出産の内祝が届いた。
「恵子」 と書かれていた。
「子」のついた命名に、新鮮さを感じた。
以前、「名前を付けてほしい」と頼まれたことがある。
私にとっては初めての経験で、子供に一生ついてまわる名前を決めなければならない
プレッシャーに駆られ、参考になりそうな書籍を多く購入した。
読めば、姓名学という学問があり、画数や吉数が人の運命を左右するほどの
超自然的力があるという。さらに名前を変えることにより運命もをも変えることが
不可能ではないと記されていた。
名付けの親の責任は重大ということ。
たじろいだ。
結局、翌日丁重に辞退した。
さて、「恵子」の下に
「喜びという恵みをこの子からもらいました。恵みを与えられる人に成長してほしいです」
と書かれていた。