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良い父親って、どんな人なんだろう。
正直、今でも分からない。
なぜなら、「良い父親像」を見たことがないまま育ったからだ。
家庭は不安定で、転校は2回。
小学校5年生からは親と離れて、祖父母に育てられた。
父も母も怖かった。
父は血のつながっていない人だった。
周りの友達も片親が多くて、
「これが普通の家庭」という基準が、どこにもなかった。
正解が分からないまま、父親になった
そんな俺が、父親になった。
今は、
9歳、7歳、3歳。
3人の子どもがいる。
当然、育児の正解なんて分からない。
頭の中には「理想の父親像」があるけど、
現実はほとんどその通りにならない。
一番しんどいのは、理想通りにいかないとき
一番しんどいのは、
自分の思い通りにいかない瞬間。
出かけ先で、3人がバラバラに動く。
年齢も性格も違うから、まとまらない。
「なんで言うこと聞かへんねん」
そんな言葉が、喉まで出かかる。
もう一つ忘れられないのは、
赤ちゃんの頃の夜泣きの抱っこ。
寝不足が続いて、
体も頭も限界で、
「なんで泣き止まへんねん」
そう思ってしまう自分に、あとで自己嫌悪する。
それでも決めている、自分なりの育児の考え方
正解は分からない。
でも、何も考えずに育てるのは嫌だった。
だから、自分なりに決めていることがある。
……正直に言うと、
どれも完璧にはできていない。
一番ダメだと思うのは、自分に余裕がないとき
本当に情けないと思うのは、
余裕がなくて、しょうもないことで怒ってしまうとき。
怒ったあとで、
「今の言い方、必要やったか?」
って、必ず後悔する。
でも最近は、
自分を責めすぎないようにしている。
その代わり、こう考える。
「今日、一番しんどかったのは何や?」
睡眠不足か、
人混みか、
時間の余裕のなさか。
原因が分かれば、
「俺はダメ」じゃなくて
「今日は条件が悪かった」に変えられる。
「良い父親」を目指すのをやめた理由
父親になって一番しんどかったのは、
「ちゃんとした父親になろう」としすぎたことだった。
良い父親を知らないのに、
理想だけは高い。
そら、苦しくなる。
あるとき気づいた。
他の父親の“普通”を、俺はちゃんと見たことがない。
SNSやイメージの中の父親像で、
自分を裁いていただけやった。
俺が自分に出した「最低限の合格ライン」
そこで、考え方を変えた。
「良い父親」じゃなくて、
「最低限アウトじゃない父親」を目指すことにした。
俺の中での合格ラインは、これ。
これを満たしてる日は、
自分に「今日は合格」って言う。
子どもに、してあげられなくてもいいこと
それよりも、
それで十分なんじゃないかと思っている。
まとめ:正解が分からなくても、育児は続いていく
今でも、
「父親向いてないんちゃうか」
って思う日はある。
でも、
向いてないかもしれんと思いながらやってる父親のほうが、
何も考えてない父親より、
ちゃんと踏ん張ってる。
正解は分からないままやけど、
今日も子どもたちと向き合っている。
それで、今はいい。