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「 REMIDA DAY 」レミダ・デイ 今日は、レミダ・デイの報告です。 毎年5月に行われ、今年で7回目を迎えました。 見捨てられた産業の廃材に新たな興味と注目を集めてもらい、また、人々の 環境保護の感性を促進させるために、町の教育機関とレミダのスタッフとで いろいろな企画が考え出されています。 5月7日~21日までの間、いくつかの催しが行われましたのでご紹介しましょう。 5月14日の夜に、チェントロ・インテルナツィオナーレ・ローリスマラグッツィ (C.I.R.)の中庭で、ひかりを使った幻想的な世界が演出されました。 素材はもちろんすべてリサイクル品です。 それらを使って創造されたインスタレーションの作品が暗闇に設置され、 まばゆい光で照らし出され、素材の効果で虹色の光を放って人々を魅了しました。 光のテーブルでは、子ども達がその場で自由に素材を選んで構築するアートワークの 場が提供され、前衛的な現代アートの数々がその場で誕生していました。 8時半から始まりましたが、夜遅く11時近くまで、時の経つのを忘れて 美しい光の世界を子どもからおとなまで楽しみました。 今年のレッジョ・エミリアの新しい政策として、0才~6才というワクを越え 0才~18才、そして大学卒業までの教育と人間形成を考えていると オープニングセレモニーの記事でご紹介しましたが、今回のイベントでは その政策を一歩実現させ、保育所から大学までのコラボレーションで インスタレーションの作品が構成されていました。 翌日の5月15日には、市民参加のリサイクル市が(C.I.R.)の近くの広場で 行われました。これは毎年行われますが、年々参加者が増えているそうです。 前夜の作品もここで紹介され、また、ウディネやナポリといった町にある レミダの支部も、子どものおもちゃや環境を考えて作られた作品を紹介していました。 現代アートを駆使した美しいイベントの様子を今回はビジュアルでお楽しみ下さい。 Kiyoko
2006.05.29
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今日は、私がこの町でいちばん気に入っている場所をご紹介します。 そこは、『 REMIDA 』レミダと言います。 日本から、研修会で来られた方はここを訪ねていますので、 ご記憶にあるかと思います。 レッジョ・チルドレンという非営利の教育団体の中枢のひとつで、 こちらでは、『 Amici di Reggio Children 』レッジョ・チルドレンの お友だちと呼ばれています。 ここでは、市の使われなくなった資源の中から、子ども達の表現活動に 使えそうな素材を、無料で市から供給してもらいここに集め、 ここから幼稚園や保育所(日本の保育園)に無料で提供されています。 また、教育関係者であれば、年間30ユーロで会員証を作れば、 いつでも必要なだけ素材を持ち帰ることが出来ます。 ここの品々は要するに、リサイクル品ということです。 でも、使い古された品というのではなく、たとえば、工場が閉鎖する ときに出る品やB品で売れないもの、木片や鉄やアルミの切れ端などです。 ひとたびこの空間に入ると、私はまるで子どもに帰ったような気分に なります。なぜなら、楽しい創造の世界がそこにあるから… たとえば、美しい形の機械部品や色とりどりのボタン、透明なボトルや糸、 素材は木や鏡、プラスチック、紙、ゴム、布 、鉄やガラス ets. ありとあらゆる素材がそれはアーティスティックに並べられているのです。 これは、どんなものに変容できるか?あれはどうか…? などなどと、 熱中して時間の経つのを忘れてしまうほどです。 ところどころに、この品々をこう利用したら…という提案のアートが 飾られています。レッジョ・チルドレンの子ども達の美しいアートは、 ここの素材の提供なしには生まれて来ないと言っても過言ではありません。 ここを運営する人たちは、もと幼稚園や学校の教師だった人、アトリエリスタ と呼ばれるアート専門の教師だった人達で、いかにいい素材を子ども達に 提供出来るか…? ファンタジーのイメージをどう展開出来るか…? などなど充分な経験をもとに携わっています。 彼女達いわく、「私たちは年金もらう年令になって現場を退職したけれど、 まだ、仕事をしたいと思っていました。その時にこういう仕事をしないか? と声をかけられたのです。ですから、私たちもリサイクルという形で 役に立っていると思ってます。」とのこと。 なるほど!と実感させてくれる言葉だと思いませんか…? 私は、彼女達をすぐれたシンクタンクの集団だと感じています。 そして、ここのすごいところはまだまだあります。 素材の提供だけではなく、教育関係者に向けて人間形成のための いろいろなコースが企画されています。 そのコースでは、このレミダの素材を教育者が実際に使って、どう感じる のかを体験し、それを自ら変容させて作品を作り、子どもへのアプローチの ための基礎を学びます。 担当には、もちろんいろいろな分野の専門家が当てられます。 これは余談ですが、この3月にカナダのバンクーバーに旅行に行きました。 何となく気に入った道があって、ふらりと歩いていると一件のおもしろいお店に 巡り会いました。なんとレミダの雰囲気そっくりなのです。でも、いくらなんでも 広大な大地を持つ国カナダですから、そんな偶然な出会いはありえないと… まるで、砂漠の中に落ちているひと粒のお米を探しあてるようなものですから、 でも、そのお米を私は見つけていました。お店の人に尋ね、レッジョ・チルドレンの メソッドを参考にしていますと言う言葉が返ってきた時には、びっくりするやら感動するやら… ここでは、一般のお店で売られている色紙や箱、ピンやスパンコールなどの 素材とともに、お店の一角に市のリサイクル資源の素材が置かれていて、 誰でも買うことが出来るのがレミダと違うところです。 もちろん、リサイクル資源なので値段は安い! お母さんが子どもを連れて買いに来ていて、その様子を見ていたら、 子どもが素材を手にしてあれを作ろう… これもいいなぁ~と、とっても 楽しそうに創造している様子を目にしました。 こういうお店が日本にもあると楽しいだろうなぁと感じました。 レミダで、オーストラリアから現場研修に来ていた女性に出会い、 ここのシステムを取り入れて、レッジョメソッドとともに、 実際に機能させている国があることも知りました。 アメリカをはじめ、カナダやオーストラリア、ヨーロッパの国々、 アジアでは韓国が力を入れてレッジョ・チルドレンのメソッドを取り 入れていて、毎年のように100人から200人の単位で派遣団を レッジョに送って学んでいます。 このようにして、レッジョの精神を一歩一歩着実に自分達の国へと運び 子ども達へのアプローチに世界の国が生かし続けています。 日本はまだまだ実績が無くてかかわりがうすいので、ぜひこれからみなさんの ご協力を頂いて日本の国の良いアプローチなどを紹介して、情報交換をし、 関わりを深めて行けたらいいなと思います。 11月の研修会で日本人の反応はどうでしたか?と、レミダのスタッフに 尋ねたところ、とても観察や反応、考え方がきめ細かくて自分達には無い要素を たくさん持っていて参考になりましたとのことでした。 5月にはレミダの大イベントの『 REMIDA DAY 』レミダ・デイが開催されます。 これは、追って新しい情報とともにお伝えしていきますので、 どうぞお楽しみにお待ち下さい。 Kiyoko
2006.05.01
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