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2004年01月30日
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 今日も夕方6時頃往診が終了した。昔8時、9時までかかっていた事を思うとまともな仕事ぶりに変わったものである。一昨年再婚したのだが、そのときに今の女房の父上から、どんなに若くても、また忙しくても夕食までには仕事を終えて自宅で食事をしてください、と言って頂いたご利益かもしれない。ー睡眠時間も過去10年近くは極端に短かったりしたのだが、この2年はほぼ日に6時間から7時間はとるようになった。おかげで長年苦しんでいた慢性の肩凝りからほぼ解放された。ー今日考えた「時間の力」「時は全ての問題を溶かしさる」ということとは少し違うが、睡眠時間のもつ力、回復させる効果は何ものにも勝る。
医院の外来で精神も肉体も健全で長生きの人々をみていて、共通する事の一つは、納豆食でもヨーグルト摂取でもなく、
「12時前の就寝と十分な睡眠」であるーもっとも睡眠時間の長さそのものは、年をとると短くても良いようだが。
何があっても夜の12時頃から午前3時くらいの時間は眠ること。これだけで健康維持の基本は確保される。若い人も年をとった人もぜひ心掛けて欲しい。

今日の外来は人数も少なく穏やかであった。
その外来に、当院の通院患者さまの中でもひときわ恐がりで繊細な神経のおばあちゃんがおいでになられた。
84歳になったY.Fさんだ。ー80歳の時に2年ほど介護した夫に先立たれ、以後来院のたびに亡くなった夫を思っては、外来でも悲嘆の涙を流される方である。
長年夫を心からたよりに思って生活してこられた様子で、旦那様をなくした直後は不安感に襲われたり、夜中に夫の霊が自宅にそっと戻って来てくれている感じがするといった訴えが多かった。その頃ー4年前ーからバッチフラワーレメディーをお勧めして、最初はウイロー、ハニーサックル、ウオールナット、レスキュー、ゴース、スターオブベツレヘムなどのレメディーをお飲み頂いていた。
間もなく不安発作のような状態からは離脱したが、それからも彼女は外来にくる度に「夫の事を思って泣いて暮らしています。」と寂しそうにつぶやくのだった。

彼女の表情が明るくなってきたのは、3年を過ぎてからだった。少しづつレメディーも作りかえてはきたし、できるだけ傾聴して心の中の思いや悲しみを吐き出せるように配慮はしたが、彼女の回復は時間と忍耐の力による。
私自身を振り返っても、過去最大の悲しい経験から立ち直るのには軽く10年以上を必要とした。
それでも時間は必ず解決をもたらす。ー他に解決方法がないときに、人は「時間が解決する」とつぶやくように、若い人は思うかもしれないが、それは悲しい解決ではなく、忍耐の果実なのだと思うこのごろである。ー40歳すぎて分かりはじめたことかもしれない。





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最終更新日  2004年01月30日 18時36分09秒
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