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『同調』〔返す気はあるか?〕「はい・・・」〔よし、じゃあ・・・あの日と同じ6月十五日、午後四時に地球岬で会おう〕「わかりました」ツゥー・・・しばらく呆然として何も考えられずにいたしかし、時間が起つにつれて自分でも不思議なくらい落ち着いたずっと心にあった「借り」に覚悟があったのかもしれないしかし、オレはどこまで覚悟があるのだろう・・・もし、同じように人を殺してくれと頼まれたら・・・いや、オレは何でもやるような気がするオレは彼に感謝をしている・・・6月十五日・・・まだ三ヶ月もあるこれからどうするか行き詰まった状況の中ですぐにそんな事を冷静に考えていた今までは捨てて惜しむのは世話になったおじさんとおばさんだけだった今はそれに加えて仕事・・・まさか何にも背を向けてきたオレが?いつ病気や事故で死んでもそれはそれでいいと思っていたオレが・・・この人生を惜しむなんて・・・思えば一人になって仕事を始めてから一転、ずいぶん変わった決して働く事が好きではないが生きて行く過程で避けられない仕事諦め半分で始め、避けられない人とのかかわり惑い困惑する中で変わるしかなかったとは言えオレには借りの方が重く大きい・・・オレはあっという間にこの人生を終える覚悟をした次の日仮病を装いしばらく休むと会社に電話をした続けておばさんにも転勤になるかもしれないと電話をしたが寂しがるおばさんには心苦しい・・・しかし、まだ「借り」がどういうものか分からないにもかかわらず全て終わるそう感じるのだオレは日長、ただただ窓の外を眺めていたそして、誰かが家のチャイムを鳴らした〔速達です〕一つの封筒だった「速達?」はっきりとオレ宛で、送り主は佐藤 優・・・聞き覚えも見覚えも無い気になってすぐにそれを確認したそれは、1枚の手紙だった、内容はこうだはじめまして、私は同じ室蘭に住む佐藤 優という者ですあなたとどうしても話したい緊急なことがありますですが、知らぬ者に突然そう言われても確実に拒否されると思い考えた末、こうして手紙を送らせてもらいました私はあなたと同じ境遇の者です誰にも知られず話せる方法を考えましたので下に書いたアドレスにパソコンからアクセスしてくださいどうかよろしくお願いします○○○○○○○○○○○という内容だった封筒には問題はない、相手の住所も書かれている一見、意味の無い悪戯かとも思ったが昨日の彼のあの電話があったのでオレは迷わずパソコンを開いて手紙に書かれたアドレスにアクセスした掲示板?・・・マサル「ようこそ」そして、すぐにマサル「これは私が作ったチャットルームです」と書かれたマサル「これからこのチャットルームの説明と私が2人に信用してもらうために話します。その前に2人に切られないように言います」マサル「私たちは同じ借りを持つ境遇の者です」オレは驚愕した・・・2人・・・いや、マサルという人物を合わせると3人・・・同じ借り・・・つづくのかな?
2008年02月17日
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♪貴方が私にくれたもの♪♪ご飯がくっつかないしゃもじ♪♪貴方が私にくれたもの♪♪静電気を除去する腕輪♪♪大助花子似の~彼女が居たなんて~♪・・・・・・・今更だけどボクが猫派か犬派かと聞かれたらもちろん!エジソンは偉い人!と同レベルくらい「ボクは猫派だ!」と答えるのがボクの中の常識?違う?・・・でも、猫派にしても犬派にしてもお互い「猫のどこが良いの?」「犬のどこが良いの?」と極端・・・そして、考えてみたボクはどうして猫派なんだろう?・・・う~ん・・・突然、彼女に好きなところを聞かれくらいに上手く答えられない・・・そこで!猫と過ごす時と犬と過ごす時を比較してみた朝、犬の場合。「・・・おはようポチ・・・」ポチは起きるのを待っていたようでシッポをフリフリ♪〔おはようございます、りょうさん!今日は何して遊ぶ?お散歩する?〕朝、猫の場合。「・・・おはようタマ・・・」薄目を開けて〔ふぁ~・・・もう起きたんかい?わしはまだ寝るで、ドタバタせんといてや〕「・・・」お出かけ、犬の場合。「ポチ、行ってくるね」シッポをフリフリ♪「ボクも連れて行ってよ!いつ帰ってくるの?早く帰ってきてね!行ってらっしゃい!」お出かけ、猫の場合。「タマ、行ってくるね」重たそうに腰をあげて〔何や出かけるんかい?ほな、その前に鰹節くれや〕「・・・」帰宅、犬の場合。「ただいま!いい子にしてた?」シッポめっちゃフリフリ♪〔りょうさん!おかえりなさい、おかえりなさい!〕「よしよし」帰宅、猫の場合。「ただいま!・・・ただいま~!」〔うるさいなぁ分かっとるわい!〕と、だるそうな顔で玄関の中に入ってからようやく顔を見せる「・・・」一息ついた時、犬の場合。「ふぅ~」やっぱりシッポフリフリ♪〔ねぇねぇ遊ぼ?〕「一息ついたらね」一息ついた時、猫の場合。「ふぅ~」何か要求してるようだ〔なぁ、飯は?