今が生死

今が生死

2026.09.25
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テーマ: 認知症(661)
カテゴリ: 健康
​​​下の半分咲きかけていたアメリカフヨウが花開いた
半分咲きかけだったアメリカフヨウ

 リハビリ病院に勤務して6年が経過した。骨折や脳血管障害の患者さんが多いが殆どが90歳前後の高齢者である。生物学的には高齢になると認知症になるようになっているのかも知れないが、個人差があり、90歳以上の高齢でもしっかりしている人もおり、70歳代でも認知症の人もいる。認知症かそうでないかは長谷川博士が考案した長谷川式認知症テストがある。それは30問からなっていて、氏名、年齢、今いる場所、100-7などの簡単な質問に答えてもらい、20点以上ならほぼ正常、20点未満は要注意、10点以下は認知症と大まかな基準で判定している人もいる。今は情報化の時代なので心配な人は長谷川式認知症テストをプリントアウトして自己採点してみたらいいと思う。
 今日の朝の回診で認知症と診断されている88歳の女性がいた。私の名札を見て正確に読んでくれたので「頭良いですね」と言ったら「そんなことないですよ」と嬉しそうに笑っていた。回診時はいつも握手を求めて手を出してくれるので握手すると中々離してくれないで左手も出して両手で拝むように握ってくれる。幸せそうな表情をしている。長谷川テストは10点以下だと思うが、そんな点数がなんだ、幸せであればいいのだと思った。
 別の患者さんで、脳血管性認知症の75歳の女性がいた。話をしてこちらの言うことは分かってくれたのかと思うと「お父さん」の返事のみで、他の言葉は言えない。どんな場合でも「お父さん」しか言えなくてじれったく思っているかと思えば表情は穏やかで、それほど苦しんでいる様子はない。世の多くの人は認知症になることを恐れているが、なってしまえば余計な心配は消し飛んで、人生を楽しんでいるのではないかと思った。





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Last updated  2026.09.26 09:04:49 コメント(2) | コメントを書く


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