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女性向け：短編・両片想い

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題名【悪役令嬢にならなかった世界線】
作者：こいなだ陽日　様
カテゴリー：女性向け
https://novel18.syosetu.com/n5841gv/

三人に増えたヒーローの溺愛・執着・囲いこみ！？
――ひょんなことから本の世界に転生した主人公。あろうことか悪役令嬢セティアに転生した彼女が前世の記憶を取り戻したのは「悪役誕生」のターニングポイントだった。
原作では三つ子であるヒーローの弟たちを見殺しにした因果で自らの命を落とすので、セティアは自分の足を犠牲にしてヒーローの弟たちを助けることにする。
それから十年、足が不自由になったセティアはヒーローに一度も会うことはなく、引きこもり生活を続けていた。
しかし何者かに命を狙われ、保護される形でヒーローの屋敷に住むことになる。
原作とは違い、セティアに好意を向けてくるヒーロー。

しかも、かつて命を助けたヒーローの弟たちもセティアに並々ならぬ思いを抱いているようで――！？
※エロは後半。エロシーンのある話は★マークをつけています。
※本作は逆ハーレムＥＤになります。

この作品は何度か読み直している作品です。
複数人でのRだしちょっと癖のある作品なのですが、最初の足を犠牲にするシーンのヒロインの覚悟とか、その後のヒーローの生き方とか胸にぐっとくるんですよねー。
最近書籍化されたそうで、感想を書こうと思って読み直すまで知りませんでした。

ヒロインは異世界で呪いの本を読んだ時に急に苦しくなり、助けてくれるという声が聞こえて、その記憶のあるまま転生してきていて、自分が悪役令嬢であることに気づきます。
転生シーンも変わっていて、呪われそうになるところを本に助けを求めて本の世界に入り込む、という。

この世界は、三つ子を忌み嫌っており三つ子を出産した際に母親が死亡したら、その三つ子は悪魔の子として3人のうち長男以外の2人が10歳の時に衆人の前で殺されるという儀式があります。
しかし、悪魔の子ではないといって助かる方法が唯一あります。
それは、2人の悪魔の子かどうかを判断する8歳の子供が自分の足一本を犠牲にして、その痛みに耐えればその子たちは悪魔の子ではないという証明になり生き残ることができます。

ヒロインは8歳の時に足を犠牲にして子供二人を助けるかの判断を迫られるシーンで記憶を思い出します。
ここがヒロインの人生のターニングポイントだからです。

ここから4人の運命が変わっていくのですが、、、もともとの死ぬ運命だったヒロインと、処刑されるはずだった次男、三男はどうなるのか。
また、死んでいく二人に残される存在だった長男は？？

この作品は痛みに耐えるシーンが詳細に書かれており、ヒロインの苦痛が伝わってきますし、ヒロインの覚悟をひしひしと感じます。痛みに耐える姿はこちらも辛くなるくらい苦しそうなので、読んでいて辛いシーンです。作者様の技量を感じるシーンでもあります。

この感想は、なにをどう書いたらいいのかけっこう悩んで書くのにすっごく時間がかかりました。

足が動かないけど、杖をついて歩けるようになったヒロインの姿やヒロインを愛ゆえに尽くそうとするヒーローたちの姿をぜひ楽しんでください。

正直、みんな変態チックになっているんですが、その中でも長男の変態度が高めです。
いや、そうともいえないかもしれない。。
ヒロインを好きすぎてみんながすごいことになっているのは分かります。

＃悪役令嬢
＃三つ子
＃異世界転生
＃魔法
＃騎士
＃ハッピーエンド
＃書籍化

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