癒しの休憩室

癒しの休憩室

詩)愛







「愛」

僕が眠るとき
君がそばにいてね

そして
いつか

僕が死ぬときには
君の手を
握らせてね

仕方がないことだけど
君の手を
握ったまま
やすらかに
眼をとじたい。

雨だれはまっすぐ
落ちては来ないよ

まわりながら
落ちて来る

孤独もおなじだよ

誰かの手を
求めながら
まわっているんだ

くちでは
強がりを言っている
僕の孤独だって
まわっているんだよ

落ちていくのは
ほんの短い間の
出来事

眠るときは
そばにいてね

背中合わせでも
いいから
くっついて
いようね

いつも
くっついて
まわりながら
落ちていこうね

空で一緒になった
僕たちだもの







© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: