかったです!!朝9時にチェックアウト。ホテルの送迎バスで熱海まで送って頂きました。熱海駅って熱海港からの標高も割とあって地味に遠いので送迎バスは有難いです。実はお箸の先っぽの塗り直しを銀座夏野に頼んでいて1ヶ月ちょっとで作業完了したとの連絡があり、東海道線で熱海から新橋へ。そして銀座線に乗り、彼は秋葉原の街に消えていった....。結局最後は秋葉原なのね...余談ですが、お箸の塗り直し料金は3000円台でした。(厚めの漆でザラッとして滑り止めにしてほしいと要望)買い直す(更にお寺や神社に箸供養をお願いする手間)よりずっと安く済みますのでオススメです。特に私のお箸は若狭塗伝統工芸士の羽田要一郎氏(故人)の作品で二度と手に入りません。
Jul 25, 2026
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A70Eという真空管を紹介します。情報が見つかりませんでした。4Vの五極菅であることは確かです。唯一、RadiomuseumにAL5同等のようなことを書かれていたので、それを信用します。ピン配置は下記のようです。(B7なので使いづらそうですね) NCP G1K,G3 G2 H H箱にはEVER RAEADYと書いてあります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=2.10A三極管接続Ep=250VEg1=-15.4VIp+Ig2=50.63mAIg2=5.11mArp=1409Ωgm=7458μSμ=10.5V/V五極菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.1VIp+Ig2=50.34mAIg2=4.91mArp=26795Ωgm=7340μSμ=196.7V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=2.11A三極管接続Ep=250VEg1=-15.9VIp+Ig2=50.35mAIg2=5.03mArp=1409Ωgm=7239μSμ=10.2V/V五極菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.6VIp+Ig2=50.68mAIg2=4.89mArp=24113Ωgm=7204μSμ=173.7V/V綺麗なIpカーブを描きますね。謎球ですがこれは良いものです。確かにEL5に似通った特性です。
Jul 17, 2026
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TUNGSRAMのAPP4Cという真空管を紹介します。真空管販売店のワゴンセールで見つけて買いました。印字。筒状のプレートの内側に電極があります。規格はThe Valve Museum「APP4C」とThe Valve Museum「CV1684」が参考になります。250V36mAと書いてあるのでプレート損失10W程度でしょうか。ピン配置は下記のようです。 G3P G1 K G2 H H【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.81A三極管接続Ep=250VEg1=-6.7VIp+Ig2=30.12mAIg2=3.11mArp=2346Ωgm=9421μSμ=22.1V/V三極管接続(G2+G3)Ep=250VEg1=-6.7VIp+Ig2+Ig3=29.84mAIg2+Ig3=2.95mArp=2149Ωgm=9268μSμ=19.9V/V五極菅接続Ep=250VEg2=220VEg1=-5.1VIp+Ig2=30.16mAIg2=3.35mArp=60565Ωgm=9049μSμ=548.0V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.86A三極管接続Ep=250VEg1=-6.6VIp+Ig2=30.45mAIg2=3.01mArp=2597Ωgm=8646μSμ=22.5V/V三極管接続(G2+G3)Ep=250VEg1=-7.6VIp+Ig2+Ig3=30.53mAIg2+Ig3=6.83mArp=2610Ωgm=8585μSμ=22.4V/V五極菅接続Ep=250VEg2=220VEg1=-5.0VIp+Ig2=29.95mAIg2=3.22mArp=82867Ωgm=8253μSμ=683.9V/V【3本目】Eh=4.0V, Ih=1.87A三極管接続Ep=250VEg1=-7.7VIp+Ig2=30.61mAIg2=3.17mArp=2221Ωgm=9584μSμ=21.3V/V三極管接続(G2+G3)Ep=250VEg1=-8.7VIp+Ig2+Ig3=30.32mAIg2+Ig3=6.02mArp=2137Ωgm=9237μSμ=19.7V/V五極菅接続Ep=250VEg2=220VEg1=-6.1VIp+Ig2=30.29mAIg2=3.40mArp=53082Ωgm=9081μSμ=482.0V/V7kΩ負荷のトランスで良さそうです。三極管接続で0.3Wくらい、五極菅接続で2.2Wくらいです。サプレッサーグリッドをスクリーングリッドに接続した三極管接続ですとrpが下がるのでダンピングファクターとしては有利になりそうです。
Jul 16, 2026
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CV1675という真空管を紹介します。どこでこの真空管を買ったのか記憶に無いです。きっと勢いで入札したのかもしれません。独特な造りです。規格は、The Valve Museum「CV1675」が参考になります。また、Frankさんの資料室「C.V.Register of Electronic Valves (1963)」によりますと、N43同等であることがわかります。ベースですが欧州独特な形のB7で、絵の一番上から右回りで、1,2,,,,,,7となります。なので、G2は3番、Pは7番ですね。 NC G1P NC K G2 H HG1はトップになりますので注意が必要です。etracerで特性を測定しましょう。この真空管はgmが大変高いため、測定結果が安定しません。(つまり測定の通電で発振をしてしまう)コントロールグリッド手前に2.2kΩの抵抗を挿入します。【1本目】Eh=4.0V, Ih=2.03A三極管接続Ep=250VEg1=-5.6VIp+Ig2=29.98mAIg2=5.76mArp=2679Ωgm=10390μSμ=27.8V/V五極菅接続Ep=250VEg2=230VEg1=-4.2VIp+Ig2=30.20mAIg2=7.13mArp=142610Ωgm=9374μSμ=1336.9V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=2.03A三極管接続Ep=250VEg1=-5.5VIp+Ig2=29.90mAIg2=5.62mArp=2684Ωgm=10300μSμ=27.6V/V五極菅接続Ep=250VEg2=230VEg1=-4.2VIp+Ig2=29.60mAIg2=6.84mArp=203992Ωgm=9240μSμ=1884.8V/V7kΩ負荷がよさそうです。7kΩのトランスはよくあるものですのですから使いやすいですね。gmが高いですが三極管接続をしても高感度を維持して、rpはそこまで低くないです。三極管接続では0.8W程度、五極菅接続では2.2W程度です。僅か数ボルトでフルスイングになる仕様ですのでOPアンプでドライブ出来ますね。三極管接続でμが27以上ありますので、ドライバー管としての用途も面白そうです。
Jul 14, 2026
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STCの5A/102D(CV1724)という真空管を紹介します。秋葉原の真空管販売店で購入しました。STCのマークが入っています。ITTにリプリントされる前ですね。私にはSTCの有り難みが理解出来ません。42などと同様に筒状のプレートにグリッドが入っています。オーソドックスながら良い造りです。規格は、The Valve Museumの「5A/102A, 5A/102D」規格表が参考になります。ピンアサインは下記の通りです。 1: 2:ヒーター 3:プレート 4:スクリーングリッド(G2) 5:サプレッサーグリッド(G3) 6: 7:ヒーター 8:カソード トップ:コントロールグリッド(G1)5番にサプレッサーグリッドが来ていますので注意が必要です。最大定格180Vの50mAなので9Wくらいでしょうか。ヒーターが7.5Vの0.85A。6.3V換算で1Aです。仕様からみて、どことなく329Aに近いでしょうか...?【1本目】Eh=7.5V, Ih=0.85A三極管接続Ep=180VEg1=-28.5VIp+Ig2=40.02mAIg2=6.70mArp=1362Ωgm=2759μSμ=3.8V/V三極管接続(G2+G3接続)Ep=180VEg1=-30.6VIp+Ig2+Ig3=40.03mAIg2+Ig3=13.00mArp=1315Ωgm=2709μSμ=3.6V/V五極菅接続Ep=180VEg2=130VEg1=-14.0VIp=40.16mAIg2=7.34mArp=35463Ωgm=3229μSμ=114.5V/V【2本目】Eh=7.5V, Ih=0.85A三極管接続Ep=180VEg1=-28.9VIp+Ig2=40.04mAIg2=5.91mArp=1370Ωgm=2745μSμ=3.8V/V三極管接続(G2+G3接続)Ep=180VEg1=-30.9VIp+Ig2+Ig3=40.02mAIg2+Ig3=9.12mArp=1312Ωgm=2712μSμ=3.6V/V五極菅接続Ep=180VEg2=130VEg1=-14.6VIp=39.95mAIg2=6.40mArp=38192Ωgm=3150μSμ=120.3V/V329Aと比べるとG3をG2に繋げた三極管接続でもそれほど変わらず電流ばかり流れるのでG3はカソード電位が宜しいかと思います。五極菅接続やG3をカソードに繋げた普通の三極管接続では329Aほぼ類似と云って良いかと思います。ピンアサインは異なるため、別物と考えた方が良いですね。
Jul 12, 2026
