いっさんの気まぐれ通信

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2010年04月22日

数年前に“通風”を患ったことがあって・・・

『通（痛）風』とはプリン体（新陳代謝によって出てくる老廃物）が分解された時に出てくる尿酸が多くなることで関節部分に針状の結晶として固まり、これが炎症の原因となって患部の腫れ痛みを引き起こすとっても痛い病気の一つで、ストレスや運動不足も発病の一つとされている。

この症状が出ると歩くどころか靴下も履けないし、布団がパサッと足に落ちただけでも痛さで七転八倒するくらいの辛さ・・・

まさに 「風が当たっても痛い」 病気なんだよねェ

対処法としては投薬で尿酸値を下げたり、食事療法をしたり、水分摂取量を増やしたりといろんな方法があって、医者（病院）が嫌いなので漢方薬と食事療法と一日２Ｌの水分摂取でその後地獄のような炎症はなかったんだよ

でも今月の初めにその炎症らしき兆候があって、どうやら「無酸素運動」が原因のようで、ひどくはならなかったけど、もうあんなに辛い思いは嫌だ～～～

・・・と言う事で重～い腰を上げ、昨日近くの病院へ尿酸値の検査に出掛けた。

地下の駐車場からあの病院独特の嫌～な雰囲気が漂ってるし・・・

受付のお姉さんが親切でねェ・・・ってそこかい

説明を受けて内科の受付に行き順番待ち。

・・・とその前に最初の受付で問診表に記入しているときの事、隣の受付にやってきた坊主頭の年のころ３０代前半と思われる兄ちゃん・・・

ちょっとロレツが回りにくそうな話し方で、声が大きいせいもあって嫌でも話してる事が耳に入ってくる。
専門的な薬の名前を言いながら受付のお姉さんに話してる。

どうやら同系列の他病院で処方された薬を飲んだところ具合が悪くなったと・・・

「だからあんな大きな声でロレツが回らんのかァ」 とは思わなかったけど

引き続き目は問診表に耳はその兄ちゃんに傾けていると、やたらと薬の事や以前に来た時と受付の場所が変わったとか話してる・・・

受付のお姉さんは面倒臭がらずに丁寧に対応してて、大変だなァと思いつつ内科の受付に・・・

順番を待っている間に

ロスト・シンボル を読む事に

そうあの“兄ちゃん”だ～

今度は内科の受付お姉さんがターゲットに・・・

また先ほどと同じ事を話してる・・・それも何度も・・・
ここでも丁寧な対応のお姉さんが 「先生にご相談下さい」 これまた何度も話してる。

二往復しないくらいでまた受付に・・・

「きっと寂しがり屋なんだ～」「話し好きなんだ～」 とは思わなかった

余りにも繰り返しての質問に周りの人から失笑が出るくらい

目は本に向いてるものの耳と意識は完全にその兄ちゃんに・・・
なので何を読んだのかまったく記憶にない

３０分くらいした時に名前を呼ばれて診察室の待合に・・・

そのの看護士さんがいい感じのお姉さんでねェ

症状とか病歴とかの質問があり、答えるそばからＰＣに打ち込んでいく。
そしてしばらく本を読んで待ってると・・・

お待たせしました“兄ちゃん”の登場です

ココまで来ると楽しみになってきて、もう本はカバンの中にしまって聞く気満々
始まった～薬の名前の羅列に処方薬で具合が悪くなった話が～
でも今度はその声の大きさで診察室からの先生の声が消されそうだ～

耳を診察室に向けつつも“兄ちゃん”の「薬漫談」に意識を・・・

この楽しみの時間はアッと言う間に終わって、診察室へ・・・
結局は採血・検尿で検査をしてから相談しましょうと言うことになった。
久々に腕に穴を開けられて血を抜かれ、紙コップにオシッコを入れて・・・

後は会計をして帰るだけだ～

でも先生が痛みが出た時のためにと痛み止め薬が出るらしい。

会計後、院内の薬局へ行くと 「ただ今１８３番」 と電光掲示板にある。
処方箋を見ると 「１９５番」

ちょっとは本が読めそうだ、今度は集中するぞ～

“ロスト・シンボル”は秘密結社「フリーメイソン」をテーマにした話で、結構得意分野の内容なんだよねェ。
こう言うことを話し始めると６時間くらいは話せるくらいなんだよ～

そのうちにブログに書くかも、興味のない人にとっては退屈かもねェ
でも“日本人のルーツ”に深く関係してる話なんだよ。

これで待ち時間もアッと言う間に過ぎることだろう。
読み進むうちに頭の中は古（いにしえ）の神秘の世界に・・・

その本への集中は断ち切るような声が・・・

あ！“兄ちゃん”だ～

今度は薬剤師のお姉さんが犠牲者かァ

本は再びカバンの中へ・・・

今度は専門知識のあるお姉さん 「調べますのでお待ち下さい」 と・・・
このせりふ３回は聞いたなァ

その間受付の前を行ったり来たりの“兄ちゃん”

これで最後の話をする場所と思ったのかさらに話す“兄ちゃん”

ここでの３０分もアッと言う間だったなァ
久々に貴重な人間ウォッチングを楽しませてもらった～

ただ先生とのやり取りが聞けなかったのが心残りだねェ

それにしても“兄ちゃん”って何で処方された病院に行かなかったんだろう

ひょっとしたら出入り禁止になってたりして・・・