今回は村上春樹さんの「スプートニクの恋人」です。
毎度のネタバレというか、あらすじを書いてしまいました。
すみれは大学の3年生になる前に退屈な学校を退学し、小説家になる以外自分には進むべき道は無いと考えていた。主人公の「ぼく」はすみれの1学年年上で、すみれに恋をしていたけれど、自分の気持ちを伝えることが出来なかった。
「ぼく」に言わせれば、すみれは救いがたいロマンチストであり、頑迷でシニカルで、よく表現して世間知らずだった。その上、ヘビースモーカーで22歳になるのに化粧品1つ持っていなかった。彼女は「ぼく」を信頼していて、こちらの都合も考えず深夜に相談事の長電話をしてきたが、彼女にとって「ぼく」は友人以外の何者でもなかった。
彼女が恋に落ちた相手はミュウという韓国籍だが生まれ育ちは日本で、フランスの音楽院に留学したせいで、フランス語と英語を流暢に話した。いつも見事に洗練された身なりをして、12気筒の紺色のジャガーに乗っていた。実家は金持ちで彼女自身はワインの輸入や音楽関係のアレンジメントをしていた。
すみれはミュウに恋をして、小説家を目指しながらアルバイトでミュウの仕事を手伝うことになる。そして、二人は仕事の関係でヨーロッパを旅することになり、仕事の後、ギリシャの小さな島で二人でしばらく過ごすことになる。
そこですみれは突然失踪し、行方不明の捜索のために「ぼく」はミュウからの連絡でギリシャの小島へ向かう。地元警察も動き捜索が続くが見つからなかった。
「ぼく」は卒業後、小学教師をしており2学期が始まる前に日本に戻った。
それから半年以上ミュウからの連絡も無く、スミレの消息も分からないままだった。
ある晩電話がのベルが鳴り出す。
「もしもし」「ねえ帰ってきたのよ」とスミレは言った。。。
ある意味。素敵な恋愛小説でした。物語の展開は全然異なりますが、ふと「ノルウェイの森」の「僕」と「緑」を入れ替えたようなシチュエーションであると感じました。
きっとエンディングがそう感じさせたのでしょう。![]()
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