いわぴいのドラマ日記

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November 13, 2005
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テーマ: 『義経』(333)
カテゴリ: ドラマ
 囚われの静と流浪のたびを続ける義経。その対比がなんともいえない悲しさを出していたような気がします。今回も後白河法皇と頼朝の主導権争いに翻弄されてしまった義経主従の悲哀がにじみ出ていましたね。

 それにしても後白河法皇の虫のいい考え方には腹立たしいものがありましたね。力で押されて義経追討の院宣を頼朝に出したくせに、朝廷の人事に口を出されそうになると義経を頼ろうとするところなんかは潔さが全く感じられませんでした。頼朝と主導権を争うという書き方しか出来ませんが、自分でそれに反抗できないということは、そのまま後白河法皇に力がないということの証明に他ならないような気がしたのは僕だけなんでしょうか?しかも、全国の寺社に義経をかくまうように指示をしておきながら自分が義経に会うことはかたくなに拒否するというのも自己防衛のことしか考えない幼稚な人間のような気がしてしまいました。

 一方で頼朝は着々と武家政権の足固めを始めていましたね。朝廷への人事に口を出す一方、守護地頭を全国に設置することを推進し始め、義経の知行国である豊後も朝廷から取り上げようと働きかけていました。軍事力ですべてを解決しようとするところは野蛮な部分もありましたが、やっぱり彼の政治力は卓越したものがあったんでしょうね。ただ、一度政治の表から去ったはずの政子が再び頼朝の相談役っぽくなっていたのには疑問を感じましたが。

 院宣と頼朝の策謀のためにどこに行っても追手に追われる義経は主従の武芸の力で何とか難を逃れていましたが、静は鎌倉側の手に落ちてしまいました。六波羅で時政から詮議を受ける静はなかなか腹の据わった感じでしたよね。「まだ、義経様は鎌倉側の手には落ちていないのですね」と時政を見据えて言い放つ石原さとみの演技はかなり落ち着いていて上手だったような気がしました。義経を思い、いつか再会できる日のことを夢見て彼女は気丈に頑張っていたんでしょうね。

 同じ思いでいるはずの義経は後白河法皇に翻弄されながらも何とか京都の吉次の助けを借りて入京を果たしました。情報を集めるさなかで幼い日の清盛に見せてもらった夢の都の屏風を見つけて、自分の都を築くために平泉に今一度立ち返ることを決意することになりました。力を持たない義経がどういう形で夢の都を実現するのか、すごく気になりますね。放送回数は残り少ないですが、やはり大陸に渡るのではないかという気がしています。来週は鎌倉での静の舞が話題の中心になってきそうなので、どんな展開になるのか、すごく楽しみですね。

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最終更新日  November 17, 2005 08:04:52 AM
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