知らない道を走ってみたい(新館)

知らない道を走ってみたい(新館)

2025年10月31日
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カテゴリ: マラソン大会
~ ウルトラマラソン撤退? ~

2025年10月19日(日) 曇り 気温27℃~32℃

60kmスタート会場行きのシャトルバスは旅館のすぐ前の四万十町役場から出ていた。バスに乗るともう1台来るようで予定より少し早く7時前に出発した。バスは四万十川の左岸の山間を走った。山には霧がかかっていた。漁師が投網を打っていた。メダカ屋さんが屋台の棚に水槽を並べていた。人家もまばらな山間で、誰が買うのだろうと不思議に思った。バスは何回か道端で止まり、後ろに詰まった車列を先に行かせた。スタート会場付近に大会の青い幟旗が立てられていた。この辺りは100kmの部で10回走っているので、懐かしいところであった。

四万十川の下流に向けてスタートして1kmほどで折り返す。折り返し点から200mで、右折して橋を渡り左岸を走ることになる。この200mの間に自分より後ろに49xxのランナーが3人いた暫定26位以上になる。60kmの部の制限時間は9時間なのでキロ9分で走らなければならない。これまで100kmを10回、60kmを6回完走しているが、制限時間を気にしたのは初めて走った時だけであるが、前回初めて16kmでリタイアしているので、今回はぜひとも完走したいと思っていた。スタートして1kmごとのラップは7:01、6:34、6:34と順調だったが、橋を渡ったころから下腹が痛くなってきた。脂汗が出た。朝食では生卵ときゅうりのチクワ詰めだけが生ものだったが。コースの横の茂みを探しながら走った。もうちょっと行けば、ライダー用の宿泊施設があり、トイレが解放されている。ラップが少し早くなり何とか事なきを得た。気持ちが楽になり、前回リタイアした第一関門を2時間ほど早く通過した。
20km付近でシューズに異変が起きた。かぶり水がシューズに入ったせいか中敷きがなぜか後ろにせりあがって来だした。しかも両足である。これ以降何回も靴を履きなおした。ラップが危険値の9分を超え始めた。100kmの12時間ペースランナーにも追い越された。20kmちょっとの大エイドであるカヌーステーションで給食など摂り5分休憩して気分を立て直そうとしたが、エイドを出てすぐに49xxのランナー3人に追い越された。一人は黒人みたいに日焼けして速そうだったが、あとの二人の走りを見ていずれ追い越せるだろうと思った。雨が降り始めてますます中敷きのせり上がりが速くなった。
30㎞付近で前を行く49xxのランナーに追いついたが、追い越そうとすると突然スピードを上げるので再び差が広がった。がっしりした体をしていた。ペースはキロ8分30秒くらいだった。給水所でも私が近づくとすぐに出発した。もう一人の49xxの歩きランナーもがっしりランナーの少し後ろを歩いているのだが、走っていても追いつかない。2回目の沈下橋の先でがっしりランナーが歩いていたので、並ぼうとするとまたスピードを上げた。距離が開いたところでがっしりランナーが振り返った瞬間、私は追い越すのをあきらめ、彼の背中を目印に走ることにした。
40kmを6時間ちょうど位で通過した。40km過ぎの関門では余裕時間が1時間になった。ペースが9時間を超え続けている。がっしりランナーは私のひとつ前を行くほっそりランナーに追い越されたが、反応せずそのまま歩き続けていた。ボランティアスタッフが残り歩いても大丈夫と声をかけるが、残り20kmを3時間はきつい。13時間のペースランナーの大集団が来たのでその中に紛れてがっしりランナーを追い越した。ついでにほっそり歩きランナーも追い越した。13時間のペースランナーはキロ8分前後で走っていた。5kmほどついて行ったので、がっしりランナーはあきらめただろう。
曇っていることもあり暗くなるのが早かった。スタッフの車がヘッドライトで道を照らしていた。私も山道でペンライトをもらい手に持って走った。ペースランナーに付いて行ったときのピッチを思い出しながら走るとペースが少し上がった。山道を下って最後の登り坂には思いがけず早く着いた。かがり火がたかれる中、坂を走って上り、上り詰めたところで応援していた小学生にペンライトを渡して大きな道からゴールに向かう路地を走った。前のランナーのゴールを見届け、静かに一歩を踏み出してゴールテープを切った。ボランティアの高校生が木製のメダルを首にかけてくれた。制限タイムの40分前だった。
荷物を受け取り急いで着替えを済ませて、グランド上の道路まで階段を上がり循環バスに乗った。中村ではホテルが取れなかったので、再び窪川に向かうのだが、予定していた18:47の特急には乗れず、バスはホテルを巡った後最後に中村駅に向かい19:47の普通列車も出発したところだった。最終の20:33に乗た。高校生だらけの列車だったが、待ち時間にコンビニで買った酎ハイを飲んだ。雨が激しくなって窓の外の景色が見えなかった。
これまで60kmのベストタイムは6時間18分、ワーストタイムは7時間10分だった。ワーストタイムを2時間以上オーバーして9時間20分もかかった。100㎞ではキロ7分を切ったこともあり、だいたい7分30秒前後だった。ウルトラマラソンもこれが最後になるかもしれない。でも、また走りたくなる日が来るかもしれない。

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最終更新日  2025年11月01日 09時23分31秒
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