ビートルズが出した3枚目のオリジナルアルバムはカバー曲が収録されておらず、すべてオリジナル曲で占められている。そして、そのほとんどがジョンの曲だ。このアルバム「A HARD DAY'S NIGHT」はビートルズのアルバム13作中の最高傑作といってもいいと思う。あのアルバムでビートルズは最高のポップバンドになった。ちなみにビートルズは普通、ロック・バンドの範疇に入っているが、私はポップ・バンドだと思っている。純粋なロックバンドだったらあんなに売れたりはしない。
つまり、「A HARD DAY'S NIGHT」を生みだした、ということがジョンの最大の功績だ。極論を言えば、ミュージシャンとしてのジョンはあれで終わったとも思っている。あとはパフォーマー、表現者としてのジョンの活動が続くだけで、もちろん、「ラバー・ソウル」以降も名曲は出しているが、どちらかと言えばミュージシャンとしてはポールの活躍の方が目立っている。