2025年10月22日(水)
84番札所屋島寺~86番札所志度寺
∇ビジネスホテル丸登美~84屋島寺
夜半からかなり激しい雨が降っていた。ホテルはロビーが無人で、鍵ボックスにルームキーを返却し、午前6時に出発した。雨は少し小降りになっていた。リュックの上にポンチョを着て歩き始める。
本来のお遍路道はホテルから山側に100mほどの国道沿いだったが、ホテル前の道を選んだ。紙の地図は雨で使えず、Googleナビを頼ったのが失敗だった。池が二つあり、屋島公園線がその間を通っていたが、山の麓で道が途切れていた。雨の中、山で迷って時間をロスするのを避け、ナビの案内通り屋島ドライブウェイを進むことにした。ドライブウエーの斜度はかなりきつく、お遍路道はさらに急なのだろうと感じた。
源平古戦場の向かいに、これから向かう八栗寺のある山が見えた。
屋島寺は標高300mほどの山の上にあり、時刻はまだ9時前。車で来たお遍路さんが納経所に行ったが、まだ開いておらず断られていた。私は納経所近くで雨宿りしていたところ、9時少し前に納経所の方に呼び込まれた。
ドライブウエーの途中で一度雨がやみ、ポンチョを脱いだが、気温は15℃まで下がっていたためウインドブレーカーを着た。
84屋島寺~85八栗寺
屋島寺から八栗寺までは、いったん海抜0m近くまで下り、再び同じ高さまで登る。屋島ドライブウェイを入り口まで下ったところにある大きなうどん屋の前でウインドブレーカーを脱ごうとしたら、遍路傘ではなく登山帽をかぶった歩き遍路に出会った。一昨日えびすやに泊まっていた大阪のSさんで、スカイラインの入り口から屋島寺へ向かうところだった。
六万寺という大きなお寺があったが、なぜかお遍路地図には載っていなかった。山道に入り、しばらくして県道に出て、左折して急な登り道を進む。カーブを何度か曲がると、うどん屋があり、駐車場は有料で「この先に駐車場はありません」との張り紙があった。数台の車が路肩に停まっており、八栗寺に到着。
展望台から振り返ると、八栗寺の背後にある異様な山容は、大分県耶馬渓の競秀峰に似ており、山肌が切り取られた様子は羅漢寺にそっくりだった。
後で分かったことだが、お遍路地図にはGoogleマップに載っていない遍路道があり、屋島寺からはスカイラインを通らず、川を渡ってケーブル沿いの道を進むのが正規ルートだった。大幅な遠回りをしたため、屋島寺から八栗寺までの5.4kmに2時間半もかかり、予定より1時間半遅れてしまった。
85八栗寺~86志度寺
八栗寺から来た道を戻る。右手に、山道からこの道に出た地点を通り過ぎ、初めて通る道に入る。本来なら八栗寺からの下りはすべて初めての道のはずだった。
下りを終えると人家が見え、遍路道の矢印に従って海岸まで下り、海沿いに進む。
遍路道には「源内通り」の表示があり、NHK大河ドラマ『べらぼう』に登場した平賀源内の記念館にも立ち寄りたかったが、時間がなかった。
突き当たりに五重塔が見え、志度寺に到着。予定より1時間ほど遅れ、時刻は13時近く。山道を含む残り23kmを3時間半で進むのはやはり無理だった。
四国お遍路の札所は残り二つ。今年で11年目に入った四国お遍路ランだが、結願するのがもったいないような気がしてきた。
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