いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

December 26, 2005
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カテゴリ: ドラマ
1リットルの涙

 ただ、最終回のラストシーンはいきなり時間が飛んでしまってあっけない幕切れに拍子抜けしてしまった部分はあったような気がしました。必死で前向きに生きようとする亜也の頑張りを見続けていただけに最後の最後まで彼女の戦う姿を応援したかったという視聴者も僕だけではなくたくさんいらっしゃったでしょうね。何でだろうと思いながら、ドラマが終わるまで封印しておいた 原作 に目を通してみました。そこには衝撃的な事実が待ち受けているとは知らずに・・・。

 ドラマのラストは「飛ばした」のではなくて「描くことが出来なかった」んだと思います。事実、彼女の手記は20歳の時間で止まったままなのです。彼女が時間を止めないために綴り続けた「言葉」は永遠に20歳のままで閉ざされてしまったんです。ですから、彼女の言葉で語られてきたこのドラマはここで幕を下ろさざるを得なかったんでしょう。

 ドラマ製作者側からしても20歳以降の亜也の人生を描くかどうかものすごく悩んだところではなかったでしょうか?遥斗が日記を読み上げたところで亜也の登場を終わらせることで、視聴者からの批判が出てくることは十分に予想できたことだろうと思います。

 おそらくこのドラマを見続けてきた人たちはこのドラマを通して熱烈な「亜也ファン」だったでしょうから、最後まで亜也の頑張る姿を見たいと熱望していたはずです。製作者側もドラマを作るプロですから、潮香さんの手記を元にしてもっと感動的なラストシーンを作り上げることはきっと可能だったろうと思います。でも、あえてそれをやらなかった製作者の勇気は賞賛に値するものであったと思います。

 僕たちはもちろん亜也の応援者でしたが、それ以上にドラマの製作者たちは亜也の熱狂的な支援者だったのではないでしょうか?だからこそ、彼女の思いを伝えるということを第一に考えてああいった終わり方にしたんだと思います。亜也の死後、母親の思いを手紙に込め、そして製作者たちの言葉を代弁するように「お嬢さんはすごい人です!」と水野医師の言葉を借りて表現させたんだと思います。そして、亜也のお墓を訪れる人たちは僕たち視聴者の姿だったのではないでしょうか?最後の最後でドラマを見続けた僕らをドラマの中に登場させてくれたと思うだけで涙が出てきます。ただ、やはりそれは亜也の人生の中にたくさんの輝きがあったからできたことなですよね。やっぱり亜也はすごい人だったんだとあらためて感じました・・・。

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最終更新日  December 26, 2005 10:18:33 PM コメント(6) | コメントを書く


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