母親の誕生日兼母の日兼夏のボーナスプレゼントということで、下呂温泉に行きました。京都駅からワイドビュー飛騨に乗り、下呂駅まで約3時間。JR在来線の特急に乗ったのは久しぶりでしたが、とってもきれいな車両でした。宿泊先のホテル「水明館」は駅から徒歩3分とのことだったので送迎車はお願いしなかったのですが、駅のホームからホテルがよーく見えてました。改札の場所が反対にあったら徒歩1分だったと思います。
チェックイン時間まで余裕があったので、JTBエース特典の「下呂温泉施設めぐりバス1日乗車券」をもらいましたが、この施設めぐりの施設というのは、「下呂温泉合掌村」「ふるさとの杜」の2箇所をめぐるだけのコースで、しかも合掌村への入場料800円は別途負担です。旅行会社からもらったるるぶに載っていた「トマト丼」を食べようと、合掌村入り口にあるお店に入りましたが、お店の雰囲気は民芸調で悪くなかったのですが、トマト丼というのが、細切れ牛肉とたまねぎを焼肉のたれで炒めたものをご飯の上に乗せて、その上からトマトの角切りがぱらぱらと乗せてあるというもので、けっこう味が濃くて最後まで食べるのがしんどかったです。合掌村には白川郷から移築された合掌造りの民家が数軒建っていて、ふるさとの杜には手すき和紙や陶芸など伝統工芸体験やアスレチックや下呂のお祭りを再現したパビリオン(といってもモンゴルのゲル程度の大きさ)などがありましたが、その中に「カエル神社」というパビリオンがありました。そんな由緒のある本当の神社じゃなくて、お遊びで作られたようなもので、世界のカエルの人形が展示してあったり「若返る」とか「無事帰る」とか駄洒落のカエル人形があったり、一応お参りできる場所も作ってありました。なんでカエルやねん、と不思議に思ったのですが、たぶんカエルの鳴き声の「ゲロゲロ」を「下呂」とかけたんだろうと思います。
合掌村はいまいちだったのですが、宿泊先の水明館はすごかったです。本館(といっても一番古い)の山水閣に泊まったのですが、そのほかフロントのある「飛泉閣」、各部屋に槙の風呂がある、一番リッチな「臨川閣」、そして純和風数奇屋作りの「青嵐荘」、それらが横一線に並んで建てられていて、1軒の温泉旅館なのにまるでJR京都駅並みの広さと長さ!!ロビーに入ったとたん、ほんのりお香のいい香りがただよっており、日本庭園にはもちろん錦鯉。室内プールにフィットネスも完備(宿泊者は利用料1000円、ビジター3000円)。エステもありましたが、チェックイン時点で既に満員でした。夕方5時から無料の館内ツアー(!)があるということで、母と2人で参加しましたが、館内のあちこちに飾られた横山大観をはじめとする絵画や菊花石など奇石の数々。特にバブルまっさかりの時期に建てられた臨川閣には、2000人の立食パーティーが可能なコンベンションホールがあり、緞帳は原画を著名作家に描いてもらってそれを龍村美術織物に織り上げてもらわれた完全オーダー品。しかも地元産・飛騨の木材をふんだんに使ったもの。この色を出すのが大変だったという深いブルーの陶板にペルシア風の巨大な壁画。観世流能楽師全面監修の本格的能舞台までと篝火がたかれたガーデンパーティーができる芝生庭園はそれを仕切るガラスの壁を収納できるようになっていて、その奥にある裏千家家元監修の合掌風茅葺屋根の茶室もあり、毎年春の桜には観桜茶会、秋には観楓茶会が開かれるとか。「今年は桜が遅かったでしょう?」と案内役の方にお聞きすると、「そうなんですよ。今年は4月9日に設定していて、もう日取りも決めていて変更できなかったので、本当はこんなことをすると樹によくないのですが、茶会1週間前に桜の樹をビニールで覆って下からボイラーを焚いて、なんとか開花させました。」という返事が返ってきました。凄すぎる・・・!!!
この館内ツアー、たっぷり1時間ありましたが、私たち一般庶民にはとても見ごたえがあり、母親も「館内ツアーよかったわ~。」と満足してました。肝心のお風呂も3箇所あって、お湯の質も単純アルカリ泉で透明ですこしぬるっとした「美肌の湯」で、1回入るだけでもお肌つるつるになりました。夕食は部屋食ではなくレストランにしましたが、私も母もお腹いっぱいになりました。生ビールもよく冷えていて美味しかったです。
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