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CW-38412という真空管を紹介します。わけもわからず買いました。送信管らしいしっかりした造りです。フィラメントは4点吊りです。使用時間指定の印字。42378時間ですから、4年10ヶ月は使えるということでしょうか。これが連続使用でなら結構長持ちのような気がしますが...。規格はN6JVの資料室の「Western Electric 312A」規格表が参考になります。プレート損失35W、スクリーングリッド損失12Wです。ベースのピン配置(UZ6ピン)は、下記の通り。 1. フィラメント 2. コントロールグリッド 3. スクリーングリッド 4. サプレッサーグリッド 5. フィラメントセンター 6. フィラメント T. プレート5番ピンをで折り返すと5V5.6Aで点火することもできます。etracerで特性を測定しましょう。400Vで60mA流れるところを見ます。【1本目】Ef=5.0V, If=2.92A三極管接続(サプレッサーグリッドはGND電位)Ep=400VEg1=-25.7VIp+Ig2=60.25mAIg2=15.17mArp=1653Ωgm=5244μSμ=8.7V/V五極菅接続Ep=400VEg2=350VEg1=-16.9VIp=60.03mAIg2=19.71mArp=82222Ωgm=4337μSμ=356.6V/V【2本目】Ef=5.0V, If=2.90A三極管接続(サプレッサーグリッドはGND電位)Ep=400VEg1=-25.6VIp+Ig2=60.24mAIg2=14.17mArp=1641Ωgm=5430μSμ=8.9V/V五極菅接続Ep=400VEg2=350VEg1=-16.8VIp=60.15mAIg2=18.29mArp=108612Ωgm=4919μSμ=534.3V/V2本とも良く揃った電流特性です。この真空管はスクリーングリッド電流が結構流れますし、サプレッサーグリッドも繋げると物凄く流れますので、三極管接続ではオーソドックスにサプレッサーグリッドはGND電位としました。五極菅接続ではコントロールグリッドをプラスまで振るつもりならスクリーングリッド電圧を下げてもよさそうですが、マイナスのみで使うなら350Vは掛けておかないと十分な動作ができない印象です。(そもそもA1級増幅で使用する真空管ではありません)7kΩの負荷で4~6Wは出ます。
Jul 11, 2026
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EUROPAのPEN41という真空管を紹介します。オークションを通じて購入しました。情報が全くありません。謎球です。印字が見えます。EUROPAPEN414V . 300-400Vこの情報をスタートとします。ピン配置はオーソドックスな物という前提で考えるとフィラメントとプレートとコントロールグリッドとスクリーングリッドはE406NやE408Nと同様かと思われます。造りは良いですね。フィラメントは2点吊り。これぞ欧州の直熱五極管という感じです。電極をよく見るとサプレッサーグリッドがコントロールグリッドに接続されています。フィラメントのセンターに接続しない理由があるのでしょうか??※D404F203さんの情報で当時のパテントの関係でフィラメント側に接続できんかったようです。etracerで特性を測定しましょう。取り敢えずプレート損失のラインを12Wと仮定します。【1本目】Ef=4.0V, If=1.05A三極管接続Ep=300VEg1=-57.7VIp+Ig2=30.06mAIg2=5.13mArp=2011Ωgm=1916μSμ=3.9V/V五極菅接続Ep=300VEg2=130VEg1=-15.3VIp=29.93mAIg2=3.75mArp=25440Ωgm=2346μSμ=59.7V/V10kΩ負荷がよさそうです。【2本目】Ef=4.0V, If=1.05Aあ、これはエミ減ですね。そんなときは強引にEf上げる。Ef=4.8V, If=1.20A三極管接続Ep=300VEg1=-55.3VIp+Ig2=29.87mAIg2=5.59mArp=2326Ωgm=1681μSμ=3.9V/V五極菅接続Ep=300VEg2=130VEg1=-13.4VIp=30.14mAIg2=4.26mArp=30650Ωgm=2136μSμ=65.5V/V2本目はEf4.7~4.8Vほど掛けると実用的な数値になりました。※何の互換なのか情報がわからないままでしたが、D404F203さんの情報でE443Nではないかとのこと。確かに三極管接続特性は手持ちのL491Dに類似しているので、E443N類似とみてよさそうですね。
Jul 10, 2026
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SPARTON(Sparks-Withington社)のC-181という真空管を紹介します。とあるコレクター様からお譲り頂きました。Sparks-Withington社の保証書シール。Sparks-Withington社はミシガン州ジャクソンにあった会社です。Ebayを見ると、自動車用のホーン(クラクション)を製造していたようです。「ゴーーー」という煩い音がするやつですね。日本ではサブマリンホーンと呼ばれていて、私も20歳頃(40年以上前)は車に取り付けていました。単純に筒状のプレートの内側に電極が収まっています。オーソドックスな造りです。難点はヒーター端子がベースの両側ということですね。情報はRadiomuseumの「181」くらいしかありません。ここで紹介されているピンアサインはTop viewですね。Bottom viewでは逆になります。譲って頂いた人の情報によりますと以下のような規格のようです。Eh=3.0V, Ih=1.35AEp=180VEg=-30VIp=16mAgm=1.05mA/Vμ=3.0規格を見る限りはプレート損失は2.8Wくらいということでしょうか。とりあえずetracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=3.0V, If=1.35AEp=160VEg=-58.4VIp=13.12mArp=3078Ωgm=588μSμ=1.8V/V【2本目】Eh=3.0V, Ih=1.13AEp=160VEg=-52.3VIp=13.16mArp=3365Ωgm=582μSμ=2.0V/Vgmが低くバイアスが深いですね。負荷は10kΩで良さそうです。10kΩのマグネチックスピーカーを意識した設計なのかもしれませんね...。グリッドを目一杯振って0.2Wそこそこです。180V掛けて0.3W弱でしょうか。
Jul 6, 2026
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みんな大好き戸倉上山田♨のネオン看板。私は自動車に乗って旅行するのが好きで、もう40年近く前に初めて長野へ旅行をしました。その途中、夜の国道から「戸倉上山田」の赤いネオン看板が見えて「どんな温泉街なんだろう」と思いながら走っていた記憶があります。ということで、戸倉上山田温泉に泊まりました。因みに写真の看板近くの朱の建屋は「城泉山観音寺」のようです。あの上が城址公園だそうなので、次回は行ってみたいですね。因みに最終目的は「信越トレイルのトレイル開き前夜祭」です。(以前はトレイル開きのトレッキングに参加していましたが、1年半前から免疫疾患の難病に掛かってしまったので長時間の山歩きは体調を考え控えるようにしています)【6月26日(金)】早朝の仕事が終わって11時前に家を出発。戸倉上山田温泉近くにある和菓子店に着いたのは14時半過ぎだったかな。旗の絵は長野県千曲市を舞台にしたボウリングアニメですね。訪れるファンのためのコーナー。西友近くの通りにあるマンホールにも絵が入っています。宿泊したのは戸倉上山田温泉の有田屋旅館です。戸倉上山田温泉 有田屋旅館全然ご一行ではなく1名(笑)なんですが、こうやって書くのが昭和の旅館で、これが楽しみな人も居ます。お部屋はとても綺麗。お部屋の電話は昭和。こういうのがいいんだよね。お茶とお茶菓子。夕食まで時間があるので、まずはお風呂に...。泉質は、弱アルカリ性だそうで、柔らかく優しい感じですね。戸倉温泉と上山田温泉と別々の名前でしたが、今は戸倉上山田温泉と纏めて言ってます。因みに先日まで「とくら」と思っていましたが「とぐら」が正解です。そして夕食。信州牛、美味しいです。土鍋で焼いて食べます。魚は新潟方面から仕入れているとのこと。上信越自動車道が出来て上越の朝の魚が長野の旅館の夕食に並びます。これぞ物流の勝利だと思っています。旅館の料理は、旅館ごとの個性が出るのが良いですね。器は有田焼(当時物)を使っているらしいです。結構ボリュームがあります。お腹を空かせてきて良かったです。デザートは今が旬の杏。千曲は杏の名産地です。食後は按摩さんを頼みました。40分4000円でリーズナブル。戸倉上山田温泉では2名ほど按摩さんが居るそうです。(殆ど高齢で廃業されているとか)実は旅館のメニューでも按摩さんが頼めることは書いておらず、裏メニュー的なものかと。若い世代では、旅館でお風呂に入って食事が終わって按摩さんをお願いするという文化が無いので、按摩さんの居ない温泉街も出てくると思います。【6月27日(土)】朝食。こういう普段出来ない贅沢が旅行の楽しさ。満喫しました。食後のコーヒー。9時頃にチェックアウト。部屋から出るとき、ちょっと寂しい気持に。これも旅行の醍醐味です。温泉街すぐのところにある佐良志奈神社へ。立派です。観光地ではありませんが、ここは良いですよ!境内の稲荷神社。よく手入れされています。境内は小さなお社が幾つかあります。絵馬が掛けられています。川沿いの鳥居も立派でした。千曲市上山田文化会館Turkey!の大きな絵が!観光案内所にはTurkey!のマンホールが。小布施に立ち寄りました。早速昼食を。栗おこわの定食。煮物も美味しい。農園直営のジャム屋さんで買い物。中山晋平記念館へ。幼い頃に歌った曲の多くは中山晋平の作曲だったりします。しゃぼん玉とか。有名な曲ですよね。とあるゲームでは、幼少期に多くの時間を小児病棟で過したランナーが小児病棟に慰問してしゃぼん玉の歌を子供達に聴かせるシーンがありました。中野駅前のステイで休憩。美味しかったです!!きっと太ります。高社神社へ。厳かな雰囲気。神社境内に公園がありましたが、およそ子供達が使っている感じは無かったです。役目を終えた遊具がそこにあるだけでした。お参り。ここからお賽銭を入れるのでしょうか?ちゃんと50円玉が入っていったので、多分お賽銭を入れる穴だと思います。裏手に祠がありました。古いですが、よく手入れされています。祠を良く見ると「見ざる言わざる聞かざる」ですね。興味深いです。もう少し山側にある髙杜神社里社にもお参りしました。湧き水のある駐車場に車を停め、谷厳寺にお参り。お地蔵様と紫陽花。謎の小さなお堂。詳細不明です。緑が深い季節のお寺は良いですね。本堂がありましたのでお参りします。このお寺の紫陽花は見事です。観音堂。因みに、谷厳寺の脇に登山道があり、高社山へ登ることができます。私は2018年の6月に登りました。信越トレイルのトレイル開き前夜祭会場に到着。雨は止んでいますが、山の上のほうは霧で霞んでいます。お食事、美味しそう!というか、美味しいです!私は終わったらすぐ車で家に帰るのでノンアルで。夜8時過ぎに前夜祭は終了。すぐ帰路につき、深夜に帰宅。往復でリッター14.1kmはAWDの2000ccターボ車としては優秀だと思います。今回の戦利品は、千曲のジャム。そして小布施のジャム。今回も楽しい旅行でした。
Jun 27, 2026