水取り替えてや、トイレ掃除してや〕「・・・」落ち込んでいる時、犬の場合。〔りょうさん、どうしたの?〕気づいて気づかってくれる〔元気出して!〕フリフリ♪そして、しばらくすると〔くぅーん〕なぜか一緒に落ち込んでくれる落ち込んでいる時、猫の場合。気づいてはくれない「・・・励ましてよタマ・・・」〔ん?何でや?〕「・・・」〔細かいこと気にすんな!見てみ、このダラッとしたオレを〕「・・・普段どおりだね・・・」とても疲れている時、犬の場合。いつでもシッポフリフリ♪〔遊んで、遊んで♪〕「今、疲れてるからまた今度ね」とても疲れている時、猫の場合。〔ゴロゴロゴロゴロ・・・撫ぜて〕「・・・」どういったタイミングで?寝ている時、犬の場合。おとなしく寝ています寝ている時、猫の場合。走り回ります・・・ボクはどうして猫派なんだろう?・・・似ているのかな・・・ガシェット君が無事に大学を卒業した(博士の顔で)しかも、大手食品会社に就職(博士の顔で)開発部らしい・・・どうしてるかな?でも、やってることはだいたい想像できるね
2008年02月07日
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『3人』「借り」という言葉が出てきたため、単なる悪質ないたずらとも思えず目も放せなかったと、同時にオレ以外にも同じ境遇に居る者が二人も居ることが信じがたかったマサル「まずこのチャトルームは完璧に安全です。書き込みは常に10件が表示され、限度です。古い書き込みから完全に消えていきます。ここの会話が私たち以外に漏れる事はないので、信じて話をしてください」マサル「10年前、私は今と同じ入江町に居ました。父が運送会社をやっていたのですが母と私は家族ではなく奴隷でした。父は豪邸に住み、母と私はボロアパートに住んでいました。父は仕事の為なのか母を売っていました。そしてある朝、私の寝る横で母は手首を切って命を・・・」マサル「それからは私の予想ではお二人と同じニット帽をかぶった若い男が現れ私の変わりに父を殺害しました。「借り」を条件に」オレは目を疑ったマサル「私はお二人の存在を早くに知っていました。あの10年前同じ日のほぼ同じ時間に3件の殺害事件。こんな人口が少なく犯罪も少ない室蘭でしばらくその話題でもちきりでしたね」マサル「何より謎の多い事件でした。3件とも残されたのは子供、そして3件とも同じ手口。特殊な絞殺だったらしいです。それでいて、ほぼ同じ時間に入江、リヨウさんが居た八丁平、アイさんが居た中島で起こったんです物的証拠はまったく無く、警察もお手上げ状態ですぐに迷宮入りでした」マサル「繋がりがきっとあると思っていましたが、子供でしたし・・・同じと思いますが、それどころじゃなかったというのが現実でした」マサル「そして、本当にやっと落ち着いた頃、電話が来たのです。借りを返して欲しいと」マサル「お二人に接触するのは何のためらいもなかったです」しばらく言葉が途切れたオレは信じて書き込んでみたリヨウ「はじめまして涼です」マサル「はじめまして優です。信じてくれたということですか?」リヨウ「はい、まだ戸惑いはあるけど信じて話してみたいと思っています」アイ「はじめまして愛です、驚いていますが私も信じます」マサル「よかった。。どうせなら堅苦しくせずに話しましょう。今から私ではなく僕でいかせてもらいますね。涼さんに愛ちゃん、最初に何か僕に聞いておきたいことがありますか?」リヨウ「何より気になるのが僕らに借りをつくった彼のことです彼には左目の下にホクロがありました。憶えてますか?」マサル「はっきりと憶えてる、僕の前に現れた彼にもありました」アイ「私も憶えています・・・でも、同一人物なんてことありえないんでしょ?」リヨウ「ありえない、そこには何だかのトリックが存在しているとしか思えない」マサル「それは時機に分かると思う、みんなは彼に呼ばれなかった?僕はあの日と同じ6月15日4時に地球岬に呼び出された」アイ「私も同じ・・・」リヨウ「同じだ・・・」どういうことなのだろうか・・・
2008年02月07日
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『借り』(仮題)オレは涼・・・自分のための人生を無くした男ある「借り」を背負いながら生きているもう、その「借り」が出来てから丁度10年になろうとしていたが、1日とも思わない日はないあの時、この人生に終止符を打つべきだったのかもしれないと・・・オレは北海道の室蘭という町に生まれ育ったこの町を一言で表すと、「北の錆びれた町」というところだろうか?なぜ「寂れた」ではなく「錆びれた」かというと、ここは製鉄の町だからだ一般的に北海道と聞いて思い浮かぶイメージといえばやはり広大な自然溢れる観光地だろうか?