今が生死

今が生死

2020.12.18
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カテゴリ: 健康


75才男性、6月15日に意識なく倒れているところを発見されて救急病院に搬送されて脳塞栓と診断され機械的に血栓除去術を行い広範囲の脳梗塞を回避できたが重度の左片麻痺と嚥下障害は残存しリハビリ目的で7月20日に当院に転院してきた。食事が食べられないので鼻管栄養をしており、左手、左足は麻痺して全く動かなかった。脳梗塞でもその程度は様々で数週間のリハビリで支えてやれば歩行できるようになる人もおり、食事が食べられるようになる人もいる。しかしこの患者さんの障害は極めて高度でいくらリハビリしても歩行は勿論口から食べられるようになることはないだろうと見なされていた。ゼリーを一口含ませてもすぐむせてしまい誤嚥性肺炎の危険があった。しかし本人は何とか声が出せるので回診の度に不自由な言葉で「食べられるようになりたいと」訴えてきた。その可能性はまずないと思いながらも「あせらず気長に訓練していきましょう」と答えてきた。所がである。5カ月たった現在ゼリーが少し食べられるようになってきたのである。今は昼のみ食べさせてみているがこの調子ならそのうちに朝も夜も含めて3食とも食べられるようになる可能性がでてきた。奇跡である。セラピストも医師も看護師もまず無理と思っていた人が5カ月たって食べられるようになったのである。驚きと喜びで一杯である。諦めてはいけないと思った。全くダメだと思われたことでも可能になることがあるのである。諦めが肝心との言葉もあるは、「諦めなければ光明が見えることもある」を胸に精進していきたいと思う。





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Last updated  2020.12.18 13:47:27 コメント(8) | コメントを書く


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