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VALVOの329Aという真空管を紹介します。ゲッターの飛ばし方が異なり、製造ロットは異なるようです。コントロールグリッドに放熱板が付いています。何かを芯にしてヒーターを巻いているのでしょうか。規格は、Western Electric 311A, 329Aが参考になります。プレート損失は最大定格電圧と電流で計算して10.8Wでスクリーングリッド損失1.8W。その割にヒーター電力は7.5Vの0.85Aでっ6L6よりヒーター電力を食います。こういうのがいいんですよ。etracerで特性を測定しましょう。取り敢えずプレート損失のラインを11Wとして測定します。また、サプレッサーグリッドとスクリーングリッドを繋げた三極管接続の特性も見ましょう。【1本目】Eh=7.5V, Ih=0.85A三極管接続Ep=180VEg1=-29.2VIp+Ig2=40.11mAIg2=6.13mArp=1356Ωgm=2677μSμ=3.6V/V三極管接続(G2+G3接続)Ep=180VEg1=-31.9VIp+Ig2+Ig3=40.09mAIg2+Ig3=9.71mArp=1299Ωgm=2648μSμ=3.4V/V五極菅接続Ep=180VEg2=130VEg1=-14.4VIp=40.02mAIg2=7.11mArp=66741Ωgm=3163μSμ=211.1V/V【2本目】Eh=7.5V, Ih=0.81A三極管接続Ep=180VEg1=-28.2VIp+Ig2=39.99mAIg2=6.42mArp=1393Ωgm=2741μSμ=3.8V/V三極管接続(G2+G3接続)Ep=180VEg1=-30.8VIp+Ig2+Ig3=39.91mAIg2+Ig3=9.83mArp=1332Ωgm=2705μSμ=3.6V/V五極菅接続Ep=180VEg2=130VEg1=-13.9VIp=39.78mAIg2=7.34mArp=68248Ωgm=3176μSμ=216.7V/V三極管接続でrpが1.3kΩですから、5kΩ負荷でいけます。ヒーター電圧7.5Vなのが一寸使いづらいかもしれませんね。
Jun 24, 2026
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30P19という真空管を紹介します。名前の頭に30が付いていますが、ヒーター電圧は25Vです。規格はFrankさんの資料室「EDISWAN 1960 Data booklet」が参考になります。ヒーターが25V0.3Aでプレート損失が10Wなので、前回紹介した25E5に近いかもしれませんね。差し替え可能か可能か、とても気になります。ビーム電極の両側が放熱器になっているようです。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=25.0V, Ih=0.30A三極管接続Ep=180VEg1=-32.1VIp+Ig2=39.97mAIg2=1.78mArp=731Ωgm=6138μSμ=4.5V/Vビーム管接続Ep=180VEg2=75VEg1=-10.0VIp=40.34mAIg2=0.70mArp=20809Ωgm=9000μSμ=187.3V/V【2本目】Eh=25.0V, Ih=0.31A三極管接続Ep=180VEg1=-33.7VIp+Ig2=39.88mAIg2=1.81mArp=807Ωgm=5119μSμ=4.1V/Vビーム管接続Ep=180VEg2=75VEg1=-10.1VIp=40.39mAIg2=0.59mArp=19463Ωgm=8617μSμ=167.7V/Vどうでしょうか。前回紹介した25E5と大体似ている印象です。少しバイアス調整をすれば普通に挿し換えて使えそうですね。
Jun 23, 2026
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25E5という真空管を紹介します。オークションでよく見かける真空管です。コントロールグリッドに放熱器が付いています。欧州での型番はPL36です。規格は、Frankさんの資料室「25E5」が参考になります。プレート損失が11W前後と小さめです。見た目はもう少しありそうですがバルブが細身なので、全体的な熱容量としては控えめな設定なのでしょう。etracerで特性を測定しましょう。※最初Ep=250Vと書きましたがEp=180Vで見ます。【1本目】三極管接続Ep=180VEg1=-29.0VIp+Ig2=40.53mAIg2=2.95mArp=706Ωgm=6916μSμ=4.9V/Vビーム管接続Ep=180VEg2=75VEg1=-8.9VIp=39.81mAIg2=0.67mArp=17876Ωgm=9368μSμ=167.5V/V【2本目】三極管接続Ep=180VEg1=-29.4VIp+Ig2=39.54mAIg2=3.12mArp=705Ωgm=6938μSμ=4.9V/Vビーム管接続Ep=180VEg2=75VEg1=-9.0VIp=39.88mAIg2=0.73mArp=17798Ωgm=9455μSμ=168.3V/V三結でもG2損失(5W)は全く超えない感じです。水平偏向出力管なので直線性はあまりよくないですね。因みにスクリーングリッド電圧を180Vにしたときの特性です。rpは下がりますが、特性は汚いですね。もちろんNFBを深く掛ければ音として成立するとは思います。水平偏向管の意外な側面を見た気がします。
Jun 20, 2026
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TELEFUNKENのRS289spezという真空管を紹介します。実はいつ買ったか記憶に無く、何か他の物と一緒に買ったのでは?と思っています。無意識に買ってしまうことって、ありますよね。規格は、Frankさんの資料室「TELEFUNKEN Sende-, Verstärker-, Gleichrichter-Röhren und Spezialfassungen」が参考になります。RS289と異なり、サプレッサーグリッドが独立したピンになっています。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.86A三極管接続Ep=250VEg=-53.3VIp+Ig2=34.91mAIg2=3.35mArp=1650Ωgm=2013μSμ=3.3V/V五極管接続Ep=250VEg2=105VEg1=-13.2VIp=35.01mAIg2=3.14mArp=20703Ωgm=2973μSμ=61.6V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.85A三極管接続Ep=250VEg=-78.0VIp+Ig2=35.16mAIg2=3.44mArp=2095Ωgm=918μSμ=1.9V/V五極管接続Ep=250VEg2=105VEg1=-16.1VIp=35.08mAIg2=2.67mArp=24597Ωgm=2283μSμ=56.2V/V2本目のIpカーブが狭いですが、電極の位置の具合かもしれません。2本のバラツキが大きいです。ステレオで組む場合は左右のVRで調整ですね。
Jun 15, 2026
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RAYTHEONのRK-20Aという真空管を紹介します。先日、SNSの知人が入手したとのことで、手持ちのものの三極管接続(G2、G3ともにプレートに接続)を測定し「オーディオ用途ではどうなのか」を検証したいと思います。それにしても異様に細長いバルブに電極が収まっています。このアンバランスさは戦艦「扶桑」に通じる物がありますね。(笑)電極は814にどことなく似ており、しっかりした造りです。グリッドがプレートの外にまで出ています。かっこいいですね。規格はFrankさんの資料室「RK-20A」規格表が参考になります。プレート損失40Wだそうですが、常にアイドリング電流を流し発熱の多いA級で使うなら30W程度と考えたほうが良いかもしれません。etracerで特性を測定しましょう。プレートにスクリーングリッドとサプレッサーグリッドを全て接続した三極管接続の特性を見ます。※RK-20Aを測定したところ、サプレッサーグリッドをプレートに接続することでrpは200Ω近く下がりますので、オーディオ用途ではこれが最適解かと思います。【1本目】Ef=7.5V, If=3.24AEp=400VEg1=-10.3VIP+Ig2+Ig3=70.08mArp=2169Ωgm=5953μSμ=12.9V/V【2本目】Ef=7.5V, If=3.24AEp=400VEg1=-11.5VIP+Ig2+Ig3=69.89mArp=2093Ωgm=5945μSμ=12.4V/V高感度なのでグリッドの発振防止は十分に行ったほうが良いかもしれません。プレート、スクリーングリッド、サプレッサーグリッドを接続した三極管接続で使うとして400Vで65mA、5~7kΩの負荷で6Wは出ます。(ただしプラス領域まで使ってですが)
Jun 13, 2026
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TELEFUNKENのEBⅢ(EBIII / EB3)という真空管を紹介します。しっかりした造りですね。データシートらしきものがネットに無いようです。AD1類似ではありますが、プレート損失30Wです。(AD1は15W程度)フィラメントは4点吊り逆から撮ってしまいましたが、M型(2点吊り)フィラメントを並列にしているようです。etracerで特性を測定しましょう。250Vで70mA流れるところで測定します。(実動作はもっと低く60mAでも良いと思います)【1本目】Ef=4V, If=1.54AEp=250VEg=-46.5VIp=69.92mArp=624Ωgm=6144μSμ=3.8V/V【2本目】Ef=4V, If=1.54AEp=250VEg=-41.0VIp=69.45mArp=657Ωgm=6526μSμ=4.3V/V若干2本のバラツキはありますが、自己バイアスで使うなら動作は近寄ってくると思います。プレート損失の低いAD1に合わせたアンプならほぼ同様に使えそうな印象です。
Jun 8, 2026
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RWN(RFT)のCeという真空管を紹介します。真空管ショップの特価コーナーにあったので何も考えずに購入しました。こういうのは考えてはいけないんです..。21-57と24-57の印字があり、1957年の製造かもしれません。Ceという真空管の新型的な位置づけですね。因みに箱はこんな感じ。RFTとRWNの関係がよくわからないのですが、Radiomuseumの資料を見ると、RFT傘下のノイハウス工場製という感じでしょうか。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=3.8V, If=0.50AEp=200VEg=-14.3VIp=12.00mArp=4679Ωgm=1505μSμ=7.0V/V【2本目】Ef=3.8V, If=0.51AEp=200VEg=-14.3VIp=12.02mArp=4825Ωgm=1480μSμ=7.1V/VIpが良く揃っています。この特性は惚れ惚れしますね。10~14kΩ程度の負荷で0.2Wは出ますので十分かと思います。余談ですが、いよいよ真空管を入れる棚がなくなってきました。
Jun 3, 2026
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General ElectricのCG-1162(VT-14)という真空管を紹介します。1920年代半ばの古い時代の真空管です。製造から100年経っています。箱です。詳細はThe Valve Museumの「CG-1162」の欄が参考になります。資料によると、飛行機の送信機として作られたそう。フィラメントは7.5V1.75A。10族の祖先と云われています。プレートの大きさからしてPdは5W弱でしょうか。純タングステンフィラメントは眩しいです。少し電圧を下げて撮影しました。フィラメントは螺旋状ですね。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.5V, If=1.72AEp=300VEg=-24.7VIp=11.96mArp=8221Ωgm=748μSμ=6.1V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.76AEp=300VEg=-30.8VIp=11.98mArp=7467Ωgm=726μSμ=5.4V/Vオーディオ用でも使用できそうなことは確認できました。とにかく、1920年代製造の(100年の)真空管できちんと特性が出るだけでも奇跡だと思います。(因みに手持ち5本中の2本のみが正常動作でした)
