今が生死

今が生死

2018.10.31
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カテゴリ: 生き方
まだ先だと思っていた平均寿命まであと数年になってしまった。あれもしたい、これもしたいと思ってもあと数年ではとてもできない。いくつかに絞って取り組んで行かなくてはと思っている。
死んだ後のあの世について考えることもある。一般に死後の世界は天国と言われこの世の苦しみから解放されて安心の所と言われるが本当にそうであろうか?死後の世界で遭遇する人達は大半はこの世でかかわった人達である。この世で意地悪したり苦しめたりしたらあの世ではいじめられるかもしれない。宗教によってはその教えに忠実に生きたらその宗教のために人を殺しても自分が死んだ後却って祝福され美味しいものや美人に囲まれて幸せに暮らせると教えている。私はそんなことは絶対ないと思う。殺された人たちはその人が死んで天国に上がってくるのを待ち構えていてその人がしたと同じ苦しみをその人に与えると思う。こんな当たり前のことも分からなくさせてしまうのだから宗教は恐ろしい。中東における残酷な現実の大半はそれが原因である。私はシュバイツァーの伝記を読んで自分もアフリカで苦しんでいる人達のお役に立ちたいと思って医師になったが最近ではシリアを中心とする中東の人たちの苦しみが私の心を占めている。あの人達を何とか幸せにしてやりたいと願っているが対象があまりに大きく、その具体的な方法も定まっていない。カウントダウンを迎えた今、彼らのために何もできなくて死んでいくのかと思うと無念である。世界は広い、アフリカや中東に心を注ぐのは大切なことだが、自分の身の回りも大事である。生きる目的に金持ちとか名誉とかを掲げる人もいるが自分は人間として大事なこと、大慈悲の精神で生きれるようになることを願ってきた。今の時点で我が身を振り返りとてもとてもの現実に愕然とする。これから数年ではとても到達できそうもない。でも死ぬまではそれを目指して生きて行こうと思う。





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Last updated  2018.10.31 18:40:38
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