錦小路草子

錦小路草子

2004年10月11日
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カテゴリ: 着物関係
今日は晴れ時々曇りのお天気で暑くも無く寒くも無く湿度も低く絶好の着者日和。連休前の予定通り、きものパスポートを手に美術展のはしごをしてきました。

文字通り、堂本印象さんという日本画家さんが自分で作られた美術館で、この方はかのピカソのように写実的な作風絵から抽象的な作風にどんどん変わっていかれて、それこそ若い頃の代表作「木華開耶媛(コノハナサクヤヒメ)」は上村松園や鏑木清方のような、うっとりするような正統派美人画なんですが、晩年の代表作「交響」は、なんか芸術が爆発してるような、どこが日本画なのかよくわからない作品です。建物自体も壁とか内部の装飾とか、趣味がいいのか悪いのか、この建物はいったいなんやねん!?というデザイン。あまり知られていない美術館なので、お客も少なくゆっくり見られました。ゆっくりと言っても美術館自体こじんまりしているので1時間もかからなかったです。私は晩年の作品は興味は無いのですが、若い頃の写実的な作品には見とれてしまいました。着物の模様とか、髪の毛の1本1本とか、眩暈がしそうなほど細かい作業なのに線に迷いが無くてきれいなんです。個人的にはこの路線でずっと描き続けてほしかったです。
堂本印象美術館が早く見終わったので、そのままバスで四条方面へ出て、京都文化博物館へ行きました。特別展で「近世京都音狩野派展」をやっていて、こちらは場所が繁華街に近いからか、お客さんは多かったです。着物姿の人もちらほら。きんきらきんの派手で勇壮な襖絵や屏風をたくさん見てきました。龍とか虎とか鶴とか鳳凰とか寿老人とか、まあいろいろ迫力ある動物・霊獣・仙人などなど、昔の人ってこんな絵が描いてある襖や掛け軸や屏風がある部屋に住んでいて、ゆっくり寛げたんでしょうか。疑問だ。
文化博物館を見終わって、お腹も空いたし咽も渇いたので、1階のろうじ店舗で食事でも・・・と思ったら、なんと私のお気に入りだったもち料理のきた村さんのお店が無くなっているではありませんか!?張り紙がしてあって、別のお店が11月3日から開店するそうですが、ここのお店は本店よりお安いメニューがあって庶民な私でも入りやすかったのに残念です。あのたらこ餅は、もう本店に行かないと食べられないのね(涙)。他のお店のメニューにはいまいち惹かれなかったので、文化博物館を出て、六角通の甘味処「栖園」に行きました。ここは京町屋のお店で前から行ってみたかったのですが、「きものパスポート」で商品及び飲食5%引きになるので、いい機会だと思い、思い切って一人で入りました。喫茶コーナーはお店の奥のほうの坪庭前の小さなコーナーですが、奥の母屋に人が住んでおられるようで、人が生活している気配がして、その雰囲気に和まされる感じでした。「こはく流し」という寒天ゼリーに栗と小豆の粒が乗ってるのを食べました。味はあっさりしているのですがボリュームがあって、寒天だし低カロリーでお腹いっぱいになりました。塩昆布代わりに梅の香煎茶がついていて、それも美味しかったです。甘味屋さんを出て家に帰ったのがだいたい4時頃でしたが、着崩れすることもなくなんとかキープできていました。着物を脱いで感じたのが、汗の少なさ!今までは帯も着物も湿気を含んでいて、肌襦袢なんてぐっしょりだったのに、今日は肌襦袢が湿気てるかな、という程度。こういう気候がしばらく続いてほしいです。





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最終更新日  2004年10月12日 01時17分53秒
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