人生は10段変速の自転車みたいなもの

人生は10段変速の自転車みたいなもの

2012/12/22
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カテゴリ: 読書

「君はもう死んでるんだろう?」
鼠が答えるまでにおそろしいほど長い時間がかかった。
ほんの何秒であったかもしれないが、、、(中略)
「そうだよ」と鼠は静かに言った。「俺は死んだよ」
---下巻より抜粋




Take_ours!.jpg 出典:wikipedia ヒツジ




他の作品と異なり一点の光明も感じられない閉塞感がこの話の結末である。
最後に「僕」は故郷にもどり、行きつけのジェイズバーに行く。「羊をめぐる冒険」で闇組織から報償として得た高額の小切手を金額も確認せずにジェイに渡す。

「凄い金額だけど、どことなくうさん臭そうだね」
「実にそのとおりさ」
「でも話すと長くなるんだろう?」
僕は笑った。
 (中略)
「ねえ、ジェイ、この店に移る時に金がかかったんだろ?」
「かかったよ」
「借金は?」
「ちゃんとあるよ」
「その小切手ぶんで借金は返せるかい?」
「お釣がくるよ。でも・・・」
「どうだろう、そのぶんで僕と鼠をここの共同経営者にしてくれないかな?配当も利子もいらない。ただ名前だけでいいんだよ」
---下巻より抜粋


主人公の唯一のつながりは今やジェイしかいない。
私はジェイのキャラクターが好きです。
こんなバーが本当にあると良いですね。



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Last updated  2012/12/22 07:06:32 PM
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