
今日も新人間革命21巻からの記事である。1975年(昭和50年)5月山本伸一はヨーロッパ歴訪の一環としてソビエト連邦2回目の訪問をした。モスクワ大学ホフロフ総長からモスクワ大学名誉博士の称号を頂き、コスイギン首相と対談したりしたが、その他多くの文化人とも対談した。そのうちの一人に
1963年(昭和38年)6月ボストーク6号で世界初の女性宇宙飛行士になったテレシコワ婦人委員会議長とも面談した。その時伸一の妻峰子が、家庭での夫と妻の役割について質問した時のテレシコワさんの答えは、「とかく男性は自分達が家を操縦しているつもりでいるが、実際は私達女性が操縦しているのです。その認識に立つことが大事です」と答えている。また同行した女性が「テレシコワさんは宇宙飛行士をしながら妻として母としても尽くし一人3役をこなしてきたが、そのためにどのような心構えで努力してきたのでしょうか?」と質問した。「妻の時は妻に専念し、母の時は母に専念し、宇宙飛行士の時はそれに専念しました」がテレシコワさんの答えであった。それを聞いた伸一は「人間は常にいくつもの課題を抱えているものだ。あれもしなければ、これもしなければとうろうろしていたらノイローゼになってしまう。全てやり切ると心に決めて、その時の課題一つ一つに全力で取り組んでいくことが大切だと思ったと書いていた。時間が違えばともかく、同時にいくつもの難題に襲われたら泣きたくなってしまう。それでも伸一は歯を食いしばって全てをやり切るのだと決意し願い挑戦して行くのですよと述べていた。
テレシコワさんは3歳の時第2次世界大戦で父親が戦死している。その後母親一人でテレシコワさんとお姉さんと弟の3人を育ててくれたが、その母親への心から感謝は忘れたことはないと述べていた。
もしこれが反対で、母親が死んで、父親が残って3人の子供が育てられるだろうかと思った。やはり女性は強いと思い、家庭の操縦は女性に任せておけばよいのかなと思った。
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