つれづれに Ika-t

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2010.01.03
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年末にNHKで放映されていた「坂の上の雲」……なかなか面白いドラマでした。日露戦争当時の海軍参謀、秋山真之が主人公に、真之の兄の好古、幼なじみで俳人の正岡子規の3人を軸に展開される物語で、明治という時代を生きた人たちは、日本の未来に希望を抱き、そして、自らの可能性に大いに挑戦していたということが、実感できるドラマです。

坂を一気に駆け上るようなスピードがあり、スケールの大きさを感じます。しかしながら、このドラマ、昨年末から始まり、年末だけの放送で、3年がかりで全話をやるという予定らしく、せっかく面白くなってきたのですが、この続きは今年の年末ということで、1年近くも待たないといけません。もちろん、終わりの方は、バルチック艦隊を破った、日本海海戦も描かれるでしょうから、とても楽しみなのですが、それは来年の年末……、気長に待つしかないですね。

続きが今年の年末ということなので、その間に原作を読んでしまおうと、司馬遼太郎の原作を購入しました。司馬遼太郎の傑作として有名な作品ですが、大作です。文庫本で8巻……、それでも少しずつ読んでいけば、今年の年末、いや遅くとも来年の年末ぐらいには読み終えているでしょう。

司馬遼太郎の作品と言えば、よく大河ドラマの原作になって、映像化されてきましたが、この「坂の上の雲」だけは、スケールが大きく、絶対に映像化は無理だとされてきたらしいです。生前の司馬遼太郎もこの作品の映像化だけは許さなかったようです。

明治の40年間は、維新に始まった日本が、列強の一つであるロシアに勝利するまでに駆け上るのですから、それは世界史上でも奇跡に近いことです。それを今まであまり取り上げることが出来なかったのは、近隣諸国への配慮でしょうが、やはり、しっかりと描いておく必要はあると感じます。

約40年で、小さな島国に過ぎなかった日本が列強の仲間入りをするわけですから、それを成し得た人たちは、とても頑張ったでしょうし、我々が思いもしなかった知恵を巡らせたはずです。私も歴史は結構好きなのですが、明治を扱った作品は、あまり知りません。

確かに、日清、日露と続く戦争への道は、その後の太平洋戦争の敗戦につながるのでしょうが、列強の侵略を防ぎ、そして日本が坂を駆け上るがごとく、押し上げた人物たちを描く今回のドラマは、私にとっては興味があります。

ドラマの第2部は年末なので、それまでに司馬遼太郎の原作を読んで、しっかり予習したいと思います。





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最終更新日  2010.01.03 21:30:23
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