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2011.08.22
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カテゴリ: 株式投資


(ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

米国株 NY外為 のみ抜粋

◎NY外為:円が戦後最高値を更新-世界景気の減速懸念で

 ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで戦後最高値を更新した。米景気の減速や欧州債務危機を背景に、世界の経済成長が低迷するとの懸念が高まり、円に資金を逃避させる動きが広がった。

 スイス国立銀行(SNB)は今週、フラン高抑止のためさらなる措置をとる可能性を示唆したが、その後もスイス・フランは全ての主要取引通貨に対して上昇した。ユーロはドルと円に対する下げを埋めた。連邦準備制度理事会(FRB)が金融市場の混乱を和らげる措置を検討するとの観測が背景。バーナンキFRB議長は米ワイオミング州ジャクソンホールで来週開かれる経済シンポジウムで講演を予定している。

 英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の為替ストラテジスト、ブライアン・キム氏(コネチカット州スタンフォード在勤)は、「為替市場ではリスク選好の高まりは見えていない。依然として安全資産への逃避傾向が強い」とし、「ここ数日の混乱で市場は神経質になっている。世界的な経済見通しが引き下げられ、投資家は来週金曜日のバーナンキ議長の講演まで警戒を緩めたくない」と指摘した。

 ニューヨーク時間午後4時20分現在、ドルは円に対し1ドル=76円51銭(前日は76円58銭)。一時75円95銭と、戦後最高値を更新した。円は週ベースで0.3%高となっている。日銀が円売り介入を行った4日には1ドル=80円24銭と、円は7月12日以来の安値を付けていた。この日のユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.4387ドル。17日には1.4518ドルと、3週間ぶり高値を付けていた。円に対しては0.3%上げて110円10銭となっている。

           「サプライズ」介入



 中尾武彦財務官は18日、記者団に対し、日銀の中曽宏理事(国際関係総括担当)と同日会い、為替市場について話したことを明らかにした。

 円は上昇し、日本の通貨当局が単独で3月以降初の円売り介入に踏み切った8月4日の水準を上回る高値圏に突入した。

 円はここ3カ月で5.5%上昇し、ブルームバーグ相関加重通貨指数を構成する先進10カ国通貨の中でフランに次ぐ上昇率となっている。同期間中にフランは11%上昇。一方でドルは1.7%下落した。

          「世界的な景気減速」

 フランは対ユーロで前日比0.6%高の1ユーロ=1.1311フラン(前日は1.1380フラン)。ドルに対しては1%上げて1ドル=78.61サンチーム(同79.41サンチーム)となっている。

 インタラクティブ・ブローカーズ・グループのシニア市場アナリスト、アンドルー・ウィルキンソン氏は「米国を中心とした世界的な景気減速と欧州のソブリン債危機が世界の株式相場の重しとなり、円高につながった」と解説。「円高は独立した動きではなく多数の要素が絡み合っている」と指摘した。

 ニューズレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」の発行人で投資家のマーク・ファーバー氏は、ブルームバーグ・ラジオの番組で、来週26日にジャクソンホールで開催される経済シンポジウムの講演でバーナンキFRB議長は政策方針を発表する可能性があると述べた。ファーバー氏は、当局は国債購入を拡大するであろうとの見方を示した。

◎米国株:続落、世界経済の不安が割安感を圧倒-HP急落

 米株式相場は続落。S&P500種株価指数は週間ベースで4週連続安となった。世界経済が鈍化しつつあるとの懸念が背景。株価収益率(PER)は2009年以来の割安水準となっていたものの、投資資金を呼び込むには至らなかった。

 S&P500種の業種別10指数ではテクノロジー株と金融株指数の下げが目立った。ヒューレット・パッカード(HP)は20%下落と、1987年以来の大幅安。同社が示した業績見通しはアナリスト予想を下回ったほか、戦略転換の発表で同社幹部に対する信頼が損なわれた。シティグループとJPモルガン・チェースも安い。欧州の銀行株指数が09年以来の安値となったことが背景。

 S&P500種株価指数は前日比1.5%安の1123.53。週間では4.7%安。先月22日以降では16%値下がりし、米株式相場は時価総額にして2兆7000億ドル以上が失われた。ダウ工業株30種平均は172.93ドル(1.6%)下落の10817.65ドル。



         相次ぐ成長見通し引き下げ

 S&P500種は4月29日に付けたほぼ3年ぶり高値から18%下落。欧州の債務危機や世界的な景気減速に関する懸念が強まった。今月8日までの下げで、同株式指数のPER(発表業績ベース)は12.2倍と、09年3月以来の低水準となった。ブルームバーグのデータによると、1954年以降のPERの平均は16.4倍。

 この日は世界的に株価が下落。MSCIオールカントリー世界指数は週間の下落率が4%に拡大した。世界の銀行大手各社が成長見通しを引き下げたことが背景。米銀シティグループとJPモルガン・チェースは、米国内総生産(GDP)成長率の予想を下方修正した。モルガン・スタンレーは世界の経済成長率予想を引き下げている。

 S&P500種先物は通常取引前の時間外取引で下げ渋る場面もあった。欧州連合(EU)の監督当局が債務危機封じ込めの一手として、ユーロ共同債を推進する可能性があるとの楽観が広がった。反対するドイツへの圧力となる。

 EUの行政執行機関、欧州委員会はユーロ共同債に関する法案を起草し、実現可能性についての報告をまとめる際に提出する可能性があると明らかにした。欧州委はこれまでに、ドイツ主導の反対を受けてユーロ共同債には否定的な立場を示していた。



 HPは20%安。同社のレオ・アポテカー最高経営責任者(CEO)は、昨年11月のCEO就任以降3度目となる売上高見通しの下方修正を発表。同CEOはPC事業のスピンオフを検討していることや、5カ月前に発表した全ての同社製PCに基本ソフト(OS)「WebOS」を搭載する戦略の撤回、さらに企業向けソフトウエアメーカーの英オートノミーを約103億ドルで買収することも明らかにした。

 グリーチャーのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏(サンフランシスコ在勤)はHPの戦略転換について、利益率が高い製品の投入に役立つことが目的である一方、コストと時間がかかる可能性があると指摘。「HPへの信頼感は失われた」と述べ、「同社の財務モデルがこれまで考えられていたよりもかなり乱れていることを投資家は認識しつつある」と述べた。

 24銘柄で構成するKBW銀行指数は2.9%安。前日は5.6%下げていた。シティグループはこの日4.3%、JPモルガンは2.4%いずれも下落。

 景気敏感株で構成されるモルガン・スタンレー・シクリカル指数は3%安。キャタピラーは4%下落。フォード・モーターは3.8%値下がり。

Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp





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最終更新日  2011.08.22 09:17:17


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