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2006年05月03日
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カテゴリ: 環境
 今日は5・3でゴミの日です。ゴールデンウィーク中にこんな暗い話題もどうかとは思いますが、お付き合い願いたいと思います。
 各自治体によって多少の差はあれゴミ問題に苦しんでいない所はないと思います。もともと物理的に無理があるのです。処分に困るゴミの多くは石油から作られるプラスチック類です。今ではダイオキシンが発生しない焼却技術のおかげで燃やすことができるようになりましたが、それでも石油由来の燃えカスがゼロになるわけではありません。これらはもともとは地中深くで眠っていた物で、それをさらに化学的に安定な物質に加工していますから、自然界のサイクルから外れてしまっているものなのです。木製の物や金属の物を中心に使っていた時代では、物は遅かれ早かれ土に還り、次の再生の時を待つ事になります。際限なく供給される石油由来のリサイクル不可能な工業製品は、最終的には埋め立て処分するしかなく、埋め立てる土地がなくなるのは時間の問題なのです。なんとかして石油由来の製品を土に返す方法を考えないと、人類はそう遠くない未来にゴミの山のなかで命運尽きる事になりかねません。プラスチックを石油に戻す方法も開発されてはいるようですがエネルギー収支からみてとても有効とは言いかねるのが現状のようです。唯一生分解性プラスチックというものが自然に還る製品として期待されていますが、価格や耐久性の面で普及は今一つです。
 こうしたゴミの究極的処分方法として、地中深くのマグマの中に捨てて強力な熱と圧力で原子レベルまで分解してしまうという方法もアイデアとしてはあるようです。しかし、地球の内部にまで手を出してそれこそ致命的な副作用があるかもしれないので実際にはそんなことはできないでしょう。やはり土に還らない物、リサイクルできないものは最初から使わないのが最良の策ではないでしょうか。元に戻せないことはやらない、生活の中で大切なものを守るときに基本の考え方です。現代においては、巨大なビルを建てるときでも、取り壊すときの事などはまったく考えていません。上屋は壊せても地中数十メートルまで打ち込まれた鉄筋コンクリートの杭を取り除くのは事実上不可能なのです。
 今後は商品の製造にしろ、建物の建設にしろ、役目を終えた時にどうやって自然に還すのか関係官庁がチェックし、承認を得た上でなければ出来ないようにするのが当たり前だと思います。じわじわと破滅へ追い込まれている現状を国や地方自治体がどう考えているのか、経済学者やコラムニストなど社会的影響力がある人たちにぜひ問い正していただきたいものです。





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最終更新日  2006年05月03日 17時57分22秒
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