iTS-SPACE 楽天 株式 / ゴルフ 健康 旅行 書籍

2009.06.06
XML
カテゴリ: 株式投資



 金融機能の正常化も進みリスク市場への資金流入が続いている。突発的な材料が出なければ相場を崩す要因は見当たらない。ただ、これまでの株価上昇で短期的には過熱感も出ている。12日には先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出も控え警戒感が高まりやすい。指数の大幅な上昇は想定しにくく、資源、環境関連、自動車関連などのテーマに沿った個別株物色が活発化すると予想される。

 日経平均株価の予想レンジは9500─1万円。

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)の破たんは、市場が事前に織り込んだ通りのシナリオで進み、大きな混乱をもたらさなかった。日米の株式市場は重しが取れたことで上値指向を鮮明にし、今後の景気回復を期待する相場に移行している。

 6月第2週(8―12日)も基本的には堅調な相場を維持しそうだ。足元では在庫調整が進ちょくした結果、生産が持ち直し、製造業の業績は数量面から最悪期を脱したとの見方が増えている。為替が想定レートの1ドル95円より円安水準で落ち着いていることも追い風だ。企業業績への過度な懸念が後退し、投資家の物色意欲は回復している。

 国際商品市況や新興国通貨の上昇にみられるように、リスクを取る資金の動きも活発化してきた。異常な商品価格の高騰は回復基調にある経済を腰折れされるリスクもあるが、原油価格は上昇したとはいえ、ピークの1バレル140ドルと比べれば半値水準だ。「むしろ今はリスク市場への資金の流れが続いていることを評価すべきだろう。先進国の株価が出遅れていることを考えれば、まだ日本株への資金流入余地はある」(三菱UFJ証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)との指摘が出ている。

 スケジュール面では、国内で8日の5月景気ウォッチャー調査、10日の4月機械受注、11日の1―3月期GDP改定値、米国では10日の米地区連銀経済報告(ベージュブック)、11日の5月小売売上高などが注目されている。

 「経済指標で景況感を探る展開が続く。事前予想以上に良い数字が出れば株高への期待感も高まる」(みずほ証券マーケットアナリストの高橋幸男氏)とみられている。8日にはOECDの4月景気先行指数も発表される。日本株は世界の景気敏感株とも位置づけられるだけに、これも見逃せない指標となる。また、8日には米国のストレステストで資本増強を求められた金融機関による資本増強計画の策定期限を迎える。米金融機関の資本計画で金融システムに動揺が起きないかも見定めたい。

 日経平均は騰落レシオなどテクニカル指標の一部に過熱感が出ている。「個人投資家の動きが活発化しているが短期が中心で持続性は疑問だ」(みずほ証券の高橋氏)。心理的な節目となる1万円に接近すると「4―6月期の実現益を確保したい国内法人から利益確定売りが出る」(準大手証券トレーダー)との指摘もある。指数の上値が重くなる中で、テーマ性のある個別株の動きが注目されそうだ。





米国株式市場サマリー(5日)
2009年 06月 6日 07:13 JST
(カッコ内は前営業日比)                        

ダウ工業株30種(ドル).DJI

     終値       8763.13(+12.89)

     始値       8751.75

     高値       8839.40

     安値       8700.41

   前営業日終値   8750.24(+74.96)

ダウ輸送株20種      3349.98 (+11.24)

ダウ公共株15種      344.60 (‐0.28)



   値上がり(銘柄)   1460

   値下がり(銘柄)   1539

   変わらず        120

S&P総合500種.SPX

     終値       940.09(‐2.37)



     高値       951.69

     安値       934.13

ナスダック総合.IXIC

     終値       1849.42(‐0.60)

     始値       1864.02

     高値       1865.95

     安値       1834.63

フィラデルフィア半導体株指数    270.74 (‐5.25)

シカゴ日経平均先物6月限(ドル建て)終値 9885 (+105)大証終値比

シカゴ日経平均先物6月限(円建て)終値  9880 (+100)大証終値比




 まちまち。ダウが小幅続伸する一方、ナスダックとS&P500は反落した。米雇用統計は、非農業部門雇用者数の減少幅が予想を大きく下回る一方、失業率は上昇する相反的な内容となるなか、最近上昇していた銘柄に利食い売りが出た。

 週足では、ダウが3.1%、ナスダックが4.2%、S&P500が2.3%、それぞれ上昇した。

 5月の非農業部門雇用者数は34万5000人減と、2008年9月以降で最も小幅なマイナスとなり、減少幅は市場予想の52万人減を大幅に下回った。

 一方、失業率は9.4%と前月の8.9%から上昇し、1983年7月以来の水準に達した。

 相場は序盤で上昇し、その後は投資家が雇用統計の内容を消化するなか下げに転じる不安定な動きとなった。

 週末を前に、資源・エネルギー・金融・ハイテク株など最近上昇していた銘柄に利益確定の売りが出た。JPモルガン(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)が2.3%安。シェブロン(CVX.N: 株価, 企業情報, レポート)が0.6%安、

米ニューモント・マイニング(NEM.N: 株価, 企業情報, レポート)も5.5%安となった。

 インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が1.3%安となり、ナスダックを押し下げた。米半導体工業会が、09年の世界の半導体売上高について、前年比21.3減少するとの見通しを示した。

 世界経済の見通しが上向くとの見方を手がかりに大手製造業メーカーや輸出企業に買いが入った。ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%高。ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.3%高。

 ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)も0.4%上昇した。150億ドルの自社株買い計画を明らかにした。


[東京 6日 ロイター]
ロイター
http://jp.reuters.com/
http://jp.reuters.com/investing/news





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.06.06 22:59:01


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: