今が生死

今が生死

2025.03.05
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カテゴリ: 感動したこと


今日も新人間革命第21巻から記事を書かせて頂く。
1975年(昭和50年)5月に山本伸一がヨーロッパ訪問途中でローマクラブ会長のペッチェイ博士と対談した時の会話である。
日本の進むべき道が話題になった時、伸一は「日本は政治、経済の次元で世界をリードしていこうというのでなく、これからの日本は平和主義、文化主義の旗頭として国際社会や人類に貢献すべきです。つまり軍事大国、経済大国をめざすのではなく、平和大国、文化大国を目指して世界諸国との文化の懸け橋になって行くべきです。そのためにはグローバルな視野に立った人間教育、平和教育が必要になります。」と述べた。これに対してペッチェイ博士は「科学技術という巨大な力を持った人間がそれを意のままに行使した結果が今日の地球的規模での危機的状況を招いており、その根本原因は人間自身のエゴです。したがって人類の繁栄と幸福の為には人間を内面から変えていく必要があります。そのためには人間教育、平和教育が必要であり行動が重要であるとのお考えに全く同感です」の意を述べた。
この両者の対談は5回行われ、ドイツ語、中国語など各国語に翻訳されドイツ語版のタイトルは「手遅れにならないうちに」で日本語版と英語版のタイトルは「21世紀への警鐘」で世界中の文化人や指導者層に広く読まれたと言われている。
伸一の今回のヨーロッパ訪問の目的はペッチェイ博士と会うこともその一つだったが、バチカンでローマ法王と対談する予定もあった。しかしそれは仏教徒である伸一が所属する日蓮正宗ご僧侶トップの反対で直前で中止になってしまった。伸一は世界平和、人類の幸福を希求していたが、ご僧侶トップにしてみれば狭い教義に縛られており、邪宗であるキリスト教のトップと対談するとは何事かとお怒りになられたのだと思われるが、伸一の「世界平和を目指すうえでキリスト教との対話は極めて重要で、教義は異なっても対話して、人間を守り、平和を築く為の理解と協調を得ていくことは重要だ」との考えは理解してもらえなかった。宗教の閉鎖性を示す一面と思われたが、伸一はそれにもめげずにその後も宗教が違う世界各国の指導者達と対談を重ねていった。伸一は宗教のための宗教は無意味で、人類の平和と幸福の為に宗教はあると確信していたと言えよう。





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Last updated  2025.03.05 10:45:42
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