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2002年09月20日
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「兎の眼」と並ぶ灰谷健次郎の代表作です。
小さな琉球料理屋の娘である主人公は、生まれは神戸ながら
沖縄出身者の両親や客との触れ合いから沖縄の美しさや
優しさを感じ取っていた。 しかし、本土からいいように
利用された挙句に見捨てられ、返還後も差別や偏見の
眼差しで見られがちな沖縄出身者の辛さや、戦争の悲惨な
思い出から主人公の父は心を病んでしまう。
それでも明るく健気に生きる主人公だったが・・・

今でこそリゾート地として明るいイメージの沖縄ですが、

1/3が戦死し、ほんの30年前まで日本ですらなかった
という事実、そして苦難の末に返還された後も日本がどれだけ
沖縄に報い、償ったかということを考えさせられました。
どんな状況でも優しさを失わない人々の描写が悲しくも
暖かい気持ちで読めます。 人によっては多少鼻につく
かも知れませんが、灰谷健次郎らしい一殺です。





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最終更新日  2003年03月20日 09時51分47秒
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