Jun 1, 2026
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TELEFUNKENのRS241という真空管を紹介します。送信管です。以前、RS242SPEZという真空管を紹介しましたが、242と241での違いを知りたくて購入しました。規格は、The Valve Museumの「RS241」紹介ページが参考になります。特性表だとプレート損失15Wでグリッドもプラス領域まで振れるようですね。これは期待出来ます。Azide Processと書いてありますので、アジ化バリウムか何かですね。これを蒸着してフィラメントの膜にして電子放出の効率を上げているようです。因みに現代の真空管製造おいてはアジ化バリウムはRoHS(特定有害物質使用制限)に引っ掛かると思います。因みにRS242SPEZと比べると2まわりくらい大きいです。RS242はPd12W、RS241はPD15Wです。バルブの大きさにも余裕があるので、頼もしいですね。ゲッターで電極構造が見えません。フィラメントは3点吊りのように見えます。etracerで特性を測定します。【1本目】Ef=3.8V, If=0.62AEp=350VEg=-7.6VIp=30.06mArp=4322Ωgm=4017μSμ=17.4V/V【2本目】Ef=3.8V, If=0.62AEp=350VEg=-7.9VIp=30.07mArp=4247Ωgm=3897μSμ=16.6V/Vどちらも良く揃っています。直線性も良いです。とても綺麗なIpカーブを描いていますね。音楽を聴くなら350Vの-7.6Vで30mA流して10k負荷でプラスまで振って3Wくらいでしょうか。rpが高いのでNFBは必須と思われます。とても魅力的な送信管です。
May 31, 2026
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オークションで6GA4差動プッシュプルアンプを購入したので紹介します。初段2SK30A-GRに定電流ダイオードを使用した差動回路。12AU7も定電流ダイオードを使用した差動回路。終段の6GA4はLM317を使用した差動回路。端子があるので状態確認をしやすいです。12AU7は左右でメーカーが異なりますが、電気特性が同じなら同じ音がすると私の中の創〇の館先生(笑)が仰っているのでこのままでOKです。スピーカー端子は、好みが分かれる配列ですね。(私はマイナスを内側にする主義なので)因みに電源はメガネコネクタ。聴き疲れしない音で、なかなか良いなという印象です。
May 29, 2026
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RAYTHEONのRK-17(RK17)という真空管を紹介します。とあるコレクターから譲って頂きました。ネット上にある規格票には出てこない謎球です。コレクターによると電気特性は2A5類似ではないかとのことでした。電極は同じですが、製造ロットの違いかマイカ板の形状が異なります。ダブルヒーター(ダブルカソード)です。そして、ボックスプレート、RAYTHEON独自の4ピラーです。データシートもありませんし、UY5ピンベースの2.5Vの五極菅でトップグリッドで2A5に近いという情報のみです。接続を調べてみましょう....ああ、わかってきました。 1番ピン:ヒーター 2番ピン:プレート 3番ピン:スクリーングリッド 4番ピン:カソード、サプレッサーグリッド 5番ピン:ヒーター トップ:コントロールグリッドですね。Frankさんの資料室に掲載されていることがわかりました。最大定格は280Vですね。etracerで特性を測定しましょう。11Wのプレート損失ですが、取り敢えず10Wにしておきます。電圧は少し低目の240Vで見ましょう。【1本目】 Eh=2.5V, Ih=2.05A三極管接続Ep=240VEg=-23.1VIp+Ig2=30.39mAIg2=4.25mArp=2190Ωgm=2826μSμ=6.2V/V五極菅接続Ep=240VEg2=200VEg=-15.6VIp=30.18mAIg2=4.80mArp=79668Ωgm=2728μSμ=217.3V/V【2本目】 Eh=2.5V, Ih=2.13A三極管接続Ep=240VEg=-25.5VIp+Ig2=30.62mAIg2=6.45mArp=2066Ωgm=2805μSμ=5.8V/V五極菅接続Ep=240VEg2=200VEg=-16.2VIp=30.15mAIg2=7.93mArp=57318Ωgm=2682μSμ=153.7V/V2本目は少しIpカーブにブレがありますが、これは個別のバラツキですね。古典多極管でたまに見かけます。動作は240Vで30mA流して7kΩ負荷で良さそうです。先日紹介したPZHとは少々異なる特性です。PZHのほうがgmが高いですね。では2A5もしくは59の類似管という印象ですね。私個人としてはヒーター電力も含めて2A5よりも若干59に近いのではないかなぁと感じました。
May 28, 2026
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UXCV11という真空管を紹介します。あまり市場に出回らない真空管なので、オークションで何も考えず落札しました。こういうのは到着してから考えます。フィラメントは2点吊りです。しっかりした構造。プレートは211のようなカーボン系ですね。7435が1974年35週を意味するのでしょうか。規格はLampes and Tubesの「UXCV11規格表」が参考になります。211を一回り小さくしたような規格に思えます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=10.0V, If=2.54AEp=500VEg=-7.6VIp=79.58mArp=2842Ωgm=4796μSμ=13.6V/V【2本目】Ef=10.0V, If=2.56AEp=500VEg=-6.7VIp=79.83mArp=2922Ωgm=4673μSμ=13.7V/V2本とも良く揃っています。状態がとても良いですね。rpが3kΩ以下なので、NFBを大前提として7kΩを負荷にプラス領域まで思い切り振るのがパワーが出やすい印象です。何よりもソケットがUX4ピンで良いことがメリットかと思います。
May 27, 2026
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TUNGSRAMのP455という真空管を紹介します。またわけのわからないものを落札しました。電極を保持する構造が凄いです。フィラメントは4点吊りです。小型管なのに4点吊りは凄いです。高い能率を求めてのことでしょうか...。規格はFrankさんの資料室「Lampes Eurpéennes - Lampes Américaines」の8ページが参考になります。2026年5月26日現在、AI検索ではこのページにある情報は無いので、もしAI検索でこの話が出てきたら私の情報がAIに食われたということになります。規格表によると、Ef=4.0VIf=0.55APd=7.5WEp=250VEg=-15VIp=30mArp=1800Ωgm=5.5mA/Vμ=10V/V他の真空管と比べるとすれば、71Aと45の間くらいでしょうか。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=0.54AEp=230VEg=-15.6VIp=22.94mArp=2193Ωgm=3748μSμ=8.2V/V【2本目】Ef=4.0V, If=0.54AEp=500VEg=-14.5VIp=22.67mArp=2357Ωgm=4152μSμ=9.8V/V230Vの-15.6Vで23mA流して7kΩ負荷で0.7Wといったところでしょう。十分過ぎる出力です。Ip特性も美しく美音のしそうな真空管であることは測定からわかりました。
May 26, 2026
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2C43という真空管を紹介します。わけもわからずオークションで落札してしまいました。未開封なので動作するか不明。どちらにせよ、動作確認してから販売している人は少ないです。1973年5月に袋が製造されたということでしょうか。1973年11月の印字は何でしょうか...」74-18との印字なので、1974年18週製造でOKなのかな。開封しました。銀メッキですね。速攻でいぶし銀になりそうです。1974年18週で袋の印字と合致しますね。規格はThe Valve Museumの「2C43」が参考になります。構造は灯台型で、上からプレート電極、グリッド電極、そしてベース部です。ベース部は、2番7番がヒーター、3番5番8番がカソード、ベースの金属部分はヒーター2番と接続されており、コンデンサーを入れてカソードに接続されているようです。ベースの金属部分は放熱効果もありそうです。規格票では最大プレート損失12Wとは書いてありますが、このままでは放熱が追い付かない印象です。C級動作ではないA級では控えめに考えたほうが良いかと思います。構造的に放熱する面積が少ないです。規格表を見る限りはグリッドをプラスまで振れますし、マイナス側にも増幅できる領域を持っています。A2級動作を考えるとゼロバイアスが無難でしょうか。etracerで特性を測定しましょう。6.3V0.9Aといえば6L6GC並です。ファンで冷やしてあげれば何とか実用になるでしょうか。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.90AEp=300VEg=1.2VIp=24.91mArp=6525Ωgm=8317μSμ=54.3V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.90AEp=300VEg=0.9VIp=24.90mArp=7877Ωgm=7128μSμ=56.1V/V6L6GC並のヒーター電力とプレート損失電力を放熱できる術がないと実用にならない印象です。ファンで冷やしてあげるのが一番簡単かもしれませんね。とりあえず電気特性としては「音が出そう」であることは測定からわかりました。めでたしめでたし。
May 25, 2026
