INDOOR STYLE

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2014年09月27日
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カテゴリ: サブカル全般
作画は最高レベル。音楽もユニーク。キャラデザも悪くない。が、最終的には「期待はずれ」の凡作であったと感じている。物語の面白さとは何かと考えてみたとき、大きな意味をもつのが「予定調和(お約束)」と「予想外の展開」にあると思う。

『魔法少女まどか☆マギカ』は3話までミスリードを誘っておいてから前者と後者を巧みに入れ替える構成が受けて成功した好例だろう。



『残響のテロル』は謎の多い序盤こそ視聴者の想像と考察欲をかきたてる展開だった。
しかし途中からは脚本家のメタな目的が見え透いており、キャラクターの配置と設定の構築がその主張のためだけに費やされたため、必然性や説得力がない薄っぺらいストーリーになってしまった。

特に日本政府と米国に対するコンプレックスはいささか病的というか、癇癪持ちの子供みたいな物の見方だったように思う。


「特定秘密保護法は危険」言いたいだけちゃうんかと。
「日本政府が秘密裏に核武装する」言いたいだけちゃうんかと。
「米国は同盟国に値しない」言いたいだけちゃうんかと。



どこぞの野党やマスコミの印象操作と工作を真に受けて突っ走ったような印象が否めない。
「法も力も運用次第」だということは皆が了解した上でうまくやっていこうっていうのが民主主義の基本だと思うのだが、「歪んだ少数意見を通すにはテロを正当化するしかない」というサヨクの断末魔が感じられるアニメだ。
何かを批判する割に代替案がない。大衆に支持されない意見というものは往々にしてそういうものだろう。


とはいえフィクションなんだから面白ければ何を描いても良いと思う。ただ『残響のテロル』に限っては「日本政府を悪く描きたいからこうする」「アメリカを悪く描きたいからこうする」というようにシナリオを決定するうえでの優先順位の転倒が物語破綻の要因になっているのは間違いない。



新進平和塾やアテネ計画の全容を関係者の口から説明させるのではなく、捜査で明らかにしていくパートがちゃんと用意されていればいらない子扱いの「ハイヴ」も使い道があっただろうし、リサもただのドジっ子ではなくアテネ計画とは無関係な立ち位置からの視点として機能させる道もあったはずだ。

今思うとツエルブの絶対音感設定は「相対的ではない価値・意見」を表す象徴として用意されたものであったのだろうが、ストーリーには生かされないまま終わったのが惜しい。







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最終更新日  2014年09月27日 15時03分34秒
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