今が生死

今が生死

2021.06.04
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テーマ: 人口減少(17)
カテゴリ: 政治


中国は貧困対策として長い間一人っ子政策を行ってきたが、人口構成で高齢化と働き盛り年代の減少から2016年から2人目までOK政策に転換した。しかし予想したほど出生率が伸びず高齢者ばかりが多くなり、国の国力に影響してくるとして今回の3人目OK政策がでてきたものと思われる。それにつれて保育園の拡充政策や教育に対する個人負担の軽減政策なども盛り込まれるがそう簡単に出生率が上がるかどうかは未知数である。若者で結婚しない男女が増えており、女性の意識調査で一人っ子政策で育ってきた世代から見ると2人、3人育てるのは大変だとの感想が多い。
日本でも同じように少子高齢化現象はどんどん進んでいる。田中角栄元首相は子供は3人が良いと発言したが拘束力のないもので、それで出生率が増えたとは聞かない。戦争中は戦力、兵力を増すために産めよ増やせよの政策が取られて、子供5~6人はざらで10人以上の子だくさんもかなりあった。今は二人が殆どでそれ以下それ以上は少ない現状である。少子化対策として3人目には手当てを出すとか、育児休暇体制の徹底、男性にも育児休暇を出す、保育園の拡充、教育手当や教科書の無償配布、など様々な政策が打ち出されたが大きな効果はなかった。
中国でも日本でも根本的な原因は結婚する人が減っていることと夫婦、中でも女性側の子供に対する認識である。少数精鋭主義で子供は少なくして各子供に十分な教育を受けさせたいと言うことと人生は子育てだけではない自分自身も楽しみたいという考えがあり、簡単には出生数は増えない現状がある。
中国では社会主義国家なので結婚の必要性の教育、育児と自分の生活のバランスを如何に保つか?国家の発展を考えた時各自が人口問題に如何に取り組むべきかの教育を徹底していくとのことである。
日本は社会主義国家ではなく自由である。結婚しないからと言ってとやかく言われる筋合いはない。子供も3人以上産まなければならないという法律もない。地球全体では今も人口はどんどん増えている。自国のことを考えると出生数が多い方がいいがそのような利己的な考えでよいかという問題もある。人口問題は各人の考えが反映したもので政策で簡単に出生数が増えたり減ったりするものではない。日頃の人間教育の結果として大きな目で見て行くのがよいと思う。





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Last updated  2021.06.04 18:56:03 コメント(6) | コメントを書く


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