雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2009年01月01日
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カテゴリ: 文鳥動向の備忘録

元旦も同じの文鳥たち ラックを追い払うアト

 明けましておめでたい年にしたいですね、今年は。
 文鳥たちにとっては迷惑なだけの正月で、今日は放鳥時間が短縮、おそらくあさっては夜放鳥は中止となる。人間にはイベントも必要かもしれないが、文鳥にとって日常は限りなくフラットな方が良いだろう。なかなか難しいところだ。
 遅れて始まった放鳥だったが、文鳥たちのやることは一緒で、延長を求めず定時には帰ってくれた。ありがたいことだ。

【余談】
 今、『ちんちん千鳥のなく声は』という本を読んでいる。昔の日本人が鳥の鳴き声をどのように表現し、また人間の意味のある言葉に置き換えた(これを「聞きなし」と言う)かを博捜した本だ。昔から存在は知っていたが、文庫本になっていたので電車内で読もうと買っておいたのだった。
 例えばウグイスの声は「ホーホケキョウ」と表現され(「写声語」)、「ほう法華経」などと日本語として意味のある言葉に「聞きなし」される。そういった話なのだが、何しろいろいろな典拠が出て来て作者の博識と努力に驚かされる。
 そこで、もちろん本書にはないが、文鳥はどうだろうと考えた。「ピッ!」とか「チッ!」とは鋭い声もあるが、おそらく昔から「チヨ・チヨ」と聞かれ、「千代・千代」との「聞きなし」を受けていたのではなかろうか。傍証・・・、今頭に浮かぶのは鈴木三重吉の文鳥の名前が千代だった程度だが(他にもいくつかあったような)、目の前にいる我が家のオス文鳥たちのさえずりが、私の耳には「チヨ・チヨ・ホッポコ・チィーヨ!」と聞こえるタイプが多いという事実もある。
千代、千代に八千代にの千代、長い月日を寿ぐ縁起の良い言葉だ。きっと平安時代以前に文鳥が日本にあれば、縁起の良い鳥とされ、名前も「チヨス」になっていただろう(カラス、ウグイス、ホトトギスなど、往古の写声語に鳥を表す「ス」をつけて種名とされるケースが多いのそうだ)。つまり、正月にもふさわしい小鳥なのだ!酉年でなくても、毎年年賀状に描いて不都合はあるまい。むしろ喜ばれるべきなのだ!!

ちんちん千鳥のなく声は






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Last updated  2009年01月01日 23時00分21秒
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