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2008.11.18
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夫はこの3年間に2回もインフルエンザにかかった。そのたびに店を閉めるから、結構なダメージだ。

インフルエンザの治療に日本で最近よく使われるらしい抗インフルエンザウイルス薬や検査キットは、実際に使われたという話をイタリアで(身近で)聞いたことがない。とある日本語サイトでは「インフルエンザかなと思ったらすぐに病院にいって診断して薬をもらうのが いまや21世紀の常識 」とまであったのに。(この薬は、かかって48時間をすぎると効かないそうな)

まあ病気へのそういうすばやい対処はイタリアらしくない。病気になると医者にあうために長蛇の列に並んで~、検査を予約して~、数週間先にやっと予約が取れて~、あっちいって~こっちいって~・・・とやってるうちに 自然治癒 してしまうのがイタリア式治療。

もっとも私たちもインフルエンザにかかってすばやく医者に行ったことなどないので、「絶対抗インフルエンザ薬で対処してくれない」とは言い切れないのだが。この薬の存在を知ったのが最後に家庭医にかかった後で、それ以来聞きたいと思いつつ行く機会がないので聞いていない。

とにかく、それで今年はワクチン注射を打ってもらいに行かせた。一応家庭医の診療所に電話で聞かせたら、受付が、(夫の患者記録を持つ)家庭医に、受けてもいいかどうか聞いてくれた。すぐにOKが出た。
その後行ったらその場ですぐ看護婦にやってもらえたのだ。イタリアの医療にしては珍しく、処方箋もいらないし、長い待ち時間を経て医者に直接会わなくてもよかった。
しかも タダ!

よく調べず、生半可な知識で「日本に行くんだからそのワクチンって日本のインフルエンザにも効くかどうか聞いておいてよ。それって確か『香港』と『ソ連』って名前だから」と言って送り出した私。

インフルエンザワクチンを注射するときに、熱があったらいけないとか、卵アレルギーはダメとかいろいろあったはずだけど、帰ってきた夫の話、 何も言われなかった そうな。(ちなみに、注射した夜は風呂に入ってはいけないというのは日本独特で、あまり意味はないらしい。日本でも最近言わなくなったって。)まあ夫の体質を知っている家庭医からOKが出たんだから大丈夫ってことなんだろうけど。

それで夫は、 自分から聞いた
「あの、インフルエンザワクチンを打つのは初めてなんですが」
看護婦「 誰でも初めてのときはあるのよ
夫「これはアレルギーを起こすものは含んでないんですか?」
看護婦「 大丈夫ですよ~


看護婦「 『オーストラリアン』です

夫「あの~、これは外国・・・例えばドイツとかに行ってもきくものですか?」(この質問が非常にしにくかったので、なせか近隣のドイツが例えに出てきたらしい)
看護婦「そうねー、 効きませんね。 イタリアのインフルエンザだけ です。でも型が違っててもちょっとは効くので軽症で済むそうですよ。」


イタリア人は自分の専門のことでも細かいこととなると知らないことが多々あるが、さすがに自分の仕事に対する無知をさらすのは気がひけるらしく「知らない」とは言えない。その代わり 口からでまかせ がぽんぽん出てくるというわけだ。
これはイタリアにいると専門家やら専門店の店員やらあちこちで出会う現象である。

後でネットで調べると、インフルエンザウイルスというのは世界中で大体同じものが流行しているという話。
ABCという型があって、A型が感染力が強く世界的な感染を起こすもの。これが香港型とソ連型の2種類。

普通ワクチンはこのA型香港と、ソ連とB型をミックスした混合ワクチン。
今年の北半球の冬に向けて準備するべきワクチンをWHOが発表しているが、そのうちの香港型とソ連型が、今年の冬(こっちでは夏)オーストラリアで猛威を振るったインフルエンザウイルスをブリスベンで採取して作ったものらしい。「ブリスベン」という名前がついている。だから看護婦は「オーストラリアの」といったらしい。

詳細を書いたものをもらってこなかったので 未だに何を注射してもらったのか分からない が、まずWHOの発表に沿っているだろうし、それなら日本でもどこでも北半球なら同じものだろう。これで、運が悪くない限り、日本に行ったからといってイタリアでは想定されていないインフルエンザウイルスをゲットなんてことはないはずですね?

