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2007.04.30
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ゴジラシリーズ最高傑作の呼び名も高い『キングコング対ゴジラ』を再鑑賞しました!!

ゴジラシリーズ初のカラー、シネマスコープ(TOHOスコープ)!
監督:本多猪四郎×特技監督:円谷英二×音楽:伊福部昭×脚本:関沢新一×製作:田中友幸という黄金タッグ!
キングコング対ゴジラ【TDV-2599D】=>20%OFF!キングコング対ゴジラ

今回、改めて観なおして最も感じたのは、良く出来たストーリー展開です。
「世界驚異シリーズ」の多胡部長と社長に不評だった放送中の企画では、北極海の氷が解け始めたという伏線が語られ、前作逆襲(1955年)で閉じ込められたゴジラはその氷山から出現。ライバル製薬会社のタイアップ企画に関係する「シーホーク号」を沈めてしまう、というエピソードにはじまり、対決というクライマックスへ一直線に突き進む、王道で、無駄のないシナリオが本当に見事です。
そして、ファロ島の赤い実は、薬品の成分として発見され、その際に伝え聞いた「巨大なる魔神」を求め探検に赴きコングを連れ帰り、そのコングは美女を抱えて国会議事堂に登るという本家へのオマージュをやってのけ、そして、暴れだしたときにそれを沈めるのがその「赤い実」と「ファロ島民の踊りと音楽」、高島忠夫演ずる主人公もドラムをやっていたという冒頭の生CMのエピソードが生かされるという構成などなど、素晴らしいの一語に尽きます。

特撮面では、2度にわたる両雄対決、特にクライマックス、富士山裾野から熱海城のくだりのアクションに次ぐアクションが楽しい!
それ以外にも冒頭のシーホーク号と北極海のミニチュアセットをはじめ、見事にフィルムに違和感無く定着した安定した特撮映像の数々が見ものです。

大ダコのシーンでは、ミニチュアセットに置かれたタコやその触手と島民を巧みに合成、投げたたいまつや槍の影はリアルに大ダコに映りこむなど、島民と大ダコの対決を描いた直後、その大ダコよりはるかに大きく強いキングコングを登場させるという展開の見事さ。(このシーンは、ウルトラQのスダールに流用されました。ちなみにコングの着ぐるみの胴体はQの巨大猿ゴローに流用。)
そして、良く考えると、ゴジラは今回は100万ボルトを嫌って迂回したため、東京を襲っておらず、代わりにコングが襲う後楽園球場・後楽園遊園地付近と国会議事堂のみが画面にあらわれます。
これは1作目との差別化を図るためかもしれません。
なお、DVD解説書にはカットされた、高崎の観音様(高さ41.8m)に対峙するゴジラの写真(夜景)が載っています。
(脱線:「ウルトラマン80」第42話「さすが! 観音さまは強かった! 」は平和観音(26m,栃木県宇都宮市)。映画「千里眼」では東京湾観音(56m,千葉県富津)が出てきます。「シルバー仮面ジャイアント」でも巨大な観音様の話がありましたよね。)

音楽の伊福部昭氏は、ファロ島の踊りの音楽で、その土俗的な音楽は、オープニングから、ポイントになるシーンで非常に重要なそして印象的な使われ方をしています。
キングコング対ゴジラ
2006年リリース輸入盤/制作:TOHO MUSIC/すみや販売価格 \2,709.-(税込) ※楽天,amazon等では取り扱いなし。
Akira Ifukube / キングコング対ゴジラ (STF取扱)
すみやHP:  http://mediamax.sumiya.co.jp/review.asp?cd=LLLCD1041

主演の有島一郎氏はもちろんのこと、高島忠夫、藤木悠、佐原健二、後のボンドガール(「007は二度死ぬ」は1967年公開)の浜三枝・若林映子、平田昭彦、田崎潤などの東宝俳優陣の楽しそうで余裕のある演技(そして浜三枝はゴジラにもコングにも襲われ迫真の恐怖演技を披露、若林映子のシーンは少ないですが。)が生み出す開放感のような雰囲気が全編に満ちていて、まさに、家族そろって楽しめる「明るく楽しい東宝映画」の黄金週間ならぬ、黄金期の傑作です。
この総合力は、本多猪四郎氏の力量によるところが大きいと感じます。

いや、それだけでも観ることが出来る幸せに感謝するように自分に言いきかせています。

余談になりますが、LD初回発売当時は、全長版の「マスターフィルム」が存在しておらず(!!)、いわゆる「東宝チャンピオンまつり」短縮版しか見られなかった時期があり、その後、傷だらけのフィルムを追加編集したLDがやっと再発売された経緯があり、今のようにデジタル補修されたきれいな映像が観れる、いや手に入るなんて夢のようです。

*DVD特典映像・英語ナレーション版予告編では、藤木悠氏のせりふ「やい!タコ」が「Hey!TAKO!」と訳されていて爆笑。
(DVD発売日: 2001/4/21)





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Last updated  2022.02.09 23:52:33
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