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ARCTURUSのPZHという真空管を紹介します。とあるコレクターから譲っていただきました。ARCTURUSのPZは47同等の五極直熱管なのですが、PZHは傍熱五極菅です。7ピンのものと6ピンのものが存在するようですが、私の手持ちは6ピンです。ダブルヒーター(ダブルカソード)の構造です。直熱から傍熱へと移行する時期なので電極構造は直熱のような感じですよね。tubebooks.org の「ARCTURUS CHARACTERISTICS」を見ると、2A5と異なるようです。他メーカのデータシートなどからも拾ってきて規格を書いてみました。PZHが、2.5V,2A、rp=38000Ω、gm=3160μSPZが、2.5V,1.75A、rp=60000Ω、gm=2500μS(47同等)2A5が、2.5V,1.75A、rp=80000Ω、gm=2500μS(42同等)59が、2.5V,2A、rp=40000Ω、gm=2500μS※メーカによって規格の数値は微妙に異なっていましたが、仮にこの数値とします。とりあえずはPZHもPZも2A5も59も類似しつつも微妙に異なる真空管のようです。三極管接続の自己バイアスなら、ほぼ同じように使えそうな気もしますが...。(ヒーター電流1.75Aと2Aでは、電源トランスによってはヒーター電圧が微妙に変わってしまうかもしれませんね)59と比べるとプレートの面積はPZHのほうが大きいです。ARCTRUSのPZと比べると、電極はほぼ同じですね。ARCTRUSの42(グレー)と比べると、こちらもほぼ同じです。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=2.5V, Ih=2.00A三極管接続Ep=250VEg1=-21.6VIp+Ig2=30.03mAIg2=5.69mArp=2424Ωgm=2945μSμ=7.1V/V少し高圧のカットオフ側が持ち上がっていますが、アイドル電流が十分であれば底打ちしないと思われます。五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-11.0VIp=30.14mAIg2=5.95mArp=27659Ωgm=3149μSμ=87.1V/V【2本目】Eh=2.5V, Ih=2.03A三極管接続Ep=250VEg1=-20.2VIp+Ig2=29.78mAIg2=5.80mArp=2384Ωgm=3425μSμ=8.2V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-10.1VIp=30.18mAIg2=6.46mArp=35911Ωgm=3360μSμ=120.7V/V三極管接続で割とG2が流れるので何かしら対策が必要です。よくある手法としてスクリーングリッドにZDを噛ますというのがあります。カットオフのときに底付きしない程度の電圧ならいけそうですね。滅多に市場に出てこない(しかも2本揃っての)真空管を所有出来てとても幸運です。
May 22, 2026
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GECのZ66という真空管を紹介します。素性のわからない謎球なので買ってしまいました。まぁ、いつものことです。電極はほぼ見えません。ノイズ対策でしょうか。写真では確認できませんが、プレートは板のようなものが中心電極に向かって2枚が向かい合わせ各電極の結合量を極力少なくしている、いわゆる「ハイgmなRF用真空管」っぽい構造に見えます。規格は、Frankさんの資料室「G.E.C VALVES and TELEVISION TUBES」の3ページ「A.C; A.C./D.C, OCTALS」にZ66の規格が掲載されています。「R.F. sharp cut-off pentode」と書かれています。ヒーターは6.3V, 0.63A(一寸したパワー管くらい電力を消費しますね)gmが8.5mA/V最大Ep250V最大Esg250Vピン配置は、 1:シールド 2:ヒーター 3:プレート 4:スクリーングリッド 5:サプレッサーグリッド 6: 7:ヒーター 8:カソード トップ:コントロールグリッド1940年代後半にテレビやレーダーの受信用にMarconi-Osram Valveが開発した真空管のようです。かなり高感度な真空管であるようです。これは用途に困るやつかもしれません。とにかく測定してから考えます。さっそくetracerで特性を測定しましょう。実は5極管接続ではこんな特性でした。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.62A三極管接続Ep=150VEg1=-1.4VIp+Ig2=4.30mAIg2=0.82mArp=10820Ωgm=7305μSμ=79.0V/V五極菅接続Ep=150VEg2=105VEg1=-0.7VIp=4.16mAIg2=0.96mArp=2942372Ωgm=7016μSμ=20643.3V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.64A三極管接続Ep=150VEg1=-1.4VIp+Ig2=4.18mAIg2=0.80mArp=11153Ωgm=6716μSμ=74.9V/V五極菅接続Ep=150VEg2=105VEg1=-0.7VIp=4.11mAIg2=0.95mArp=2379266Ωgm=7259μSμ=17270.2V/V三極管接続も五極菅接続もEg1が浅いところでは特性が安定しません。とりあえず150Vの33kΩ負荷で4mA流して...。Eg1=-0.4Vより深いところで動作させることにより、増幅度も高く実用になりそうなことは確認できました。抵抗負荷となると+B電圧を高く取らなければいけないので割と難しそうです。使い方は限られますが発振に気をつければ初段1発でバイアスの深い球もスイングできると思います。
May 21, 2026
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ハードオフで「自作品アンプ」と書かれたアンプが寂しそうにしていたので、私が里親になりました。木のパネルが側面と前面に付いており、製作された前オーナーの拘りを感じます。どういう素性かは全くわかりません。回路図も付属していません。終段はロシア製6F6Sのようです。前段は印字が完全に消えていますが、構造的にTESLAのEF86と思われます。入力はRCAで、何故かRが上側です。(上L下Rがセオリーなので)出力はバナナのみ。AC電源はメガネコネクタ。中身はこんな感じ。自作なので試行錯誤の形跡がみられますが、整然と配線されています。電源トランスはゼネラルトランス製のPMC-190HGと思われます。ヒューズはシャーシに内蔵。出力トランスは多分PMF-10WSかと思われます。オレンジは使っていません。灰色線が赤色バナナ端子、青線が黄色バナナ端子NFBが掛かっていないようです。回路全体を見ていませんが、もしかしたら終段プレートから前段にNFBを掛けているかもしれません。とりあえずは黒~赤の端子を使って7kΩ:8Ωで使う感じですね。ジョン・ダウランド(1563年~1626年)の作品を聴きます。美しい響きです。VRに若干のガリがありますが、目一杯にしておけばOKでしょう。音質的には申し分がなく、作られた前オーナーのコンセプトのまま(弄らずに)使う方針としました。前オーナーの力作です。大切に受け継ぎたいとお思います。
May 14, 2026
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Cossorの41MXPという真空管を紹介します。よくわからず買ってしまいました。グリッドに四角い放熱器。これは4極菅を三極管接続したものですね。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースが参考になります。ちょっと待ってください、ペラ紙1枚ですか?最大プレート電圧200V。Normal動作150Vと書いてありますね。ただ、ネットで製作記事をみると200Vで使用している例が多いです。200Vで40mAが最大定格とするとプレート損失8Wそこそこですか。a Direct Heating Triode blog「41MXP SE amplifier Part 1」の記事も興味深いです。etracerで特性を測定しましょう。とりあえず200Vの30mAで。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.17AEp=200VEg=-17.2VIp=32.01mArp=1913Ωgm=3876μSμ=7.4V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.14AEp=200VEg=-13.1VIp=29.45mArp=1846Ωgm=5142μSμ=9.5V/V製造のバラツキでしょうか、特性にバラツキがありますね。どちらもエミッションは十分ありそうなので製造のバラツキに思います。41MXPは市場価格が割と高いので、何本も買ってペア組みするわけにもいきませんね...。直線性はお世辞にも良いとは言えません。世の中にはTV受像器の偏向用に敢えてこのような特性にしているものもありますので、これはこれで設計上の「個性」だと思います。負荷は7kΩくらいが良さそうです。Ep200Vで0.7Wくらいは出そうです。
May 7, 2026
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VISSAUXのA.710(A710)という真空管を紹介します。欧州の真空管ですが、アメリカ的です。アメリカのVT25のようですよね。フィラメントは2点吊り。良い造りです。普通に「10」とプリントされています。R6は何の番号でしょうか?ベースにはB7という刻印。10族ですが、ベースは欧州のB4です。箱はこんな感じ。良い状態です。「Lampe pour amplificateur A.710」と書かれています。フィラメントはオキサイド系なので、いわゆる10族でも7V管かもしれません。とりあえず7Vと仮定して進めます。etracerで特性を測定しましょう。7.0Vと低目の6.7Vで測ってみました。取り敢えず、Pdは12Wのラインとしました。【1本目】Ef=7.0V, If=1.03AEp=400VEg=32.3VIp=20.15mArp=3800Ωgm=2143μSμ=8.1V/VEf=6.7V, If=0.97AEp=400VEg=32.1VIp=19.64mArp=4057Ωgm=1965μSμ=8.0V/V【2本目】Ef=7.0V, If=1.12AEp=400VEg=32.1VIp=20.05mArp=3977Ωgm=2017μSμ=8.0V/VEf=6.7V, If=1.08AEp=400VEg=31.9VIp=20.03mArp=4108Ωgm=1972μSμ=8.1V/V因みに6.5V以下では温度が低すぎるのか一寸安定しませんでした。6.7Vでもgm低下が目立ちます。6.7V以下では余裕が無さそうです。rpは10族らしく高いですね。因みに400V20mA、14kΩ負荷で最大出力1.3W歪率2%。欧州B4ベースで普通に差し替えができないため、不便といえば不便です。ちょっと珍しい球が欲しい人向けかなという印象です。
Apr 8, 2026
