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2014年01月18日

キャロライン・ケネディがイルカ漁を批判。

テーマ：時事ネタもたまには書いてみる(55)

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先日の安倍総理靖国参拝に対してアメリカが「失望」と表現したことで米大使館のfacebookが炎上したことは記憶に新しい。

まあアレはどちらに非があるとは言及せず、結果として東アジアの安定が損なわれるであろうことへの苦言だとは思うが、日本国民から予想外の反発を受けて火消しに動かざるを得なかった様子。

特定アジアの非礼と嫌がらせに対してアメリカは日本だけ大人の態度で自重しろというが、（サヨク寄りのマスコミが日米分断工作のために「失望」表現を過剰に取り上げていたとはいえ）さすがに我慢にも限度ってものがある。

そんなタイミングで現駐日米国大使、キャロライン・ケネディが「失望」させてくれるツイートをした。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使 (@CarolineKennedy)

2014, 1月 18

なんだかなぁ…。たとえ自国では許容しがたい習慣であっても、他国の文化に難癖つけることは絶対プラスには働かないと思うのだが。特にその国に住み、まして外交に携わる者は。
イルカ漁が気に入らないというのは個人の自由だが、わざわざ日本で公然と日本の食文化にケチをつけるのはいかがなものか。

こういう時に感じるのが文化の隔たり。イルカ漁を非人道的というのならアメリカの銃社会は、米軍はどうなんだ…と議論は飛躍してエスカレートしがち。問題は認識の食い違いをどう認め合うかだ。

まず欧米人のイルカ・クジラ好きは日本人の理解を超えている。「頭が良い（俗説だが）」とか「可愛い」とか「人なつこい」という意見があることは知っているが、それが日本人の感覚では他の動物と区別していい理由になるとは思えない。

日本人の仏教的感覚では「食べること自体が人間の業なので食べ物には感謝しよう」「人の業で人が輪廻転生するならば虫魚禽獣すべてに仏性があり尊い」という、極めてわかりやすい話だと思うのだが。

アメリカが中東で自由主義を押し付けるのも現地の人にとっては既存の秩序を崩壊させる意味では迷惑、そして自国の価値観と文化を冒涜されることは決して気分の良いものではないだろう。

エコかぶれの企業や芸能人からカネを貰って活動するシーシェパードのような職業的な妨害グループはまだ分かりやすいし底が割れているが、ケネディ一族ならカネに困っているはずはない。
帰国後に上院議員を目指すことを見越して「駐日大使でいる間にイルカ漁に言及した」という手柄が欲しかったのだろうか。
ユダヤ教徒はヒレや鱗のないサカナは食べないので捕鯨・イルカ漁には否定的らしいが、そっち側の票集めだったのかも。仮にこの問題が宗教の戒律がらみなら科学的根拠や理屈抜きで反対するのも分かる気がする。

ま、いずれにしろダブルスタンダードで日本だけバッシングされても聞く耳を持つ必要は感じない。こちとら食材から実験動物までキッチリ供養する国なので。