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2008.08.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
田中芳樹。19世紀イギリスを舞台にクリミヤ戦争帰りの語り手・エドモンドと愉快な仲間が繰り広げる冒険物語。
貸し本屋に勤務するエドモンドは同僚の聡明な姪・メープルと共に有名作家と旅をすることに。
評判の悪い地主の所有する島の近辺で氷漬けの帆船が目撃されるが・・・・・。
ハラハラドキドキのストーリーももちろん楽しいのですが、そこかしこに当時の風俗がうかがえるのも見所。ナイチンゲール、アンデルゼン、メアリー・ベイカーなど単品では知っていても時代のリンクは考えたこと無かったです。当時の識字率や女性の社会進出、旅の事情などなど雑学増えます。
傲慢な金持ち、恐ろしい怪物、聡明な女性、常識的でそれなりに腕の立つ主人公、派手に壊れる建物などは正に田中カラー全開。
普段KYでお荷物的存在のアンデルゼンが意外に役に立つ場面が多いのが笑える。「ぼくは生きています。埋めないで」のメモは笑いを通り越して脱力してしまった。
エドモンドが時折思い出すクリミア戦争が痛々しい。個人的には彼が状況打開のヒントとなりそうな手帳を見つけたものの、ノルウェー語で書かれており、怒る場面で敵(?)に「全世界の人間が英語を使うとでも思っていたのか」と言い返される場面が好き。
現代っ子のメープルがかわいい。主人公の姪というポジションなので恋愛をしないからストーリーがサクサク進むのが良い。三部作になるらしいのでそのうち誰かと恋に落ちるのかしら?


明日から夏休み♪ウチの会社は好き勝手に有休を繋げて夏休みにする方式。八月後半にまたちまっと休みます。





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最終更新日  2008.08.12 22:30:53
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