まあ型が違っても多少は効くというのは本当らしいけど。

ちなみに相方は打った後「体がだるい」と言ってた。ホントかなぁ。気のせいじゃないかと思ったけど。
あと、この看護婦の腕のためか、2日後くらいまで打ったところが赤くて痛んだ。
この看護婦、おもろすぎる。

いや~、しかし私がしっかり調べてから夫を送り出すべきだった。うっかり怠ったけど、イタリアでは何をするにも事前に予備知識を得なければならないのは原則でした。






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Last updated  2008.11.19 01:54:05
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Re:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
Omuro さん
お邪魔します。インフルエンザワクチンも人によって相性があるようですね。知人は打つと必ず発熱するので割に合わない、として拒否してますし、私は日本の小学校時代から注射の跡が腫れ上がるので、出来るだけ注射は避けています。この看護婦さんをかばう気にはとれもなれませんが、腫れるのは体質ということもありますよ。いずれにしても飲食業は簡単には休めないので、健康って本当に大事ですよね。ワクチンで済むならその方がいいかもしれませんね。 (2008.11.19 05:10:18)

Re:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
smultron  さん
インフルエンザの予防注射、すんなりとしてもらえてよかったですね。 今年は特に帰国やスキー旅行が控えているから、しっかり準備しておくことにこしたことはありませんものね。 イタリア田舎人さんも飛行機や人混みで移されないように気をつけて下さいね!! 因みに私は外出から帰って来たら手を洗うのとうがいを励行しています。 それとアロマランプ(ペッパーミントやユーカリの精油)をつけたりとか(^^)。

ブログに書き忘れましたが、こちらでも仔犬は4週間を過ぎるとブリーダーの所へ見に行くことができ(仔犬が感染しないように)、8週間(2ヵ月)を過ぎないと買うことができません。
(2008.11.19 16:22:10)

Re[1]:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
Omuroさん、コメントありがとうございます。

そうなんですか、私は思い出す限り小学校でそんな症状があるという友達はいなかったので、だるいというのはちょっと夫の気のせいを疑ってしまいました。悪かったと言っておきます(^_^;)
注射後が赤くなったのはいままでなかったので、2日後に消えるまではちょっと心配しましたが、体質とワクチンの関係もあるかもですね。

でもこのくらいですんで良かったです。ほんとに夫がインフルにやられると1週間はダメージを受けるので、これならまた来年も受けさせてもいいかなと思いました。
(2008.11.19 22:27:58)

Re[1]:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
smultronさん
>因みに私は外出から帰って来たら手を洗うのとうがいを励行しています。 それとアロマランプ(ペッパーミントやユーカリの精油)をつけたりとか(^^)。

そうですね、インフルエンザワクチンは風邪には効かないそうなので、気を抜かずこういうことを実行しようと思います。またワクチンを打ってるからといって無理に疲れをためて違う病気にかからないように気をつけなきゃ。

そちらは子犬は2ヶ月以降ですか。いずれにせよそういうことがきちんと管理されて、ペットショップもなくブリーダーだけというのはいいですね。日本のペットショップ、売れ残ったらいったいどこに行くのか、怖いので知りたくないです・・・ (2008.11.19 23:06:10)

Re:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
またパスタ  さん
「何をするにも事前に予備知識を得なければならないのは原則でした」
そう、これ鉄則!
どこへ行くにも、例えば公共のオフィスや病院などにいくことになった場合は、期待する結果が得られる可能性は低いと思って行くのが正解。
期待がデカイとショックもデカイからね(笑)
最近カンポバッソ在住の知り合いがすごく酷いインフルエンザにかかっているのを見ました。
ワクチンも大切だけど、体の抵抗力を弱めないように健康管理をするのも大切かと。
気をつけてね~ (2008.11.21 02:30:38)

Re[1]:インフルエンザワクチン&「知らない」と言えないイタリア人(11/18)  
またパスタさん

>どこへ行くにも、例えば公共のオフィスや病院などにいくことになった場合は、期待する結果が得られる可能性は低いと思って行くのが正解。
>期待がデカイとショックもデカイからね(笑)

プロだから知ってるだろうって期待しちゃいけないね。この場合は医者じゃなくて看護婦なんだからそもそもお門違いなんだろうけど。
それにしても彼らは決められた役割をこなしてるだけで、それ以外の知識は必要ないのかね。それに、誰もこんな質問なんてしないんだろうなぁ。

>ワクチンも大切だけど、体の抵抗力を弱めないように健康管理をするのも大切かと。

その通り。気を抜かないようにします。
(2008.11.21 20:22:56)

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