しかし、この町は北海道にあって北海道のイメージに何一つそぐわない町なのだ昔は大きな製鉄所のおかげで観光地ではないこの町も繁栄していたらしいが時代と共に製鉄所の規模が小さくなり、それに比例して人口は減り錆びれた町となったそんな町に生まれ育った人々は勤勉な労働者の姿勢を受け継いでいる面白みの無い町の割にオレの周りには元気な人が多いそんな中のオレはというと、自分で思うにはいたって平凡他人から見ればネクラで変わり者といったところだろう今は自信を持って幸せと言い切ることは出来ないがこれが幸せな方なんだろうと思わなければいけないと言い聞かせている・・・反面、この世で自分が一番不幸だとふと思う事は少なくないどうしてそんな風に思うかと言うとそれは「借り」に関係し、消してしまいたい憎しみの過去にあるオレの母親はオレを産んだ後すぐ父親と離婚して女一人で10才まで育てくれたそして、11才の時、再婚してオレには義理の父親というものが出来たそれが悪夢の始まりだった・・・オレは最初から義理の父親の事が嫌いだったその一番の理由はオレの母親を大切にしなかったからだそれが少しづつ憎しみに変わろうとした頃、突然の病に母親はオレを置いて亡くなった・・・幼くして何もかも終わったような気がした今でもあの時、母親と一緒に死んでいたのが一番良かったと思う・・・本当に・・・悪夢が始まった・・・義理の父親が狂ったのだ始めは酒に溺れるだけだったが、矛先はオレに向き、オレは酷い体罰を受けたいつもあざだらけで体中が痛かった・・・それでも義理の父親の暴走はエスカレートし、オレが殺意を抱くまでに追い込んだ・・・「涼、もうすぐここに客が来る、いい子にしてオレの言う事に従え」「はい…」もう義理の父親の何もかもが恐怖だったそして、現れたのは売春婦・・・義理の父親はオレが居る前で事を始めたオレはその場から逃げようとしたが、それを許さないばかりか強要した「脱げ!」「えっ、嫌だ!」「逆らうなと言っただろ!」と、すぐに平手打ちが飛んで来る・・・今になって色々思うが、あの頃のオレは恐怖に支配されていたオレは言われるままに従った・・・ 目の前で義理の父親と売春婦が抱きあった・・・その後、義理の父親の命令で売春婦の義理の父親で汚れた物を口にし売春婦がオレの物を口にして無理矢理犯された・・・もちろんその間、気に入らない度に義理の父親はオレを打った義理の父親は笑っていた・・・死にたいと思う以上に殺したいと思った・・・隙を見て家を飛び出し、公園で叫び泣いた・・・そこに現れたのが彼だった〔どうしたんだい?〕茶色のニット帽子をかぶり、背が高くて左目の下にホクロが特長的な青年だった優しく見えた彼に何も考えず泣きながら理由を話してしまった〔それは酷いな、お兄さんが君の変わりに殺してあげようか?〕無知で狂ったオレはすがってしまった〔よしよし、お兄さんに任せな、でもその変わり約束して欲しい事があるんだ〕「うん、何でも」〔すぐとは言わないから、いつかお兄さんが困った時に今度は君がお兄さんを助けてくれ〕「それだけ?いいよ」〔借りってことだな〕「借り?」〔そう、借りは返さないとな・・・〕「はい」〔じゃあ君はしばらくここに居な〕「はい・・・」そうして彼が行って、しばらくすると町中に警察のサイレンが鳴り響いた彼が義理の父親を殺害したのだオレはサイレンが鳴り止むのを見計らって、家に戻ったその時の心境は憶えていない・・・家の前は沢山の警察官と野次馬オレがぽつんとしてると、いつもは親切でもない近所のおばさんが、ここぞとばかりにオレに駆けよってきた「落ち着いて聞いてね、君のお父さんが・・・亡くなってしまったの・・・」知っている・・・心でつぶやいた「・・・」「ちょっと!ここの家の子供よ!」結局おばさんはすぐに警察官を呼んだ「ここの子かね?」「はい・・・」「今は入れないんだ、しばらく警察署で・・・」「はい」思い出も何も無い・・・二度と入りたくはなかった後は想像どおりの展開で、容赦なく何度も同じ事を尋問された。が、あまり憶えていない事件からしばらくの間の記憶が消えているそれからオレは母親の親戚に預かられることになったそこでのオレは同情され、不十無く大切に育てられたオレは中学校を卒業すると同時に就職し、お世話になった家を出て一人暮らしを始めた子供がいなかったせいか溢れる情をそそがれたがオレにはそれが重かったのだ就職先は製鉄工場の中の電気工事を中心にする電気工事会社だこの町にあった勤勉な労働者たちのおかげで記憶も薄らいだ事件の後からはあっという間だった・・・決して忘れる事は出来ないが、何からにも逃げるように生きてきたオレには本当にあっという間だったやっとこれからもこんな調子で何となくオレは生きて行くんだなと思った矢先の事・・・再び悪夢が始まった・・・一本の電話で・・・プルプルプル・・・「もしもし」〔借りを憶えてるか?〕心臓が止まり、息を詰まらせ、背筋が凍った〔そうだ十年前のあの借りだよ、忘れるわけ無いよな〕「・・・はい・・・」忘れるわけはないつづく・・・かもしれない・・・
2008年02月07日
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