今が生死

今が生死

2023.03.04
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カテゴリ: 健康

リハビリテーションは脳卒中や骨折で障害を受けた人が、理学療法士などの指導を受けながら失った機能の回復を目指して、自分で訓練を積み重ねていくことだが、その効果は目に見えるものではなく、遅々たるものなので感情が残っている人ではじれったくて泣いてばかりいた人もいた。気が進まないが理学療法士に言われるから仕方なく手足を動かしていた人もいた。
今回紹介するのは84歳男性である。一人暮らしだったので玄関で倒れているところを近所の人に発見されて救急病院に搬送された。倒れた衝撃で脳の左半球の脳の1/3位が挫滅していた。また両側硬膜下に血腫があり、呼びかけても殆ど反応のない状態だった。
食べられないので鼻から管を入れてそこから栄養を入れている状態だったが、リハビリを継続して下さいということで当院に転院してきた。2016年に右肺がんを手術していることと関係あるのか、喀痰が多く、常に吸引していなければならないような状況であった。
リハビリしても回復の見込みは殆どないような状態であった。1か月過ぎ、2か月過ぎても状態はあまり変わらなかったが、4か月を過ぎた頃から、何とか座位になり、車いすに座れるようになった。
5か月目頃から昼のみ食事が食べられるようになり、この3月から3食とも介助してあげれば口から食べられるようになり、鼻管は不要になった。話しかけるとうなずいたり、声も少し出せるようになった。
大変な進歩である。頭部CTでも左脳の挫滅部分も少し縮小してきた。入院してから数か月は殆ど変化は見られなかったが5か月経ってみたら、自分でご飯が食べられるようになり、話にもうなずいてくれるようになっていた。これからどこまで回復するかわからないが楽しみである。
皆さんがこのような経過を取るとは限らず6か月経ってもも殆ど変化が見られない人もいる。
しかしこのように毎日見ていた時は1日1日ではあまり変化はみられなかったが、積み重なると機能回復が見えてくることがる。様々な障害を抱えている患者さん方に、諦めないで辛抱強くリハビリ頑張ってもらいたいと伝えたい。





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Last updated  2023.03.04 18:22:51 コメント(12) | コメントを書く


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