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ELECSONのP30という真空管を紹介します。多分、フランス製とは思いますが、素性が全くわかりません。ネーミングからして30Wのプレート損失かとは思いますが、今回の測定は20Wと仮定しておきます。前オーナーからは「フィラメントの色味から2V管と思われる」とのことでしたので、とりあえずそれに従います。ベースも特殊で、どのソケットにも合致しません。ピンアサインも全くわからないままですが、バルブの奥を覗きながらようやく探し当てました。etracerで特性を測定しましょう。フィラメント点灯。Ef=2Vで5Aくらい食います。フィラメントがたわんでいますが、グリッドにタッチせずギリギリいけます。フィラメントは1点吊りのΛ型です。【1本目】Ep=250VEg=49.0VIp=49.50mArp=1522Ωgm=1876μSμ=2.9V/V負荷は5kΩくらいが良さそうです。バイアスが深いですね。その割にrpが高い。gmも当然低いです。しかしこういう効率の悪さも古典球の魅力のひとつです。【2本目】残念ながらIpが流れませんでした。ピンのハンダをやりなおしましたが変化無し。どこかで断線しているのか、本当に駄目なのか...。バルブ内壁のゲッターは劣化していなくても、電流が流れない真空管って希にありますよね。モノラルで使うしかなさそうですね。そもそもコレクターズアイテムですし。
Mar 22, 2026
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Raytheonの50という真空管を紹介します。Rayでミニ50は初めて見ました。SYLVANIAの50という真空管(ST16型)との違いが気になりますね。箱は、定番のRay箱。電極はセラミックでサポートされています。SYLVANIA同様に円筒型のグリッド放熱器。そっくりです。SYLVANIAの50と比べてみます。グリッドの放熱器など似ていますが、バルブは長めで、プレートのコーティングがRaytheonのほうが艶消しです。電極の金型が同じで、メーカーの考えが異なるだけでしょうか...謎ですね。etracerで特性を測定しましょう。400Vで50mAほど流れるところを測ります。【1本目】Ef=7.5V, If=1.19AEp=400VEg=-68.8VIp=50.12mArp=1586Ωgm=2496μSμ=4.09V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.20AEp=400VEg=-65.6VIp=49.99mArp=1764Ωgm=2233μSμ=3.9V/Vバルブも電極もVT-52のような真空管ですが、特性はれっきとした50です。似たような造りなのでコストは抑えられると思います。この頃の50はメインストリームにあったのでしょうか、それとも既に保守品目になりつつあったのでしょうか。気になりますね。
Mar 21, 2026
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SYLVANIAの50という真空管を紹介します。いわゆる「ミニ50」と呼ばれ、ST16型バルブに収まっているタイプです。セラミックサポートで電極が支えられています。グリッドに筒状の放熱器が付いています。VT-52と比べてみました。バルブのサイズはほぼ同じ。電極は全く同じ形ではありませんが、とても似通っています。この時代の製造法の主流だったのかもしれませんね。etracerで特性を測定しましょう。400Vで50mAほど流れるところを測ります。【1本目】Ef=7.5V, If=1.19AEp=400VEg=-65.8VIp=50.03mArp=1800Ωgm=2186μSμ=3.9V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.12AEp=400VEg=-66.6VIp=50.20mArp=1844Ωgm=2084μSμ=3.8V/V良好な特性です。美しいです。太管が好まれる50ですが、小柄なバルブに収まった50も魅力的です。
Mar 20, 2026
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Western Electricの268Aという真空管を紹介します。こういう変な真空管をついつい集めてしまいます。フィラメントは二重の螺旋状です。いかにも送信管という感じですね。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「Western Electric 268A」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=5.0V, If=3.47AEp=450VIg=26.9VIp=35.mArp=5431Ωgm=1082μSμ=5.9V/V【2本目】Ef=5.0V, If=3.40AEp=450VIg=26.8VIp=35.08mArp=5680Ωgm=1074μSμ=6.1V/V50V付近での大電流域に山がありますが、このあたりは使わないと思うので大丈夫です。rpが高いですね。450Vなら10kΩ負荷で使うのがパワーは出そうです。もう少し高圧で使うなら14kΩ負荷になります。ネガティブバイアス(マイナスバイアス)でも十分ですが、プラス(ポジティブ)側も使って目一杯振ればそこそこ出ます。どちらにせよNFBを深くかける必要がありそうです。
Feb 21, 2026
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RCAの8005という真空管を紹介します。フィラメントは2点吊り。グリッドに放熱板が付いています。この部分がゲッタですね。規格は、Frankさんの資料室「RCA 8005」規格表が参考になります。10V3.25Aですが、実測3.5Aくらいです。眩しいです。このバルブサイズでこのフィラメント電力はアンプを作るときの熱設計が難しいと思います。少しカメラの感度を落とすとフィラメントの姿が確認できます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】10.0V, 3.67AEp=500VEg=+5.0VIp=90.54mAIg=0.39mArp=3972Ωgm=4800μSμ=19.1V/V【2本目】10.0V, 3.64AEp=500VEg=+5.0VIp=91.50mAIg=0.37mArp=3906Ωgm=4635μSμ=18.1V/V5k~7kΩの負荷が良さそうですね。バイアスはゼロバイアスで良さそうです。rpは高いのでNFBは必須のような印象です。
Feb 18, 2026
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7905という真空管を紹介します。オークションで8本買いましたが、とりあえず2本を取り出しました。規格はFrankさんの資料室「RCA 7905」規格表が参考になります。該当する類似管は無さそうですね。プレート損失は10Wあります。6AQ5と6BQ5などの仲間的な位置づけで考えて良いかもしれません。ただし直熱管なので、6AQ5や6BQ5とは扱いが全く異なります。規格表によるとC級動作の送信管のようですが、音声A級動作も記入されています。Ep=200V, Eg2=180V, 36mA動作とかいてあるのでPd=7.2W動作ということですか。フィラメント(6.3V0.65A)のセンターはありますが、規格上は3.15Vは無いです。あくまでセンタータップなのでしょうが、多分3.15Vでも使えます。2点吊りのようですね。幅広のバネで吊っているのでしょうか。フィラメントが垂直に4本並んでいて綺麗です。使用感についてはA2 Laboratory「7905」で紹介されており、かなりの実力派のようです。etracerで特性を測定しましょう。7.5W程度のプレート損失あたりで見てみましょう。電圧は一寸攻めてみますか。【1本目】三極管接続Ep=250VEg1=-15.6VIp+Ig2=30.05mAIg2=1.11mArp=1785Ωgm=5279μSμ=9.4V/Vビーム菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.1VIp=30.31mAIg2=1.23mArp=65354Ωgm=6057μSμ=395.8V/V【2本目】三極管接続Ep=250VEg1=-13.8VIp+Ig2=30.35mAIg2=2.17mArp=1804Ωgm=5706μSμ=10.3V/Vビーム菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-6.8VIp=29.79mAIg2=2.79mArp=93340Ωgm=5582μSμ=521.0V/Vビーム管らしい肩の張った特性だと思います。三極管接続も比較的綺麗ですね。プッシュプルのほうが適しているように感じましたが、もちろんシングル(三結で0.9W、ビームで1.6W)でもよさそうです。バラツキは結構ありますが、手持ちに8本もありますので容易に選別できそうです。真空管はバラツキ対策として、買えるときに沢山買っておくとペア組みしやすくなります。(笑)
Feb 8, 2026
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TELEFUNKENのRENS1374dという真空管を紹介します。メッシュプレートの真空管です。メッシュのプレートです。メッシュプレートが珍重されますが、メッシュの優位点は本当にあるのでしょうか。UF5ピンで、センターピンはカソード、サイドにスクリーングリッド端子です。規格はFrankさんの資料室「RENS1374d」規格が参考になります。etracerで特性を測定します。ヒーターは暖まりきるまで1分くらいかかります。【1本目】三極管接続Ep=220VEg1=-13.0VIp+Ig2=23.98mAIg2=4.86mArp=4285Ωgm=2109μSμ=9.0V/V五極菅接続Ep=220VEg2=250VEg1=-13.2VIp=23.87mAIg2=6.24mArp=76394Ωgm=1766μSμ=134.9V/V少しエミッションが落ちてますね。ただし、Ipカーブが倒れる程ではないので、三極管接続であればほぼ問題無く使えそうです。【2本目】三極管接続Ep=220VEg1=-13.9VIp+Ig2=24.04mAIg2=5.54mArp=3200Ωgm=2757μSμ=8.8V/V五極菅接続Ep=220VEg2=250VEg1=-14.7VIp=23.85mAIg2=7.38mArp=73634Ωgm=2317μSμ=184.5V/V全体的に使いやすい真空管だとは思います。何よりもメッシュプレートというのは個性的で魅力があります。
Feb 7, 2026
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T40という真空管を紹介します。オークションにずっと売れ残っていますね。確かに扱いやすいとは言えないですし、海外の富裕層コレクターの目には駄球に見えるでしょう。(笑)規格はW5JGVの資料室「Taylor」とhttps://www.ase-museoedelpro.org/Museo_Edelpro/Catalogo/tubes/docs_pdf/t40_taylor.pdf「T40」が参考になります。ポジティブバイアス(グリッド電圧をプラス側メイン)で使う真空管です。簡単なCR結合ができず、厄介ですね。etracerで特性を測定しましょう。ちょっと控えめな設定で。【1本目】Ep=420VEg=+13VIp=54.90mAIg=2.49mArp=8012Ωgm=2870μSμ=23.0V/V【2本目】Ep=420VEg=+13VIp=54.90mAIg=2.49mArp=8012Ωgm=2870μSμ=23.0V/V420V55mA7kΩで6W程度。(下のロードライン)あるいは450V50mA10kΩで7W程度でしょうか。
