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2004.07.07
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熱をもった大地からは、ゆらゆらとしたものが立ち込めて、その中に小さな命の消滅が
紛れ込んでいるのではないかと、ふと思えてくる。そんな殺気立った暑さだ。
クーラーのかかった部屋にいて、直接この暑さと対峙しているわけでもないのに、
私の勤労・学習意欲はこのゆらゆらの中で蒸発してしまっている。で、犬を散歩に連れ出した。

アスファルトがフライパン状態なので犬の足元を気にしていたら、20cmあるミミズが大地で
のた打ちまわっている。3cmほどだったら葉っぱで摘んで助けられるけれど、
ちょっとアレはグロテスクな代物だったので、見殺しにして走って逃げた。
ミミズは能面なので、蛇より怖い。それを見て、先日、焼け付くアスファルトに

聞こえるはずのないカエルの断末魔が鼓膜に響いてくるようで、これまた走って逃げた。
ツツツッと歩いて草むらに目をやれば、小さなトカゲが同じ年恰好のトカゲに食いついている。
じゃれてるのかと思ってじっと見ると、どうも刺し違えた後のようだ。
こんなに暑くさえなければ仲良く遊んでいたかもしれない。それほど可愛らしいトカゲ達だった。
近くにある草木は焼かれたように元の色彩を失くしている。
茹だるような暑さの中、2~3分歩いただけで見てしまった小さな悲劇。
動物も大変だけど、外で働く人たちの流す汗を思った。
生活するって、大変なことなんだ。心と体が健康でも、生きていくって大変なことなんだ。
熱い風に自分を晒しながら、なんてことはない自分と、思いを地球の隅々にまで馳せて、
たくさんの命のことを考える。ため息が、出た。

帰って犬に水をあげた。草木にも水をあげた。

暑かろうが寒かろうが、「生活」するにはなんら問題はない。
本を読んだ。私の安泰とした生活を打ち砕くような内容が綴られている文字を目にしながら、
私の「生活」の中にそれらを落として考えることをしなければならない。
今はまだ知る条件にない様々なことは、目と耳で知っていかなければいけない。

相変わらず外の暑さが喧しい。


自分の世間に対する申し訳なさを、ちょっとやる気に変えてみた。
「暑いよね~」を外から眺めて言ってるうちは、頑張らねば。

それでも・・・ 暑い。









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Last updated  2012.04.14 10:35:46


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