花日和

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2006.09.09
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瀬尾まいこの最新刊v多感なお年頃の中学生の物語。なんて言ってしまうと簡単だけど、ヒリヒリします。
荒れていく学校をなんとか心配しつつもその正義感が仇となってイジメを受けるみちる、不登校から抜け出せない優子、両親の離婚で不安定な不良の瞬、有能なパシリの斎藤、やる気のないスクールサポーターの吉川。このままじゃいけない、嫌だと思いながらも行動に移せない登場人物たちが切ないです。答えはみんな知っている。どうすればいいのかも。それなのに、覆せないもどかしさがズドンと伝わってきて苦しいくらい。
吉川とみちるの交感が好き。
それから、優子が不登校を決めるまでの描写が生々しくて恐い。「今、みちるに関われば、私も確実にいじめられる。ゴミ箱から出てくる持ち物、朝から晩まで浴びせられるひどい言葉、軽い暴力。クラス全員が敵になる。私はそのダメージを知ってしまっている。小学校の時に散々食らった。それはもう嫌だ。
みちるへのいじめはきっと終わらない。卒業まで、あと五ヶ月。それまで続くだろう。五ヶ月、この日々が続くのだ。
苦しむみちるを見ることに耐えられなければ、みちるを救うこともできない。何一つ方法がない。無理だな。そう思った。もうこんな場所にはいられない。私は教室にいることをやめにした。」
私の中学も荒れてた時があって、授業中に非常ベルが鳴っても「ああ、まだ無事だったベルあったんだ」くらいにしか思わなかったのを妙に覚えてます。今から考えれば「異常」だったんだなぁと。慣れって恐いですね。





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最終更新日  2006.09.09 21:43:27
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