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カテゴリ: 生活
昼、義父から、一緒に食事をしようと電話がかかってきた。
どうやら、予定していたことがなくなって、突然暇になったらしい。

今日は天気もいいし、せっかく家族でのんびりしようと思っていたのに・・・
と思いつつ、しぶしぶ待ち合わせ場所の連絡をすると、
なんと自分は酒を飲んでしまって運転できないので迎えに来て欲しいとのこと。
車を運転できない義母からのヘルプならともかく、
そんな理由で、車で30分かかるところに、わざわざ迎えにこいと?
ご時勢、ガソリン代だって、バカにはならない。
せめて自分たちではいけないような高級店に連れて行ってもらえるとかならまだしも、

義父のことは嫌いではないけど、これはいくらなんでも自分勝手すぎる。
ワタクシはいい嫁ぶる気がすっかり失せて、
「行きたいなら勝手に行けば。わたしゃ付き合いきれない」とダンナに宣言してしまった。

それなのに、のこのこと出かけていくダンナのお人よし加減や無神経さに腹を立て、
出て行くときはダンナともムスメとも、口も利かなかった。

しばらくたって、そろそろ自分も昼食にしないとなぁ・・・
と思っていた矢先、ダンナから電話。
ふん、いまさら謝られてもね、なんて思いつつ電話を取ると、最初の一言は

だった。

え?事故?どこで?どうなってるの?ムスメは?車は?
頭の中をいろんなことがぐるぐる駆け巡って一瞬絶句する。

ダンナ自身、あまり状況を飲み込めていないようで、
電話はすぐに切れてしまった。
とりあえず、いつでも出かけられるように着替えをして、
おちつかない気持ちのまま、部屋の中をうろうろする。
なんといっても一番心配なのはムスメのこと。


しばらくして、ダンナから電話。
ムスメと義父は救急車で運ばれたとのことで、病院の名前を教えてもらう。
すぐにでも駆けつけたいが、そういえば足がない。
JRは本数がないし、タクシーで行くには距離がありすぎる。
しかも、行ってからの状況も不明なので、できれば車は確保しておきたい。
悩んだ末、友人に電話して車で来てもらうことにする。
快く承諾してくれて、本当にありがたかった。

そういえば、時間的に考えて、
事故にあったのは、まだ昼食前だったはずだとふと思い出した。
なので、迎えに来てもらっている間、自宅そばのコンビニに立ち寄って、
ムスメの好きなおにぎりやおやつを購入する。
病院にも売店はあるだろうけど、場所や状況がよくわからないので、
買って行ったほうが無難かなと思って。
落ち着いているつもりだったけど、
「スーパーのほうが近いかな」「いやコンビニのほうが近いかも」
なんて同じ道を何度も行ったりきたりしているのは、動揺している証拠だなぁ・・・。
よく考えたら、自分用も昼食を食べてないのに、なんだかおなかが減らないし。

迎えに来てくれた友人の車にのって、おしゃべりをすると少し落ち着いた。
友人は道が分からないけど、ナビがついている(本人は使いこなせないらしい)ので、
それを利用させてもらうことにする。
今日は珍しくいい天気で、山が絵画のように、とてもきれい。
事故なんかじゃなければ、絶好のドライブ日和なのに。

病院の中に入っても、救急の受け付けは誰もいない。
(先日事件があったばかりなのにねぇ。)
困ってキョロキョロしていたら、義父が見つけて声を掛けてくれた。
ホッとはしたものの、ムスメの姿がない。
義父に聞いても、興奮して事故の状況やら自分の状態やらばかり話してくれる。
いや、そんなのはいいですから(見れば元気なのはわかりますから)、ムスメはどこ~?!

ようやく、ムスメが待つ待合室まで連れて行ってもらう。
さぞかし心細くて泣いているだろうか・・・と思っていたが、
ムスメは元気よく「おかーさーん、じいちゃんにジュースかってもらった!」
と得意げに走ってきた。
よかった、本当になんともなさそうだ!
おもわずぎゅーっと抱きしめて、顔を見ると、涙のスジがいくつもついている。
ごめんね、やっぱり泣いたんだね・・・
安心したせいか、涙のあとをみたせいか、こっちまで泣きそうになってしまった。

その後、ダンナも相手の人とやってきて、検査してもらう。
とりあえず、みんな打撲やむちうち程度だということ。
よかった・・・
親戚の人も来てくれたので、ひとまずそちらの家で休ませてもらい、
ダンナから事故の詳細について聞く。
その後、「不便だろうから車を借りて(うちのをもって)いけ」
といってくれる親戚や義父の申し出を固辞して
(そんなの、なにかあったら責任とれませんがな。
 「人の親切は素直に受けるもんだ!」と義父には説教されましたが、
 それはたぶん、親切ではない・・・)
親戚の人に、家まで送ってもらうことになった。

途中、車の中に残っているものを引き上げるため、
車を預かってもらっている修理工場に立ち寄ってもらった。
もう夕方というか夜になる時間帯だったのだけど、
車に近づくと、ポッとルームライトが点灯している。
それをみたダンナが「まるでご主人様を待ってるみたいだ」とつぶやいていた。

右からきた車につっこまれたような形で起きた事故のため、
運転席側はベコリとへこみ、ダンナいわく、中も足のすぐそばまで来ていたとのこと。
運転席側前のタイヤも、あらぬ方向に曲がってしまっていて、
右後部座席のドアもぎしぎしいってろくに開かない。
ぐしゃぐしゃというわけではないけど、素人目にみても、
これはもう直せないだろうな・・・という思いが胸をよぎる。
ルームライトも、スイッチが壊れてしまっていて消せないらしい。
大事に乗ってきた愛車とも、もうお別れなのかなぁと思うと、
なんだかとても悲しい気持ちになりながら、工場を後にした。

とりあえず、無事に家に帰って、ようやく落ち着いたけど、
車もないし、これから事後処理がいろいろありそうで、ちょっと憂鬱。
でもとにかく、みんな無事だったことだけでも感謝しなければ。
けんかして口を利かないまま、万一のことがあったりしたら、
悔やんでも悔やみきれないところだったものなぁ・・・。





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最終更新日  2006年01月17日 12時59分25秒
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