Feb 3, 2026
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TUNGSRAMのO15/400という真空管を紹介します。なんだかわからずに入手しました。悩んだら買え。いや、「悩む前に買え」が基本です。(笑)トップに印字があります。TUNGSRAMO15/4004V 400VRE604類似ではありません。電気特性は全く異なります。Frankさんの資料室「O15/400」規格表が参考になります。プレート損失は15Wで400Vまで使えるということですが、どうなんでしょう。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=1.04AEp=320VIg=-28.0VIp=35.22mArp=1727Ωgm=4389μSμ=7.6V/V【2本目】Ef=4.0V, If=1.04AEp=320VIg=-28.0VIp=32.07mArp=1754Ωgm=4327μSμ=7.6V/V2本とも綺麗に揃ったマッチドペアです。ここまで綺麗に揃っていると気持ち良いですね。320V35mAの7kΩ負荷で2Wくらいですが400V30mA10k負荷ならもっといけるでしょう。静かに音楽を楽しむなら十分すぎます。なかなか魅力的な真空管です。
Jan 26, 2026
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ST型のTC05/25が手持ちにあるので測定しました。以前紹介したTC05/25の茄子型は一寸エミ減気味でしたが、今回はMINTコンディションです。 タフそうな佇まいです。規格はFrankさんの資料室「PHILIPS TC05/25」が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。450Vの45mAあたりで合わせます。【1本目】Ep=450VEg=-15.1VIp=44.93mArp=4119Ωgm=2003μSμ=8.3V/V【2本目】Ep=450VEg=-13.7VIp=44.87mArp=3998Ωgm=2247μSμ=9.0V/V送信管らしい特性だと思います。悪く云うとオーディオでは扱いづらいというか。
Jan 25, 2026
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HEINTZ AND KAUFMANの54(HK54)という真空管を紹介します。わけもわからず衝動買いしました。規格はFrankさんの資料室「HK54」規格表が参考になります。マイナス領域が殆ど無い球です。GAMMATRONと書いてありますが、グリッドレス増幅管ではありません。普通の三極管です。ここでのGAMMATRONはHEINTZ AND KAUFMANのブランド名と思ってよいかもしれませんね。フィラメントが煌々と灯ります。グリッドは上から下に縦縞のように張ってあります。etracerで特性を測定しましょう。規格上のプレート損失は50Wですが測定のライン(オレンジ色の点線)は40Wに設定しました。【1本目】Ep=400VEg=+19VIp=60.40mAIg=4.80mArp=10082Ωgm=2646μSμ=26.7V/V【2本目】Ep=400VEg=+23VIp=60.64mAIg=5.12mArp=10508Ωgm=2126μSμ=22.3V/V【3本目】Ep=400VEg=+21VIp=60.09mAIg=4.38mArp=10219Ωgm=2171μSμ=22.2V/V【4本目】Ep=400VEg=+26VIp=59.52mAIg=5.08mArp=11528Ωgm=2122μSμ=24.5V/V400V時に5~7kΩの負荷で3~4Wくらいは余裕で出そうですす。ネットの製作記事を見ると300Vでロードラインを立てて使っているようですね。興味深いです。ただ、ネットの製作記事だとマイナス領域が振れないのではと思います。どちらにせよ使いにくい物を買ってしまったなぁ...と思うのでした。
Jan 24, 2026
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800という真空管を紹介します。カッコいいですよね。RCAとDeForestの印字が見えます。RCAがDeForestを吸収合併した時代でしょうか。しっかりした造りです。規格は、Frankさんの資料室「RCA 800」規格表が参考になります。プレート損失35Wです。(プレート変調C級で23Wとも書かれていますね...謎です)フィラメントは螺旋。etracerで特性を測定しましょう。450Vの45mAなのでプレート損失20Wくらいになります。送信管をオーディオ用のA級で使うなら最大プレート損失の6~7掛けかなと思っています。【1本目】Ep=450VEg=+7.0VIp=54.49mAIg=1.01mArp=6810Ωgm=1909μSμ=13.0V/V【2本目】Ep=450VEg=+7.0VIp=55.35mAIg=1.03mArp=6518Ωgm=2071μSμ=13.5V/V100Vの高電流時の膨らみは謎ですが、ここまで振って使うことは無いと思います。なかなか素直な特性ですが、どちらにせよマイナス領域のみでは一寸使えないです。
Jan 20, 2026
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PHILIPSのTB1/60という真空管を紹介します。随分前にオークションで手に入れました。真空管(Electron tube) 規格表データベース「TB1/60」規格表を見るかぎりは、前回紹介した4304CBのUXベースのものと考えて良さそうです。プレートはカーボン系です。4304CB同様に螺旋のフィラメントです。etracerで特性を測定しましょう。4304CBと全く同じ設定でいきます。【1本目】Ep=450VEg=-5.2VIp=55.00mArp=4412Ωgm=2628μSμ=11.6V/V【2本目】Ep=450VEg=-6.1VIp=55.00mArp=4376Ωgm=2463μSμ=10.8V/V【3本目】Ep=450VEg=-5.0VIp=54.88mArp=4443Ωgm=2538μSμ=11.3V/V測定結果から前回紹介した4304CBのUXベース版(4304B同等)と考えてよさそうですね。プレートの構造は異なりますが特性はほぼ同一です。
Jan 13, 2026
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4304CBという真空管を紹介します。左側が自分で買ったSTC。右側が知人から譲り受けたITTです。不思議な魅力を持つフォルムです。3方向へ伸びる放熱フィンがあり、送信管らしい佇まいです。印字。STCとITTです。製造時期というより、保守用保管品が社名変更により印字を打ち直しているようにも感じます。ITTの頃(1960年代~)に4304CB製造していたとは思えないのですが、どうなんでしょうね...。半分のフィラメント電圧で撮影しました。フィラメントは螺旋ですね。この形を保てるのが不思議です。型番が色々あるようで、The Valve Museum「4304CB」規格によると、8019 BW11 CV315 CV1062 CV1252 CV1288 CV1619 DET12 NT58 TSW50/A TY1-50 VT62などの型番もあるそうですね。規格によると7.5V3.25Aのフィラメントで1000V掛けられプレート損失も50Wあるようです。ただしそれはC級やB級動作であって、オーディオのA級動作ではそうもいきません。30~35Wと考えたほうがよさそうです。etracerで特性を測定しましょう。プレート損失のラインを30Wにしました。450Vの55mAですから25Wくらいでしょうか..。【1本目】STCEp=450VEg=-5.5VIp=54.94mArp=4327Ωgm=2629μSμ=11.3V/V【2本目】STCEp=450VEg=-4.7VIp=54.94mArp=4429Ωgm=2627μSμ=11.6V/V【3本目】ITTEp=450VEg=-7.0VIp=54.99mArp=4164Ωgm=2756μSμ=11.5V/V【4本目】ITTEf=7.5V, If=3.08AEp=450VEg=-6.2VIp=54.93mArp=4251Ωgm=2488μSμ=10.6V/Vやはりグリッドがマイナス領域だけですと能力が発揮できない印象です。因みに450V55mAで7kΩ負荷と500V50mAで10kΩ負荷のときのグラフです。高圧部品を使いたくないならこれくらいでいいのかなと。7kΩのトランスなら入手しやすいので、低い電圧での運用も悪くないかもしれません。もちろん、rpの3倍のセオリーから外れますし低電圧大電流動作は動作的に好ましくないような話も聞きます。また、佐久間駿氏も「高圧のほうが繊細で良い音がする」と仰っていました。どちらにせよrpの高い真空管ですからNFBは大前提だと思います。
Jan 12, 2026
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LUXMANの8045Gという真空管を紹介します。秋葉原の真空管ショップで安い中古があったので買ってみました。なんか、「私の前世は水平偏向管でした」という佇まいです。放熱板が多く取り付けられています。8045GはLUXMANが自社アンプ用にNECに製造を依頼したとか。8045Gを使ったアンプキットもあったようです。オーディオの足跡「LUXKIT A3000」が参考になります。ゴリッゴリにマルチループフィードバックを掛けて超低歪み率を達成しているようで、実用領域で0.1%以下を保てるということは結構強引な負帰還で歪を抑え込んでいます。1975年はまだ何でも低歪率が賞賛される時代でしたので、このような方式だったのかと思われます。どの真空管を使っても同じ音しか出ない印象ですね。(笑)そしてその8045G。忘れもしない、小学5年生の夏、初歩のラジオ9月号を書店で買ってきました。そして、目に飛び込んできたのが藤本伸一氏の記事。何と立派なアンプなのだろう!こんなアンプで音楽を聴いたらさぞ素晴らしいだろう...。幼い少年はその記事に載った写真を羨望の眼差しで見つめるのでした。8045Gについては電子系DIYと真空管「真空管 8045G、「最後の」 オーディオ用 大型三極出力管」が参考になります。8045Gについて更に調べてみると...プレート損失は45Wあるものの、発熱による能力低下も指摘されています。何もしなくても6.3V2.5Aのヒーター電力(約16W)を消費する真空管ですし、その割りにバルブはコンパクトに思えます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ep=300VEg=-53.7VIp=89.55mArp=503Ωgm=8945μSμ=4.5V/V【2本目】Ep=300VEg=-48.7VIp=89.16mArp=518Ωgm=9736μSμ=5.0V/V中古品なので多少バラツキがありますが、左右の音量が変わるほどではないでしょう。それにしても300Vで90mA流し3.5kΩの負荷で6Wも出ます。恐ろしいです。直線性はあまり良くないですが、前段次第で歪率は改善できるかもしれません。
