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2005年08月29日
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カテゴリ: 自然保護
とあるHPで読んだのですが

熱帯雨林の成長速度


典型的な熱帯雨林では、最大樹高が45~60メートルの層があり、
その下に20~30メートルの層、その下に10~15メートルの層の
3つの樹層から成り立っていることが多い。
しかし月雨量が100ミリ以下になると水不足の兆候が現れ、
50ミリを下回る月もあるような地域では樹高はずっと低くなる。

熱帯の樹木の形態は、つる植物を除けば類似の形態をもっている。
すなわち木の幹が細長く真っ直ぐに伸び、異常に高い枝下部分を持っていることだ。
真っ直ぐにすっと伸び枝位置が高いため、枝打ちをしなくてもフタバガキ科
(日本では「ラワン材」などと呼ばれている)の樹木は優良材に育つのである。
幹の下方に枝がないのは、上方で葉が密集し陽が当たらないため葉をつけても
無駄になるからである。熱帯ではとにかく早く背を伸ばさねばならない。
日本が大量に輸入するフタバガキ科は、アフリカや南アメリカにも産するが、
そのほとんどは東南アジアにあり、特にマレーシアではフタバガキ科550種のうち386種を産している。

熱帯という暑くて湿気の多い環境は植物には最適であるため、
熱帯雨林ではすくすく成長するように考えられるが、
「森の生産量」の項で述べたように、
熱帯雨林の成長が特別早いということでもない。

熱帯雨林の1年間の直径増加速度は、
直径30~50センチクラスの木の成長速度が最も速く、
年に0.7センチも大きくなる木もあるが、
それより大きくても小さくても直径増加速度は0.3センチ以下に過ぎないという。
この成長速度では直径1メートルまで育つには
数百年の歳月が必要になり、これは日本の樹木の成長とそれほど変わらない。
流石に日本の寒冷地では冬季の間成長が止まるため、
熱帯雨林の方が早くなるようだが、温暖地では差は認められない。

したがって、熱帯の樹木は成長が早いから

無尽蔵に伐採できると考えるのは誤りである。

ただし、伐採した跡地などでは1年もすると、
人の背を越す「先駆種」の木が茂るようになるほど回復が早いそうだが、
こういう樹木は材質が柔らかく、
バルサ材のような模型飛行機に使うくらいの用途しかない木であり、
寿命も10年から20年ほどで大木にはならない。
よって、森は回復しても木材として活用することはできない樹種の森である。

これらの樹種が枯れてから、2代目の樹種が伸びてくるが、
これも元の熱帯雨林を形成する樹種ではない。こういう現象が繰り返され、
やがて元の樹種(「極相種」)が茂る森が復元される。
だから完全に元の森に戻るまで、数百年を要することになる。
このように何段階にも分けなければ復活しないのだから、
地球上のどの森より回復速度は遅いといえるかもしれない。


 熱帯雨林の方が、普通の森より元に戻るのが大変だと言うコトに驚きました。
イメージ的に、人間が利用することを止めればスグにでも回復するのでは?と
安易に考えていたことが恥ずかしいです。。
 別なところで見つけた話ですが、

仮に森に重大な変化があり植物のない状態になったとすれば、

これらは短命な樹種が多いようだ。
陽樹の茂った日陰で、陽樹が枯れるのを待っているのが
シイ、ブナ、ミズナラなどの陰樹である。
陽樹が枯れると待機していた陰樹が我先に空を覆ってしまう。
そんな森に陽樹が芽を出しても育つことができないため、
陽樹が大勢を占めることは最早ない。陰樹の森が一度出来上がると、
安定した森になり、陰樹だけが世代交代を繰り返すことになる。
このような森の最終形を「極相林」と呼ぶ。



我々人間の生きる時間とは、全然違う計り知れないほどの長さなので
私たちからみると、とても静かに穏やかに生きているように見えますが
自然の植物と言うのは、激しくしたたかな戦いを
繰り広げているんだなぁと感じました。


人間の手で邪魔してしまうと
取り返しのつかないことになるんですね・・・。






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Last updated  2005年08月31日 14時20分46秒
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