今が生死

2025.06.23

苦しみと喜びはセットになっていて苦しみばかりが続くことはない

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カテゴリ：生き方

人生の苦しみと、喜びはセットになっているのではないかと思う。昨日はピアノレッスンの日だった。家ではスラスラ弾けるようになり、先生の前でも１回目はスラスラ弾けたが２回目、「もっと大きい音で発表会場に響き渡るように弾きなさい」と言われて少し力を入れて弾いたら途中でつかえてしまい、その部を随分練習させられたが思うように弾けない。本当はもっとよく弾けるのに全然できていないと先生に思われたのが惨めだった。医学論文も書かなければならない。全然進んでいない。３４２人分発表時は自分で書いていた診療記録をまとめて発表したが論文となるともっと詳しく調べてまとめなければならない。ピアノも論文も全然進んでいない。焦りで人生最低の精神状態になってしまった。
しかし日が変わり本日になった。回診で患者さんの所を回ると皆が笑顔で返してくれて苦しみの気持ちはほのぼののしたものになった。そして３４２人分の退院抄録を印刷して出してくれないかクラークさんにおねがいしてみた。それは膨大な数になるので無理かなといっていたが、数日かけて数十人ずつ出してくれればいいのでおねがいできるか重ねてお願いした。やってみますということで引き受けてくれた。ピアノは先生の前ではつかえたが家ではちゃんと弾けた。論文にも光明が見えてきた。昨日は地獄だったが今日は極楽で苦しみの日は続くものではない。苦あれば楽あり、楽あれば苦ありで両者はセットになっているのではないかと思った。

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