Jan 10, 2026
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VALVOのLK4200という真空管を紹介します。実はF410という真空管の同等管だそうです。購入したものは、製造ロットが異なり、ゲッターの位置が異なります。上までゲッターが乗っているフィリップスっぽいほうはVALVOの印字。もう片方は印字無し。ベースも異なります。この電極の保持がカッコいいです。RTのF410と見比べてみましょう。左がVALVOのLK4200、そして右がRTのF410です。プレートの表面処理は異なりますが、金型は同じようですね。グリッドの長さが異なります。LK4200はフィラメントが3点吊り。そして、中点を絶縁材を通して下に持ってきているようです。N型フィラメントをパラにしている感じでしょうか。フィラメントは明るめなんですよね。ここはPX25などと明らかに異なる部分です。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=2.24AEp=550VEg=-35.8VIp=38.05mArp=2256Ωgm=4293μSμ=11.0V/V【1本目】Ef=4.0V, If=2.25AEp=550VEg=-35.0VIp=38.24mArp=2746Ωgm=3967μSμ=10.9V/V500~550Vが最も直線性を活かせるところに感じますが、500Vで35~40mAあるいは低目の450Vで40~42mA程度、そのあたりが無難かと思います。負荷は10kΩが良さそうです。rpが高い真空管なのでNFBは必須と思われます。F410(BF25)やKL4200はPX25と異なり、rpが2倍ほどあり扱うプレート電圧も異なります。ちょっと使いづらさはあるものの、これはこれで魅力的です。
Jan 4, 2026
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M.P.PEDERSENのU4ABとELEKTROMEKANOのM7を何とかしなければいけないということで、アンプを作りました。無線と実験2023年10月号を参考にしました。実際の動作に合わせて少し変更しています。(それなりに熱くなる抵抗はワット数が一回り大きめにするとか)初段(五極管接続)はEF86、ドライバ(カソードフォロワ)はCV4055です。U4ABとM7はポジティブバイアス(プラスバイアス)で使う真空管なので、普通にカップリングコンデンサで切る回路とは異なり複雑で面倒です。まずは、M.P.PEDERSENのU4ABです。シャーシの上に出ているツマミ(というか多回転VRの軸)でバイアスを調整します。記事では30mAですが、私は24~25mA(プレート損失でいうと8W程度)にしています。30mAは割と規格ギリギリですし、そこまでしてパワーを必要にしないからです。24mA程度でも結構熱くなりますし..。そして、ELEKTROMEKANOのM7です。こんな感じです。ELEKTROMEKANOの銘板はかっこいいですね。うっすらと傾向が見えます。最適なバイアス電圧が若干違うので、表側に調整VRを取り付けて良かったです。電流系が付いているのは少々格好悪いですが、完全な同等管ではない類似管を使用する場合は、このような電流モニターは必須に思えます。因みに電源オンから15秒程度で立ち上がります。電流が落ち着くまでは5分くらいでしょうか。そこまでは1mAくらい動きます。さて、音ですが...聴いてみると、若干ですが低域というか全体的な緩さを感じますが、気になるほどではありません。高rpの真空管ですが、NFBをあまり深くすると面白みの無い音になってしまいます。どのような真空管でも或いはアンプでも得手不得手はあります。それに合った音楽を聴けば良いし、その音楽に合ったアンプに切替えれば良いだけです。つまり、アンプを沢山持つことは幸せってことですよ。音量に関しては十分です。1~2Wもあれば93dB以上の能率のスピーカー(私はEMS社の励磁型30cmフルレンジ)でしたら相当大きな音になります。ましてや私は割と静かに(小音量で)音楽を聴いているので、せいぜい0.3Wくらいでしょう。透明感がありつつも、ふくよかさのある柔和な音色は、静かなピアノ曲や宗教音楽、あるいはリュート音楽などに合うと思います。それはまるで音楽に包み込まれるような感覚です。とても優しい音です。まぁ、そんなことはさておき、好きな真空管で音が出るのは幸せってことですよ。
Jan 2, 2026
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RAYTHEONのER48という真空管を紹介します。気がついたら枕元にありました。サンタさん、ありがとう!!ボックスプレート、そして4ピラー。PHILCOの48と比べてみます。RAYTHEONのほうが電極の丈が短く分厚いです。キャビトラップを比べてみます。左がRAYTHEONの48、右がPHILCOの48です。キャビトラップの深さはそれほど違わない印象です。僅かにRAYが深いかな程度。とにかくプレート自体はRAYTHEONが圧倒的に厚みがあるので、各電極の間隔は全く異なると考えられます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】三極管接続Ep=125VEg1=-37.3VIp+Ig2=52.07mAIg2=7.53mArp=678Ωgm=3013μSμ=2.0V/V四極管接続Ep=125VEg2=96VEg1=-21.8VIp+Ig2=52.09mAIg2=8.04mArp=10655Ωgm=3196μSμ=34.1V/V【2本目】三極管接続Ep=125VEg1=-35.2VIp+Ig2=52.21mAIg2=7.42mArp=696Ωgm=3072μSμ=2.1V/V四極管接続Ep=125VEg2=96VEg1=-20.4VIp+Ig2=51.95mAIg2=7.70mArp=10070Ωgm=3386μSμ=34.1V/Vまるで五極菅のような綺麗な特性ですね。因みにPHILCOはこれ。完全に四極管の特性です。ゴリゴリにダイナトロン特性が出ていますね。これはもう電極の設計時点で全く異なるものであるといえます。型番が同じであっても、同じ特性であるとは限らないということです。つまり、「真空管を沢山持つことは良いことだ」ということです。
Dec 25, 2025
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HYTRONのVT-52(JAN-38142)という真空管を紹介します。VT-52は何本か持っていますがJAN-38142のプリントのものは持っていませんでした。バルブ下部のシェイプが他のVT52と異なっています。くびれていますよね。しかし、ネットで画像検索してみると、くびれていないものも存在するようです。箱はこんな感じ。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.6VIp=32.93mArp=1655Ωgm=2157μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-51.2VIp=32.74mArp=1686Ωgm=2129μSμ=3.6V/V【2本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.3VIp=32.88mArp=1582Ωgm=2291μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-50.8VIp=32.90mArp=1612Ωgm=2270μSμ=3.7V/V言うまでも無く大変良好な特性です。美しいカーブですね。特性的には使いやすそうではありますが、フィラメント電圧7Vはどうなのでしょう。これは少々使いづらさを感じるかもしれませんね。
Dec 21, 2025
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電動コーヒーミルを買いました。エスプレッソ用にコーヒー豆を挽くのに手動だと物凄く労力が要るからです。一番左がコマンダンテ。(昔、まだ3万円くらいだった頃のもの)真ん中がエペイオスの350台限定モデル。イタルミル社(イタリア)製造の6枚刃を搭載。そして右が今回買った500台限定モデル。「鬼刃」といわれる新開発の10枚刃。条件は、・電源コード不要・エスプレッソ用からアメリカンプレスまで細かさを指定できる・テーブルで場所をとらないで、購入したのはこれ。【手動・電動2WAY対応】 Epeios コーヒーミル Essence DUO "Art de Paris" 限定コラボセット 80段階挽き目調整 ステンレス刃 10枚刃 鬼刃 コニカル式 極細挽き 粗挽き エスプレッソ コーヒーグラインダー 手挽き 珈琲 コーヒー豆ミル価格:42,900円(税込、送料別) (2025/12/14時点)楽天で購入とてもおしゃれなのですが、余計な付属品が多いです。電動なんだから手動のハンドルとか要らないし。もう少しシンプルなほうが...。でも可愛い。旧モデルよりモーターが小型化したそうです。試しにエスプレッソ用のほぼパウダーのような挽き目を多めに挽いてみました。良い感じ。挽き終わるまで時間が掛かります。一般的な手挽きミルの38mm刃なので。しかしこれが50mm超えになるともっと速いですがモーターも大型になり高価なので一般家庭の台所のテーブルに置くには一寸無理があります。挽いている時間に他の準備をすれば良いということで。
Dec 14, 2025
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LCR型フォノイコライザーを作ってみました。基板はEMISUKEさんのものです。随分前に購入しておいた±15V電源を組み合わせケースに入れました。初段はAD797BRZ、終段は随分前に買って放置していたAD797ANZです。AD797の音が好きというわけではなく秋月に売っているからという理由です。AD797BRZはローノイズ品ということで今回は初段用に新たに買いました。フォノイコライザー基板はデュアルオペアンプ用になっているので、シングルオペアンプをデュアル化するアダプタを使っています。ゲイン1倍の終段にAD797ANZを挿したのが心配ですが、無音状態でザーっというノイズが聞こえないので大丈夫そう。漠然と聴くかぎり大丈夫そうですが、それでもAD797はデータシートを見る限りは神経質なところがあるので、もう少し鈍感なオペアンプに交換する予定です。時間があるときにオシロスコープで確認しながら作業したいと思います。早速レコードをかけてみましょう。もう少し捻って誰も知らないような盤をかけようと思いましたが、誰でも知っているものを。なかなか良いです。バーニー・ケッセル、いいですよね。大きなコイルが使われているというと見た目から何となくエッジの甘い大味なイメージなのですが、決して甘い音はせず輪郭がしっかりしています。それでいて聴きやすい。「必要な情報を大袈裟にすることなく必要なだけ伝える」という印象です。「普通に良い」フォノイコです。この「普通に良い」が飽きずに最も永く使える物ではないかと考えています。
Dec 13, 2025
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