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2013年12月06日

特定秘密保護法が賛成多数で可決。

テーマ：時事ネタもたまには書いてみる(55)

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ここのところ世間を…というかメディアを賑わせていた「特定秘密保護法案」が参議院にて賛成多数により可決、成立の運びとなった。

賛成にせよ反対にせよ、それぞれ意見はあろうが民主主義に則った多数決で決まったことである。それを「数の暴力」と叫ぶマスコミの様子はやはり異常に思えるし、もっと強引な「強行採決」が前政権で繰り返されたことに触れないのはフェアじゃない。

そして興味深いのが法案成立後の反応。あれだけ熱心だったマスコミが特番のひとつもなく一斉に沈黙したのも笑ったが、ツイッターでの賛成派・反対派のやりとりが面白い。

可決を祝う賛成派の反応は予想通りで安堵に満ちたものが多かったが、反対派が「賛成派の若者は目を覚ましてくれ！」という被害妄想と陰謀論にどっぷり浸かったツイートを飛ばしているのが興味深かった。

あれだけ連日あからさまな偏向報道と野党のブーメランがあったにも関わらず、反対派にしてみれば「自分らがこそが真実を知る者である」という思い込みがあるらしい。

ざっと流し見た感じだと感情的な「反原発」のイキオイをそのまま政府の陰謀論に結びつけ、民主党政権と自民党政権の区別もつけずにヒステリックになっている人が一定数。

日本人は市民レベルでの政治闘争に慣れていないぶんだけ情報の吟味や力加減がまだ未熟なのだろうが、これを期に国民の政治への関心が深まればそれは大きな成果といえるだろう。