今が生死

今が生死

2022.01.21
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カテゴリ: 健康
昨年9月に入院した84才女性、脳梗塞症例を紹介する。
左片麻痺があり、左手、左足が動かない。言語障害、嚥下障害があり、食べることが出来ないので鼻から管を入れて栄養している状態で当リハビリ病院に転院してきた。当初は回診の度に動く方の右手にはめられているグローブ(ミトン)が煩わしく「これを取って、取って」とせがまれるのが辛かった。右手にグローブをはめていないと鼻から入れられている管を抜いてしまうのでミトンを外すことは出来なかった。
しかし数日前からそのミトンが外されていた。鼻に管も入っていない。口から食べられるようになったのである。STという専門の療法士が少しずつ食べさせる訓練をして、最初は朝一食のみで他は鼻管栄養、しばらく様子をみて昼も経口摂取を試みてみる。何度も何度もトライしながら昼も食べられるようになったら夜も試してみるという方法で遂に3食口から食べられるようになり、鼻管を抜き、ミトンも外されたのである。今朝の回診では顔は晴れ晴れとして輝いていた。そして「ありがとう、ありがとう」と言われた。今は座る練習をしたり、車椅子にも乗っており、入院当初とは大きな違いである。ここまで来るには4カ月かかっており、簡単ではなかったが辛抱してリハビリ受ければここまで来れるという好例だと思った。
個人差や病巣の広さなどによって回復の程度は異なるが概ね半年近くなるとかなり改善する印象を持っている。脳梗塞になっても絶望しないで時間はかかるけれども少しずつ良くなることを信じてリハビリを行ってもらいたいと思う。





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Last updated  2022.01.21 13:30:54
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